この記事では、TP-LinkのWi−Fiルータ「Archer AX73」を紹介します。
まず、Archer AX73を使ってみた感想は
「IPv6への自動設定に度肝を抜かれた!w」
です。
私はIPv6対応の光回線を契約しています。
でも「IPv6にキチンと接続できているのか?」よく分かっていませんでした。
- インターネットに繋がるすべての端末にIPアドレスがそれぞれ割り振られるようになる
- 端末間での直接のデータ送受信が容易になるので、混線による通信速度低下が少ない
しかし、Archer AX73はメチャクチャかんたんにIPv6接続が出来るんです!
- 「気付いたらIPv6へ接続していた」
- 「ポチポチボタンを押すだけで設定完了」
って感じで、「子どもからおじいちゃん・おばあちゃんでも手軽にWi-Fi設定(IPv6含む)できる」ことが一番嬉しかったポイントですね。
自宅のWi-Fi環境をグレードアップさせたい!でも、面倒くさい設定は嫌だ!って方はぜひとも「Archer AX73」を使ってみてください!
Archer AX73の外観と付属品
IPv6対応ルーターの中では「Archer AX73」はミドルレンジの製品になります!
性能・金額を比較すると良い意味でちょうど良いルーターです。
そして、本体サイズもちょうど良い感じ。
ルーターのアンテナを伸ばした状態で、横に並べたiPhone12miniよりもちょっと大きいサイズ感。
- 横幅:295mm
- 奥行き:170mm
- 高さ:165mm
「めちゃくちゃコンパクト」って訳ではありません!
とはいえ、ミドルレンジのルーターとしては小ぶりなサイズなので設置場所で悩むことはなさそう。
そして、本体背面に「壁掛け用のフック穴」が搭載されています。
「Archer AX73」の付属品は以下になります。
- Archer AX73本体
- LANケーブル(約1.2メートル)
- ACアダプター
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カードなど
Archer AX73の接続インターフェース
「Archer AX73」の接続インターフェースは以下になります。
- WANポート ☓1
- LANポート ☓4
- 電源端子 ☓1
ボタンひとつでかんたんにWi−Fi接続が可能になる「WPSボタン」はもちろん搭載しています。
しかし、背面の非常に分かりにくい場所に小さなボタンとして配置されているので押しにくいですね。
あと、外付けHDDを接続すればサクッと簡易NASが構築できます。
しかし、あくまで「簡易NAS」としての利用が想定されており、大容量のデータを扱う場合は非推奨の機能だと感じます。
- 数TBのHDDなどは利用できない場合があります
- 大容量のストレージを利用する場合は別途NASの導入が望ましい
Archer AX73の特徴
Archer AX73の特徴を2つまとめました。
一番の特徴は「コストパフォーマンス」ですね!
同価格帯のルーターを圧倒するコストパフォーマンス
今回レビューしている「Archer AX73」と、ほぼほぼ同じ仕様のルーターにBUFFALO「WSR-5400AX6S」があります。
以下の表で仕様を比較してますが、どこが違うのか?素人には分からないレベルでした!
機種 | 規格(5GHz) | 規格(2.4GHz) | Wi-Fi速度(5GHz) |
---|---|---|---|
TP-Link Archer AX73 | IEEE 802.11ax/ac/n/a | IEEE 802.11ax/n/b/g | 4804 Mbps (802.11ax, HT160) |
BUFFALO WSR-5400AX6S | IEEE 802.11ax/ac/n/a | IEEE 802.11ax/n/b/g | 4803 Mbps (802.11ax, HT160) |
しかし、実売価格には大きな違いがあります。
記事執筆時点の実売価格16,280円
記事執筆時点の実売価格12,890円
ほぼ同仕様のBUFFALOのルーターよりも、TP-Linkのルーターの方が約3400円安く購入することができる価格設定になっていました。
国内大手メーカーと海外メーカーという違いはありますが、ほぼ同仕様のルーターなら安いほうが良いですよね!
IPv6が自動認識でかんたん接続
記事の冒頭でもさらっと話題に挙げましたが、このルーター・・・
「自動でIPv6に接続できます!」
もちろん、IPv6に対応したプロバイダじゃないと認識してくれません。
しかし、今までのルーターだと自動でIPv6へ接続できたことは無かったです。
なので、ポチポチとスマホで設定していくだけでIPv6を自動認識してくれるのは非常にラクでした。
以下に、対応済みのプロバイダがまとまっていますので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
Archer AX73の接続方法
Archer AX73の接続は3ステップで完了します!
- モデムの電源をオフにして、Archer AX73の「WANポート」とモデムをLANケーブルで接続
- 自宅の壁にLAN端子がある場合は、Archer AX73の「WANポート」とLAN端子をLANケーブルで接続
- モデムの電源をオンにして、再起動まで最低10分待つ
- 電源アダプターをArcher AX73に差し込む
- 電源端子の横にある電源ボタンを押して、電源をオンにする
あとはスマホアプリ「Tether」で設定すれば完了!と、1分もあれば接続できちゃう簡単さ
- Archer AX73の接続は3ステップで完了するぐらいに簡単です
Archer AX73の設定方法
Archer AX73の設定は5ステップで完了します!
- 設定する方法は「ウェブブラウザ」か「スマホアプリ」の2通り
- スマホアプリが簡単なので、アプリで設定するのがおすすめ!
まずは、スマホアプリをダウンロードしておきます。
- アプリを立ち上げてログイン(TP-Linkのアカウントが無い場合はサインアップを選択)
- 設定用Wi-Fiに接続する
接続するWi-Fiは、ルーター本体の裏面や付属のWi-Fi情報カードに記載されています!
設定したいルーターの種類を選択します
- 表示されるイラストと説明文を参考にしながら、ルーターの接続を行います
- すでにルーターとモデムの接続が完了している方は「次へ」をタップして省略可能
- 設定するルーターを選択(今回はArcher AX73を選ぶ)します
- Archer AX73と接続完了したら、あとはプロバイダの接続情報を入力すればOK
プロバイダと契約した書類を見ながら入力すれば間違いなく接続できます。
2.4GHzと5GHzで共通のネットワーク名(SSID)に統一できる「スマートコネクト」が設定できます。
自動で最適な通信を選択してくれるので、設定しておくとより快適に過ごせますよ!
- ネット回線に接続するのを待つ(約1分程度)
- 設定完了
スマホでスクリーンショットを撮りながらでも、設定完了まで約5分で終わったのでメチャクチャ簡単ですね!
Archer AX73の通信速度測定
実際にTP-Linkの「Archer AX73」を使って、インターネットの通信速度を測定してみました。
私の自宅は「So-net 光 プラス 戸建て」を契約しているので、最大通信速度は以下になります。
- 下り最大1Gbps
- 上り最大1Gbps
そして、通信速度の測定条件は以下になります。
- ルーターは2階に設置
- 測定場所は、1階と2階の2箇所
- 測定回数は、それぞれの場所で3回測定
Archer AX73の通信速度を測定した結果は、以下になります。
最大通信速度である1Gbbs(= 1,000Mbbs)には遠く及ばない結果となっていました。
とはいえ、ミドルレンジのWi-Fiルーターとしてはそこそこの性能かなって感じます。
Archer AX73の通信速度測定(2階で測定)
Archer AX73の通信速度測定(1階で測定)
Archer AX73のレビューまとめ
金額と性能がちょうど良いWi-Fiルーターを探しているなら「Archer AX73」がピッタリ!
- ミッドレンジのWi-Fiルーターとしては値段が安い
- IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)に対応
- USB3.0端子搭載
と、値段の割にはかなり優秀なWi-Fiルーターになります。
- 「最近ルーターの調子が悪いんだよなぁ」
- 「とはいえ、出費は抑えたい!」
って方は、ぜひともArcher AX73を試してみてください!
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