PS5の容量を増やしたい場合、2つの選択肢があります。
- 外付けSSDを接続する
- 内蔵拡張ストレージ(M.2 SSD)を増設する
しかし「外付けSSD」にPS5のゲームデータを移動させて起動することができません!
SSDの種類 | 接続規格 | 保存できるデータ |
---|---|---|
外付けSSD | USB 3.0以上 | PS4ゲームデータ PS5ゲームデータ(起動不可) |
M.2 SSD | PCI-Express | PS4ゲームデータ PS5ゲームデータ(起動可能) |
PS5のソフトウェアバージョン21.02-04.00.00以降であれば、PS5のゲームデータを外付けSSDに移動させることは可能。
とはいえ、起動させるには内蔵SSDへ再度移動させないといけないため「ただの物置き状態」です。
しかも、PS5の使用できる容量は「667.2GB」だけしかありません!
だから、複数のゲームをPS5でプレイするなら貧弱なストレージ容量の増設が必要不可欠です。
本記事では「PS5におすすめのM.2 SSD」を厳選して紹介します!
- 「どのSSDを買えばいいのか?よく分からん」
- 「要件が難しいから、サクッと良さげなSSD教えろ」
って方は、参考にしてみてください。
\この動画でくわしく紹介しています/
おすすめのコスパ最強PS5用M.2 SSD
PS5で使えるコスパ最強の「M.2 SSD」を厳選して紹介します!
ちなみに、M.2 SSDには2つのモデルがあります。
- ヒートシンク付きモデル
- ヒートシンク非搭載モデル
ヒートシンク非搭載モデルは「M.2 SSD用ヒートシンク」を購入する必要があります。
わたしは長尾製作所のM.2 SSDヒートシンクを購入して使いました!
Samsung 980 PRO(サムスン電子)
容量 | 読込速度 | 書込速度 | TBW(寿命) |
---|---|---|---|
250 GB | 6400 MB/s | 2700 MB/s | 150 TB |
500GB | 6900 MB/s | 5000 MB/s | 300 TB |
1000 GB | 7000 MB/s | 5000 MB/s | 600 TB |
2000 GB | 7000 MB/s | 5000 MB/s | 1200 TB |
サムスンのフラッグシップモデルの最新モデルがこの「Samsung 980 PRO」です。
ヒートシンク非搭載モデルなので、別途ヒートシンクを準備する必要があります。
Amazonだと、販売時にヒートシンクのセット売りされているモデルもありました。
面倒くさい方はヒートシンクセットモデルを購入するのもありですね。
WD BLACK SN850(ウエスタンデジタル)
容量 | 読込速度 | 書込速度 | TBW(寿命) |
---|---|---|---|
500GB | 7000 MB/s | 4100 MB/s | 300 TB |
1000 GB | 7000 MB/s | 5300 MB/s | 600 TB |
2000 GB | 7000 MB/s | 5100 MB/s | 1200 TB |
HDDやSSDを開発している世界的なメーカー「Western Digital社」がサムスンの980 PROに対抗すべく開発したのが、この「WD BLACK SN850」です。
だから、青色HDD・赤色HDDを見たことがある方も多いはず。
WD BLACK SN850のヒートシンク搭載モデルは、自分で取り付けする必要がありません。
購入したら、ヒートシンクが装着された状態で届きます。
とはいえ、「サーマルパッドがコントローラチップに触れておらず冷却性能に不具合があるぞ!」っていう口コミもありました。
不安な方は「ヒートシンク非搭載モデル」を購入するのがおすすめですね。
FireCuda 530(シーゲート)
容量 | 読込速度 | 書込速度 | TBW(寿命) |
---|---|---|---|
500GB | 7000 MB/s | 3000 MB/s | 640 TB |
1000 GB | 7300 MB/s | 6000 MB/s | 1275 TB |
2000 GB | 7300 MB/s | 6900 MB/s | 2550 TB |
4000 GB | 7300 MB/s | 6900 MB/s | 5100 TB |
シーゲートの「FireCuda 530」は耐久性が非常に高いM.2 SSDです。
SSDの耐久度を図る指標として用いられている「TBW」の値が異常に高い。
- TBWは「Total Bytes Written」(最大総書き込みバイト数)の略称
- 単位はTB(テラバイト)で表記される
1TBのM.2 SSDで比較すると「Samsung 980 PRO」と「WD BLACK SN850」の2倍以上の耐久性となっています。
おすすめのコスパ最強PS5用M.2 SSDのスペック・比較表
M.2 SSDは種類が多いので「いったいどれがおすすめなの?」って思うはず。
なので、容量別におすすめのM.2 SSD を比較してみました!
【500GB】PS5におすすめのM.2 SSDスペック比較
製品名 | 読込速度 | 書込速度 | TBW(寿命) | 参考価格 | GB単価 |
---|---|---|---|---|---|
Samsung 980 PRO | 6900 MB/s | 5000 MB/s | 300 TB | 15980 円 | 32.0 円 |
WD BLACK SN850 | 7000 MB/s | 4100 MB/s | 300 TB | 15980 円 | 32.0 円 |
FireCuda 530 | 7000 MB/s | 3000 MB/s | 640 TB | 15980 円 | 32.0 円 |
「500GBの容量を選択するのはおすすめできません!」
安いから500GBのM.2 SSDを買おうかな?って考えている方は考えを改めてください。
なぜなら、少しケチったばかりにあとから後悔しちゃいます。
500GBは、1GBあたりの単価で考えても一番割高な価格設定です。
Apex(76.3GB)とフォートナイト(27.95GB)しかプレイしないっていう人なら500GBでもいいかもしれません。(そもそもそんな方はM.2 SSDを増設しませんけど)
しかし、複数のPS5ゲームをプレイするなら最低でも1000GB以上を選択した方が良いです!
【1000GB】PS5におすすめのM.2 SSDスペック比較
製品名 | 読込速度 | 書込速度 | TBW(寿命) | 参考価格 | GB単価 |
---|---|---|---|---|---|
Samsung 980 PRO | 7000 MB/s | 5000 MB/s | 600 TB | 24980 円 | 25.0 円 |
WD BLACK SN850 | 7000 MB/s | 5300 MB/s | 600 TB | 24980 円 | 25.0 円 |
FireCuda 530 | 7000 MB/s | 6000 MB/s | 1275 TB | 26400 円 | 26.4 円 |
わたしは「Samsung 980 PRO」を購入しましたが、詳しくスペックを比較すると1000GBならシーゲートの「FireCuda 530」が一番おすすめですね!
ほとんど価格差がないのにも関わらず、TBWの指標が他のM.2 SSDの2倍以上になっています。
スペックだけの比較ですが、単純に2倍以上使えるSSDってことでコスパが最強です。
【2000GB】PS5におすすめのM.2 SSDスペック比較
製品名 | 読込速度 | 書込速度 | TBW(寿命) | 参考価格 | GB単価 |
---|---|---|---|---|---|
Samsung 980 PRO | 7000 MB/s | 5000 MB/s | 1200 TB | 47980 円 | 24.0 円 |
WD BLACK SN850 | 7000 MB/s | 5100 MB/s | 1200 TB | 56800 円 | 24.0 円 |
FireCuda 530 | 7000 MB/s | 6900 MB/s | 2550 TB | 54980 円 | 24.0 円 |
2000GBのM.2SSDだと、一番コスパが良いのが「Samsung 980 PRO」です。
1GBあたりの単価で他を圧倒するレベルで安い。
大容量のストレージをなるべく安く手に入れたいって方にはおすすめ!
PS5へ実際に増設してロード時間を徹底比較
わたしは「Samsung 980 PRO」を実際に購入してPS5へ導入してみました。
取り付け自体は、10分ぐらいで完了したのでめっちゃ簡単でしたね!
そして、肝心の読み込み速度は以下のようになりました。
わたしが購入した「Samsung 980 PRO」は1TBモデルですので、スペックだと7000 MB/sの実力です。
しかし、PS5に搭載して計測した読込速度は「5565.47 MB/s」でした。
PS5の内蔵SSDと比較すると以下の表のようになります。
「数値的にはあんまり差がないような感じ・・」
とはいえ、実際に測定してみないと分からないってことでゲームのロード時間を測定しました。
レビュー動画では、実際に起動画面を並べてロード時間を比較してます!
\この動画でくわしく紹介しています/
フォートナイトでのロード時間比較(PS5版ソフト)
PS5版のソフトであるフォートナイトを「内蔵SSD」と「Samsung 980 PRO」を使って起動時間の比較をしました。
測定結果としては「ほぼほぼ差は無し」。
Apex Legendsでのロード時間比較(PS4版ソフト)
PS4版のソフトであるAPEXを「内蔵SSD」と「Samsung 980 PRO」を使って起動時間の比較をしました。
フォートナイトと同様に「ほぼほぼ差は無し」。
ラチェット&クランク パラレル・トラブルでのロード時間比較(PS5版ソフト)
PS4版のソフトであるラチェット&クランク パラレル・トラブルを「内蔵SSD」と「Samsung 980 PRO」を使って起動時間の比較をしました。
ラチェット&クランク パラレル・トラブルに関しては、約2秒のロード時間の差がありました。
しかも、PS5の内蔵SSDの方が速いという結果です。
結論:内蔵SSDでもM.2 SSDでもロード時間は変わらない
複数のゲームソフトでロード時間を測定した結果としては・・・
- 内蔵SSDでもM.2 SSDでもロード時間は、ほぼ変わらない!
でした。
だから、PS4のHDD換装のように「ロードが爆速になった!」ってことはなさそうですね。
PS5用のM.2 SSDを選ぶ際のよくある質問について
PS5用のM.2 SSDを選ぶ際のよくある質問をまとめました。
- PS5でM.2 SSDを使うメリットは?
-
PS5のソフトをメインで遊ぶ方のストレージ容量が増やせる
外付けSSDでも、PS5のソフトを保存することはできます。
しかし、起動はできないので「保管庫」といった役割です。
だから、複数のPS5ソフトの保存と起動も行うのであれば「M.2 SSD導入」が必須になります。
- PS5でM.2 SSDを使う条件は?
-
使用できる要件を満たしたM.2 SSDならすべて使用可能です
最低限の要件は以下の表になります。
スクロールできますインターフェース PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD (Key M) ストレージ 250GB~4TB 対応サイズ 2230, 2242, 2260, 2280, 22110 放熱構造を含むサイズ 幅:最大25mm
長さ:30 / 40 / 60 / 80 / 110mm
高さ:最大11.25mm(基盤から上8.0mmまで、基盤から下2.45mmまで)シーケンシャル読み込み速度 5,500MB/秒以上を推奨 ソケットタイプ Socket 3 (Key M) PS5で使用できるM.2 SSDの要件 また、ヒートシンクは以下の図のように「11.25mm以下」に抑えないと干渉が発生します。
くわしい要件はPlayStaion公式サイトに掲載されていますので、参考にしてみてください。
- 内蔵SSDと増設SSDでロード時間に違いは生まれるのか?
-
ロード時間はほとんど変わらないです!
こちら「PS5へ実際に増設してロード時間を徹底比較」で確認しましたが、ほぼほぼロード時間の差はありませんでした。
スペックとしては、内蔵SDDを大きく超えるM.2 SSDを使用しています。
MEMO- 内蔵SSD:シーケンシャル読み込み速度5.5GB/s
- 導入したM.2 SSD:シーケンシャル読み込み速度7.0GB/s
しかし、実際のゲームの起動時間としては「ほぼほぼ変化は無し」になりました。
まとめ:おすすめのコスパ最強PS5用M.2 SSD
PS5でゲームをやり込むなら容量を増設する「M.2 SSDの導入」は非常に有効です。
とはいえ、種類が多くて要件も分かりにくいので「何を買えばいいのか?」悩みますよね。
そんなときは、以下で紹介したM.2 SSDを買えばサクッとPS5の容量を増設できるのでおすすめです。
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