『デザイン』って聞いてピンッって来ない方!!!!
そんな方にピッタリの本ですよ。私自身、『デザイン何それっ!!』って感じでした。
しかし、会社や学校で資料作成する場面ってあると思います。
「デザイン」について学べば「分かりやすい資料」が作れるようになります。
あなたが一生懸命作った資料に対して『おまえの資料、何が言いたいのかよく伝わんないぞ!!』なんて上司に言われたらメチャクチャ悲しいですよね。
あなたが伝えたいことがって決まっていたとしても、伝えたいことが相手にスムーズに伝わるとは限りません。
そんな時に、『デザイン』の基本を学んでみようと思ってこの本を読んでみたんです。
ノンデザイナーズ・デザインブックってなに??
ひとことで言うなれば、
「デザイナーではない一般の方へ向けたデザインの基礎的な教科書」
です。
だから、デザイナーであったり、デザインが本業の方には『なにこれ、こんな基本中の基本知ってるわ!!』となるかもしれません。
しかし初心者向けの本としては、かなりの高評価となっています。
ノンデザイナーズ・デザインブックを読んだ感想
私が購入したのは、 2008/11/19出版のノンデザイナーズ・デザインブック【フルカラー新装増補版】です。
どうですか?数ある漫画本に囲まれて一冊キラリ☆と輝いている本が『ノンデザイナーズ・デザインブック』です。
ふだん漫画などしか読まない私でもスムーズに読めました。
さすが!デザイン教本だけあってデザインの例題画像がたくさん紹介されており、『スーッ』と情報が入ってきて読みやすかったです。
デザインの基本4原則
デザインには『4つの基本原則』があります。それが、下記の4つです。
- コントラスト
- 反復
- 整列
- 近接
実際、どれか1つしか使わないとかでは無く、それぞれが織り込まれて1つのデザインと成しているようです。
コントラスト
『コントラスト』については、下記画像にて違いを見てみて下さい。
『コントラスト』とは、着目して欲しい項目に対して他要素とは区別した手法で引き立てる(強調する)ことです。
上記では、12月の季語というカテゴライズにて『水鳥』『初雪』『枯茨』を読み手に着目してもらうのが狙いです。
パッと見た時に目に飛び込んでくるのがそれらの文字だと思います。
反復
『反復』については、下記画像にて違いを見てみて下さい。
『反復』とは、資料やコンテンツ全体において一貫して繰り返すことを言います。
上の例で言うと、カラフルな方はもう一貫性の欠片もありません。
太文字の使い方や色の使い方、文字の大きさ等々。反対に一貫性を持って作られた方は、どちらかと言うと見るに耐えると思います。
それが『反復』です。
整列
『整列』については、下記画像にて違いを見てみて下さい。
当たり前ですが、整列している方が見易い!
右揃い・中央揃い・左揃いとEXCELでも何かと揃えたくなりますよね。
普段あなたが使っている当たり前のことがデザインではとても大切な4原則の内のひとつ『整列』なんです。
近接
『近接』については、下記画像にて違いを見てみて下さい。
書いてある文字情報は全く同じ。しかし、スーっと情報が入ってくる方とガチャガチャしてる方、差が歴然ですよね?
『近接』の法則は、関連する項目は近づけ、関係ない項目は遠ざける。
そして、『グループ化』を行うことです。
読み手にとって、近い項目同士のデザインでは無意識に『何か関連する項目なのか?』と認識されてしまいます。
比較があってデザイン初心者にも非常に分かりやすい内容
本書は224Pもありますので、上記の内容はほんの一部に過ぎません。
実際の書籍内容を引用しますが、見て分かる通りデザイン画像が主で説明文章が副って感じで非常に直感で分かりやすい構成です。
私自身、デザインを学問として勉強したい訳では無く、
『どうしたら、見易く伝わる資料(コンテンツ)が作れるのか?』です。
そんな初心者向けにデザインが満載で見て分かるのが、高評価を得ている理由かなと感じます。
そして、デザインの比較も多く掲載されています。どちらが伝わるか?自分で見比べてみて、すぐに感じることが出来る点も非常に良いです。
デザインの4原則とはなんだ??と聞かれたら真っ先に『コントラスト・反復・整列・近接』と答えられるようになりました!!!
まとめ
『デザインなんて分かんねぇ』
『デザインがしっかりしてなくても情熱があれば伝わるわ』
そう思っていた時期が私にもありました。
しかし、デザインがしっかりしてるコンテンツと、していないコンテンツ、どっちが分かりやすいかと言えば、断然『デザインがしっかりしているコンテンツ』だと思います。
だから、デザイン初心者が『ノンデザイナーズ・デザインブック』を読んだら、
『デザインの基本を学べる。そしてそれらを実践することで伝える力を向上させることが出来る』
それが大切なんだと気付く良いキッカケとなりました!ってことです。
以上
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