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第13世代Core i5搭載ゲーミングPCの性能・価格は?BTOパソコンのモデル別に徹底比較

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ミドルレンジゲーミングPCの購入を検討している初心者ゲーマーの中には、コスパに優れた第13世代Core i5シリーズの製品に興味を持つ方もいますよね。

当記事では、1世代前のミドルレンジCPUである、第13世代Core i5シリーズのゲーミング性能を解説した上で、コスパに優れた第13世代Core i5シリーズ搭載ゲーミングPCも紹介します。

最新の第14世代Core i5シリーズとの性能差が気になる方に向けて、他のCPUとのスペックの差も解説します。

13世代Core i5シリーズと相性のよいGPUについても解説するので、ゲーミングPC選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

第13世代Core i5シリーズの特徴

2022年10月から発売を開始した第13世代Core i5シリーズは、第12世代からコア数が増加し10コア16スレッド(上位モデルは14コア20スレッド)になった関係で、ゲーミング性能が大幅に改善されました。

ここでは、最新の第14世代のCore i5シリーズとの違いを比較した上で、第13世代Core i5シリーズの特徴について解説していきます。

第13世代Core i5シリーズの価格・性能

スクロールできます
デスクトップ用
モデル一覧
Core i5-13400Core i5-13400FCore i5-13500Core i5-13600KCore i5-13600KFCore i5-13400T
希望小売価格
(販売価格)
$221
(35,780円)
$196
(32,120円)
$232
(37,980円)
$319
(47,980円)
$294
(44,980円)
$221
(36,980円)
アーキテクチャRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor Lake
ソケットLGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700
Pコア/Eコア/スレッド6/4/166/4/166/8/206/8/206/8/206/4/16
ベース/最大クロック2.50 GHz/4.60 GHz2.50 GHz/4.60 GHz2.50 GHz/4.80 GHz3.50 GHz/5.10 GHz3.50 GHz/5.10 GHz1.30 GHz/4.40 GHz
L2キャッシュ9.5MB9.5MB11.5MB11.5MB11.5MB9.5MB
L3キャッシュ20 MB20 MB24 MB24 MB24 MB20 MB
最大消費電力148 W148 W154 W181 W181 W82 W
内蔵グラフィックIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770
発売日2023年1月3日2023年1月3日2023年1月3日2022年10月20日2022年10月20日2023年1月3日
第13世代Core i5シリーズの価格・性能表(※販売価格は時期によって変動します)

第12世代~第14世代のIntel CPUでは、処理性能と省電力性を両立するために、CPUコアのベースクロックと最大クロックの差を広げています。

車のエンジンのように、普段はアイドリング状態を維持して回転数(クロック数)を抑えますが、CPUの使用率が高まるとクロック数を勢いよく高めるのが第13世代Intel CPUの特徴です。

第13世代Core i5シリーズでは、省電力性に優れたEコアが追加されたものの、L2キャッシュの容量についてはPコア1.25GB・Eコア0.5GBと第12世代から変わりません。

上位モデルであるCore i7 13700シリーズとの性能差について興味がある方は、「Core i7 14700シリーズと第14世代Core i5シリーズの比較」まで飛びましょう。

一方で、RyzenシリーズのCPUとのスペックの差について知りたい方は、「AMD Ryzenシリーズと第13世代Core i5シリーズ」の見出しをチェックしてみましょう。

モデル内のグレード

第13世代Core i5シリーズは、10コア16スレッドあるいは14コア20スレッドのIntelのCPUであり、下位モデルにもEコア(省電力性に優れたEfficiencyコア)が搭載されているのが特徴です。

Core i5シリーズは以下の3つのベースモデルに大きく分類されますが、機能面での違いにより型番の末尾に文字が記載される場合があります。

  • Core i5-13400(10コア16スレッド)
  • Core i5-13500(14コア20スレッド)
  • Core i5-13600(14コア20スレッド)
文字意味こんな人におすすめ
Fグラフィック機能省略GPUを積むからグラフィックはいらない
Kオーバークロック可能強力クーラーでガンガンオーバークロックしたい
T省電力版電気代を節約しないと家族に怒られる
CPUの型番の最後に付く接尾辞(文字)の意味

内臓GPUはグラボに比べて桁違いに性能が低く、オンラインゲームでは使い物にならないため、ゲーマーの方は価格の安いF付きモデルがおすすめです。

廃番となっているので品薄状態ですが、F付きのCore i5-13400Fは希望小売価格がシリーズ内で最も安く、PCゲーマーにとって魅力的なモデルに見えます。

ただし、ショップによって販売価格が変動するため、「A店のCore i5-13400FよりB店のCore i5-13400の方が安い」というケースもあります。

Core i7やCore i9シリーズと異なり、低性能なT付きCPUを除外しても、Core i5-13400FとCore i5-13600KFで使える用途の幅が変わります。

4Kゲーミングや動画編集もガッツリこなしたい方は、RTX 4070シリーズと問題なく組めるCore i5-13600K(F)を選ぶと、CPU選びで後悔しづらいです。
(※下位モデルと異なり純正クーラーが付いていないのでCPUクーラーも一緒に購入しましょう。)

第14世代Core i5シリーズとほぼ同じゲーミング性能を持つ

数値:平均fps(QHD Ultra)コアクロック
(ベース/最大)
VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i5-13400(F)2.50 GHz/4.60 GHz428150263198128
Core i5-135002.50 GHz/4.80 GHz573198363262168
Core i5-13600K(F)3.50 GHz/5.10 GHz659228420302180
Core i5-14400(F)2.50 GHz/4.70 GHz475166292221142
Core i5-145002.60 GHz/5.00 GHz603208382276177
Core i5-14600K(F)3.50 GHz/5.30 GHz709245450325192
各ゲームのフレームレート表(第13世代Core i5 vs 第14世代Core i5)

最新世代のCPUの方が高性能なイメージを持ちますが、第14世代のCore i5シリーズはクロック数が変わっただけなので、ゲーミング性能は第13世代Core i5とほとんど違いがありません。

価格は旧世代の第13世代Core i5シリーズの方が1,500円安く買えるため、第14世代Core i5シリーズに比べてコスパが優れています。

そのため、最新世代のCPUにこだわりがなければ、第13世代Core i5シリーズを選んだ方がいいです。

販売価格も3万円前後とリーズナブルなため、RTX 3060 TiなどのミドルレンジGPUと組み合わせる方には、最適なCPUといえます。

表はあくまで「CPUがフル稼働した」場合の数値を示しているので、熱暴走による性能低下を起こさないように、高性能な空冷CPUクーラーを用意してあげましょう。

Core i5 13400シリーズと現行GPUの相性早見表

13400との相性フルHD解像度
(1080×1920)
WQHD解像度
(1440×2560)
4K解像度
(2160×3840)
RTX4090✕(CPU不足)✕(CPU不足)✕(CPU不足)
RTX 4080 SUPER
(RTX4080)
✕(CPU不足)✕(CPU不足)×(CPU▲45%)
RTX 4070 Ti SUPER✕(CPU不足)×(CPU▲50%)×(CPU▲35%)
RTX 4070 Ti×(CPU▲50%)×(CPU▲40%)△(CPU▲30%)
RTX 4070 SUPER×(CPU▲45%)×(CPU▲35%)△(CPU▲25%)
RTX 4070×(CPU▲40%)△(CPU▲25%)〇(CPU▲15%)
RTX 4060 Ti
(RTX 3070)
〇(CPU▲15%)◎(CPU▲5%)✕(GPU不足)
RTX 3060 Ti◎(CPU▲5%)◎(GPU▲5%)✕(GPU不足)
RTX 3060◎(GPU▲5%)△(GPU▲20%)✕(GPU不足)
RTX 3050
(GTX 1660 SUPER)
×(GPU▲30%)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
GTX 1650×(GPU▲50%)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
Core i7 13400と現行GPUの相性早見表

型落ちのミドルレンジCPUであるCore i5 13400シリーズを選ぶ時に、どんなGPUと相性問題を起こさずに組めるか気になる方も多いですよね。

画質によって最適なGPUが変わりますが、WQHD以下の解像度であればRTX 3060 Ti~RTX 4060 Ti、4K画質ならRTX 4070を選べば問題ありません。

他CPUとのベンチマーク結果・ゲーミング性能の比較

今回は、他のCore・RyzenシリーズのCPUと比較しながら、第13世代Core i5シリーズのゲーミング性能を検証していきます。

型落ちの第13世代Core i5シリーズで、どのくらいゲームを快適に行えるか気になる方は、ぜひチェックしてみましょう。

比較対象となるCore iシリーズ・RyzenシリーズのCPU一覧表

Ryzen・IntelシリーズのCPUのスペック表(クリックすると表示されます)は以下のとおりになりますが、一目見ただけではゲーミング性能の違いを把握しづらいですよね。

各CPUモデルのスペック・価格の一覧表
スクロールできます
Core i5-13400Core i5-13500Core i5-13600KRyzen 7 7700XRyzen 5 7500FRyzen 7 5700XCore i7-13700Core i7-13700KCore i5-14400Core i5-14500Core i5-14600KCore i5-12400Core i5-12500Core i5-12600K
メーカーIntelIntelIntelAMDAMDAMDIntelIntelIntelIntelIntelIntelIntelIntel
アーキテクチャRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeZen 4Zen 4Zen 3Raptor LakeRaptor LakeRaptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshAlder LakeAlder LakeAlder Lake
プロセス10nm10nm10nm5nm5nm7nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm
ソケットLGA1700LGA1700LGA1700AM5AM5AM4LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700
総合コア数
(Pコア+Eコア)
10141486816161014146610
Eコア数48888488004
スレッド数1620201612162424162020121216
ベース/最大クロック(P)2.5/4.6GHz2.5/4.8GHz3.5/5.1GHz4.5/5.4Ghz3.7/5.0GHz3.4/4.6Ghz2.1/5.2GHz3.4/5.4GHz2.5/4.7GHz2.6/5.0GHz3.5/5.3GHz2.5/4.4GHz3.0/4.6GHz3.7/4.9GHz
ベース/最大クロック(E)1.8/3.3GHz1.8/3.5GHz2.6/3.9GHz1.5/4.1Ghz2.5/4.2GHz1.8/3.5GHz1.8/3.7GHz2.6/4.0GHz2.8/3.6GHz
L3キャッシュ20MB24MB24MB32MB32MB32MB30MB30MB20MB24MB24MB18MB18MB20MB
PassMarkスコア2497432070381833607126949267373791846615265693250739307194301992727746
TDP(PL1)65W65W125W105W65W65W65 W125 W65W65W125W65W65W125W
最大消費電力(PL2)148W154W181W142W88W76W219 W253 W148W154W181W117W117W150W
内蔵GPUIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Radeon GraphicsRadeon GraphicsIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 730Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770
対応メモリ128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB
メモリ周波数上限DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR4:3200MHzDDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
PCI-Express5.05.05.05.05.04.05.05.05.05.05.05.05.05.0
希望小売価格$221$232$319$399$179
(完成品PC限定)
$299$384$409$221$232$319$199$209$299
発売時期2023年1月3日2023年1月3日2022年10月20日2022年8月30日2023年7月24日2022年3月22日2023年1月4日2022年9月29日2024年1月9日2024年1月9日2022年10月20日2022年1月5日2022年1月5日2021年11月4日
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表

そこで、比較対象となるCPUの性能差がすぐに理解できるように、TOPCPUのベンチマーク結果(シングルスレッド・マルチスレッド)のグラフを紹介します。

各CPUのシングルスレッドのベンチマーク結果(クリックで出典のTOPCPUへ飛びます)

「intelはシングルスレッド、AMDはマルチスレッド性能が高い」とよく言われます。

1世代前のCore i5 12500からほとんど性能が改善していないものの、AMD Ryzen 5 7500Fと肩を並べる数値が出ました。

実際にゲームを快適に遊ぶ上で重要なのは、CPU全体のスペックを示すマルチスレッド性能となるので、マルチスレッド性能についても比較していきます。

各CPUのマルチスレッドのベンチマーク結果(クリックで出典のTOPCPUへ飛びます)

型落ちのCPUなのにも関わらず、Core i5-13400でもRyzen 5 7600を上回り、Core i5-13500になるとAMD Ryzen 7 7700Xを超える性能を持つことがわかります。

AMD Ryzenシリーズと第13世代Core i5シリーズの比較

Intel Coreシリーズのライバルとなる、AMD Ryzenシリーズとの性能の違いを、フレームレートに換算して分かりやすく比較してみました。

GPUは最も高いフレームレートが出せるRTX4090と仮定した上で、第13世代Core i5シリーズに近い性能を持つAMD製のCPU3種類と比較したところ、以下のような結果になりました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(第13世代Intel Core i5シリーズ vs AMD Ryzenシリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i5-13400(F)428150263198128
Core i5-13500573198363262168
Core i5-13600K(F)659228420302180
Ryzen 7 7700X534198321253173
Ryzen 5 7500F371154222175134
Ryzen 7 5700X374155225177135
各CPUモデルのフレームレート一覧表(第13世代Intel Core i5シリーズ vs AMD Ryzenシリーズ)

Core i5-13400はRyzen 7 7700Xには引けを取ったものの、Ryzen 5 7500F・Ryzen 7 5700Xを上回るフレームレートを叩き出しました。

Apexで144fpsを上回るフレームレートを出せるため、Core i5-13400でもヌルヌル映像でFPSゲームを楽しめます。

Core i7 13700シリーズと第13世代Core i5シリーズの比較

AMD Ryzenシリーズと同様の測定方法で、Core i7 13700シリーズとのフレームレートの差を比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(第13世代Intel Core i5シリーズ vs Intel Core 7 13700シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i5-13400(F)428150263198128
Core i5-13500573198363262168
Core i5-13600K(F)659228420302180
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
各CPUモデルのフレームレート一覧表(第13世代Intel Core i5シリーズ vs Intel Core 7 13700シリーズ)

上位モデルのCore i7 13700シリーズは、Core i5-13400比で1.7倍程度のスペックを持つことが分かります。

Apexで240fps以上のフレームレートを出せるため、Core i7 13700シリーズを選べば240Hzのモニターに接続してもカクつかずに遊べます。

ただし、Core i5に比べて3万円も高価な上に、最新モデルのCore i7 14700シリーズに比べるとスペックが落ちます。

第14世代のCore i7シリーズとほとんど値段が変わらないので、コスパを重視する方はCore i7 14700シリーズを選んだ方がいいです。

第14世代Core i5シリーズと第13世代Core i5シリーズの比較

最新世代のCore i5シリーズである、Core i5-14400(F)・14500・14600K(F)のベンチマーク性能の比較も行ってみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(第13世代Intel Core i5シリーズ vs 第14世代Intel Core i5シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i5-13400(F)428150263198128
Core i5-13500573198363262168
Core i5-13600K(F)659228420302180
Core i5-14400(F)475166292221142
Core i5-14500603208382276177
Core i5-14600K(F)709245450325192
各CPUモデルのフレームレート一覧表(第13世代Intel Core i5シリーズ vs 第14世代Intel Core i5シリーズ)

第13世代のCore i5シリーズと目立った違いは見られず、価格も型落ちモデルに比べて1,500円~2,000円程度高くつきます。

最新モデルにこだわらない方は、第13世代のCore i5シリーズを選んでも問題ありません。

第12世代Core i5シリーズと第13世代Core i5シリーズの比較

最後に、第12世代(Alder Lake)のCore i5シリーズのCPUである、Core i5-12400(F)・12500・12600K(F)とゲーミング性能を比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(第13世代Intel Core i5シリーズ vs 第12世代Intel Core i5シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i5-13400(F)428150263198128
Core i5-13500573198363262168
Core i5-13600K(F)659228420302180
Core i5-12400(F)334128205154109
Core i5-12500344132218157112
Core i5-12600K(F)461160294211135
各CPUモデルのフレームレート一覧表(第13世代Intel Core i5シリーズ vs 第12世代Intel Core i5シリーズ)

第14世代のCore i5シリーズとは異なり、大きなフレームレートの差が生じ、特にCore i5-12500はCore i5-13500の2/3以下の性能しか持たないことがわかります。

Amazonでは、Core i5-12400Fが2万円台前半で販売されているものの、最新のゲームを快適に遊びたい方は第13世代Core i5シリーズを選んだ方がいいです。

他CPUとの比較まとめ

各CPUモデルのベンチマーク結果(Apex Legends)

今回比較したCPUのApex Legendsのフレームレートの違いを、グラフにして分かりやすくまとめてみました。

Core i7 13700シリーズであれば、Apexで240fpsを上回る数値を出せるため、240Hzのリフレッシュレートを持つモニターでもヌルヌル映像で遊べます。

ただし、同程度の価格で買えるCore i7 14700シリーズの方が高性能なため、型落ちモデルであるCore i7 13700シリーズを選んでしまうと後悔する可能性が高いです。

PCパーツに関する知識が無い初心者ゲーマーの中には、Core i5-13400と相性問題が起きない構成が分からず困っている方も多いですよね。

そこで今回は、構成のバランスとコスパに優れた、第13世代Core i5搭載ゲーミングPCのおすすめ商品を紹介します。

おすすめの第13世代Core i5搭載ゲーミングPC3選

ここでは、第13世代Core i5シリーズのCPUを搭載したゲーミングPCの中で、特にコスパに優れたおすすめ商品を3つ紹介します。

ApexなどのFPSゲームを快適に行える、ミドルレンジゲーミングPCを安く手に入れたい方は、ぜひ確認してみてください。

LEVEL-C066-134-RBX(パソコン工房)

パソコン工房の最新コンパクトゲーミングPCで、旧世代のミドルレンジPCパーツである、RTX 3060とCore i5-13400が搭載されています。

奥行きが357mm・高さが273mmと非常にコンパクトなため、設置場所に困っている方におすすめです。

パソコンの底面に虹色に光るLEDライトが搭載されていて、通常のミニタワーゲーミングPC(M-Class)に比べて、デザイン性に優れているのも魅力です。

おすすめ度
価格(税込)136,800円
CPUIntel Core i5-13400
GPUGeForce RTX 3060
メモリDDR4-3200 16GB
ストレージSSD:500GB NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD
LEVEL-C066-134-RBX(パソコン工房)の性能表

\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/

コスパが最大の強み

LEVEL-C066-134-RBX(パソコン工房)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
122fps
(0%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
89fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
50fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
50fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
30fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
15fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
336fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
289fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
180fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

ボトルネックはほとんど発生しませんでしたが、GPUがRTX 3060に抑えられている関係で、Apexでは120fps程度しか出せませんでした。

価格は13万円台とお手頃なものの、競技性の高いFPSゲームを行うのには力不足なので、もう1ランク高性能なGPUを搭載したモデルを選んだ方がいいです。

FRGKB760M/M304/NTK(フロンティア)

フロンティアのCore i5-13400F搭載コンパクトゲーミングPCで、最新世代のミドルレンジGPUであるRTX 4060 Tiが使われています。

32GBの大容量メモリが採用されているため、パルワールドやタルコフを快適に遊びたい方におすすめです。

透明なガラスパネルと光るLEDケースは搭載されていませんが、白色と黒色の2色のカラーが用意されているので、インテリアに合わせて選べるのもメリットです。

おすすめ度
価格(税込)169,800円
CPUIntel Core i5-13400F
GPUGeForce RTX 4060 Ti
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:1TB NVMe
HDD:無
電源600W 80PLUS BRONZE
FRGKB760M/M304/NTK(フロンティア)の性能表

\セールのコスパ最強ゲーミングPC/

期間限定セールが安すぎるBTOメーカー

FRGKB760M/M304/NTK(フロンティア)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
158fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
121fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
96fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
60fps
(▲7%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
40fps
(▲3%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
30fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
400fps
(▲7%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
318fps
(▲3%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
242fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

GPUの性能が高まったことで、ApexのフルHD解像度で144fpsを実現できるようになり、快適にゲームを行えるようになりました。

負荷の重いオープンワールドも100fps近いフレームレートが出せるため、フルHD最高画質で快適にゲームを遊びたい方におすすめです。

GA5J-C230B3/CP6(ツクモ)

おすすめ度
価格(税込)209,980円
CPUIntel Core i5-13400F
GPUGeForce RTX 4070
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD
GA5J-C230B3/CP6(ツクモ)の性能表

ツクモのCore i5-13400F搭載ミドルタワーゲーミングPCであり、WQHD解像度でも快適にゲームを遊べるRTX 4070が使われています。

21万円まで値上がりしたので、以前に比べてコスパが悪化したものの、ハイスペックゲーミングPCを安く手に入れたい方におすすめです。

1TBの容量を持つSSDや32GBの大容量メモリが搭載されているため、さまざまなゲームを楽しめるのも魅力です。

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GA5J-C230B3/CP6(ツクモ)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
198fps
(▲3%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
156fps
(▲2%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
96fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
71fps
(▲11%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
52fps
(▲7%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
30fps
(▲1%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
458fps
(▲11%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
381fps
(▲7%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
346fps
(▲1%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

CPUの性能の低さが原因で、フルHD解像度においてはボトルネックが目立ったものの、WQHD・4K解像度のフレームレートが大幅に改善されました。

4K解像度でプレイするには若干力不足ですが、高解像度設定でゲームを楽しみたい方におすすめのモデルといえます。

おすすめの第13世代Core i5搭載ゲーミングPC比較表

スクロールできます
商品名LEVEL-C066-134-RBX
(パソコン工房)
FRGKB760M/M304/NTK
(フロンティア)
GA5J-C230B3/CP6
(ツクモ)
価格(税込)136,800円169,800円209,980円
CPUIntel Core i5-13400FIntel Core i5-13400FIntel Core i5-13400F
GPUGeForce RTX 3060GeForce RTX 4060 TiGeForce RTX 4070
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 32GBDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:500GB NVMe
HDD:無
SSD:1TB NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD600W 80PLUS BRONZE750W 80PLUS GOLD
公式サイトパソコン工房公式サイトFRONTIER公式サイトツクモ公式サイト
※商品価格は購入時期・オプションにより変動する場合があります。

第13世代Core i5搭載ゲーミングPCに関するよくある質問

1世代前のミドルレンジCPUである、第13世代Core i5シリーズに関する、よくある質問をQ&A形式で簡潔にまとめてみました。

第13世代Intel Core i5シリーズのCPU(13400・13500・13600K)について、疑問点や不明点がある方はぜひ参考にしてみてください。

質問①:型落ちモデルの第13世代Core i5シリーズでゲームを快適に行えるの?

型落ちモデルの第13世代Core i5シリーズでゲームを快適に行えるの?

第14世代Core i5シリーズとほとんど劣らないゲーミング性能を持ち、RTX 4060 Tiとも問題なく組み合わせられるため、フルHD解像度であればゲームを快適に行えます。

RTX 4070以上のGPUだとボトルネックが生じる場合があるので、高解像度でゲームを遊びたい方はCore i7・Core i9シリーズのCPUを選びましょう。

質問②:Core i5 13500やCore i5 13600K(F)の取り扱いが少ない理由は?

Core i5-13500やCore i5-13600K(F)の取り扱いが少ない理由は?

Core i5-13400よりも発熱量が多く、Core i5-13500やCore i5-13600Kは付属クーラーでは熱暴走が生じやすいため、信頼性を重視するBTOメーカーでは扱われない場合が多いです。

ツクモでしか上記CPUが取り扱われていないため、基本的にCore i5-13400しか選べないケースが多いです。
(サイコムやパソコンショップセブンでも取り扱われていましたが、品切れになり型落ちモデルのCPUを選べなくなりました。)

質問③:第14世代のCore i5シリーズに比べてどれくらい安く買えるの?

第14世代のCore i5シリーズに比べてどれくらい安く買えるの?

希望小売価格は第13世代と第14世代で変わりませんでしたが、第13世代のCore i5シリーズの方が1,500円~2,000円ほど安く買えます。

型落ちモデルのCPUを選んでも、ゲーミング性能はほとんど落ちないので、コスパを重視する方は第13世代Core i5シリーズがおすすめです。

質問④:第13世代Core i5シリーズってどのくらいの人が使っているの?

質問④:第14世代Core i5シリーズってどのくらいの人が使っているの?

2024年3月末時点のSteamの統計によると、Core i5-13400(F)と同じ10コアCPU利用者は全体の5.6%ほど存在します。

ただし、最新の第14世代Core i5シリーズの製品も含まれているので、実際の利用者はもっと少ないです。

購入費用を抑えたい方は第13世代Core i5搭載ゲーミングPCがおすすめ

第13世代Core i5シリーズは、第14世代Core i5シリーズとほとんど性能が変わらないのにも関わらず、1,500円程度安く買えてコスパに優れているのが魅力です。

ゲーミングPCの購入費用を抑えたい方は、第13世代Core i5シリーズ搭載ゲーミングPCもチェックしてみましょう。

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