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なぜRyzenはやめとけと言われるのか?実際にRyzenの自作PCで実機検証解説!

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この記事では「なぜRyzenはやめとけと言われるのか?」について、実際にRyzenを使って自作PCを組み上げた筆者が解説します。

世の中の個人ブログや動画、Yahoo!知恵袋を調べてみるとさまざまなRyzenあるあるやネガティブな噂があります。

  • そもそもRyzenが何なのかわからない
  • intel製CPUより性能が低い
  • 慎重なパーツ選びが要求される
  • メモリとの相性問題がある
  • スッポンが頻繁に起きる
  • Ryzenはゲームに不向き

こういった世の中のRyzenあるあるやうわさについて、実際はどうなのかって気になりますよね?

そこでこの記事では、自作PC初心者の私が実際にRyzenのゲーミングPCを組み立てながら、

「なぜRyzenはやめとけと言われるのか?」について解説します。

  • ゲーミングPC買いたいけど、Ryzenって何なのかわからない
  • コスパの良いゲーミングPCを自作してみたい

という方は、ぜひとも参考にしてみてください!

今回の記事について

今回の記事(動画)を作成するにあたり、AMDの担当者様と打合せをさせていただきました!

世の中のRyzenあるあるや実際のところについて、直接確認して作成しています。

またAMDとASUSの担当者様から「Ryzenで自作PC組みませんか?」とお声がけいただきました。

なので今回はAMDとASUSの部品だけを使って、Ryzen仕様のゲーミングPCを組んでいきます。

\Youtubeでも動画レビューしています/

目次

実際に使用した自作PCのパーツ一覧

こちらが「Ryzen仕様自作PC」で使用したパーツになります。

CPUAMD Ryzen 7 5700X
自作時の実売価格¥33,831
マザーボードASUS TUF GAMING B550-PLUS
自作時の実売価格¥19,800
グラフィックボードASUS DUAL-RX6750XT-O12G
自作時の実売価格¥61,110
CPUクーラー(水冷)ASUS TUF GAMING LC 240 ARGB
自作時の実売価格¥14,950
メモリCrucial DDR4-3200(8GB×2)
自作時の実売価格¥7,350
SSDSAMSUNG 980PRO
自作時の実売価格¥18,980
電源ASUS TUF-650B-GAMING
自作時の実売価格¥7,354
ケースASUS TUF Gaming GT301
自作時の実売価格¥10,308

合計金額は¥173,683になりました。

スペック的にはミドルクラスなので、自作PCはめっちゃ安いですね!

AMDとASUSの方がパーツ選定をしてくださったので、構成はプロお墨付き。

そして格安構成ですねw

それから今回使用したTUFゲーミングマザーボードについてですが、

  • ミリタリーグレードのコンポーネント
  • アップグレードされた電源ソリューション
  • 包括的な冷却システムを使用して設計

って感じで、長時間のプレイでも堅牢で安定したパフォーマンスが発揮できるとのことでした。

また、TUF GAMINGマザーボードは他の機種ではエラーを起こすような状況でも対応できるように、厳しい耐久性テストを受けているとのこと。

「耐久性・安定性・信頼性」はガチで自信があります!

とASUSの担当者の方がめっちゃ推してました!

Ryzenはやめとけと言われる理由はこれ

それではいよいよ「なぜRyzenはやめとけと言われるのか?」について解説していきます!

AMDの担当者さんに質問をぶつけてお答えいただいたりもしているので、ぜひ参考にしてみてください!

1.そもそもRyzenが何なのかわからない

Ryzenのうわさ・あるあるその1「Ryzenってなんなの?」。

自作PC初心者は、

Ryzenって何?

って感じで、そもそもRyzenとは何なのかがわかりません。

実は私も、そもそもRyzenが一体何なのかよく分かっていませんでした。

しかし調べてみるとかなり凄い奴ってことが分かったので、自作PC初心者の方にも分かるようにサクサクっと説明します!

Ryzenとは

Ryzen(ライゼン)は、2017年にAMDが発表したCPUブランドです。

それまではPCの脳みそである「CPU」メーカーは「intel一強」でした。

30代のおじさんなら「intel入ってる」っていうキャッチコピーを知っているはずw

それほどまでに最強すぎたので、殿様商売とまで言われていました。

しかし、そんな殿様商売状態に一石を投じたのが「AMDのRyzen」です。

引用:https://shop.applied-net.co.jp/blog/app_news/11175/

Ryzenが登場したことによって競争が生まれ、2019年7月の国内週次販売シェアは67.4%でCPU王者のインテルを抜いています。

それまでintel一強だったCPU業界に風穴を開けたのが、ADWのRyzenなのです。

2.intel製CPUより性能が低い

Ryzenのうわさ・あるあるその2「RyzenのCPUはintelよりも性能が低い」。

これについての答えはNOとなります。

AMDの方いわく、Ryzenはクリエイティブな作業をする人たちにめちゃくちゃ支持されているっぽいです!

次の3つの項目に当てはまっている方は、Ryzenを選ぶと幸せになれます。

Ryzenが向いている人
    1. クリエイター作業が多い
    2. コスパを重要視している
    3. ワッパに命を掛けている

クリエイター作業に向いている

CG制作やレンダリング、動画編集など具体的には、

  • 3次元オブジェクトや光源の情報から3DCGを描画する
  • Adobe After Effectsなどのエフェクトソフトで映像編集をする
  • DTMソフトでゴリゴリ音楽制作する

といった感じの、PCを使ってクリエイティブな作業をするときに性能が良いとされています。

引用:Super User

intelは「高性能コアといわれるPコア」と「高効率コアといわれるEコア」を混在させてCPUが形成されています。

しかしAMDは高性能コアのPコアだけでCPUが形成されています。

なので、一般的にAMDの方がマルチコア性能が高いと言われておりクリエイティブな作業に向いている要因となっています。

会社全体としての特徴なので、個々のCPU性能で差はあります。

コスパ&ワッパが高い

Ryzen5000シリーズは、コスパやワッパを重視する方にめちゃくちゃ重宝されています。

ワッパとは「ワットパフォーマンス」の略で、消費電力当たりの性能を表す言葉です。

自作erの方たちは一般的にコスパを重視する場合、インテルよりもAMDのRyzenが選ばれることが多いんです!

しかし最新のRyzen7000シリーズだと、実はコスパが良くありません

CPU以外のマザーボードやメモリ、SSDが最新規格対応となっており、それらのパーツ価格が今はまだ高額なためにPC一式で見るとどうしてもコスパがいいとは言えない状態なんです。

AMDの方も、

最新技術を先取りしすぎましたね・・・

と言っていました。

しかし、ミドルスペックならRyzenがコスパ最強です!

3.慎重なパーツ選びが要求される

自作PC初心者がぶつかる最初の壁がパーツ選びですw

「CPUをAMDのRyzenにする場合IntelのCPUよりも慎重なパーツ選びが必要!」といった情報もありますが、現在は全くそんなことはありません!

AMDの方いわく、

  • 「互換性や相性」はRyzen登場直後の2017年あたりの事情
  • 互換性というよりは対応製品の確認が現在は正しい

と説明されていました!

なのでパーツ選びが慎重になるというより、CPUが『AMD対応』なのか『Intel対応』なのかを確認し、それぞれ対応するマザーボードを間違えずに選べばOKです。

4.メモリとの相性問題がある

まず安いからと言ってDDR3のメモリを購入したとしても、選んだマザーボードがDDR4スロットにしか対応していない場合DDR3のメモリは使えません。

なぜなら、DDR4とDDR3のメモリには互換性がないから。

ここまでは、intelもRyzenも一緒です。

Ryzenはここから一歩踏み込んで「メモリとの相性」という聞きなれない言葉が登場します。

「Ryzenのメモリには相性があって、相性が悪いと不具合が起きる」なんてネットの情報があります。

しかしこれも現在は無し!

Ryzen登場直後の2017年のときには、メモリとの相性問題が実際に起きていたのは事実。

しかし、2022年現在ではほとんど問題が無いです!

これもAMDの方が力説していました。

やはり、ネットの個人ブログなどの情報を100%鵜吞みにして信じちゃうのはかなり危険ですねw

5.スッポンが頻繁に起きる

intelのCPUでは起きにくいけどAMDのRyzenで発生するのが「CPUスッポン」です。

これは「CPUクーラーを外すときにCPUが一緒に外れちゃう現象」のことです。

高確率でCPUのピンが曲がってしまうので、Ryzenの自作PCあるあるの中で一番最悪な失敗です。

「CPUスッポン防止ブラケット」っていう製品も発売されてるぐらいのRyzenあるあるですw

新品で取り付け直後などは起きにくく、しばらく使いつづけてグリスが固くなると起きる可能性が出てくるのがCPUスッポン。

このことはAMDの方もしっかり認識していました!

ただネガティブ要素とネタ受けするためwebに情報が多いだけで、実際はそんなに発生していないとのこと。

もしも「オレ、スッポンしたぞw」って方がいたらコメント欄で教えてください!

CPUのスッポンを防止するためには、

  1. CPUクーラーをグリグリ回しながらグリスの固着状態を確認
  2. グリスがガッツリ固着している場合はドライヤーなどでグリスを温める
  3. 柔らかくなったところでゆっくり左右に回しながら外す

こうすれば、高確率でスッポンせずにCPUが外せるっぽいです!

かなり面倒くさい作業ですが、Ryzenを使う場合は頭の片隅に入れておいた方が良さそう。

ってお伝えしようと思いましたが・・・

実は最新のRyzen 7000シリーズだとCPU側にピンが無くなりました!

なのでこれからはintelのCPUと同様に、スッポン現象が起きずにピン曲げのリスクも低減という劇的な改善が入っているので安心してくださいね。

6.Ryzenはゲームに不向き

Ryzenについて調べていると、

「Ryzenはゲームに不向き!」
「ゲームをするならintel製CPU一択」

というのをよく見かけます。

ぶっちゃけどうなんだろう?ってことでAMDの担当者さんに聞いてみたところ完全否定はできないとのこと。

基本的に多くのゲームタイトルは、Ryzenでプレイすることができます

しかし、ゲームタイトルによってはintel製CPUの方がフレームレートが高くなる場合が。

ただしこれは逆もあるんです!

例えばVALORANTの場合は、同一性能の比較でintel製CPUよりもRyzenの方が2割ほどフレームレートが高くなるらしいです。

なので、

  • 一概にRyzenはゲームに不向きと言い切ることは出来ない
  • 不向きなゲームタイトルもあるし向いているゲームタイトルもある

とのことでした!

Ryzenの自作PCを組み立ててみて感じたこと

ここまで読んでくださったあなたは、Ryzenについてかなり詳しくなりましたよね?

私もRyzenについてめちゃくちゃ詳しくなってきたので、

自作楽勝でしょ

って組み立ててましたが・・・

やっぱり間違いが多発しましたw

自作PCはやっぱり楽しいけど、めちゃくちゃ大変って感じ。

でも、実際に動き出したときは最高に嬉しい!

なので、自分好みのゲーミングPCを手に入れたいって方はぜひ自作に挑戦してみてください。

PCを組み上げたところで、とりあえずFF15のベンチマークソフトを試してみました。

結果は、

軽量品質で17959

標準品質で16151

高品質で11512でした。

NVIDIAのGeforce RTX3070よりも、ちょっとスコアが小さいかなって感覚。

補足情報

ADWの方に聞いたところ、FFベンチマークは同クラスと比較だとGeforceの方がスコアが良くなるとのこと。

ゲームによってはRadeonが有利になったりGeforceが有利になったりと、メーカーによって有利差があるみたいです。

とはいえ所詮はベンチマークです。

ってことで、次はRyzenの自作PCを実際にゲームで使っていきます!

実際にRyzenのゲーミングPCでゲームをプレイしてみた

AMDとASUSのパーツで組み上げたこのRyzenPCで、APEXをプレイしてみました!

ちなみに使ったパーツをすべて価格.comの最安価格やAmazonでそろえた場合の価格で試算すると、ざっくり17万円のゲーミングPCとなっております!

自作なのでかなりコスパは高いっすよね!

パーツの詳細は記事の最後に記載していますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

ってことで実際に使ってみましたが・・・

「Ryzenはゲーム向きではない!」
「マルチタスクで本領を発揮する」

なんて言われていますが、めっちゃ快適でした!

フレームレートも144FPSに張り付きで安定してプレイすることが出来るし、めちゃくちゃヌルヌルです。

スイッチやPS4などのCS機でプレイしていた人がゲーミングPCに移行すると、圧倒的な性能差に驚愕するはず!

60FPS(フレーム毎秒)と240FPS(フレーム毎秒)では、1秒間に描写できる情報量が4倍にもなります。

フレームレートが高くなるだけで映像が滑らかになるし、残像感が減ってゲームプレイの環境を最高に高めてくれます。

そんなゲーミングPCをコスパが良いRyzenで自作することで17万円という格安価格で組むことができちゃいました!

まとめ:なぜRyzenはやめとけと言われるのか?

AMDとASUSのパーツを使って自作のゲーミングPCを組み立てながら「なぜRyzenはやめとけと言われるのか?」について解説してきました。

世の中で噂レベルで伝わっている、つぎのような「ネガティブ要素」があるために、Ryzenはやめとけと言われています。

  • そもそもRyzenが何なのかわからない
  • intel製CPUより性能が低い
  • 慎重なパーツ選びが要求される
  • メモリとの相性問題がある
  • スッポンが頻繁に起きる
  • Ryzenはゲームに不向き

しかし、実際にRyzenのCPUやRadeonのグラフィックボードを使った自作PCでゲームをプレイしましたが・・・

「まったく問題なくゲームができますw」

AMDの担当者さんにお話を聞かせていただいた際に「たしかにRyzenのCPU発売初期ではあった不具合もあります」と仰っておりました。ですので、世の中で言われている噂が全く根拠のない嘘ってわけではありません。

しかし、RyzenのCPU発売から年月が過ぎた現在では「まったく問題のないこと」がほとんどです。

だから、これからゲーミングPCを買おうかなって悩んでいる方は、ぜひともRyzenも選択肢に入れてみてください!

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