Intel製CPUのハイエンドモデルを中心に不具合問題が出ているため、代わりとなる製品を探している方も多いですよね。
そこで今回は、2023年8月23日に発売された、9000シリーズのRyzen9の性能・特徴について、Core i9-14900K等の他のCPUと比べながら解説していきます。
Core i9からRyzen 9に乗り換える人に向けて、9000シリーズのRyzen9を搭載したゲーミングPCのおすすめ商品も紹介します。
9000シリーズのRyzen9に関する、よくある質問に対する回答もQ&A形式で取り上げていくので、疑問点・不明点がある方は最後まで読み進めてみましょう。
Ryzen9(9000シリーズ)の特徴
9000シリーズのRyzen9は、コア構成やクロック数を工夫するのではなく、プロセスサイズを4nmまで微細化することで高い性能を実現しています。
ここでは、9000シリーズのRyzen9の特徴・スペックについて、初めてAMD製CPUを選ぶ方でも理解できるように簡潔に解説します。
Ryzen9(9000シリーズ)の価格・性能
Ryzen 9 9950X | Ryzen 9 9900X | |
---|---|---|
希望小売価格 (販売価格) | $649 (115,960円) | $499 (88,800円) |
アーキテクチャ | Zen 5 | Zen 5 |
ソケット | AM5 | AM5 |
コア数/スレッド数 | 16/32 | 12/24 |
ベース/最大クロック | 4.3/5.7GHz | 4.4/5.6GHz |
L3キャッシュ | 64MB | 64MB |
最大消費電力 | 230W | 162W |
内蔵GPU | Radeon Graphics | Radeon Graphics |
発売日 | 2024年8月23日 | 2024年8月23日 |
9000番台のRyzen 9シリーズのCPUは、前世代のZen4プロセス(5nm)よりも更に微細な、Zen5プロセス(4nm)が採用されています。
7000シリーズのRyzen 9に比べて性能・省電力性が高まり、9900Xに関してはTDP(熱設計電力)が170Wから120Wまで下がりました。
クロック数の幅はIntel製CPUよりも狭く、負荷がかかる時だけブーストをかけて、極限までパフォーマンスを高めていくのが特徴です。
最新のハイスペックCPUであるRyzen7(7000シリーズ)との性能差が気になる方は、「Ryzen7(9000シリーズ)とRyzen9(9000シリーズ)の比較」を確認してみましょう。
第14世代Core i9とどちらが優れているか知りたい方は、「第14世代Core i9シリーズとRyzen9(9000シリーズ)の比較」をチェックしてみてください。
モデル内のグレード
2023年の8月23日に、末尾に「X」の記号が付いた、Ryzen 9 9900XとRyzen 9 9950Xが発売されました。
文字 | 意味 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
X | 高性能版 | 高フレームレートでゲームをガンガン動かしたい |
3D | 3D V-Cache搭載 | ゲームプレイ中に生じるカクつきを抑えたい |
7000シリーズのRyzen9と同様に、Radeon Graphicsが搭載されていますが、オンラインゲームを行う場合はグラボを使う必要があります。
ハイエンドモデルなだけあり、最大消費電力が162W~230Wと大きく爆熱なため、強力な水冷CPUクーラーを活用しましょう。
最上位モデルのRyzen 9 9950Xは14900KSをも凌駕する性能を持つ
Ryzen 9 9900X・9950XのPassMarkスコアは以下のグラフの通りになり、9950Xに至っては14900KSすら上回るスコアを出しました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | コアクロック (ベース/最大) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X | 4.3 GHz/5.7 GHz | 1455 | 493 | 873 | 568 | 375 |
Ryzen 9 9900X | 4.4 GHz/5.6 GHz | 940 | 318 | 563 | 444 | 242 |
Core i9-14900(F) | 2.0 GHz/5.8 GHz | 1009 | 329 | 606 | 473 | 260 |
Core i9-14900K(F) | 3.2 GHz/6.0 GHz | 1160 | 361 | 696 | 520 | 299 |
Core i9-14900KS | 3.2 GHz/6.2 GHz | 1412 | 461 | 848 | 615 | 364 |
実用的な性能に関しても、ワークステーション用モデルであるAMD Ryzen Threadripperを除けば、他のどのCPUよりも優れています。
発売時の希望小売価格は88,800円~119,800円と、IntelのCoreシリーズに比べると高価ですが、動作が安定したハイスペックCPUを求めている方におすすめです。
Ryzen 9(9000シリーズ)と現行GPUの相性早見表
2024年8月23日に発売された、Ryzen 9 9950Xに最適なGPUの組み合わせが気になる方も多いと思います。
フラッグシップモデルのRyzen 9 9950Xであれば、WQHD解像度で4070 Ti SUPER、4K解像度でRTX 4080 SUPER~RTX 4090あたりが最も相性が良いです。
Ryzen 9 9950Xとの相性 | フルHD解像度 (1080×1920) | WQHD解像度 (1440×2560) | 4K解像度 (2160×3840) |
---|---|---|---|
RTX4090 | △(CPU▲25%) | 〇(CPU▲15%) | ◎ |
RTX 4080 SUPER (RTX4080) | 〇(CPU▲15%) | ◎(CPU▲5%) | ◎(GPU▲5%) |
RTX 4070 Ti SUPER | 〇(CPU▲10%) | ◎ | 〇(GPU▲10%) |
RTX 4070 Ti | ◎(CPU▲5%) | ◎(GPU▲5%) | 〇(GPU▲15%) |
RTX 4070 SUPER | ◎ | 〇(GPU▲10%) | △(GPU▲20%) |
RTX 4070 | 〇(GPU▲10%) | △(GPU▲20%) | ×(GPU▲35%) |
RTX 4060 Ti | ×(GPU▲35%) | ×(GPU▲45%) | ✕(GPU不足) |
RTX 4060 | ×(GPU▲50%) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
RTX 3060 | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
RTX 3050 | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
GTX 1650 | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
相性表を一目見ただけでは、ボトルネックの関係性が分かりづらいものの、
高解像度:GPUの負荷が高く、GPUがボトルネックになりやすい
低解像度:GPUの負荷が低く、CPUがボトルネックになりやすい
という関係を持つことが、表全体をじっくり眺めてみると理解できます。
他CPUとのベンチマーク結果・ゲーミング性能の比較
今回は、Ryzen・Coreシリーズの他のハイエンドCPUと比較しながら、Ryzen 9(9000シリーズ)の性能について解説します。
最新世帯のRyzen 9シリーズがどれだけ高いスペックを持つか知りたい方は、ぜひ続きの内容を読み進めた上で、ベンチマーク結果の表をくまなくチェックしておきましょう。
- 比較対象となるRyzenシリーズ・Core iシリーズのCPU一覧表
- 第14世代Core i9シリーズとRyzen 9(9000シリーズ)の比較
- Ryzen9(7000シリーズ)とRyzen 9(9000シリーズ)の比較
- Ryzen7(9000シリーズ)とRyzen 9(9000シリーズ)の比較
- 他CPUとの比較まとめ
比較対象となるRyzenシリーズ・Core iシリーズのCPU一覧表
Ryzen 9(9000シリーズ)の競合モデルとなる、Core・Ryzenシリーズの性能の違いを比較表にして比べて見ましたが、表を見ただけではスペックを理解しづらいですよね。
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表(クリックすると開きます)
Ryzen 9 9950X | Ryzen 9 9900X | Core i9-14900 | Core i9-14900K | Core i9-14900KS | Ryzen 9 7950X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 7900 | Ryzen 9 7900X | Ryzen 9 7900X3D | Ryzen 7 9700X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | AMD | AMD | Intel | Intel | Intel | AMD | AMD | AMD | AMD | AMD | AMD |
アーキテクチャ | Zen 5 | Zen 5 | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 | Zen 5 |
プロセス | 4nm | 4nm | 10nm | 10nm | 10nm | 5nm | 5nm | 5nm | 5nm | 5nm | 4nm |
ソケット | AM5 | AM5 | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 | AM5 | AM5 | AM5 | AM5 | AM5 | AM5 |
総合コア数 (Pコア+Eコア) | 16 | 12 | 24 | 24 | 24 | 16 | 16 | 12 | 12 | 12 | 8 |
Eコア数 | 無 | 無 | 16 | 16 | 16 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
スレッド数 | 32 | 24 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 24 | 24 | 24 | 16 |
ベース/最大クロック(P) | 4.3/5.7GHz | 4.4/5.6GHz | 2.0/5.8GHz | 3.2/6.0Ghz | 3.2/6.2Ghz | 4.5/5.7GHz | 4.2/5.7GHz | 3.7/5.4 GHz | 4.7/5.6GHz | 4.4/5.6GHz | 3.8/5.5GHz |
ベース/最大クロック(E) | – | – | 1.5/4.3GHz | 2.4/4.4GHz | 2.4/4.5GHz | – | – | – | – | – | – |
L3キャッシュ | 64MB | 64MB | 36MB | 36MB | 36MB | 64MB | 128MB | 64MB | 64MB | 128MB | 32MB |
PassMarkスコア | 67052 | 53978 | 53140 | 61064 | 62994 | 63028 | 62586 | 48847 | 51996 | 50407 | 38164 |
TDP(PL1) | 170W | 120W | 65 W | 125 W | 150 W | 170W | 120W | 65W | 170W | 120W | 65W |
最大消費電力(PL2) | 230W | 162W | 219 W | 253 W | 253 W | 230W | 162W | 88W | 230W | 162W | 88W |
内蔵GPU | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics |
対応メモリ | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB |
メモリ周波数上限 | DDR5:5600MHz | DDR5:5600MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5600MHz |
PCI-Express | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
希望小売価格 | $649 | $499 | $549 | $589 | $599 | $599 | $699 | $429 | $549 | $599 | $359 |
発売時期 | 2024年8月23日 | 2024年8月23日 | 2024年1月9日 | 2023年10月17日 | 2022年9月30日 | 2022年9月30日 | 2023年1月6日 | 2023年1月13日 | 2022年8月30日 | 2023年3月3日 | 2024年8月10日 |
そこで、各CPUのスペックの違いを一目で把握できるように、Cinebench R23のベンチマーク結果(シングル・マルチスレッド)をまとめてみました。
過去のCPUのスペックの傾向から、「intelはシングルスレッド、AMDはマルチスレッド性能が高い」と世間では言われています。
実際にシングルスレッドのスコアを計測したところ、イメージ通りAMDよりもIntelの方が高いことが分かります。
しかし、実際のゲーミング性能に影響を与えるのはマルチスレッドの数値なので、Cinebench R23(マルチコア)のベンチマークも行ってみました。
AMD Ryzen 9 9950Xは Core i9-14900KSすら上回るスコアを叩き出し、Ryzen 9900Xに関してもCore i7-14700を超える数値を出しました。
第14世代Core i9シリーズとRyzen 9(9000シリーズ)の比較
Ryzen 9(9000シリーズ)のライバルとして挙げられる、第14世代Core i9シリーズとどちらが優れているか検証してみました。
GPUはボトルネックが発生しづらいRTX4090と仮定した上で、計測したところ以下のフレームレートが出ました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X | 1455 | 493 | 873 | 568 | 375 |
Ryzen 9 9900X | 940 | 318 | 563 | 444 | 242 |
Core i9-14900(F) | 1009 | 329 | 606 | 473 | 260 |
Core i9-14900K(F) | 1160 | 361 | 696 | 520 | 299 |
Core i9-14900KS | 1412 | 461 | 848 | 615 | 364 |
実用性能においても、Ryzen 9 9950XがCore i9-14900KSを上回る数値を出したため、Ryzenシリーズの方が優れていることが分かりました。
Intelの不具合問題は高性能なK付きモデルで生じやすいので、ハイスペックCPUを求めている方はRyzen9(9000シリーズ)を選んだ方がいいです。
Ryzen9(7000シリーズ)とRyzen 9(9000シリーズ)の比較
次に、第14世代のCore i9シリーズのCPUと同じ測定方法で、前世代のRyzen9(7000シリーズ)とのフレームレートの差を比べてみました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X | 1455 | 493 | 873 | 568 | 375 |
Ryzen 9 9900X | 940 | 318 | 563 | 444 | 242 |
Ryzen 9 7950X3D | 1353 | 458 | 812 | 517 | 348 |
Ryzen 9 7950X | 1323 | 448 | 794 | 517 | 341 |
Ryzen 9 7900X3D | 947 | 314 | 568 | 414 | 244 |
Ryzen 9 7900X | 854 | 289 | 512 | 403 | 220 |
Ryzen 9 7900 | 811 | 275 | 486 | 383 | 209 |
新型モデルである9000シリーズシリーズのRyzen9の方が、7000シリーズのRyzen 9よりも10%ほど高いフレームレートを出せることが分かります。
ただし、価格に関しては型落ちモデルの方が3万円ほど安く買えるため、Ryzen9(9000シリーズ)に手が届かない方におすすめです。
Ryzen7(9000シリーズ)とRyzen 9(9000シリーズ)の比較
最後に、Ryzen 9(9000シリーズ)の下位モデルである、Ryzen 7(9000シリーズ)とのスペックの差を比較してみました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X | 1455 | 493 | 873 | 568 | 375 |
Ryzen 9 9900X | 940 | 318 | 563 | 444 | 242 |
Ryzen 7 9700X | 705 | 291 | 420 | 333 | 216 |
Ryzen 7 9700Xのコア数がRyzen 9950Xの半分の8コアしかない関係で、約2倍のフレームレートの差が生じました。
9700X でもApexで300fps近い値を出せるので、実用性能には大きな開きはないものの、性能を追求する方はRyzen 9(9000シリーズ)を選びましょう。
他CPUとの比較まとめ
今回紹介した、Apex LegendsのフレームレートをCPUごとに比べて見たところ、Ryzen 9 9950Xが一番高い数値が出ました。
ただし、上限300fpsという制約が存在するため、Ryzen 9 9900Xや型落ちのRyzen 9 7950Xでも実用性能上は何も変わりません。
Ryzen 9(9000シリーズ)は販売したばかりである上に、Intelの不具合問題で人気が急上昇しているため、価格が9~12万円程度と割高です。
どうしても最新のモデルが欲しい訳でなければ、3万円ほど安く買えるRyzen 9(7000シリーズ)を選んだ方がいいです。
それでもCPUのスペックにこだわる方に向けて、Ryzen 9(9000シリーズ)搭載の最新ゲーミングPCを紹介していきます。
おすすめの9000シリーズのRyzen 9搭載ゲーミングPC6選
ドスパラやパソコン工房などのBTOメーカーから、9000シリーズのRyzen9を搭載したゲーミングPCが販売されています。
ここでは、8月23日時点で販売されている、Ryzen 9 9900X・9950X搭載のゲーミングPCを6つ紹介するので、最新モデルに興味がある方はチェックしてみましょう。
- GE9A-U245/BH(ツクモ)
- LEVEL-R7B6-LCR99X-VTX(パソコン工房)
- ZEFT R59Q(パソコンショップSEVEN)
- GALLERIA ZA9R-R49 9900X搭載(ドスパラ)
- FRGBLB650/R995(フロンティア)
- G-Master Hydro X670A Extreme(サイコム)
GE9A-U245/BH(ツクモ)
RTX 4070Ti SUPERとRyzen 9 9900Xを搭載した、ツクモのプレミアムミドルタワーモデルとなります。
32GBメモリが搭載されている上に、9月30日まで無償でSSDを2TBにできるため、動画配信向けのゲーミングPCを探している方におすすめです。
本体価格が379,800円と、他のRyzen 9 9000シリーズ搭載モデルに安く、手が届きやすいのも魅力です。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 379,800円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9900X |
GPU | GeForce 4070 Ti SUPER |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 NVMe (標準構成は1TB Gen4 NVMe) HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
\激安セールがアツいBTOメーカー/
安心!ヤマダ電機グループのメーカー
GE9A-U245/BH(ツクモ)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 277fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 269fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 163fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 108fps (▲2%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 80fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 45fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 617fps (▲2%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 500fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 428fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
CPU自体の性能がCore i7-14700K並に高いため、ボトルネックがほとんど発生せず、RTX 4070 Tiの性能を引き出せました。
Intel製CPUと異なり動作の不具合も生じないため、負荷の重い4K解像度であっても快適にゲームを問題なく楽しめます。
LEVEL-R7B6-LCR99X-VTX(パソコン工房)
パソコン工房のR-Classの上位モデルで、ハイエンドパーツであるRTX 4080 SUPERとRyzen 9 9900Xが搭載されています。
標準構成であれば424,800円で手に入るため、4K解像度向けのゲーミングPCをお得に買いたい方におすすめです。
メモリも32GBのものが標準搭載されているため、割高なメモリのアップグレードを行わずに済むのもメリットです。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 424,800円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9900X |
GPU | GeForce RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM |
\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/
コスパが最大の強み
LEVEL-R7B6-LCR99X-VTX(パソコン工房)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 282fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 278fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 123fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 89fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 50fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 625fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 506fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 437fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
RTX 4070 Ti SUPER搭載モデルに比べて性能がワンランク上がり、オープンワールドゲームを最高画質で遊んでも、60fpsを安定して出せるようになりました。
フレームレートの減少率は少し上がったものの、4K解像度ではボトルネックが生じていないので大きな問題はありません。
ZEFT R59Q(パソコンショップSEVEN)
ZEFTシリーズのRyzen 9 9950X搭載ゲーミングPCで、4K解像度も快適に遊べるRTX 4080 SUPERが搭載されています。
カスタム画面でPCケースを自由に変えられるため、ゲーミングPCの見た目にこだわる方におすすめです。
通常の販売価格は税込591,580円と割高なので、ウィークリーセール(88,000円引)が行われている時に購入しましょう。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 494,780円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9950X |
GPU | GeForce RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 + 2TB NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
\豊富すぎるパーツ選びが最大の魅力/
中級者向け!フルカスタマイズBTOメーカー
ZEFT R59Q(パソコンショップSEVEN)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 284fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 278fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 126fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 90fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 50fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 643fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 512fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 437fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
Ryzen 9900Xに比べてフレームレートの減少率が下がり、ボトルネックがまったく生じない状態になりました。
RTX 4090搭載モデルにするには10万円ほど追加する必要があるので、RTX 4080 SUPERで妥協する選択肢も悪くはありません。
GALLERIA ZA9R-R49 9900X搭載(ドスパラ)
ドスパラのRyzen 9 9900X搭載モデルで、最高峰のグラフィック性能を持つRTX 4090が使われています。
60万円近くする高級モデルなのにも関わらず、通常のガレリアPCと同じ外観に仕上がっているので、ドスパラのゲーミングPC好きな方に向いています。
一般的なガレリアシリーズの製品と異なり、出荷までに10日もかかるので、すぐにゲーミングPCが欲しい方は他のモデルを選びましょう。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 584,980円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9900X |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1000W 80PLUS GOLD |
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
GALLERIA ZA9R-R49 9900X搭載(ドスパラ)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 285fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 279fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 141fps (▲5%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 110fps (▲2%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 706fps (▲5%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 578fps (▲2%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
RTX 4080 SUPER・Ryzen 9 9900Xと組み合わせた場合に比べて、さらにフレームレートの減少率が大きくなりました。
実用性能上は問題ないものの、あと5,000円積めばRyzen 9 9950X搭載モデルが手に入るため、次に紹介するフロンティアのFRGBLB650/R995を選んだ方がいいです。
FRGBLB650/R995(フロンティア)
フロンティアのフラッグシップモデルで、最高の性能を持つRTX 4090とRyzen 9 9950Xが使われています。
メモリやSSD等の他のPCパーツに関しても、高性能なものが使われているため、ゲーミングPCのスペックにこだわる方におすすめです。
値段は589,800円と非常に高価ですが、ゲーミングPCの構成に対しては割安な価格設定になっています。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 589,800円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9950X |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-5600 32GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1200W 80PLUS PLATINUM |
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FRGBLB650/R995(フロンティア)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 287fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 279fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 146fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 112fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 735fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 590fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
GPU・CPUともに最高峰の性能を持つものを使っているため、ゲーミング性能に関しては文句の付けようがありません。
ただし、60万円近くかかり非常に手が届きづらいので、スペックにこだわりがなければ、RTX 4080 SUPER搭載モデルを選んだ方がいいです。
G-Master Hydro X670A Extreme(サイコム)
サイコムのハイエンドゲーミングPCで、標準構成では最高級のパーツが搭載されていないものの、RTX 4090・Ryzen 9 9950Xを組み合わせられます。
CPUとビデオカードのデュアル水冷システムを装備しているため、冷却性能にこだわる方におすすめです。
構造が複雑になる分コスパが悪くなり、最高級パーツを選ぶと70万円近くかかってしまうため、手が届きづらいのが欠点です。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 688,010円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9950X (標準構成はRyzen 7 9700X) |
GPU | GeForce RTX 4090 水冷仕様 (標準構成はRTX 4080 SUPER) |
メモリ | DDR5-5600 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM (標準構成は850W 80PLUS GOLD) |
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選べるパーツは想像の20倍以上
G-Master Hydro X670A Extreme(サイコム)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 287fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 279fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 146fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 112fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 735fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 590fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
数値上は前に紹介したFRGBLB650/R995と変わりませんが、冷却性能が向上しているため、オーバークロックを行えばさらにフレームレートを高められます。
OCを行うと保証対象外となるので、極限まで性能を追求したい方は自己責任で行いましょう。
おすすめの9000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPC比較表
商品名 | GE9A-U245/BH (ツクモ) | LEVEL-R7B6-LCR99X-VTX (パソコン工房) | ZEFT R59Q (パソコンショップSEVEN) | GALLERIA ZA9R-R49 9900X搭載(ドスパラ) | FRGBLB650/R995 (フロンティア) | G-Master Hydro X670A Extreme(サイコム) |
価格(税込) | 379,800円 | 424,800円 | 494,780円 | 584,980円 | 589,800円 | 688,010円 |
CPU | AMD Ryzen 9 9900X | AMD Ryzen 9 9900X | AMD Ryzen 9 9950X | AMD Ryzen 9 9900X | AMD Ryzen 9 9950X | AMD Ryzen 9 9950X (標準構成はRyzen 7 9700X) |
GPU | GeForce 4070 Ti SUPER | GeForce RTX 4080 SUPER | GeForce RTX 4080 SUPER | GeForce RTX 4090 | GeForce RTX 4090 | GeForce RTX 4090 水冷仕様 (標準構成はRTX 4080) |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 32GB | DDR5-5600 32GB | DDR5-5600 32GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:2TB Gen4+2TB NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD | 1000W 80PLUS PLATINUM | 850W 80PLUS GOLD | 1000W 80PLUS GOLD | 1200W 80PLUS PLATINUM | 1000W 80PLUS PLATINUM |
公式サイト | ツクモ公式サイト | パソコン工房公式サイト | パソコンショップセブン公式サイト | ドスパラ公式サイトで調べる | FRONTIER公式サイト | サイコム公式サイト |
9000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPCに関するよくある質問
ここでは、Ryzen9(9000シリーズ)に関する、よくある質問をQ&A形式で回答していきます。
最新のハイエンドゲーミングPCを購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 質問①:Ryzen9 9950Xは7950Xに比べてどのくらいゲーム性能が上がるの?
- 質問②:Intel製CPUのように動作が不安定になる問題は存在しないの?
- 質問③:Ryzen9 9950XとCore i9 14900K(F)はどっちがいいの?
- 質問④:7000シリーズのRyzen9に比べてどのくらい価格が上がるの?
- 質問⑤:下位モデルのRyzen 7 9700Xに比べてどれだけ高くなるの?
- 質問⑥:Ryzen 9 9950XはCore i9 14900KFよりも人気が出るの?
質問①:Ryzen9 9950Xは7950Xに比べてどのくらいゲーム性能が上がるの?
- 質問①:Ryzen9 9950Xは7950Xに比べてどのくらいゲーム性能が上がるの?
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Core i9-14900KS相当のPassMarkスコアを持つ、Ryzen9 7950Xに比べてさらに10%ほどゲーム性能が上がりますが、どちらも300fps以上出せるので体感的な違いを感じづらいです。
質問②:Intel製CPUのように動作が不安定になる問題は存在しないの?
- 質問②:Intel製CPUのように動作が不安定になる問題は存在しないの?
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省電力性に優れた4nmプロセスが採用されている上に、クロックの変動幅も狭いため、Intel製CPUのような不具合が起こることは考えづらいです。
(Intel製CPUは10nmから微細化を行わなかった上に、クロック数の幅を広げて性能を無理やり高めたことで、動作が不安定になる問題が生じました。)
質問③:Ryzen9 9950XとCore i9 14900K(F)はどっちがいいの?
- 質問③:Ryzen9 9950XとCore i9 14900K(F)はどっちがいいの?
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Core i9 14900KSよりも高いゲーミング性能を持ち、Intel製CPU特有の不具合を持たない、Ryzen 9 9950Xを選んだ方がいいです。
質問④:7000シリーズのRyzen9に比べてどのくらい価格が上がるの?
- 質問④:7000シリーズのRyzen9に比べてどのくらい価格が上がるの?
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7000シリーズの最上級モデルである、Ryzen 7 7950Xが9万円程度で販売されているので、型落ちモデルに比べて25,000円ほど価格が上がります。
質問⑤:下位モデルのRyzen 7 9700Xに比べてどれだけ高くなるの?
- 質問⑤:下位モデルのRyzen 7 9700Xに比べてどれだけ高くなるの?
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Ryzen 7 9700Xが7万円程度で販売されているので、下位モデルに比べて2~5万円ほど高くなります。
質問⑥:Ryzen 9 9950XはCore i9 14900KFよりも人気が出るの?
- 質問⑥:Ryzen 9 9950XはCore i7-14700Fよりも人気が出るの?
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Core i9 14900KSを上回るゲーミング性能を持つだけでなく、Intel製CPU特有の不具合もないことから、価格の高さを差し引いても人気が出る可能性が高いです。
最強のCPUを求めている方は9000シリーズのRyzen 9がおすすめ!
Ryzen9000シリーズの最上級モデルであるRyzen 9 9950Xは、Intel Core i9-14900KSすら上回る最高峰のゲーミング性能を持ちます。
そのため、速くて不具合も起きづらい最強のCPUを求めている方は、9000シリーズのRyzen 9搭載モデルを選びましょう。
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