この記事では「Sonyの最強プロコン DualSense Edge(デュアルセンスエッジ)」をレビューします。
今まで公式プロコンを発売していなかったSONYですが、PS5向けのコントローラーデュアルセンスを魔改造した「デュアルセンスエッジ」を発売しました!
プロコン集めて40代以上のわたしもイチ消費者として
「スゴッww」
「どんなコントローラーなのか?気になるわw」
「発売したら買ってみよう!そうしよう!」
って思っていたところ、
Sonyさんより先行体験会にご招待いただきました!
そこでこの記事では、PS5の純正コントローラーであるデュアルセンスをソニー公式が自ら魔改造しちゃった「デュアルセンスエッジ」をガチレビューしていきます!
- PS5を持っている
- Sonyのことが好きだ
という方は、ぜひとも参考にしてみてください!
\Youtubeでも動画レビューしています/
レビューの前に・・・
まずはレビューを始める前にひとつお願いが。
今回はSonyの本社ビルで実機を体験させていただいたのですが、こんな感じの暗めの部屋での撮影となっています。
照明の関係で画像が見づらい箇所もあるかもですが、ご了承ください!
デュアルセンスエッジについてまず伝えたいこと
まずは結論を先にお話いたします。
「デュアルセンスエッジ最大の魅力は、カスタマイズが可能なこと」
これに尽きます。
デュアルセンスエッジをデュアルセンスと比較すると、超絶進化しています。
- 高級感のあるデザインへ進化
- グリップの進化
- ケーブルの進化
- トリガーボタンの進化
- アナログスティックの進化
- Fn(ファンクション)ボタンの追加
- 背面ボタンの追加
ただし「超絶進化させすぎてバッテリーの駆動時間が短くなった」という改悪があるので、その点だけはしっかり覚えておいてください。
それから「コントローラーをカスタマイズして自分好みのコントローラーを手に入れたい」という方以外は、実売価格7,632円で販売されているデュアルセンスで十分すぎます。
なぜなら、デュアルセンスエッジは税込価格29,980円という破格の値段設定なのです。
スカフなどのサードパーティー製プロコンであれば高額な価格設定なのは仕方ありませんが、公式プロコンですので・・・
もう少し手に入れやすい価格設定だと嬉しかったです!
Xboxは、エリートコントローラー2が2万円以下で購入できます。
しかしデュアルセンスエッジは、約3万円という価格設定。
なのでデュアルセンスエッジについては、今から紹介していく進化内容について
めちゃくちゃ最高じゃん!
3万円の価値ある!
と思った方だけ手にしてみてください。
デュアルセンスエッジの付属品チェック
それでは、デュアルセンスエッジをレビューしていきます。
まずはデュアルセンスの付属品をチェックしていきましょう!
デュアルセンスエッジ、さすが約3万円のコントローラーだけあって専用ケースが付いています!
専用ケースには小さなマジックテープ式の蓋が付いていて、そこから充電をすることができます。
その他の付属品は、
コントローラー本体、
交換用キャップ(2種類)、
背面ボタン(2種類)、
コネクターカバー、
接続用USBケーブルです。
カスタムコントローラーなだけあり、豊富な付属品が準備されていました。
デュアルセンスはほぼほぼ付属品がなかったので、デュアルセンスエッジは使う前からワクワクさせてくれる製品ですね!
男心をくすぐるカスタマイズ性ですw
デュアルセンスエッジの進化をチェック
次は、実際にデュアルセンスの実機を確認していきます。
デュアルセンスから進化していた点は、以下の7つです。
それぞれについて紹介します!
進化1:高級感あるデザインへ進化
1つ目は「外観デザインの進化」です。
デュアルセンスエッジ、初見での感想は「The高級感」って感じ!
デュアルセンスではマット素材だった中央部のデザインが、テカテカの光沢素材になっています。
デュアルセンスよりも指紋が付きやすいというデメリットはありますが、高級感は格段にアップしています。
それからタッチパッドとL2R2にプレステマークが施されていて、押しやすさが向上しています。
進化2:グリップの進化
グリップ部も、微妙に材質変更されていました。
デュアルセンスはプラスチック素材にプレステマークが施されていてザラザラとした手触りでしたが、
デュアルセンスエッジはゴム素材に変更されておりグリップ感が向上しています。
高級感が爆上がり!
進化3:ケーブルの進化
3つめは「ケーブルの進化」です。
デュアルセンスエッジでは編み込み繊維で覆われたケーブルになっており、耐久性がアップしていました。
接続部にはコネクターカバーが追加されていて、こんな感じでコントローラーと接続させることができます!
ロック機構が搭載されているので、
- ケーブルが引っかかって抜ける
- ケーブルのコネクタが破損する
などの不具合は起きにくくなっています。
こういった仕様は、e-sportsの大会などで重宝されるらしいです!
e-sportsの大会に出たことがないので、重宝されるかどうか?に関してはイマイチピンとこなかったですw
進化4:トリガーボタンの進化
4つ目は「トリガーボタンの進化」です。
トリガーボタンは物理的な深さを3段階で変更できる「スライドスイッチ」が搭載されています。
まるでスカフみたいな機構w
とはいえ、最大限の浅い深さに設定してもボタン式のようなカチカチ感にはなりません。
個人的には中途半端な深さ設定にするのではなく、しっかりメリハリのある深さ設定にした方が良かったんじゃないか?と思いました。
ちなみに、デュアルセンスにはゲーム内のアクションに合わせてL2R2ボタンの負荷が変化する機能「アダプティブトリガー」が搭載されています。
「銃の引き金や弓をひくシーンではトリガーボタンが重くなる」という、臨場感や没入感を高めてくれる機能ですね!
しかし、今回のデュアルセンスエッジで搭載されたスライドスイッチでトリガーの深さを変更すると、そのアダプティブトリガーが無効になってしまいます。
アダプティブトリガーが無いとムリ!
という方は、注意が必要ですね。
進化5:アナログスティックのキャップが交換できる
5つ目の進化は「アナログスティックの進化」です。
デュアルセンスエッジの機能の中で個人的に最大の進化だと思ったのが「アナログスティック」について。
アナログスティックは、2点進化したところがあります!
キャップが交換できる
まず、デュアルセンスエッジのアナログスティックはキャップを交換できます!
「ロードーム」「ハイドーム」と呼ばれる、ドーム型の形状をした高さが異なるスティックキャップと、
デュアルセンスでも使用されているデフォルトのキャップを、組み合わせて使用することができます。
交換式のスティックキャップだと、
- 取り付け時のガタつき
- プレイ中に外れてしまう
といったことを気にする方もいると思いますが、全く心配はいりません!
取り付け自体はパチッと真上から軽い力で押し込んで取り付けできるのですが、外すときは反対に、真上にググっと力を入れないと取り外すことができません。
なので、プレイ中にスティックキャップを真上にググっと持ち上げない限り外れることは無いです。
取り付けた状態でスティックキャップを回転させてみてもほぼほぼガタつかないので、違和感ない操作が行えますよ。
さすが5年もの長い歳月を掛けて開発してきただけありますね!
ユニット交換ができる
アナログスティックの進化は、キャップが交換できるだけではありません。
なんとスティックのユニット自体も交換することができるんです!
背面のリリースボタンをスライドさせることで、
コントローラー前面のカバーがパカっと外れます。
あとは銀色のレバーを上に上げてロックを外せば・・・
スティックユニットが簡単に外せます!
今まで中華製コントローラーで交換式のスティックは多数試してみましたが、完全なゴミクオリティでしたw
しかし、さすがはSonyのプロコン。
- 非常に簡単な脱着性能
- スティックのガタがほとんどない装着感
と、クオリティは凄く高いです!
とはいえ、交換ありきっていう思想はどうなんでしょうか??
今回レビューするにあたり、国内外のメディアを幅広くリサーチしました。
海外のハンズオンレビューでしばしば目にしたのは、
「なぜホール効果センサーにしないのか?」
といった記述です。
コントローラーが消耗することでドリフトなどの不具合が発生することは、よく分かります。
だったら、劣化しにくいドリフトしない長寿命化のスティックを開発する方向に目を向けたら良かったんじゃないかな?と思いました。
SonyのWF-1000XM4などのイヤホンを持っている方はご存知だと思いますが、パッケージは竹やサトウキビ、古紙を使ったものになっています。
プラスチックを全廃するパッケージで、持続可能な世界を目指す「SDGs」の思想ですよね。
しかしデュアルセンスエッジは、
- スティックは消耗品
- ぶっ壊れたらガンガン交換しようぜ
- プラスチック、ドンドン使いますw
という、SDGsとはまったく逆の思想です。
開発者の方にしてみれば「何も分からない奴が好き勝手言ってるわw」と思うかもですが、5年間もの長い間、開発してきた製品ですので、
各種耐久試験の結果、デュアルセンスの数十倍の耐久性を持つ新型スティックユニットを開発しました!
スティックを交換せずとも長期間にわたって使用できる高品質な性能です!!
というサプライズがあっても良かったかな?と思いました。
スティックについては肯定的な意見が多かったので、あえて否定的な意見をお伝えいたしました。
進化6:Fn(ファンクション)ボタンの追加
6つ目の進化は「Fn(ファンクション)ボタンの追加」です。
ファンクションボタンでは、いつでも・どこでもプロファイルの変更ができるようになります。
デュアルセンスエッジは、ユーザーが自由に設定できるプロファイルを3つまで作成することが可能です。
1つはデフォルト設定となっており、合計4つのプロファイルをいつでも・どこでも変更できます。
PS5本体には30個までプロファイル設定が保存できて、設定画面から入れ替えることも可能。
「ファンクションボタンと△ボタン」「ファンクションボタンと〇ボタン」という感じで、ゲームに合わせてさまざまな設定を瞬時に変更できるのは非常に優秀な機能だと思います!
プロファイルで設定できる項目は、次の6つ。
- ボタンの割り当て変更
- スティックの感度変更
- スティックのデッドゾーン変更
- トリガーのデッドゾーン変更
- 振動の強さ
- トリガーエフェクトの強さ
ボタンの割り当て変更や振動・トリガーエフェクトの強さ設定はデュアルセンスでも変更できていたので、デュアルセンスエッジで追加された新機能としては次の3つになります!
- スティックの感度変更
- スティックのデッドゾーン変更
- トリガーのデッドゾーン変更
スティックの感度とデッドゾーン変更では、こんな感じでスティックごとの感度曲線を6つの設定から選ぶことができます。
選んだ曲線をスライドバーで調整することもできるので、カスタマイズが捗ります。
スティックのデッドゾーンは、こんな感じで無反応領域を任意で設定できる仕様。
トリガーのデッドゾーンについては、入力範囲の始点と終点を任意で変更できます。
あと、Sonyの担当者の方が一押ししていたのがボタンの割り当てで「割り当て無し」が選べること。
「レバー式の背面ボタンを使ってみて誤爆しやすいから、片方を割り当て無しにしておく」っていう使い方も可能です。
なかなか考えられていますね!
こういったさまざまな設定はプロファイル機能として、コントローラーへ保存させておくことができます!
保存したプロファイルは「ファンクションボタンと△ボタン」「ファンクションボタンと〇ボタン」という感じで、いつでも・どこでも瞬時に切り替えることができちゃいます。
カスタマイズ好きにはたまらないですね!
進化7:背面ボタンの追加
7つ目の進化は「背面ボタンの追加」です。
デュアルセンスエッジは、レバーとハーフドームの背面ボタンを好きな組み合わせで使用することができます。
取り付けはめちゃくちゃ簡単。
こんな感じで、背面の取り付け部に背面ボタンをカチッとセットすればOK。
多少のガタつきはありますが、プレイ中に外れる心配はなさそう。
レバーとハーフドーム、どちらが使いやすいか?については、使う人によります。
レバーボタンだと、
- L1R1撃ち
- L2R2撃ち
- LRボタンをフルで使用
これらの場合に、中指・薬指どちらの指でも問題なく押せます。
しかし、ハーフドームはほぼほぼ「中指専用ボタン」といった感じ。
薬指で押してみようと試みましたが、かなり難しかったです。
コントローラーを持つ時の姿勢は人それぞれなので、使いやすい背面ボタンを選べばOKです。
デュアルセンスエッジを使って実際にゲームをプレイした!
デュアルセンスエッジについてほぼほぼすべてを網羅した説明をしてきましたが、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません!
ということで、デュアルセンスエッジを使ってAPEXをプレイしてみました!
まずデュアルセンスエッジの操作感ですが、デュアルセンスとほぼ変わりません。
当たり前ですよねw
デュアルセンスエッジは極力デュアルセンスの形状を崩さずに、カスタマイズ機能をガッツリ盛り込んでいます。
背面ユニットは、
- スカフと同様のレバー形状
- 開発チームでは囲碁の碁石に似ていることから「囲碁」と呼ばれていたハーフドーム
の2種類から、好きな組み合わせを選ぶことができます!
ハーフドームについてはSonyが特許を取っているらしく他社が真似できない形状なので、ぜひお試しください!
使い勝手に関してはその人それぞれ好みが違うのでなんとも言えませんが、私はハーフドームの方が操作はしやすい感じがしました。
あと、ファンクションボタンはとても便利ですね!
ひとつのゲームだけをプレイしていると頻繁にプロファイルを切り替えることはありませんが、複数ゲームをそれぞれカスタマイズしている方であればめちゃくちゃ恩恵を受けられます。
PS5向けの最強カスタマイズコントローラー デュアルセンスエッジを使えば、簡単に勝てちゃいますねw
まとめ:超絶進化してました!
Sony初の純正カスタムコントローラー「デュアルセンスエッジ」をレビューしてきました。
デュアルセンスエッジの良かった点と悪かった点は以下のとおりです。
良かった点 | 悪かった点 |
---|---|
カスタマイズ性が超絶進化している プロファイル機能が地味に便利 | 値段が高い バッテリー駆動時間が短い |
良かった点
良かった点 |
---|
カスタマイズ性が超絶進化している プロファイル機能が地味に便利 |
実際に使ってみて良かった点は、次の2つです。
カスタマイズ性が超絶進化している
1つ目の良かった点は、カスタマイズ性が超絶進化しているところです。
もうこれに尽きます。
正直、カスタマイズしない人はデュアルセンスで必要十分です。
わざわざ約3万円もするデュアルセンスエッジを購入する必要はありません。
しかし、カスタマイズがしたい方には、
- 痒い所に手が届く
- 最高の使い心地が手に入る
そんなコントローラーだと思います!
まさにデュアルセンスエッジという名前の通り、かなり尖った製品という印象でした!
プロファイル機能が地味に便利
2つ目に良かった点は、プロファイル機能が地味に便利なところです。
- ゲームごとにボタン配置をカスタムして好きなように使い分ける
- 設定したプロファイルは瞬時に変更可能
たったこれだけのことですが、今までのデュアルセンスでは出来なかったんです。
- たくさんのゲームを並行して遊ぶ
- 自分の好きなように設定をカスタムしたい
そんな方々には、とても喜ばれるコントローラーですね!
悪かった点
悪かった点 |
---|
値段が高い バッテリー駆動時間が短い |
実際に使ってみて悪かった点は、次の2つです。
値段が高い
1つ目の悪かった点は、価格が高いところです。
デュアルセンスエッジの価格は、定価が税込29,980円もします。
約3万円を払って手にする価値があるのか?というところ。
多分、PS5をプレイしているすべての方におすすめできる製品ではありません。
3万円あれば、デュアルセンスがギリ4台買えちゃいますからw
なので、価格に見合う価値を見出せる方だけにおすすめできるコントローラーかな?と感じました。
バッテリー駆動時間が短い
2つめの悪かった点は、バッテリー駆動時間が短いところです。
バッテリー駆動時間は、公式には公表されていません。
しかし、デュアルセンスよりも短いとのお話を聞きました。
高額なコントローラーなので「デュアルセンスエッジを2台準備して、充電している間にもう1台で遊ぶ」といった運用はかなり厳しいです。
ただ、デュアルセンスエッジは有線接続も可能です。
ですので、長時間ぶっ通しでゲームをプレイするっていう方は有線接続で遊ぶことをおすすめします。
5年の開発期間を費やしSonyが本気を出して開発した最強プロコン「デュアルセンスエッジ」。
「高いけど使ってみたい!」そんな方はぜひともチェックしてみてください!
コメント
コメント一覧 (1件)
コメント失礼します。
https://amzn.asia/d/iPdl7P3
こちらのプロコンの購入を検討しているのですが、日本人のレビューがないのではせぽんさんにレビューしてほしいです。
よろしくお願いします。m(_ _)m