4K解像度でオンラインゲームを遊ぶなら、高性能なGPUを搭載したグラフィックボード・ゲーミングPCが欲しいですよね。
最新製品であるRTX4070Tiは、RTX30シリーズの製品よりも処理性能に優れていますが、グラボ単体でも12万円かかります。
RTX3070Tiなら10万円未満でグラボが手に入る上に、画像処理技術の1種であるDLSSを活用すると、4K解像度でも安定して動かせます。
同じ30シリーズの製品である、RTX3070・RTX3080とよく比較されるため、GPU選びで迷いがちです。
そこで今回は、RTX3070・RTX3080と比較した、RTX3070Tiの特徴について解説するので、高性能GPUに興味のある方は参考にしてみてください。
他のGPUと比較したRTX 3070 Tiの性能・価格は?
RTX3070の上位版のGPUであるRTX 3070 Tiは、RTX3080とRTX3070の中間の性能を持つのが特徴です。
ここでは、RTX3080とRTX3070に加えて、最新版のGPUであるRTX 4070 Tiと比較した、RTX 3070 Tiの性能・価格を解説していきます。
- 「RTX 3070 Ti」と「RTX 3070」の性能・価格比較
- 「RTX 3070 Ti」と「RTX 3080」の性能・価格比較
- 「RTX 3070 Ti」と「RTX 4070 Ti」の性能・価格比較
「RTX 3070 Ti」と「RTX 3070」の性能・価格比較
項目 | RTX3070Ti | RTX3070 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 6144 | 5888 |
ベースクロック | 1580 MHz | 1500 MHz |
ブーストクロック | 1770 MHz | 1730 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 8GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 608 GB/s | 448 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 48 | 46 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 192 | 184 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 290W | 220W |
補助電源 | 8-pin x 2 | 8-pin x 1 |
PassMarkスコア | 23,757 | 22,456 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $599 (65,480円~) | $499 (59,800円~) |
発売日 | 2021年6月10日 | 2020年10月29日 |
RTX 3070は、コア数はRTX 3070 Tiと大きな差がありませんが、GDDR6という旧式のGPUメモリが搭載されています。
メモリクロックは14 Gbpsと遅めですが、TDPはRTX 3070 Tiに比べて70W小さく、消費電力を抑えられるのが特徴です。
補助電源も8ピン1つで済み、デュアルファンのグラフィックボードも用意されているので、ミニタワーPCにも搭載しやすいのがメリットです。
ベンチマークテストを行いスペックを比較したところ、RTX 3070 Tiの方が6%程度PassMarkスコアが高く、RTX 3070より少し処理性能が優れていることが分かります。
最近になってRTX 3070が6万円前後まで値上がりして、RTX 3070 Tiとの価格差が5,000円程度まで縮まったため、コスパの面では拮抗しています。
「RTX 3070 Ti」と「RTX 3080」の性能・価格比較
項目 | RTX3070Ti | RTX3080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 6144 | 8704 |
ベースクロック | 1580 MHz | 1440 MHz |
ブーストクロック | 1770 MHz | 1710 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 8GB | GDDR6X 10GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 19 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256 bit | 320 bit |
メモリバス帯域幅 | 608 GB/s | 760 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 48 | 68 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 192 | 272 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 290W | 320W |
補助電源 | 8-pin x 2 | 8-pin x 2 |
PassMarkスコア | 23,757 | 25,392 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $599 (65,480円~) | $699 (98,802円~) |
発売日 | 2021年6月10日 | 2020年9月17日 |
RTX3080はクロック周波数がRTX3070Tiよりも少し低いものの、コア数・メモリ関連の性能は30~40%程度上回っています。
RTX3070TiよりもTDPが30W大きいものの、どちらも補助電源・ファンの数は変わらないため、取り付けやすさに大きな差はありません。
PassMarkスコアの差は意外と小さく、6%程度しか違いが出ませんでしたが、実用性能は10~15%程度異なります。
RTX 3080搭載グラボは10万円近くかかるため、予算の少ない方はRTX 3070 Tiを選んだ方がいいです。
「RTX 3070 Ti」と「RTX 4070 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 3070 Ti | RTX 4070 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 6,144 | 7,680 |
ベースクロック | 1580 MHz | 2310 MHz |
ブーストクロック | 1770 MHz | 2610 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 8GB | GDDR6X 12GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 21 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256bit | 192bit |
メモリバス帯域幅 | 608GB/s | 504 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 48 | 60 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 192 | 240 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 290W | 285W |
補助電源 | 2x 8-pin | 1x 16-pin |
PassMarkスコア | 23,757 | 31,270 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $599 (65,480円~) | $799 (109,800円~) |
発売日 | 2021年6月10日 | 2023年1月5日 |
NVIDIAのハイエンドGPUであるRTX 4070 Tiは、メモリバス幅以外はRTX 3070 Tiよりも圧倒的に高性能で、約1.5倍のベースクロック・GPUメモリを持つのが特徴です。
TDPがほとんど変わらないのにも関わらず、RTX 3070 Tiよりも25%程度多いコア数を搭載しています。
最新世代のRTX 4070 Tiは、RTX 3070 Tiに比べて1.3倍のスコアを持ち、実用性能では最大で5割程度異なります。
RTX 4070 Ti搭載グラボは値下がりが進んで、10万円台後半で購入できるようになったため、スペックを重視する方は4070 Tiを選びましょう。
GeForce RTX 3070 Tiの特徴・用途
今回は、RTX 3070・3080等のGPUと比較した、RTX 3070 Tiの特徴・用途を解説していきます。
GPU選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- RTX 3070よりも性能が高く4K解像度でも安定して動かせる
- 「レイトレ」が強化されていて光の描写も快適に行える
- 最新製品であるRTX 4070 Tiの3/4程度の価格で購入できる
- RTX 3070に比べて30%もTDPが高い
- RTX 3070・3080と比較して仮想通貨のマイニングを行うのが遅い
RTX 3070よりも性能が高く4K解像度でも安定して動かせる
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 32,736 |
RTX 4070 Ti | 31,270 |
RTX 4070 SUPER | 30,646 |
RTX 4070 | 26,395 |
RTX 4060 Ti | 22,405 |
RTX 3090 Ti | 29,821 |
RTX 3090 | 26,873 |
RTX 3080 Ti | 27,406 |
RTX 3080 12GB | 26,789 |
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 3060 Ti | 20,520 |
RTX 3060 | 17,137 |
RTX 3050 | 12,698 |
RTX 2080 Ti | 21,900 |
RTX 2080 SUPER | 19,558 |
RTX 2070 SUPER | 18,236 |
RTX 30シリーズの製品の中で比較的上位に位置するRTX 3070 Tiは、RTX3070に比べてPassMarkスコアで5%程度処理性能に優れているのが特徴です。
フォートナイト(DirectX11・4K解像度・DLSS無)でも60fpsを達成できるので、重量級のゲームも安定して動かせます。
しかし、最新GPUであるRTX 4070 Tiの3/4程度の性能しか持たないので、4K解像度で快適にゲームをプレイしたい方は4070 Tiを選んだ方がいいです。
「レイトレ」が強化されていて光の描写も快適に行える
RTX30シリーズの製品であるRTX 3070 Tiでは、アーキテクチャを刷新して大幅にRTコアの性能を高めました。
そのため、RTX20シリーズで発生していた処理落ちの問題が解消されていて、レイトレーシング(レイトレ)をONにしてもカクつきづらいため、複雑な光の描写も快適に行えます。
画像処理技術であるDLSSと併用すると、重いゲームでレイトレ機能を適用しても、高いフレームレートを維持できます。
最新製品であるRTX 4070 Tiの3/5程度の価格で購入できる
GPUモデル | 希望小売価格 | グラボ価格(価格コム) ※2024年7月時点の価格 | 搭載モデルの価格 ※2024年7月時点の価格 |
---|---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | $799 | 136,980円~ | 289,000円~ |
RTX 4070 Ti | $799 | 109,800円~ | 269,800円~ |
RTX 4070 SUPER | $599 | 99,000円~ | 204,800円~ |
RTX 4070 | $599 | 84,800円~ | 199,800円~ |
RTX 3080 | $699 | 98,802円~ | – |
RTX 3070 Ti | $599 | 65,480円~ | – |
RTX 3070 | $499 | 59,800円~ | 199,999円~ |
RTX4070Tiの定価が$799なのに対し、RTX 3070 Tiでは$599と3/4程度の価格に抑えられています。
グラボ単体の実売価格も、RTX 4070 Tiが11万円程度なのに対し、RTX 3070 Tiであれば6万円台で購入できます。
10万円未満で購入できるグラフィックボードを探している方は、性能と価格のバランスが取れたRTX 3070 Tiがおすすめです。
RTX 3070に比べて30%もTDPが高い
RTX 3070 Tiは最新規格であるGDDR6Xメモリを搭載したことで、RTX 3070とそれほどコア数が変わらないのにも関わらず、30%もTDPが大きくなっています。
RTX 3070と異なりトリプルファンの製品しか存在しない上に、強力な電源が必要になるので、使い勝手が悪いのがデメリットです。
ミニタワーPCを利用している方は、コンパクトなRTX3070搭載グラフィックボードを選びましょう。
RTX 3070・3080と比較して仮想通貨のマイニングを行うのが遅い
GPU | ハッシュレート (Bitcoin) |
---|---|
RTX 3090 | 105.41 MH/s |
RTX 3080 | 86.41 MH/s |
RTX 3080 Ti | 56.67 MH/s |
RTX 3070 | 51.10 MH/s |
RTX 3060 Ti | 51.23 MH/s |
RTX 2080 Ti | 50.35 MH/s |
RTX 3070 Ti | 37.81 MH/s |
RTX 2080 SUPER | 35.95 MH/s |
RTX 3060 | 21.78 MH/s |
マイニングマシンの演算速度を表すハッシュレートは、新しい仮想通貨の生成量に直接関わります。
そのため、マイニング用途でも高性能なGPUが使われるケースが多いです。
ビットコインの仮想通貨バブルによって、仮想通貨の取引を行う人が一斉にグラフィックボードを買い占めたため、一部のモデルでマイニング性能に制限がかけられています。
本来であれば60MH/sほど出せますが、6割程度しか性能を引き出せないので、RTX 3070の3/4程度しか演算能力がありません。
電気代もRTX 3070 Tiの方が高くつくため、仮想通貨のマイニングを行う方はRTX 3070を選びましょう。
「DLSS」によるフレームレートの底上げ効果は?
NVIDIA独自の画像処理技術であるDLSS(Deep Learning Super Sampling)では、高画質な画像を参考にしながら、低解像度の映像を美しく整えていきます。
DLSSを活用するとフレームレートを最大で2.5倍まで高められますが、画像処理に失敗すると「ボケ」や「もや」が生じるデメリットもあります。
実際にフォートナイト(4K解像度・最高設定)でDLSSを適用すると、フレームレートが1.5倍まで高まり、重いPCゲームも快適に遊べます。
Call of Dutyやモンハンワールド等のゲームでも設定を行えるので、画面の遅延やカクつきを抑えたい方はDLSS設定を有効にしましょう。
3DMarkのベンチマーク性能比較
グラフィックボードの性能を計測する3DMarkには、さまざまな種類のベンチマークソフトがありますが、DirectXに関連のあるTime Spy・Fire Strikeがよく用いられます。
ここでは、3DMarkの代表的なベンチマークソフトにおける、RTX 3070 Tiの処理性能を他のGPUと比較しながら紹介します。
Time Spy(DirectX12用ベンチマークソフト)
最新のDirectX 12エンジンを利用したベンチマークソフトである、Time Spy(通常版・Extreme)の測定結果は以下のとおりです。
PassMarkと異なり、RTX 3070 TiとRTX 3080で2割以上の性能差があり、実用性能でも10~15%程度の差が生じています。
GPU | Time Spy (WQHD解像度)のスコア | Time Spy Extreme (4K解像度)のスコア |
---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 22,165 | 10,818 |
RTX 4070 Ti | 21,075 | 10,177 |
RTX 4070 SUPER | 19,942 | 9,435 |
RTX 4070 | 17,817 | 8,522 |
RTX 4060 Ti | 13,473 | 6,257 |
RTX 4060 | 11,385 | 5,435 |
RTX 3090 Ti | 21,077 | 10,835 |
RTX 3090 | 18,560 | 8,826 |
RTX 3080 Ti | 18,637 | 8,853 |
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
RTX 3050 | 6,140 | 2,798 |
RTX 2080 Ti | 13,872 | 6,574 |
RTX 2080 SUPER | 11,315 | 5,293 |
RTX 2070 SUPER | 9,583 | 4,741 |
Fire Strike(DirectX11用ベンチマークソフト)
DirectX 11のグラフィック機能が使われている、Fire Strikeの測定結果は以下の表のとおりです。
フルHDではRTX 3080との差は8%程度でしたが、4K解像度になると20%まで広がりました。
GPUモデル | Fire Strike (フルHD解像度)のスコア | Fire Strike Ultra (4K解像度)のスコア |
---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 55,487 | 14,022 |
RTX 4070 Ti | 54,305 | 13,310 |
RTX 4070 SUPER | 50,293 | 12,293 |
RTX 4070 | 43,443 | 10,025 |
RTX 4060 Ti | 33,788 | 7,295 |
RTX 4060 | 26,723 | 6,042 |
RTX 3090 Ti | 52,005 | 13,790 |
RTX 3090 | 47,773 | 12,617 |
RTX 3080 Ti | 46,771 | 12,479 |
RTX 3080 | 39,257 | 10,911 |
RTX 3070 Ti | 36,372 | 9,156 |
RTX 3070 | 31,020 | 8,573 |
RTX 3060 Ti | 29,121 | 7,309 |
RTX 3060 | 21,379 | 5,187 |
RTX 3050 | 15,824 | 3,592 |
RTX 2080 Ti | 34,316 | 7,718 |
RTX 2080 SUPER | 29.230 | 6,701 |
RTX 2070 SUPER | 25,684 | 6,183 |
各ゲームのベンチマーク性能比較
ここでは、代表的なゲームのRTX 3070 Tiのベンチマーク性能を、他のGPUと比較した上で分かりやすくまとめました。
4K解像度で快適に動くか疑問に感じている方は、お気に入りのゲームのベンチマーク結果を確認してみましょう。
- Apex Legends
- フォートナイト(DirectX11)
- VALORANT
- ファイナルファンタジー14
- ファイナルファンタジー15
- Borderlands3
- Red Dead Redemption2
Apex Legends
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 280fps | 269fps | 163fps |
RTX 4070 Ti | 275fps | 263fps | 171fps |
RTX 4070 SUPER | 256fps | 247fps | 148fps |
RTX 4070 | 205fps | 159fps | 96fps |
RTX 4060 Ti | 162fps | 123fps | 71fps |
RTX 4060 | 146fps | 110fps | 64fps |
RTX 3080 | 200fps | 190fps | 113fps |
RTX 3070 Ti | 180fps | 142fps | 87fps |
RTX 3070 | 174fps | 130fps | 78fps |
RTX 3060 Ti | 157fps | 124fps | 74fps |
RTX 3060 | 122fps | 89fps | 50fps |
RTX 3050 | 89fps | 63fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 166fps | 132fps | 75fps |
RTX 2080 SUPER | 162fps | 121fps | 72fps |
RTX 2070 SUPER | 134fps | 100fps | 63fps |
対人シューティングゲームであるApex Legendsでは、競技性が高いため144fps以上のフレームレートが求められます。
RTX3070あればフルHD解像度で144fpsを安定して出せるため、RTX 3070 TiではなくRTX 3070を選んだ方がいいです。
RTX3050・RTX3060で最高設定にすると144fpsを下回るので、設定を落としてフレームレートを稼ぐ必要が出てきます。
フォートナイト(DirectX11)
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 172fps | 110fps | 74fps |
RTX 3070 Ti | 152fps | 100fps | 62fps |
RTX 3070 | 145fps | 98fps | 58fps |
RTX 3060 Ti | 127fps | 87fps | 48fps |
RTX 3060 | 102fps | 83fps | 37fps |
RTX 3050 | 78fps | 56fps | 25fps |
RTX 2080 Ti | 136fps | 95fps | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 118fps | 89fps | 46fps |
RTX 2070 SUPER | 109fps | 85fps | 41fps |
人気FPSゲームであるフォートナイトも、Apex Legendsと同様に、RTX 3070 TiとRTX 3070のどちらでも144fpsを実現可能です。
ただし、4K解像度でプレイする場合は、RTX 3070ではDLSSがないと平均フレームレートが60fpsを下回ります。
最高画質でフォートナイトを快適に遊びたい方は、RTX 3070 Tiを選んだ方がいいです。
VALORANT
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 3080 | 638fps | 352fps |
RTX 3070 Ti | 623fps | 272fps |
RTX 3070 | 593fps | 243fps |
RTX 3060 Ti | 512fps | 184fps |
RTX 3060 | 414fps | 140fps |
RTX 3050 | 302fps | 98fps |
RTX 2080 Ti | 534fps | 233fps |
RTX 2080 SUPER | 486fps | 176fps |
RTX 2070 SUPER | 440fps | 155fps |
VALORANTは他のゲームに比べて負荷が軽く、フルHDではすべてのRTX30シリーズで300fpsを達成でき、4K解像度でもRTX 3070以上であれば144fpsを実現できます。
RTX 3070 Tiだとオーバースペックになるので、VALORANTしかプレイしない場合は、RTX 3070を搭載したゲーミングPCを選びましょう。
ファイナルファンタジー14
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 270fps | 218fps | 124fps |
RTX 4070 Ti | 251fps | 202fps | 111fps |
RTX 4070 SUPER | 240fps | 198fps | 102fps |
RTX 4070 | 227fps | 168fps | 98fps |
RTX 4060 Ti | 197fps | 153fps | 72fps |
RTX 4060 | 175fps | 115fps | 53fps |
RTX 3090 | 206fps | 164fps | 110fps |
RTX 3080 | 192fps | 151fps | 97fps |
RTX 3070 Ti | 181fps | 144fps | 85fps |
RTX 3070 | 170fps | 143fps | 75fps |
RTX 3060 Ti | 165fps | 128fps | 67fps |
RTX 3060 | 148fps | 100fps | 48fps |
RTX 3050 | 114fps | 71fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 168fps | 134fps | 76fps |
RTX 2080 SUPER | 154fps | 121fps | 64fps |
RTX 2070 SUPER | 132fps | 104fps | 55fps |
ファイナルファンタジー14では、RTX 3070 TiとRTX 3070の性能差が小さく、WQHD解像度ではどちらのGPUも144fps程度のフレームレートを出せます。
ただし、4K解像度になると大きくフレームレートが落ちるので、快適にFF14を遊びたい方はRTX 3070 Tiを選んだ方がいいです。
ファイナルファンタジー15
GPU | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 208fps | 169fps | 101fps |
RTX 4070 Ti | 202fps | 157fps | 89fps |
RTX 4070 SUPER | 194fps | 149fps | 84fps |
RTX 4070 | 172fps | 128fps | 72fps |
RTX 4060 Ti | 132fps | 92fps | 52fps |
RTX 4060 | 105fps | 74fps | 42fps |
RTX 3090 | 158fps | 133fps | 85fps |
RTX 3080 | 135fps | 116fps | 75fps |
RTX 3070 Ti | 133fps | 104fps | 63fps |
RTX 3070 | 127fps | 98fps | 59fps |
RTX 3060 Ti | 114fps | 87fps | 51fps |
RTX 3060 | 89fps | 67fps | 38fps |
RTX 3050 | 66fps | 48fps | 33fps |
RTX 2080 Ti | 129fps | 95fps | 60fps |
RTX 2080 SUPER | 114fps | 86fps | 50fps |
RTX 2070 SUPER | 103fps | 74fps | 36fps |
ファイナルファンタジー15では、前作よりもゲームの負荷が重く、RTX 3070だと4K解像度になると60fpsを下回ります。
最新シリーズのFF15を4K解像度でプレイしたいたい方は、RTX 3070 Tiを搭載したゲーミングPCを購入しましょう。
Borderlands3
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 205fps | 148fps | 81fps |
RTX 4070 Ti | 198fps | 142fps | 77fps |
RTX 4070 SUPER | 194fps | 140fps | 72fps |
RTX 4070 | 190fps | 137fps | 69fps |
RTX 4060 Ti | 118fps | 83fps | 44fps |
RTX 4060 | 97fps | 55fps | 35fps |
RTX 3080 | 142fps | 107fps | 62fps |
RTX 3070 Ti | 120fps | 88fps | 52fps |
RTX 3070 | 115fps | 84fps | 49fps |
RTX 3060 Ti | 99fps | 70fps | 36fps |
RTX 3060 | 78fps | 56fps | 31fps |
RTX 3050 | 54fps | 48fps | 23fps |
RTX 2080 Ti | 115fps | 82fps | 46fps |
RTX 2080 SUPER | 96fps | 68fps | 38fps |
RTX 2070 SUPER | 80fps | 58fps | 32fps |
重量級のシューティングRPGゲームであるBorderlands3では、RTX 3080でもフルHD解像度で144fps・4K解像度で60fps程度しか出ません。
RTX 3070 Tiだと4K解像度で50fps程度しか出せず性能不足に陥るので、RTX 4070以上のGPUを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
Red Dead Redemption2
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4070 Ti SUPER | 151fps | 126fps | 82fps |
RTX 4070 Ti | 144fps | 123fps | 78fps |
RTX 4070 SUPER | 136fps | 118fps | 72fps |
RTX 4070 | 127fps | 99fps | 62fps |
RTX 4060 Ti | 87fps | 71fps | 47fps |
RTX 4060 | 72fps | 59fps | 37fps |
RTX 3090 | 122fps | 108fps | 74fps |
RTX 3080 | 113fps | 97fps | 66fps |
RTX 3070 Ti | 98fps | 81fps | 54fps |
RTX 3070 | 94fps | 77fps | 50fps |
RTX 3060 Ti | 73fps | 60fps | 38fps |
RTX 3060 | 68fps | 54fps | 34fps |
RTX 3050 | 45fps | 37fps | 24fps |
RTX 2080 Ti | 100fps | 80fps | 50fps |
RTX 2080 SUPER | 87fps | 69fps | 44fps |
RTX 2070 SUPER | 70fps | 56fps | 36fps |
アドベンチャーゲームであるRed Dead Redemption2は、Borderlands3と同様に、RTX 3080でないと4K解像度で60fpsを出せません。
フルHD解像度にしてもそれほどフレームレートが上がらないので、144fpsを達成したい方はRTX 4070 Tiを選ぶ必要が出てきます。
RTX 3070 Ti搭載のおすすめゲーミングノートPC
Ryzen 7 6800Hを搭載した、ASUSの15.6インチゲーミングノートPCであり、虹色に光るイルミネートキーボードが搭載されています。
165Hzのリフレッシュレートを持つWQHD液晶を搭載しているので、高解像度でゲームを行いたい方におすすめです。
本体重量は2.3kgと重めなものの、駆動時間が13.5時間と長く、近くにコンセントがなくてもゲームを遊び続けられます。
おすすめ度 | |
商品名 (メーカー名) | ROG Strix G513RW-R76R3070T (ASUS) |
価格 | 193,630円 |
CPU | AMD Ryzen 7 6800H |
GPU | GeForce RTX 3070Ti |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 13.5時間 |
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | WQHD(2560×1440) |
リフレッシュレート | 165Hz |
重量 | 2.3kg |
本体サイズ | 355 × 260 × 27.2 mm |
RTX 3070 Ti搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルは?
RTX 3070 Tiが廃番となり入手困難な状況になりましたが、RTX 3070 Tiよりも高性能で省電力性に優れた、RTX 4070とRTX 4070 Tiが新発売されました。
今回は、RTX 3070 Tiの代わりとなる、RTX 4070・RTX 4070 Tiを搭載したゲーミングPCの特徴を解説します。
RTX 3080並の処理性能を持ち省電力性にも優れたRTX 4070
最新のNvidia製GPUであるRTX 4070は、TDPが200Wと低く省電力性に優れながら、RTX 3080並みの処理性能を持つのが特徴です。
4K解像度での実用性能が少し弱いものの、RTX 3070 Tiと同様に60fpsを出すのには十分な性能を持ち、20万円台前半で購入できます。
発熱量が大きいRTX 3070 Tiと異なり、コンパクトなデュアルファンモデルが用意されているため、ミニタワー型ゲーミングPCにも搭載可能です。
以下の記事でRTX 4070搭載ゲーミングPCを紹介しているので、RTX 3070 Tiと同等の商品を求めている方はチェックしてみてください。
20万円台で買えて4K解像度もガッツリ遊べるRTX 4070 Ti
3070 Tiの後継モデルであるRTX 4070 Tiは、4K解像度でもガッツリ遊べるハイエンドGPUなのにも関わらず、20万円台後半で買えるのが魅力です。
サイバーパンク2077のような最新の激重ゲームでも、4Kレイトレで70~80fpsを出せるため、最高画質で遊びたいヘビーゲーマーの方におすすめです。
以下の記事で、コスパに優れたRTX 4070 Ti搭載のおすすめゲーミングPCを紹介しているので、最新の高性能ゲーミングPCを求めている方はぜひ確認してみましょう。
RTX 3070 Ti搭載グラボを販売しているおすすめメーカー
以下の3社の大手PCパーツメーカーから、RTX 3070 Tiを搭載したグラフィックボードが販売されています。
各メーカーのRTX 3070 Ti搭載グラボの特徴を解説するので、グラフィックボード選びで迷っている方は参考にしてみてください。
OCモデルが格安価格で手に入るZOTAC
ZOTACのグラフィックボードは、MSIやGIGABYTEの製品に比べてコスパがよく、処理能力の高いOCモデルが9万円程度で購入できます。
アクティブファンコントロールが搭載されていて、個別にファンの回転数を自由に制御できるので、負荷がかからない時は騒音を抑えられます。
一般的なモデルに比べて消費電力が大きく、容量が750W以上ないと電力不足に陥る場合があるので、パワフルな電源を用意しておきましょう。
優れた品質とデザイン性が魅力的なMSI
MSIのVD7700は虹色に光るLEDを搭載しているので、かっこよくて高性能なグラフィックボードを求めている方におすすめです。
高性能な3連ファンが搭載されているため、グラボ本体の温度上昇・熱暴走の発生を抑制でき、重いゲームも安定して遊べます。
ただし、本体のサイズが335 × 140 × 61 mmと大きいので、小型PCには装着しづらいのがデメリットです。
動作の安定性と静音性の高さで定評のあるGIGABYTE
GIGABYTEのグラフィックボードは、品薄状態になり15万円前後にまで高騰していますが、優れた耐久性とデザイン性を持ちます。
ケースやファンの冷却性能に優れているため、グラボ本体の温度上昇による、ファンの回転数の向上やカクつきの発生を抑えられます。
LEDライティング機能も付いていて、側面にミニディスプレイが搭載されているので、外観を自由に変えられるのもメリットです。
しかし、本体重量が2.66kgと重く、横置きにすると端の部分が垂れ下がるのが欠点です。
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