この記事では小さいのに最強のゲーミングアンプ「GSX 1000 2nd Edition」をレビューします!
あなたはゲーミングアンプを使っていますか?
というのもYouTubeのコミュニティで「ゲーミングアンプ使ってますか?」というアンケートをして、7000人以上の方に答えていただいたんですが…
使ってる方はたった14%だったんです!!
いただいたコメントを見ると、
- そもそもゲーミングアンプ自体知らない!
- 値段が高すぎるから買わなくてもいいやってなっちゃう
という方々が…
マジかぁぁぁ!
でもこの記事に来てくれたあなたは、ゲーミングアンプに興味があるってことですよね!
そこで、この記事ではEPOSのGSX1000 2nd Editionを実際に使ってみて良かった点・悪かった点をまとめました。
「ゲーミングアンプを使ったことがない」
「ヘッドセットをPCに直挿しで使ってる」
って方は、ぜひとも参考にしてみてください!
ゲーミングアンプの普及活動しますw
\Youtubeでも動画レビューしています/
GSX 1000 2nd Editionの付属品チェック
まずは開封をして付属品をチェックしていきます!
このゲーミングアンプは、非常にシンプルな構成です。
「接続どうすればいいの?」「セッティングがよく分からん」ってことは99%ありえません。
なぜなら、プラグ&プレイできるように設計されているから!
接続したら、すぐ使えるっていう思想ですね。
付属品なんて、これしかありませんw
GSX 1000 2nd Edition本体、
接続用USBケーブル、
取説類だけ!
オーディオアンプって、こんな感じでよく分からんケーブルまみれのイメージですよね?
しかし、GSX 1000 2nd Editionはアンプ本体とケーブル1本だけ。
最高に簡単すぎますね!
GSX 1000と2nd Editionの違いについて
外観チェックをしようと思いましたが、重要なことを忘れておりました!
この製品はGSX 1000 2nd Editionです。
そうです!
2nd Editionなので、ver2みたいな位置付け。
なので、GSX 1000っていう前モデルがあるんです。
そうなると、
1stと2ndで何が違うの?
って気になりますよね?
わたしの方で両者の違いをまとめてみました。
1stからの変更点は次の4つです。
それぞれについて、簡単に解説していきます。
地味だけどよさげな改善が盛り込まれていますよ!
変更点1:マイクの音質が超絶改善
1つめの変更点はマイク音質です。
こちらについては、のちほど実機検証をしながら詳しく解説するので一旦飛ばします。
マジで音質が良い感じなので期待しておいてください!
変更点2:デザインの変更
2つめの変更点はデザインです。
デザインは1stと2ndでは、こんな感じで微妙に変化しています。
1stの実機は持っていないので質感までは分からないのですが、2nd Editionは高級感が増しているっぽいです!
変更点3:トーナメントモードの追加
3つめの変更点は、トーナメントモードの追加です。
これは、初代GSX1000の最大の弱点だった誤動作の改善になります!
1stの場合は「四隅にあるプリセットを変更できるセンサーにヘッドホンやマウスのケーブルが当たると勝手にプリセットが切り替わってしまう」ことがありました。
ゲーム中に意図せずプリセットが切り替わったら、
マジでダルい
ってなりますよね。
GSX 1000 2nd Editionではトーナメントモードに切り替えると、プリセット操作にロックがかかる仕様に変更。
これにより「大事な試合中に音が変わってしまった!」という誤爆を防ぐことができるようになりました。
変更点4:接続の簡略化
4つめの変更点は、接続が簡略化されたところです。
以前は接続すると、
- 既定のデバイス
- 既定の通信デバイス
- 7.1chサラウンドの設定
など、Windows側でたくさんのサウンド設定を行わなければなりませんでした。
しかし、GSX 1000 2ndではそんな面倒くさい設定は必要ありません!
プラグ&プレイで操作できるようになったので、接続が素晴らしく簡略化された製品に進化していました。
GSX 1000 2nd Editionの外観をチェック
それでは外観チェックをしていきます!
まず本体のサイズ感ですが、かなり小さいです。
縦幅が100mm、
横幅も100mm。
完全に手の平サイズ!
しかも、実測重さが206gしかありません。
非常にコンパクトなので「デスクのスペースを取りたくない」という方でもミニマムな環境づくりが可能です。
しかし小さくて軽いので、ヘッドセットのケーブルを引っ張っちゃうと本体がズルズルと動いちゃいますね。
本体のインターフェースは、本体背面側にまとまっています。
PCとの接続に使うUSB Type-C、
主にスピーカーとの接続に使うライン出力、
マイク入力、
ヘッドフォン出力。
こんな感じで、3系統の3極3.5mmミニピン端子が背面部にまとめられています。
側面には、マイク入力時に音量調節を行うためのVolume Chat Wheelが搭載されています。
これ以外の設定は、すべて本体正面のLEDインジケーターと大きな黒色のノブで、直感的に操作できます!
セッティングが簡単でコンパクトに設置できるので、小学生の子どもでも使えそうなレベルです。
ただし、小学生では買えないお値段ですw
どのくらいの値段か?気になる方は、↓からチェックしてみてください!
GSX 1000 2nd Editionの特徴
外観チェックが終わったので、次は特徴を見ていきましょう!
GSX 1000 2nd Editionの特徴は、以下の3つです。
それぞれの特徴を、サクッと紹介していきます!
小学生でも使えちゃうぐらいの簡単仕様
1つめの特徴は「小学生でも使えちゃうぐらいの簡単仕様」です。
このデバイスには、専用ソフトウェアがありません!
この時点で、オーディオガチ勢の方々はグッときますよねw
そうです。
小学生でも使えるというのは、裏を返すと「上級者には物足りない仕様」ってことになります。
まずはGSX 1000 2nd Editionで出来ることを、ザックリ説明します。
このアイコンは、出力の切り替えトグル。
タップすることで、
- ヘッドセット
- スピーカー
を切り換えることができます。
このイコライザアイコンは、タップするごとに
- イコライザ無効
- e-Sports
- 音楽
- 映画
って感じで、4つのイコライザ設定を順番に切り換えることができます。
これはSound Focusアイコン。
バーチャル7.1chサラウンドサウンド出力利用時のサラウンド出力バランスを調整できます。
タップするごとに
- 「↓」(フロント音量大きめ)
- 「↑」(リア音量大きめ)
- 表示なし(フロントとリアの音量揃え)
と切り換えが可能。
そして、こっちが出力チャネル切り換えアイコン。
ヘッドフォン出力時のみ利用可能なんですが、タップするごとに
- 2chステレオ出力
- バーチャル7.1chサラウンドサウンド出力
を切り換えられます。
あと、これがマイクモニタリングアイコン。
ヘッドフォン出力時のみ利用可能で、マイク利用時に自分の声をモニタリングするときの音量、いわゆる「サイドトーン」を調整できます。
タップするごとに
- 「+」(モニタリング有効,音量小さめ)
- 「+++」(モニタリング有効,音量大きめ)
- 表示なし(モニタリング無効)
と切り換えが可能。
そして、最後が残響音アイコン。
バーチャル7.1chサラウンドサウンド出力時のみ使用することが可能。
タップするごとに
- 「+」(残響量少なめ)
- 「+++」(残響量多め)
- 表示なし(残響なし)
って感じで切り替えられます。
これが、GSX 1000 2nd Editionで設定できるすべての機能です!
LEDのインジケーターをタップするだけなので、小学生でも簡単に設定できますよね。
しかし、専用のソフトウェアが無いので「イコライザー設定を個別に調節する」といった一歩踏み込んだ細かい調整ができません。
ASTROのMixAMPには専用ソフトウェアが準備されており、イコライザ設定も細かく調節が出来ます。
しかし、GSX 1000 2nd Editionではあらかじめ準備されたプリセットしか選択することができません。
「もう少し高音を強めたい」「このゲームでは低音強調にしたい」といった自由度の高いカスタマイズはできないんです。
オーディオ上級者には物足りないかも知れませんね。
マイクの音質が笑っちゃうぐらい良くなるw
GSX 1000 2nd Editionの特徴2つめは「マイクの音質が笑っちゃうぐらい良くなる」です。
「GSX 1000 2nd Editionはオーディオ上級者にはちょっと物足りないかも…」とお伝えしましたが、マイクの音質は爆上がりしています!
スペックとしては、1stではビット深度が16bit、サンプリング周波数が16kHzでした。
しかし2ndでは、ビット深度が16bit、サンプリング周波数が48kHzになりました!
サンプリング周波数が高くなったことで、より広い音域まで表現できるようになっています。
要はマイク音質が向上したってことですね。
…って数値で言われても全く伝わらないと思いますので、
- PCに直挿し
- ASTRO MixAMPにH6PROを接続
- GSX 1000 2nd EditionにH6PROを3極変換ケーブルで接続
の3パターンを比較してみました!
▷を押して再生してみてください。
まずは、ヘッドセットH6PROをゲーミングPCに直挿ししたときのマイク音質。
音の大きさであるゲインが小さすぎて、収録ソフト側でめちゃくちゃ上げてる状態でこれなんで…結構ツラいですねw
次はASTRO MixAMPにH6PROを接続して音声を収録しました。
PCに直挿しするよりも少しはマイク音質が改善されたように感じますよね?
それでは、最後がGSX 1000 2nd EditionにH6PROを3極変換ケーブルで接続して音声を収録しました。
どうですか?かなり違いますよね!
ヘッドセットのマイクはすべて一緒なので、変わっているのは接続しているデバイスだけです。
実際に聞き比べてみて、わたしは圧倒的にGSX 1000 2nd Editionでのマイク音質が聞きやすいと感じました。
対応プラットフォームはPCのみ
GSX 1000 2nd Editionの特徴3つめは「対応プラットフォームはPCのみ」です。
これはそのまんまですw
ASTRO MixAmpであれば、PCはもちろんPS5でも使えるし、Dolbyサウンドは使えませんがイコライザーだけであればスイッチでも使うことはできます!
しかし、GSX 1000 2nd EditionはPCのみしか対応していません。
つまり、CS機ユーザーには全く無関係なデバイスということ。
個人的には操作が簡単で複雑な設定が不要なので、CS機でも使えればめちゃくちゃ嬉しかったです。
GSX 1000 2nd Editionを使って実際にゲームをプレイしてみた!
GSX 1000 2nd Editionの特徴をざっくり紹介してきましたが、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません。
なので、GSX 1000 2nd EditionとEPOSのH6PROを使ってAPEXをプレイしてみました!
まずは、射撃場でそれぞれのEQプリセットを聞き分けてみました。
GSX 1000 2nd Editionにはデフォルトに加えて、e-Sports・音楽・映画と3つのEQプリセットがあります。
e-Sportsのプリセットを適用すると高音が強調されて、甲高いサウンドになります。
足音に関しては特に聞き取りやすい印象はなく、ただただ高音強調っていうのが強いです。
音楽のプリセットに関しては低音と高音が強調されるので、いわゆるドンシャリ系になります。
人によって好き嫌いが分かれますが、わたしはドンシャリ系が好きなので音楽のEQプリセットはかなり良い感じで使えてます!
映画のEQプリセットは、ほぼほぼ音楽のプリセットと同じです。
オーディオ素人の私では、違いがよく分からないぐらいに同じでしたw
定位については、2chステレオ出力よりもバーチャル7.1chサラウンドサウンド出力の方が銃声や敵の足音の方向が聞き取りやすかったです!
実際に右から左に走ってもらったり、前から後ろや周囲をグルグル動き回ってもらいましたが、しっかり方向を把握することが出来ました!
グレネードなどの投げ物も前後や左右でハッキリと方向を感じることができたので、結構良い感じかもしれませんね。
さすが、ゲーミングアンプとゲーミングヘッドセット。
合わせて5万円近いデバイスなので、品質は高かったです!
まとめ:高いけどぜひ使ってみてほしい!
EPOSのGSX 1000 2nd Editionをレビューしました!
実際に使ってみて感じた「良かった点」と「悪かった点」は以下のとおりです。
良かった点 | 悪かった点 |
---|---|
マイク性能が素晴らしい プラグ&プレイで簡単に使える | カスタマイズ性が低い PC専用なので、CS機ではほぼほぼ使用不可 |
良かった点
良かった点 |
---|
マイク性能が素晴らしい プラグ&プレイで簡単に使える |
マイク性能が素晴らしい
良かった点の1つめは、マイク性能です。
ゲーミングアンプですのでまったく想定していませんでしたが、GSX 1000 2nd Editionに接続することでマイク音質がかなり良くなります!
PCにヘッドセットやイヤホンを直挿しでボイチャしている方がGSX 1000 2nd Editionを使用すれば、フレンドの人たちから「あれ?なんかマイク変えた?」って必ず言われるぐらいに高音質ボイスになりますよ!
プラグ&プレイで簡単に使える
良かった点の2つめは、プラグ&プレイで簡単に使えるところです。
GSX 1000 2nd Editionの最大のメリットと言っても過言ではないくらい。
開発者のインタビューも確認しましたが、1stモデルでは面倒くさい設定が必要でした。
「ユーザーが面倒くさがってるな」と感じた開発者たちが、2ndモデルではしっかりと改善しているのが素晴らしいと思います!
実際に使ってみましたが、本当に難しい操作が不要。
開封したら、USBケーブル1本でPCと接続してあとは使い始めるだけという簡単さ。
めんどくさがりの私としては、非常に魅力を感じました。
悪かった点
悪かった点 |
---|
カスタマイズ性が低い PC専用なので、CS機ではほぼほぼ使用不可 |
カスタマイズ性が低い
悪かった点の1つめは、カスタマイズ性が低いところです。
良かった点で挙げた「簡単さ」と相反することになりますが、GSX 1000 2nd Editionはカスタマイズ性がほとんどありません。
ゲーミングアンプとして有名なASTRO MixAmpでは出来ていた「自分の好きなEQプリセットを作成する」といったことが、GSX 1000 2nd Editionでは出来ません。
出来ないことについてとやかく言っても仕方がないので「GSX 1000 2nd Editionはこういうもの」と割り切れる方におすすめですね!
PC専用なのでCS機ではほぼ使用不可
悪かった点の2つめは、SC機では使用できないところです。
PC専用デバイスとなっているので、CS機ではほぼ使用できません。
無理やり使うことは出来ますが、全く性能を発揮することができないのでおすすめしません。
ということで、GSX 1000 2nd Editionは
- ゲーミングPCを持っている
- イヤホンやゲーミングヘッドセットをPCに直挿しで使用している
- 買ってきたら面倒くさい設定は無しですぐに良い感じのアンプを使いたい
そんな方におすすめしたいゲーミングアンプでした!
ゲーミングアンプは私みたいな弱小プレイヤーでも普通プレイヤーぐらいにはレベルアップできる、チート並に良さげなゲーミングデバイスです。
まだ使ったことがない方は、ぜひGSX 1000 2nd Editionをチェックしてみてくださいね!
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