モンスターゲーミングPCの自作に興味のある方の中には、最高峰のスペックを持つ第14世代Core i9シリーズに興味を持つ方もいますよね。
そこで今回は、最新の第14世代 intel Core i9シリーズの性能を解説した上で、第14世代Core i9搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを紹介します。
ハイエンドCPUのゲーミング性能が気になる方に向けて、各ゲームのベンチマーク結果についても詳しく取り上げます。
各GPUの組み合わせの相性についても説明していくので、第14世代Core i9シリーズに興味がある方は最後まで読み進めてみましょう。
第14世代Core i9シリーズの特徴
2023年の10月に登場した第14世代Core i9シリーズは、第13世代と同じ24コア32スレッドCPUで、あくまでリフレッシュ版の扱いになるので性能の改善率は小さいです。
ここでは、1世代前の第13世代Core i9シリーズと比較した、第14世代Core i9シリーズの特徴について詳しく解説していきます。
Core i9 14900シリーズの価格・性能
デスクトップ用 モデル一覧 | Core i9-14900 | Core i9-14900F | Core i9-14900K | Core i9-14900KF | Core i9-14900T |
---|---|---|---|---|---|
希望小売価格 (販売価格) | $549 (88,470円) | $524 (84,440円) | $589 (88,090円) | $564 (83,427円) | $549 (完売) |
アーキテクチャ | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh |
ソケット | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 |
Pコア/Eコア/スレッド | 8/16/32 | 8/16/32 | 8/16/32 | 8/16/32 | 8/16/32 |
ベース/最大クロック | 2.00 GHz/5.80 GHz | 2.00 GHz/5.80 GHz | 3.20 GHz/6.00 GHz | 3.20 GHz/6.00 GHz | 1.10 GHz/5.50 GHz |
L3キャッシュ | 36 MB | 36 MB | 36 MB | 36 MB | 36 MB |
最大消費電力 | 219 W | 219 W | 253 W | 253 W | 106 W |
内蔵グラフィック | Intel® UHD Graphics 770 | 無 | Intel® UHD Graphics 770 | 無 | Intel® UHD Graphics 770 |
発売日 | 2024年1月9日 | 2024年1月9日 | 2023年10月17日 | 2023年10月17日 | 2024年1月9日 |
近年のIntel CPUは処理性能と省電力性の高さを両立するために、ベースクロックと最大コアクロックの差が大きく設定されています。
車のエンジンのように、負荷の軽い時は回転数(クロック数)を抑えてアイドリング状態にし、負荷の高い作業に対してはクロック数をガツンと上げるのがRaptor Lake-S Refleshシリーズの特徴です。
先代のRaptor Lake-Sシリーズから製造プロセスなどは継承しているものの、クロック数を高めることで辛うじて性能の向上を実現しています。
13900シリーズとの比較結果を詳しく知りたい方は、「Core i9 13900シリーズとCore i9 14900シリーズの比較」まで飛んでみましょう。
一方で、AMD製CPUとの比較結果を知りたい方は、「AMD RyzenシリーズとCore i9 14900シリーズの比較」の見出しまで移動してみてください。
モデル内のグレード
Core i9-14900シリーズは、前世代のCore i9 13900シリーズと同様に以下の2種類のコアを組み合わせた、24コア32スレッドのCPUを指します。
- Pコア(処理性能に優れたPerformanceコア)
- Eコア(省電力性に優れたEfficiencyコア)
ベースモデルはCore i9-14900で、機能の付加や省略によって末尾に文字がついていて、それぞれ以下のような意味合いを持つのが特徴です。
文字 | 意味 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
F | グラフィック機能省略 | GPUを積むからグラフィックはいらない |
K | オーバークロック可能 | 強力クーラーでガンガンオーバークロックしたい |
S | 動作クロックアップ版 | この限定品、逃すわけにはいかない! |
T | 省電力版 | 電気代を節約しないと家族に怒られる |
PCゲーマーは「内蔵グラフィックは不要」という方がほとんどなので、F付きモデルで十分な方がほとんどだと思います。
実際に、F付きのCore i9-14900KFは、Core i9-14900Kより希望小売価格が25ドル(約4,000円)安く設定されているので、PCゲーマーには魅力的なCPUです。
ただし、ショップによって販売価格が異なるため、「A店のCore i9-14900KFよりB店のCore i9-14900Kの方が安い」ということもしばしば。
少し性能に劣るTに手を出さない限り、RTX 4090を搭載する場合でも4K解像度ではボトルネックが生じないので、一番安く販売されているCPUを選べば大丈夫です。
OC対応モデルは第13世代Core i9と同等のゲーミング性能しか持たない
搭載するGPUはRTX4090と仮定して、意図的にCPUがボトルネックになるように設定した上で、ゲーミング性能を検証してみました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | コアクロック (ベース/最大) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|---|
14900(F) | 2.00 GHz/5.80 GHz | 1009 | 329 | 606 | 473 | 260 |
14900K(F) | 3.20 GHz/6.00 GHz | 1160 | 361 | 696 | 520 | 299 |
13900(F) | 2.00 GHz/5.60 GHz | 897 | 304 | 538 | 424 | 231 |
13900K(F) | 3.00 GHz/5.80 GHz | 1153 | 359 | 692 | 517 | 297 |
13900KS | 3.20 GHz/6.00 GHz | 1270 | 430 | 762 | 577 | 327 |
測定結果は上のフレームレート表のとおりになり、クロック数が高いほどフレームレートの値も大きくなる傾向にありますが、14900Kについては13900K並の性能しかありませんでした。
2024年2月末時点では、14900KSがまだ販売されていないため、スペックにこだわる方は最も高性能な13900KSがおすすめです。
しかし、6Ghzものコアクロックを誇るCore-i9 13900KS(14900K)は爆熱になるため、360mm水冷クーラーなどの、大掛かりな冷却装置が必要になります。
表はあくまで「CPUがフル稼働した」場合の数値なので、CPUがフル稼働できるように、CPUクーラーもハイエンドな製品を用意しましょう。
Core i9 14900シリーズと現行GPUの相性早見表
最新のハイエンドCPUである、Core i9 14900に最適なGPUの種類について気になる方も多いですよね。
CPUモデル・解像度により相性が変動しますが、Core i9-14900(F)ならWQHD以下の解像度はRTX4070~RTX 4070 Ti SUPER、4K解像度はRTX 4080(SUPER)・RTX 4090が最適な組み合わせになります。
14900との相性 | フルHD解像度 (1080×1920) | WQHD解像度 (1440×2560) | 4K解像度 (2160×3840) |
---|---|---|---|
RTX4090 | ×(CPU▲30%) | △(CPU▲20%) | ◎(CPU▲5%) |
RTX 4080 SUPER (RTX4080) | △(CPU▲25%) | 〇(CPU▲15%) | ◎ |
RTX 4070 Ti SUPER | 〇(CPU▲15%) | ◎(CPU▲5%) | 〇(GPU▲10%) |
RTX 4070 Ti | 〇(CPU▲10%) | ◎ | △(GPU▲15%) |
RTX 4070 SUPER | 〇(CPU▲5%) | ◎(GPU▲5%) | △(GPU▲20%) |
RTX 4070 | ◎ | 〇(GPU▲15%) | ×(GPU▲30%) |
RTX 4060 Ti (RTX 3070) | △(GPU▲25%) | ×(GPU▲40%) | ✕(GPU不足) |
RTX 3060 Ti | ×(GPU▲40%) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
RTX 3060 | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
RTX 3050 (GTX 1660 SUPER) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
GTX 1650 | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) | ✕(GPU不足) |
CPUとGPUの相性テーブルは一見すると複雑そうに見えますが、
高解像度:GPUの負荷が高く、GPUがボトルネックになりやすい
低解像度:GPUの負荷が低く、CPUがボトルネックになりやすい
以上の関係性を持つことが、表をしっかり見てみると把握できます。
他CPUとのベンチマーク結果・ゲーミング性能の比較
ここでは、高性能CPUであるCore i9・Ryzen 9・Core i7・Ryzen 7シリーズと比較した、Core i9 14900シリーズのゲーミング性能を解説していきます。
ハイエンドモデルであるCore i9 14900シリーズのベンチマーク性能が気になる方は、ぜひ続きの内容を読み進めてみましょう。
- 比較対象となるCore i9・Ryzen 9・Core i7・Ryzen 7の一覧表
- AMD RyzenシリーズとCore i9 14900シリーズの比較
- Core i9 13900シリーズとCore i9 14900シリーズの比較
- Core i7 14700シリーズとCore i9 14900シリーズの比較
- 他CPUとの比較まとめ
比較対象となるCore i9・Ryzen 9・Core i7・Ryzen 7の一覧表
ここでは、比較対象となるIntel・AMD製のハイエンドCPUとの性能を比較していきますが、以下の一覧表(クリックすると表示されます)を見ただけでは性能の違いが分かりづらいですよね。
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表
Core i9-14900 | Core i9-14900K | Ryzen 9 7950X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 7900X | Ryzen 7 7700X | Core i9-13900 | Core i9-13900K | Core i9-13900KS | Core i7-14700 | Core i7-14700K | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | Intel | Intel | AMD | AMD | AMD | AMD | Intel | Intel | Intel | Intel | Intel |
アーキテクチャ | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 | Raptor Lake-S | Raptor Lake-S | Raptor Lake-S | Raptor Lake-S Refresh | Raptor Lake-S Refresh |
プロセス | 10nm | 10nm | 5nm | 5nm | 5nm | 5nm | 10nm | 10nm | 10nm | 10nm | 10nm |
ソケット | LGA1700 | LGA1700 | AM5 | AM5 | AM5 | AM5 | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 |
総合コア数 (Pコア+Eコア) | 24 | 24 | 16 | 16 | 12 | 8 | 24 | 24 | 24 | 20 | 20 |
Eコア数 | 16 | 16 | 無 | 無 | 無 | 無 | 16 | 16 | 16 | 12 | 12 |
スレッド数 | 32 | 32 | 32 | 32 | 24 | 16 | 32 | 32 | 32 | 28 | 28 |
ベース/最大クロック(P) | 2.0/5.8GHz | 3.2/6.0Ghz | 4.5/5.7GHz | 4.2/5.7GHz | 4.7/5.6Ghz | 4.5/5.4Ghz | 2.0/5.6Ghz | 3.0/5.8Ghz | 3.2/6.0Ghz | 2.1/5.3GHz | 3.4/5.5GHz |
ベース/最大クロック(E) | 1.5/4.3GHz | 2.4/4.4GHz | – | – | – | – | 1.5/4.2Ghz | 2.2/4.3Ghz | 2.4/4.3Ghz | 1.5/4.2GHz | 2.5/4.3GHz |
L3キャッシュ | 36MB | 36MB | 64MB | 128MB | 64MB | 32MB | 36MB | 36MB | 36MB | 33 MB | 33 MB |
PassMarkスコア | 53140 | 61064 | 63028 | 62586 | 51996 | 36071 | 48062 | 59427 | 61849 | 49061 | 53678 |
TDP(PL1) | 65 W | 125 W | 170 W | 120W | 170W | 105W | 65 W | 125 W | 150 W | 65 W | 125 W |
最大消費電力(PL2) | 219 W | 253 W | 230 W | 162W | 230W | 142W | 219 W | 253 W | 253 W | 219 W | 253 W |
内蔵GPU | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 | Intel® UHD Graphics 770 |
対応メモリ | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB |
メモリ周波数上限 | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz | DDR5:5600MHz DDR4:3200MHz |
PCI-Express | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
希望小売価格 | $549 | $589 | $599 | $699 | $549 | $399 | $549 | $589 | $689 | $384 | $409 |
発売時期 | 2024年1月9日 | 2023年10月17日 | 2022年9月30日 | 2023年1月6日 | 2022年8月30日 | 2022年8月30日 | 2023年1月3日 | 2022年9月29日 | 2023年1月13日 | 2024年1月9日 | 2023年10月17日 |
そこで、各CPUのスペックの違いがすぐに理解できるように、ベンチマーク結果(Cinebench R23 シングルコア)をグラフにまとめて比較してみました。
「intelはシングルスレッド、AMDはマルチスレッド性能が高い」とよく言われます。
シングルスレッドで比較すると、第13世代・第14世代のIntel CPUがRyzen 9を抑えて上位を独占しています。
Core i9-14900K(F)が2位・4位に君臨しているので、第14世代Core i9シリーズのシングルコア性能の高さが理解できました。
しかし、ゲームに要求されるのはマルチスレッド性能となるので、Cinebench R23のマルチスレッド性能を見てみましょう。
ベンチマーク上では、Cinebench R23のマルチスレッド性能においても、Core i9 14900KがRyzen 9 7950X3Dに勝っていることが上のグラフから分かります。
AMD RyzenシリーズとCore i9 14900シリーズの比較
ライバルとなる、AMD Ryzenシリーズとのゲーミング性能の違いを比較してみましょう。
GPUは最も高いフレームレートが出せるRTX4090と仮定した上で、Core i9 14900シリーズと競合するRyzen 7000シリーズと比較しました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|
Core i9-14900(F) | 1009 | 329 | 606 | 473 | 260 |
Core i9-14900K(F) | 1160 | 361 | 696 | 520 | 299 |
Ryzen 9 7950X3D | 1353 | 458 | 812 | 517 | 348 |
Ryzen 9 7950X | 1323 | 448 | 794 | 517 | 341 |
Ryzen 9 7900X | 854 | 289 | 512 | 403 | 220 |
Ryzen 7 7700X | 570 | 193 | 342 | 270 | 147 |
Ryzen7 7700XやRyzen9 7900Xを大きく引き離す一方で、ウルトラハイエンドの7950シリーズに対しては、FF15を除き1割以上ものフレームレートの差が付けられています。
とはいえ、FPSゲームの実用性能は300fpsあたりで頭打ちになるため、Ryzen 9 7950X(3D)とCore i9 14900Kの性能はほぼ互角といえます。
高いフレームレートを出せる、ゲーミングモニターは240Hz前後のモデルまでが一般的。
ゲームの快適さだけに目を向ければ、Core i9 14900シリーズを使えば最上級のゲーム体験を味わえます。
Core i9 13900シリーズとCore i9 14900シリーズの比較
AMD Ryzenシリーズと同様の比較方法で、前世代のCore i9 13900シリーズとフレームレートの数値を比べてみました。
数値:平均fps(QHD Ultra) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|
Core i9-14900(F) | 1009 | 329 | 606 | 473 | 260 |
Core i9-14900K(F) | 1160 | 361 | 696 | 520 | 299 |
Core i9-13900(F) | 897 | 304 | 538 | 424 | 231 |
Core i9-13900K(F) | 1153 | 359 | 692 | 517 | 297 |
Core i9-13900KS | 1270 | 430 | 762 | 577 | 327 |
CPUがボトルネックになる構成(RTX 4090を搭載した状態)で確認しましたが、Core i9-14900KとCore i9-13900Kでほとんどフレームレートの差がありませんでした。
そのため、既にCore i9-13900K(F)搭載ゲーミングPCを持っている方は、CPUの換装は行わずに使い続けましょう。
Core i7 14700シリーズとCore i9 14900シリーズの比較
最後に、第14世代のハイスペックIntel CPUである、Core i7 14700シリーズとの比較を見てみましょう。
数値:平均fps(QHD Ultra) | VALORANT | APEX LEGENDS (※上限300fps) | Fortnite | FF15 | Escape From Tarkov |
---|---|---|---|---|---|
Core i9-14900(F) | 1009 | 329 | 606 | 473 | 260 |
Core i9-14900K(F) | 1160 | 361 | 696 | 520 | 299 |
Core i7-14700(F) | 937 | 306 | 562 | 440 | 241 |
Core i7-14700K(F) | 1000 | 326 | 600 | 469 | 257 |
Core i7シリーズは第13世代に比べてコア数が増強されている関係で、前世代よりもフレームレートの差が縮まり、1~2割程度の差にとどまりました。
Core i9とi7でCPUの単品価格が約3万円違うため、コスパを求める方は安くて高性能なCore i7 14700シリーズがおすすめです。
ハイエンドCPUであるCore i9の性能を引き出すためには、強力なGPUとCPUクーラーが必要になります。
「CPUに3万円の追加費用をかけた分の性能向上」が必ずしも実現する訳ではない点に注意しましょう。
他CPUとの比較まとめ
今回比較したCPUの、Apex Legendsでの性能一覧は上のグラフの通りです。
Ryzen 9 7950X(3D)の飛びぬけた性能が目につきますが、Apex自体はフレームレートの上限が300fpsに設定されているため、Core i9 14900シリーズでも実用上の性能は変わりません。
しかし、高い処理性能を持つハイエンドCPUは、性能に比例して高い消費電力と排熱量を持つのが特徴です。
販売価格も8~10万円程度と高価なため、短絡・静電気による故障のリスクがある自作PCにポンと組み込むのは、ハードルの高いパーツであることは間違いありません。
そこで、自作パソコンの組み立てに踏み切れない方に向けて、第14世代Core i9搭載ゲーミングPCを紹介していきます。
おすすめの第14世代Core i9搭載ゲーミングPC8選
以下の8社のBTOメーカーから、コスパに優れた第14世代Core i9搭載ゲーミングPCが販売されています。
今回は、各メーカーの第14世代Core i9搭載ゲーミングPCのおすすめ商品を紹介するので、ハイエンドモデルに興味がある方はチェックしてみましょう。
- LEVEL-R779-LC149KF-TLX(パソコン工房)
- GALLERIA ZA9C-R47T(ドスパラ)
- G-GEAR GE9J-M242/ZBH(ツクモ)
- PGS-K9S48(ストーム)
- FRGBZ790/M213(フロンティア)
- ALIENWARE AURORA R16(DELL)
- G-Tune FZ-I9G90(マウスコンピューター)
- ZEFT Z45CN(パソコンショップセブン)
LEVEL-R779-LC149KF-TLX(パソコン工房)
パソコン工房のCore i9-14900KF搭載モデルで、GPUをRTX 4070に抑えることで、329,800円というリーズナブルな価格を実現しています。
LEVEL∞シリーズとしては珍しく、32GBの大容量メモリと1TB SSDが標準搭載されているため、動画編集を素早く行いたい方におすすめです。
しかし、ゲーミング性能は通常のRTX 4070搭載モデルと変わらず、コスパがよくないので、4Kゲームを行いたい方はRTX 4070 Tiを搭載したLEVEL-M77M-147F-ULXを選んだ方がいいです。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 329,800円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 800W 80PLUS GOLD |
\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/
コスパが最大の強み
LEVEL-R779-LC149KF-TLX(パソコン工房)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 205fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 159fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 96fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 80fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 56fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 30fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 515fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 410fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 350fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
30万円台前半でCore i9-14900KF搭載モデルが入手できるのが利点ですが、明らかにGPUが弱く、4K解像度でゲームを遊ぶとカクつく場合があります。
RTX 4070 SUPER・Intel Core i7-14700Fの組み合わせの方が安くて高性能なので、動画編集専用で使う訳でなければ、G-Tune DG-I7G7Sあたりのモデルを選んだ方がいいです。
GALLERIA ZA9C-R47T(ドスパラ)
ドスパラのCore i9-14900KF搭載モデルで、RTX 4070 Tiが搭載されているため、サイバーパンク2077等の重量級のゲームも快適にこなせます。
メモリやSSD等の他の構成も大きな弱点が見当たらないため、汎用性の高いゲーミングPCを求めている方におすすめです。
拡張性に優れたZ790マザーボードが使われている関係で、GALLERIA XA7C-R47T特有のPCIeスロットの問題も生じないため、キャプチャーボードを活用した動画配信も問題なく行えます。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 379,980円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
GALLERIA ZA9C-R47T(ドスパラ)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 275fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 263fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 159fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 105fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 73fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 40fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 618fps (0%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 491fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 420fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
サイバーパンクの4Kレイトレ解像度でも60fpsで遊べる、高いゲーミング性能を持ち合わせていますが、まだGPUとCPUのバランスが悪いです。
あと7万円かけてRTX 4080 SUPERにすると、なんでもできるハイエンドゲーミングPCが出来上がるので、ケチらずにグラボにお金をかけましょう。
G-GEAR GE9J-M242/ZBH(ツクモ)
ツクモのG-Gear neoシリーズの最新モデルで、ハイエンドなRTX 4080 SUPERとCore i9-14900Kが使われています。
DDR5メモリやGen4 SSDなどの新しい規格のパーツが搭載されているので、処理性能に優れたゲーミングPCを求めている方におすすめです。
しかし、旧モデルに比べて無骨なデザインに仕上がってしまっているため、かっこいいゲーミングPCを求めている方は他の製品を選びましょう。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 449,800円 |
CPU | Intel Core i9-14900K |
GPU | GeForce RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
\激安セールがアツいBTOメーカー/
安心!ヤマダ電機グループのメーカー
G-GEAR GE9J-M242/ZBH(ツクモ)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 282fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 278fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 125fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 90fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 50fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 637fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 512fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 437fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
RTX 4080 SUPERとCore i9-14900Kを搭載しているだけあり、4K解像度設定でも高フレームレートで動かせるため、ゲーム性能に関しては文句の付けようがありません。
しかし、見た目の無骨さ故にゲームをやるモチベーションが下がりがちなので、ゲーミングPCのデザイン性も求める方は、次に紹介するPGS-K9S48を選びましょう。
PGS-K9S48(ストーム)
ストームの鏡界モデルのRTX 4080 SUPER搭載ゲーミングPCで、フラッグシップCPUであるCore i9-14900KFが使われています。
270°強化ガラスケース採用で美しいデザインに仕上がっているため、ゲーミングPCの見た目を重視する方におすすめです。
温度表示機能が付いた水冷CPUクーラーが搭載されているため、ハイエンドCPUにありがちな熱暴走の発生も事前に防げるのも魅力です。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 449,900円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 1200W 80PLUS GOLD |
\マイナーだけどコスパ最強ゲーミングPC/
見ため最高!デザイン性の高いBTO
PGS-K9S48(ストーム)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 282fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 278fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 125fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 90fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 50fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 637fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 512fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 437fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
ゲーミング性能自体は、前に紹介したG-GEAR GE9J-M242/ZBHとほぼ変わりませんが、外観が美しくゲームを行うたびに気分を上げられるのが魅力です。
旧規格のメモリとSSDが使われているのが唯一の弱点ですが、文句なしのスペック・外観に仕上がっているため、5年間は頼もしい相棒として使い倒せます。
FRGBZ790/M213(フロンティア)
フロンティアの30周年記念セール(FINAL)の商品で、トップクラスの性能を持つRTX 4090とCore i9-14900Fが搭載されています。
30万円以上するRTX 4090が使われているのにも関わらず、40万円台後半で購入できるため、RTX 4090搭載ゲーミングPCを安く入手したい方におすすめです。
電源も1500W 80PLUS PLATINUMと非常に強力なので、電力不足による動作の不具合が生じづらいのもメリットです。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 489,800円 |
CPU | Intel Core i9-14900F |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-5600 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1500W 80PLUS PLATINUM |
\セールのコスパ最強ゲーミングPC/
期間限定セールが安すぎるBTOメーカー
FRGBZ790/M213(フロンティア)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 283fps (▲2%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 277fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 137fps (▲8%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 108fps (▲4%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 670fps (▲8%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 568fps (▲4%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
CPUはIntel Core i9-14900Fに抑えられているものの、GPUはRTX 4090が使われているため、若干のボトルネックが生じるもののほぼ最高クラスのゲーミング性能を持ちます。
メモリやSSDも最新規格のものが搭載されているのにも関わらず、50万円未満で購入できるので、RTX 4090搭載ゲーミングPCを安く手に入れたい方におすすめです。
ALIENWARE AURORA R16(DELL)
DELLのモンスターマシンであるALIENWAREシリーズのゲーミングPCで、異次元に高性能なRTX 4090とCore i9-14900KFが内蔵されています。
セール時になると50万円台前半で購入できるため、最高スペックの超ハイエンドゲーミングPCを少しでもお得に購入したい方におすすめです。
プレミアムサポートの費用が意外と安く、46,420円(本体価格の8%程度)の追加費用を支払うだけで、4年間の延長保証を受けられるのも魅力です。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 563,979円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-5600 32GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM |
\カスタマイズ性に優れた大手BTOメーカー/
近未来的なフォルムがかっこいい!
ALIENWARE AURORA R16(DELL)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 285fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 279fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 144fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 111fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 720fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 584fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
現状販売されているPCパーツの中でトップクラスのスペックを持つ、RTX 4090とCore i9-14900KFを組み合わせているだけあり、最高峰のゲーミング性能を誇ります。
更に高価格帯の製品も存在しますが、基本的にメモリとSSDの容量が変わるだけで、基本的なゲーム性能は上がりません。
そのため、AI画像生成や動画編集を行わず、4K解像度でもヌルヌル映像でゲームを楽しむだけなら、ALIENWARE AURORA R16で十分といえます。
G-Tune FZ-I9G90(マウスコンピューター)
マウスコンピューターのフルタワーゲーミングPCで、最高級のPCパーツであるRTX 4090とCore i9-14900KFが使われています。
超大容量な64GBメモリと2TB SSDが搭載されているため、4K解像度で動画配信を行いたい方におすすめです。
価格は649,800円と高額ですが、3年間の標準保証が付くので、高額なPCパーツの修理代を気にせずに使えます。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 649,800円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-4400 64GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1200W 80PLUS PLATINUM |
\購入後のサポートが最大の魅力/
3年間無償保証&24時間365日サポート
G-Tune FZ-I9G90(マウスコンピューター)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 285fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 279fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 144fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 111fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 720fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 584fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
前に紹介したALIENWARE AURORA R16とゲーミング性能は変わりませんが、64GBメモリと2TBストレージを搭載しているため、4K画質での動画配信を快適に行えます。
とはいえ、普通にゲームを遊ぶだけなら完全にオーバースペックなので、ワンランク下の32GBメモリ・1TB SSD搭載モデルで十分です。
ZEFT Z45CN(パソコンショップセブン)
パソコンショップセブンのフラッグシップゲーミングPCで、最高峰の性能を持つRTX 4090とCore i9-14900KFが使われています。
メモリやストレージも盛りまくられているので、最強のスペックを持つゲーミングPCを求めている方に向いています。
価格に関してもセール時で90万円程度と超ド級なため、普通に4Kゲーミングを行うだけで十分な方は他のモデルを選びましょう。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 900,680円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-4800 128GB |
ストレージ | SSD:2TB+2TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 1200W 80PLUS PLATINUM |
\豊富すぎるパーツ選びが最大の魅力/
中級者向け!フルカスタマイズBTOメーカー
ZEFT Z45CN(パソコンショップセブン)のゲーミング性能
Apex Legends
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 285fps (▲1%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 279fps (0%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 177fps (0%) |
フォートナイト(DirectX12)
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 144fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 111fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 67fps (0%) |
VALORANT
フレームレート(フルHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 720fps (▲3%) |
フレームレート(WQHD解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 584fps (▲1%) |
フレームレート(4K解像度) ※下側の数値は減少率を示す | 504fps (0%) |
- ゲーム性能総評
-
マウスのG-Tune FZ-I9G90に比べて、さらに大容量なメモリとストレージが搭載されていますが、実用的な性能はほとんど変わりません。
サイズの大きさ・価格の高さ故に逆に取り扱いづらいので、所有欲を満たしたいモンスターマシン愛好家でない限りは無用の長物です。
おすすめの第14世代Core i9搭載ゲーミングPC比較表
商品名 | LEVEL-R779-LC149KF-TLX(パソコン工房) | GALLERIA ZA9C-R47T (ドスパラ) | G-GEAR GE9J-M242/ZBH(ツクモ) | PGS-K9S48(ストーム) | FRGBZ790/M213 (フロンティア) | ALIENWARE AURORA R16(DELL) | G-Tune FZ-I9G90 (マウスコンピューター) | ZEFT Z45CN (パソコンショップセブン) |
価格(税込) | 329,800円 | 379,980円 | 449,800円 | 449,900円 | 489,800円 | 563,979円 | 649,800円 | 900,680円 |
CPU | Intel Core i9-14900KF | Intel Core i9-14900KF | Intel Core i9-14900K | Intel Core i9-14900KF | Intel Core i9-14900F | Intel Core i9-14900KF | Intel Core i9-14900KF | Intel Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 4070 | GeForce RTX 4070 Ti | GeForce RTX 4080 SUPER | GeForce RTX 4080 SUPER | GeForce RTX 4090 | GeForce RTX 4090 | GeForce RTX 4090 | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 32GB | DDR4-3200 32GB | DDR5-5600 32GB | DDR5-5600 32GB | DDR5-4400 64GB | DDR5-4800 128GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:2TB+2TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 800W 80PLUS GOLD | 850W 80PLUS GOLD | 850W 80PLUS GOLD | 1200W 80PLUS GOLD | 1500W 80PLUS PLATINUM | 1000W 80PLUS PLATINUM | 1200W 80PLUS PLATINUM | 1200W 80PLUS PLATINUM |
公式サイト | パソコン工房公式サイト | ドスパラ公式サイト | ツクモ公式サイト | ストーム公式サイト | FRONTIER公式サイト | DELL公式サイト | マウスコンピューター公式サイト | パソコンショップセブン公式サイト |
第14世代Core i9搭載ゲーミングPCに関するよくある質問
最新モデルである第14世代Core i9搭載ゲーミングPCに関する、よくある質問をQ&A形式でまとめてみました。
2024年2月時点で最高クラスの性能を持つ、第14世代Intel Core i9に対する疑問点や不明点がある方は、ぜひ該当部分を確認してみましょう。
- 質問①:第14世代Core i9を使うとどのくらいゲーム性能が上がるの?
- 質問②:第14世代Core i9シリーズを選ぶとどのくらい価格が上がる?
- 質問③:Intel Core i9-14900K(F)を買ってしまうと後悔するの?
- 質問④:第14世代Core i9シリーズより上のCPUはある?
- 質問⑤:最高クラスの性能を誇るIntel Core i9ってどのくらいの人が使っているの?
質問①:第14世代Core i9を使うとどのくらいゲーム性能が上がるの?
- 第14世代Core i9を使うとどのくらいゲーム性能が上がるの?
-
GPUにボトルネックがない場合、Core i7に対して20%以上の性能差を出す場合もあります。
しかし、GPUが低グレードだと、ゲーミング性能では20万円台のゲーム用パソコンに劣る場合もあります。
質問②:第14世代Core i9シリーズを選ぶとどのくらい価格が上がる?
- 第14世代Core i9シリーズを選ぶとどのくらい価格が上がる?
-
CPU単体の価格でみるとCore i7に対して約3万円、Core i5に対しては約5万円の価格差があります。
ゲーム性能を引き出す場合はグラボ等の他のPCパーツもハイエンドなものにしないといけません。
CPUは本体価格の約20%を占めるので、PC全体で15~25万円の予算増になることを覚悟しましょう。
質問③:Intel Core i9-14900K(F)を買ってしまうと後悔するの?
- Intel Core i9-14900K(F)を買ってしまうと後悔するの?
-
2024年2月時点でCore i9-13900K搭載モデルは終売となっていて、単品でもほぼ同等の値段で買えます。
ただし、冷却対策に力を入れないと後悔する場合があるので、高性能な水冷クーラーを用意しましょう。
質問④:第14世代Core i9シリーズより上のCPUはある?
- 第14世代Core i9シリーズより上のCPUはある?
-
Intelのワークステーション用CPUとしてXeonが存在します。
上記のCPUはゲーミング用途ではなくサーバーやワークステーション用に使われる場合が多いです。
単品で50万円前後(RTX 4090搭載ゲーミングPC相当)かかるので、家庭用とはいいがたいでしょう。
質問⑤:最高クラスの性能を誇るIntel Core i9ってどのくらいの人が使っているの?
- 最高クラスの性能を誇るIntel Core i9(第13・14世代)ってどのくらいの人が使っているの?
-
2024年1月末時点のSteamの統計によると、Core i9と同じ24コアCPU利用者は全体の1.46%しかいません。
価格コムで大人気の8コアCPU(Ryzen 7シリーズ)ユーザーの20.89%と比べると10分の1以下です。
1%でも速いCPUを求めているなら第14世代Core i9シリーズがおすすめ
Raptor Lake-Sのリフレッシュ版である第14世代Core i9シリーズは、第13世代のCore i9とコア数が変わらないので性能の変化が小さく、Core i9-14900Kに至っては1~2%しか改善されていません。
クロック数が高く爆熱なので冷却対策をしっかり行う必要がありますが、1%でも速いCPUを求めている方は、第14世代Core i9シリーズがおすすめです。
コメント