最近になって負荷の重いVR・オンラインゲームが出てきているので、ゲーミングPCのグラフィックボードを選ぶなら、快適に動く高性能GPUが欲しいですよね。
しかし、ハイエンドモデルであるRTX40シリーズや、RTX3090/3090Tiは非常に高価なため、購入に踏み切れない方が多いのではないでしょうか。
RTX3080なら8万円程度で購入できて、重いゲームでも十分快適に遊べるので、コスパに優れた高性能GPUを求めている方におすすめです。
ゲーミングPCの取り扱いがある家電量販店では、より価格の安いRTX3070・3060等の性能も比較されています。
そのため、商品選びで迷ってしまいがちです。
今回は、RTX30・40シリーズの製品と比較した、RTX3080シリーズの特徴とおすすめ製品を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
他のGPUと比較したRTX3080の性能・価格は?
RTX30モデルの上位GPUであるGeForce RTX3080は、新型のRTX4080と旧型のRTX2080Ti/SUPERの中間の処理性能を持ち、重量級のゲームでも快適に遊べるスペックがあります。
ここでは、以下の3種類のGPUと比較しながら、GeForce RTX3080の性能・価格を解説していきます。
- RTX 3080とRTX 4080の性能・価格比較
- RTX 3080とRTX 4070の性能・価格比較
- RTX 3080とRTX 2080 Tiの性能・価格比較
- RTX 3080とRTX 2080 SUPERの性能・価格比較
各世代のGPUの性能の違いを知りたい方は、ぜひ確認してみてください。
RTX 3080とRTX 4080の性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX 4080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 8704 | 9728 |
ベースクロック | 1440 MHz | 2205 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 2505 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6X 16GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 22.4 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 320 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 716.8 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 68 | 76 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 272 | 304 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 320W | 320W |
補助電源 | 2x 8-pin | 1×16-pin |
PassMarkスコア | 25,392 | 35,178 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (98,802円~) | $1199 (159,799円~) |
発売日 | 2020/9/17 | 2022/11/16 |
最新世代のGPUであるRTX4080は、同じTDPであるのにも関わらず、各種コア数がRTX3080に比べて10~15%ほど多いのが特徴です。
クロックやメモリ容量もRTX3080より大幅に優れているので、RTX4080の方が高性能であることがスペック表から分かります。
最新モデルであるRTX4080は、4nmトランジスタを搭載したAda Lovelaceアーキテクチャを採用しているため、同じTDPでもRTX3080の約1.4倍の処理性能を持ちます。
ただし、性能に比例して価格も高くなり16万円程度かかるため、気軽に購入できないのがデメリットです。
RTX 3080とRTX 4070の性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX 4070 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 8704 | 5888 |
ベースクロック | 1440 MHz | 1920 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 2475 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6X 12GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 21Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 320 bit | 192 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 504 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 68 | 46 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 272 | 184 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 320W | 200W |
補助電源 | 2x 8-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 25,392 | 26,395 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (98,802円~) | $599 (84,800円~) |
発売日 | 2020/9/17 | 2022/11/16 |
クロック数・メモリ容量はRTX 4070の方が優れていますが、メモリバスやコア数に関してはRTX3080の2/3程度しかありません。
ただし、TDPが200Wに抑えられていて、デュアルファンモデルが存在するため、装着性に優れているのがメリットです。
RTX 4070の方がRTX 3080よりも1万円以上安く買えるので、コスパに優れたRTX 4070がおすすめです。
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) | フレームレート (4K・DLSS有) |
---|---|---|---|---|
RTX 4070 | 143fps | 81fps | 36fps | 97fps |
RTX 3080 | 146fps | 96fps | 47fps | 78fps |
RTX 3080とRTX 2080 Tiの性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX2080Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Turing |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 8704 | 4352 |
ベースクロック | 1440 MHz | 1350 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1545 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6 11GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 320 bit | 352 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 616 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 68 | 68 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 272 | 544 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 320W | 250W |
補助電源 | 2x 8-pin | 2x 8-pin |
PassMarkスコア | 25,392 | 21,900 |
価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (98,802円~) | $999 (レート換算で160,580円~) |
発売日 | 2020/9/17 | 2018/9/20 |
RTX20シリーズのフラッグシップモデルであるRTX2080 Tiは、TDPがRTX3080よりも70W小さく、CUDAコア数も半分程度しか搭載されていないのが特徴です。
新型のGPUであるRTX3080は、旧型のフラッグシップモデルであるRTX 2080 Tiよりも高性能で、PassMarkスコア比で15%程度上回っています。
価格もRTX2080 Tiよりも安く、RTX3080の方がコストパフォーマンスに優れていることが分かります。
RTX 3080とRTX 2080 SUPERの性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX2080SUPER |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Turing |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 8704 | 3072 |
ベースクロック | 1440 MHz | 1650 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1815 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 15.5 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 320 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 496 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 68 | 48 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 272 | 384 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 320W | 250W |
補助電源 | 2x 8-pin | 1x 8-pin + 1x 6-pin |
PassMarkスコア | 25,392 | 19,558 |
価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (98,802円~) | $699 (レート換算で112,500円~) |
発売日 | 2020/9/17 | 2019/7/23 |
RTX 2080 SUPERでは、RTX 2080 Tiと同じ250WのTDPを持ちますが、CUDAコア数がさらに少なくRTX3080の1/3程度しかありません。
ベースクロックやテンソルコア数以外の他の性能に関しても、RTX3080の方が優れています。
RTX 2080 Tiの下位モデルにあたる、RTX 2080 SUPERになると性能差はさらに大きくなり、PassMarkではRTX3080の8割弱のスコアしかありません。
RTX 2080 Tiと比較してRTX 2080 SUPERの方が少し安いですが、廃番になってしまったため現在では中古品しか販売されていません。
GeForce RTX3080の特徴・用途
ここでは、GeForce RTX3080の特徴や最適な用途について詳しく解説します。GPU選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4K解像度で快適にゲームを遊ぶのに十分な処理性能を持つ
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 4080 SUPER | 34,673 |
RTX 4080 | 34,639 |
RTX 4070 Ti SUPER | 32,736 |
RTX 4070 Ti | 31,270 |
RTX 4070 SUPER | 30,646 |
RTX 4070 | 26,395 |
RTX 4060 Ti | 22,405 |
RTX 3090 Ti | 29,821 |
RTX 3090 | 26,873 |
RTX 3080 Ti | 27,406 |
RTX 3080 12GB | 26,789 |
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 3060 Ti | 20,520 |
RTX 3060 | 17,137 |
RTX 3050 | 12,698 |
RTX2080Ti | 21,900 |
RTX2080SUPER | 19,558 |
RTX30シリーズの上位製品であるRTX3080は、前世代の最高級モデルであるRTX2080Ti・RTX2080SUPERよりも性能が高く、PassMarkで20~30%程度高いスコアを出せます。
最近のオンラインゲームは負荷が重くなっているため、RTX2080Ti・RTX2080SUPERでも、重量級のゲームだと4K解像度で60fpsを下回る場合が多いです。
RTX3080であれば、最新のオンラインゲームで最高画質にしても60fpsを保てるため、4K解像度で快適にゲームを遊ぶのに必要十分な性能を持ちます。
RTX3090/3090Tiに比べてコストパフォーマンスが高い
GPUモデル | PassMarkスコア | グラボ価格(楽天市場) ※2024年7月時点の価格 |
---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 34,673 | 164,800円~ |
RTX 4080 | 34,639 | 159,799円~ |
RTX 4070 Ti SUPER | 32,736 | 136,980円~ |
RTX 4070 Ti | 31,270 | 109,800円~ |
RTX 4070 SUPER | 30,646 | 99,000円~ |
RTX 4070 | 26,395 | 84,800円~ |
RTX 4060 Ti | 22,405 | 59,660円~ |
RTX 3090 Ti | 29,821 | 414,480円~ |
RTX 3090 | 26,873 | 194,800円~ |
RTX 3080 Ti | 27,406 | 109,800円~ |
RTX 3080 12GB | 26,789 | 177,503円~ |
RTX 3080 | 25,392 | 98,802円~ |
RTX 3070 Ti | 23,757 | 65,480円~ |
RTX 3070 | 22,456 | 59,800円~ |
RTX 3060 Ti | 20,520 | 51,770円~ |
RTX 3060 | 17,137 | 38,800円~ |
RTX 3050 | 12,698 | 28,480円~ |
ハイエンドGPUは価格よりも性能を重視して作られるので、性能に大きな差がなくても値段が吊り上がる傾向にあります。
RTX 3090/RTX 3090 Tiは、RTX3080と比べて5~20%程度しか高いスコアを持たないのにも関わらず、2倍以上の費用がかかります。
最近になってより高性能で安いRTX 4070 Tiが販売されたため、コスパの悪いRTX 3090/RTX 3090 TiはゲーミングPCに搭載されなくなりました。
メモリ容量が10GBと12GBの2種類の商品が存在する
同じRTX3080の製品の中でもメモリ容量が異なる2種類の製品が存在し、12GBの製品の方が10GBの製品に比べて5%ほど高い処理性能を持ちます。
しかし、RTX 3090より処理性能の高いRTX 4070 Tiが販売された上に、価格も13万円台と高価なため、高性能なGPUを求めている方はRTX 4070 Tiを選びましょう。
RTX 3080 Tiという上位モデルのGPUも販売されている
RTX3080シリーズでは、上位モデルにあたるRTX3080Tiも販売されていて、RTX3080(10GB)に比べて8%程度高いスコアを持ちます。
しかし、在庫処分セールが行われても10万円以上かかるので、コスパに優れたRTX 4070 SUPERやRTX 4070 Tiを選んだ方がいいです。
RTX3090/3090TiのゲーミングPCが販売されていない理由は?
前世代の最上級グラフィックボードであるRTX3090/3090Tiは、処理性能が追及される、デスクトップ型のハイエンドゲーミングPCに搭載されていました。
(発熱量が非常に大きいことから、ノートパソコン用のRTX3090シリーズのGPUは存在しません。)
しかし、RTX3090Tiよりも高性能で安価なRTX4070Tiが発売されたので、現在ではRTX3090/3090Tiを搭載したゲーミングPCは取り扱われていません。
高性能なゲーミングPCを求めている方は、RTX40シリーズのGPUを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
3DMarkのベンチマーク性能比較
グラフィック性能を計測できる3DMarkでは、数種類のベンチマークソフトが入っていて、描写機能ごとにベンチマークを行えるのが特徴です。
GPUの性能を計測する時は、DirectX11の描写機能を活用した「Fire Strike」や、DirectX12に対応した「Time Spy」がよく使われます。
今回は、上記の2種類のベンチマークソフトの測定結果を紹介していきます。
Time Spy(DirectX12用ベンチマークソフト)
最新バージョンのDirect X12に対応したTime Spyには、WQHD解像度の通常版と、4K解像度のExtreme版の2種類の測定が可能です。
RTX 3080を含めた各GPUモデルのTime Spyのスコアをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
GPUモデル | スコア (Time Spy) | スコア (Time Spy Extreme) |
---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 25,492 | 12,794 |
RTX 4080 | 25,320 | 12,679 |
RTX 4070 Ti SUPER | 22,165 | 10,818 |
RTX 4070 Ti | 21,075 | 10,177 |
RTX 4070 SUPER | 19,942 | 9,435 |
RTX 4070 | 17,817 | 8,522 |
RTX 4060 Ti | 13,473 | 6,257 |
RTX 4060 | 11,385 | 5,435 |
RTX 3090 Ti | 21,077 | 10,835 |
RTX 3090 | 18,560 | 8,826 |
RTX 3080 Ti | 18,637 | 8,853 |
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
RTX 3050 | 6,140 | 2,798 |
RTX 2080 Ti | 13,872 | 6,574 |
RTX 2080 SUPER | 11,315 | 5,293 |
Fire Strike(DirectX11用ベンチマークソフト)
DirectX11のベンチマークを行えるFire Strikeでは、解像度別に通常版(フルHD)・Extreme(WQHD)・Ultra(4K)の3種類の測定モードが存在します。
RTX 3080を含めた各GPUモデルのFire Strikeのスコアをまとめてみたので、興味のある方は参考にしてみてください。
GPUモデル | スコア (Fire Strike) | スコア (Fire Strike Ultra) |
---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 67,579 | 16,733 |
RTX 4080 | 66,311 | 16,521 |
RTX 4070 Ti SUPER | 55,487 | 14,022 |
RTX 4070 Ti | 54,305 | 13,310 |
RTX 4070 SUPER | 50,293 | 12,293 |
RTX 4070 | 43,443 | 10,025 |
RTX 4060 Ti | 33,788 | 7,295 |
RTX 4060 | 26,723 | 6,042 |
RTX 3090 Ti | 52,005 | 13,790 |
RTX 3090 | 47,773 | 12,617 |
RTX 3080 Ti | 46,771 | 12,479 |
RTX 3080 | 39,257 | 10,911 |
RTX 3070 Ti | 36,372 | 9,156 |
RTX 3070 | 31,020 | 8,573 |
RTX 3060 Ti | 29,121 | 7,309 |
RTX 3060 | 21,379 | 5,187 |
RTX 3050 | 15,824 | 3,592 |
RTX 2080 Ti | 34,316 | 7,718 |
RTX 2080 SUPER | 29.230 | 6,701 |
各ゲームのベンチマーク性能比較
人気オンラインゲームにおける、RTX3080のベンチマーク性能を他のGPUと比較しながら紹介します。GPU選びで後悔したくない方は、購入する前に興味のあるゲームのベンチマークを確認しておきましょう。
- Fortnite(DirectX11)
- Apex Legends
- モンスターハンターワールド:アイスボーン
- VALORANT
- Forza Horizon5
- Call of Duty:Black Ops IV
- ファイナルファンタジー14
- サイバーパンク2077
Fortnite(DirectX11)
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 172fps | 110fps | 74fps |
RTX 3070 Ti | 152fps | 100fps | 62fps |
RTX 3070 | 145fps | 98fps | 58fps |
RTX 3060 Ti | 127fps | 87fps | 48fps |
RTX 3060 | 102fps | 83fps | 37fps |
RTX 3050 | 78fps | 56fps | 25fps |
RTX 2080 Ti | 136fps | 95fps | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 118fps | 89fps | 46fps |
バトルロワイヤルゲームであるフォートナイト(DirectX11)では、RTX3070以上でないとフルHD(最高設定)で144fpsを達成できないので、RTX3070かRTX3080がおすすめです。
以下の設定(競技用)まで落とすと、RTX3080よりもRTX3070の方がフレームレートが高くなる現象が発生しますが、どちらも300fps以上出るので戦績には影響しません。
- 解像度:フルHD
- クオリティプリセット:低
- 3D解像度:100%
- 描画距離:最高(最も遠い)
画質を4KにするとRTX3070では60fpsを出せなくなるため、4K解像度で遊ぶ場合はRTX3080を選びましょう。
Apex Legends
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 284fps | 278fps | 177fps |
RTX 4080 | 283fps | 278fps | 213fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 280fps | 269fps | 163fps |
RTX 4070 Ti | 275fps | 263fps | 171fps |
RTX 4070 SUPER | 256fps | 247fps | 148fps |
RTX 4070 | 205fps | 159fps | 96fps |
RTX 4060 Ti | 162fps | 123fps | 71fps |
RTX 4060 | 146fps | 110fps | 64fps |
RTX 3080 | 200fps | 190fps | 113fps |
RTX 3070 Ti | 180fps | 142fps | 87fps |
RTX 3070 | 174fps | 130fps | 78fps |
RTX 3060 Ti | 157fps | 124fps | 74fps |
RTX 3060 | 122fps | 89fps | 50fps |
RTX 3050 | 89fps | 63fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 166fps | 132fps | 64fps |
RTX 2080 SUPER | 162fps | 121fps | 54fps |
人気FPSゲームであるApex Legendsは、フルHD解像度であればRTX 2080Ti/SUPERでも144fpsを出せますが、WQHD解像度ではRTX3070でないと遅延が生じ始めます。
RTX 3060だとフルHD解像度でも120fps程度しか出なくなるため、Apex Legendsを快適に遊びたい方は、RTX3070以上のGPUを搭載した製品を選びましょう。
フォートナイトと同様に設定を落とすとフレームレートを高められますが、ゲームの仕様上300fps以上は出せず、RTX3070で上限に達します。
モンスターハンターワールド:アイスボーン
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 149fps | 147fps | 84fps |
RTX 3070 Ti | 132fps | 128fps | 72fps |
RTX 3070 | 122fps | 113fps | 63fps |
RTX 3060 Ti | 106fps | 100fps | 54fps |
RTX 3060 | 85fps | 70fps | 33fps |
RTX 3050 | 57fps | 38fps | 19fps |
RTX 2080 Ti | 120fps | 79fps | 43fps |
RTX 2080 SUPER | 100fps | 75fps | 34fps |
モンスターハンターワールドには、無印とアイスボーンの2種類があり、新しいシリーズであるアイスボーンの方が負荷が重いです。
フルHDではRTX3050でも何とか遊べますが、WQHD解像度では30fps台まで落ち、4K解像度ではカクカクした映像しか流せなくなります。
上記の結果から、モンスターハンターワールド:アイスボーンを4K解像度で遊びたい方は、60fps以上出せるRTX3070以上のGPUを搭載したものを選びましょう。
VALORANT
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 3080 | 638fps | 352fps |
RTX 3070 Ti | 623fps | 272fps |
RTX 3070 | 593fps | 243fps |
RTX 3060 Ti | 512fps | 184fps |
RTX 3060 | 414fps | 140fps |
RTX 3050 | 302fps | 98fps |
RTX 2080 Ti | 534fps | 233fps |
RTX 2080 SUPER | 440fps | 176fps |
VALORANTはファーストパーソン・シューティングゲームですが、比較的軽いゲームであるため、RTX3060以上のGPUであれば4K解像度でもサクサク動きます。
フルHD解像度まで軽くすると、RTX3050でも300fps以上のフレームレートを出せるので、グラフィックボードの性能を持て余します。
以上の結果から、VALORANTだけで遊ぶ場合は、GPUの性能はそれほど気にする必要はありません。
Forza Horizon5
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 222fps | 196fps | 151fps |
RTX 4080 | 220fps | 196fps | 150fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 200fps | 172fps | 134fps |
RTX 4070 Ti | 189fps | 166fps | 124fps |
RTX 4070 SUPER | 167fps | 143fps | 111fps |
RTX 4070 | 160fps | 141fps | 105fps |
RTX 4060 Ti | 112fps | 93fps | 61fps |
RTX 4060 | 87fps | 74fps | 57fps |
RTX 3080 | 130fps | 117fps | 91fps |
RTX 3070 Ti | 106fps | 91fps | 67fps |
RTX 3070 | 101fps | 88fps | 64fps |
RTX 3060 Ti | 82fps | 72fps | 53fps |
RTX 3060 | 72fps | 61fps | 43fps |
RTX 3050 | 54fps | 46fps | 31fps |
RTX 2080 Ti | 99fps | 85fps | 66fps |
RTX 2080 SUPER | 86fps | 74fps | 57fps |
レーシングゲームであるForza Horizonは、一般的な3840×2160の4Kディスプレイよりも、3840×1600の曲面ワイドモニターを活用した方が臨場感を高められます。
4K解像度の結果から、RTX 2080SUPER・TiやRTX3070でも60fpsを実現できますが、RTX3080だと100fps程度のフレームレートを出せます。
そのため、Forza Horizonをワイドモニターで快適にプレイしたい方は、RTX3080がおすすめです。
Call of Duty:Black Ops IV
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 3080 | 153fps | 102fps |
RTX 3070 Ti | 130fps | 93fps |
RTX 3070 | 121fps | 84fps |
RTX 3060 Ti | 106fps | 78fps |
RTX 3060 | 73fps | 59fps |
RTX 3050 | 57fps | 46fps |
RTX 2080 Ti | 107fps | 77fps |
RTX 2080 SUPER | 99fps | 70fps |
Call of Duty:Black Ops IV(BLACKOUTモード)では、RTX3050以外は4K解像度でも60~100fpsの解像度を出せるので、ゲーム自体は問題なく遊べます。
しかし、フルHD解像度にしてもRTX3080でないと144fpsを出せないため、遅延が生じて戦績にも影響が出ます。
FPSゲームであるCall of Duty:Black Ops IVで結果を出したい方は、RTX 3080以上のGPUを搭載した製品を選びましょう。
ファイナルファンタジー14
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4080 | 271fps | 235fps | 144fps |
RTX 4070 Ti | 251fps | 202fps | 111fps |
RTX 4070 | 227fps | 175fps | 89fps |
RTX 4060 Ti | 197fps | 153fps | 72fps |
RTX 4060 | 175fps | 115fps | 53fps |
RTX 3080 | 207fps | 166fps | 97fps |
RTX 3070 Ti | 181fps | 144fps | 85fps |
RTX 3070 | 170fps | 143fps | 75fps |
RTX 3060 Ti | 165fps | 128fps | 67fps |
RTX 3060 | 148fps | 100fps | 48fps |
RTX 3050 | 114fps | 71fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 168fps | 134fps | 76fps |
RTX 2080 SUPER | 154fps | 121fps | 64fps |
人気MMORPGゲームである、ファイナルファンタジー14は比較的重いものの、WQHD解像度以下であればRTX3050でも快適に遊べます。
しかし、ゲームの画質を4Kに設定すると、RTX3050・3060だと60fpsを下回りカクつくので、4K解像度でプレイする場合はRTX3070以上のGPUを選びましょう。
サイバーパンク2077
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 185fps | 167fps | 86fps |
RTX 4080 SUPER | 181fps | 149fps | 74fps |
RTX 4080 | 180fps | 147fps | 72fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 175fps | 129fps | 61fps |
RTX 4070 Ti | 175fps | 118fps | 56fps |
RTX 4070 SUPER | 158fps | 104fps | 48fps |
RTX 4070 | 143fps | 81fps | 36fps |
RTX 4060 Ti | 96fps | 58fps | 25fps |
RTX 4060 | 91fps | 53fps | 23fps |
RTX 3090 | 134fps | 90fps | 46fps |
RTX 3080 | 120fps | 80fps | 40fps |
RTX 3070 Ti | 103fps | 67fps | 32fps |
RTX 3070 | 96fps | 62fps | 30fps |
RTX 3060 Ti | 83fps | 53fps | 25fps |
RTX 3060 | 66fps | 41fps | 18fps |
RTX 3050 | 48fps | 29fps | 12fps |
RTX 2080 Ti | 94fps | 66fps | 35fps |
RTX 2080 SUPER | 79fps | 52fps | 25fps |
重量級のRPGゲームであるサイバーパンクは、4K解像度・最高設定だとRTX 4080以上でないと60fpsを出せません。
しかし、DLSSと呼ばれる画像処理技術を活用すると、RTX3080でも60fpsを実現できます。
RTX 4000シリーズになると更に高性能なDLSS 3.0が使えるため、4K解像度で快適に遊びたい方はRTX 4070 Tiを選んだ方がいいです。
レイトレーシング・DLSSを有効化した時のフレームレートの変化
今回は、重いRPGゲームとして有名なサイバーパンク2077で、DLSS機能を使った時にどれくらいフレームレートが上がるのか検証してみました。
サイバーパンク2077を4K解像度(レイトレ無)で遊ぶと、素の状態だとRTX 3080でも40fpsしか出せませんが、DLSSを有効にすると71fpsまで向上します。
レイトレーシング・DLSSを有効化した時の、サイバーパンク2077のフレームレートの変化は以下のとおりになるので、興味のある方は確認してみてください。
GPUモデル | 4K解像度 (DLSSオフ) | 4K解像度+レイトレ (DLSSオフ) | 4K解像度+レイトレ (DLSS2.0有効化) | 4K解像度+レイトレ (DLSS3.0有効化) |
---|---|---|---|---|
RTX 4090 | 86fps | 42fps | 93fps | 138fps |
RTX 4080 | 72fps | 30fps | 69fps | 98fps |
RTX 4070 Ti | 56fps | 23fps | 54fps | 75fps |
RTX 4070 | 36fps | 16fps | 40fps | 58fps |
RTX 3090 | 55fps | 21fps | 48fps | 非対応 |
RTX 3080 Ti | 54fps | 20fps | 48fps | 非対応 |
RTX 3080 | 47fps | 20fps | 43fps | 非対応 |
RTX 3070 Ti | 40fps | 20fps | 34fps | 非対応 |
RTX3080搭載おすすめゲーミングPC
大手BTOメーカーのRTX3080搭載のゲーミングPCは売り切れてしまい、今ではPC-TECHという非常にマイナーなメーカーの製品しか販売されていません。
標準のメモリ容量が16GBに抑えられているものの、GeForce RTX 3080とCore i7-12700Fが使われているので、重いゲームも快適に遊べます。
虹色に光るかっこいいLEDライトが搭載されているため、派手なハイスペックゲーミングPCを求めている方におすすめです。
2TBの容量を持つHDDが搭載されている上に、メモリ容量を最大で64GBまで増やせるので、動画配信にも対応可能です。
おすすめ度 | |
商品名 | ゲーミングパソコン(PC TECH) |
価格 | 279,980円 |
CPU | Intel Core i7-12700F |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:500GB NVMe HDD:2TB |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
RTX3080搭載のおすすめゲーミングノートPC
ASUSのゲーミングノートPCである「ROG Strix G713RS-R7R3080」は、RTX 3080と最新のRyzen 7 6800Hを搭載しています。
価格が20万円台と比較的リーズナブルなため、高性能なゲーミングノートPCを安く手に入れたい方におすすめです。
WQHD解像度・240Hzの17.3インチモニターも搭載されているので、臨場感がある映像を楽しめるのも魅力です。
おすすめ度 | |
商品名 | ROG Strix G713RS-R7R3080 |
価格 | 205,448円 |
CPU | AMD Ryzen 7 6800H |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
ストレージ | SSD:512GB NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 約9.4時間 |
画面サイズ | 17.3インチ |
リフレッシュレート | 240Hz |
解像度 | WQHD(2560×1440) |
重量 | 2.75kg |
本体サイズ | 395×282×27.5 mm |
RTX 3080搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルは?
RTX 3080搭載ゲーミングPCが品薄状態で入手困難になりましたが、同等以上の性能を持つRTX 4070 TiとRTX 4080が新しく販売されました。
今回は、4K解像度も快適に遊べるRTX 3080の代わりとなる、RTX 4070 Ti・RTX 4080を搭載したゲーミングPCの特徴を解説します。
20万円台で買えて4K解像度もガッツリ遊べるRTX 4070 Ti
RTX 4070 Tiは、前世代のハイエンドGPUであるRTX 3090以上の性能を持ちながら、RTX 3080と同様に20万円台後半で買えるコスパの高さが魅力です。
DLSS3.0に対応していて、最新の重量級ゲームであるサイバーパンクを4K解像度でプレイする時でも、レイトレ込で60fps以上のフレームレートを実現できます。
RTX 4090の次に高い処理性能を持つRTX 4080
最新世代のハイエンドGPUであるRTX 4080は、RTX 4090に次ぐ高い処理性能を持ち、前世代の最高級GPUであるRTX 3090 Tiを上回るフレームレートを叩き出します。
16GBの大容量GPUメモリも搭載されているため、4K解像度のゲームプレイはもちろん、画像生成AIや3Dグラフィックスの処理も軽々と行えます。
しかし、本体価格が40万円程度と非常に高価なため、ゲーム配信者やクリエイターでない方は、コスパに優れたRTX 4070 Tiを選んだ方がいいです。
RTX3080搭載グラボを販売しているおすすめメーカー
以下の3社のPCパーツメーカーから、高性能で壊れづらいRTX3080搭載グラフィックボードが販売されています。
ここでは、各メーカーのRTX3080搭載グラフィックボードの特徴を解説します。
高性能な12GBモデルも販売しているGIGABYTE
GIGABYTEのRTX3080搭載グラフィックボードは種類が豊富にあり、12GBのGPUメモリを搭載したマスターシリーズも存在します。
グラデーションカラーに美しく光るLEDライトが使われているため、かっこいいグラボを求めている方におすすめです。
価格は18万円台と高価ですが、冷却性能に優れたカバーが付いていて、長時間負荷の重いゲームをやっても動作が不安定になりづらいのもメリットです。
優れた静音性と安定性で定評のあるMSI
MSIのグラフィックボードは、他のメーカーの製品に比べて高価なものの、安定性の高さで定評があります。
優れた冷却性能を持つ「トルクスファン 3.0」が搭載されているので、発熱量が多いRTX3080を搭載していても、静かで熱暴走も発生しづらいです。
独自ユーティリティーである「After Burner」を搭載していて、ファンの回転速度を自由に調整できる上に、OCモデルであればGPUのクロック数を変えられるのもメリットです。
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