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7000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPCの性能・価格は?BTOパソコンのモデル別に徹底比較

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AMD信者の中には、Core i9-14900Kに劣らないスペックを持つ、Ryzen9(7000シリーズ)のCPUに興味がある方も多いですよね。

今回は、他の高性能CPUと比較した、Ryzen9(7000シリーズ)のCPU性能を解説した上で、7000シリーズのRyzen9を搭載したおすすめゲーミングPCを紹介します。

第14世代Core i9シリーズなどの、他のハイエンドCPUのゲーミング性能が気になる方に向けて、他のモデルと比較しながらベンチマーク結果を紹介していきます。

CPUとGPUの相性についても表形式で取り上げていくので、Ryzen9(7000シリーズ)のCPUに興味がある方は続きの内容を読み進めてみましょう。

目次

Ryzen9(7000シリーズ)の特徴

2022年の8月から発売されたRyzen9(7000シリーズ)は、12コア24スレッドまたは16コア32スレッドのCPUであり、Ryzen9(5000シリーズ)に比べて飛躍的にゲーミング性能が改善されています。

ここでは、1世代前のRyzen9(5000シリーズ)と比較した、Ryzen9(7000シリーズ)の特徴・スペックに付いて詳細に解説していきます。

Ryzen9(7000シリーズ)価格・性能

スクロールできます
Ryzen 9 7950XRyzen 9 7950X3DRyzen 9 7900Ryzen 9 7900XRyzen 9 7900X3D
希望小売価格
(販売価格)
$599
(83,980円)
$699
(92,910円)
$429
(59,980円)
$549
(62,980円)
$599
(69,026円)
アーキテクチャZen 4Zen 4Zen 4Zen 4Zen 4
ソケットAM5AM5AM5AM5AM5
コア数/スレッド数16/3216/3212/2412/2412/24
ベース/最大クロック4.5/5.7GHz4.2/5.7GHz3.7/5.4 GHz4.7/5.6Ghz4.4/5.6Ghz
L3キャッシュ64MB128MB64MB64MB128MB
最大消費電力230W162W88W230W162W
内蔵GPURadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon Graphics
発売日2022年9月30日2023年1月6日 2023年1月13日2022年8月30日2023年3月3日
Ryzen9(7000シリーズ)の価格・性能表(※販売価格は時期によって変動します)

7000シリーズのRyzen CPUには普通のコアしか搭載されないものの、プロセスを5nmまで微細化したことで、性能とクロック数が大幅に改善されています。

Intel製CPUに比べるとクロック数の変動幅は小さく、負荷が低い時は通常運転を行い、CPUの利用率が高くなった時にブーストをかけるイメージに近いです。

Ryzen9(5000シリーズ)との比較結果を詳しく知りたい方は、「Ryzen9(5000シリーズ)とRyzen9(7000シリーズ)の比較」まで飛んで確認してみてください。

一方で、最新のIntel製CPUとのスペックの違いを知りたい方は、「Ryzen9(7000シリーズ)とCore i9 14900シリーズの比較」の見出しまで移動してみましょう。

モデル内のグレード

Ryzen9(7000シリーズ)では、7900番台と7950番台の2種類のモデルが存在しますが、機能の違いにより以下の記号が付く場合があります。

文字意味こんな人におすすめ
X高性能版高フレームレートでゲームをガンガン動かしたい
3D3D V-Cache搭載ゲームプレイ中に生じるカクつきを抑えたい
CPUの型番の最後に付く接尾辞(文字)の意味

3D付きモデルは表面的な性能は変わらないものの、高速メモリであるL3キャッシュの容量が大きく、動作のカクつきが生じづらいのが特徴です。

発熱量に関しても7950X3Dの方が7950Xよりも小さいため、長期間ゲームを行うヘビーゲーマーの方には3D付きモデルがおすすめです。

ただし、通常のモデルに比べて価格が割高で、最上級の7950X3Dだと最安値でも10万円近くかかります。

7950X3Dに手が届かないけれどトップクラスのスペックのCPUが欲しい方は、8万円台~9万円台で買えるRyzen9 7950Xを選びましょう。

Ryzen 9 7950X(3D)はCore i9-14900Kを上回る性能を持つ

搭載するGPUはRTX4090と仮定して、意図的にCPUのボトルネックが生じるような設定にした上で、ゲーミング性能を検証・比較してみました。

数値:平均fps(QHD Ultra)コアクロック
(ベース/最大)
VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 9 7950X3D4.20 GHz/5.70 GHz1353458812517348
Ryzen 9 7950X4.50 GHz/5.70 GHz1323448794517341
Ryzen 9 7900X3D4.40 GHz/5.60 GHz947314568414244
Ryzen 9 7900X4.70 GHz/5.60 GHz854289512403220
Ryzen 9 79003.70 GHz/5.40 GHz811275486383209
Core i9-14900(F)2.00 GHz/5.80 GHz1009329606473260
Core i9-14900K(F)3.20 GHz/6.00 GHz1160361696520299
Core i9-14900KS3.20 GHz/6.20 GHz1412461848615364
各ゲームのフレームレート表(AMD Ryzen 9 7000シリーズ & 第14世代Core i9)

測定性能は上の表のとおりになり、フラッグシップモデルであるRyzen 9 7950X(3D)は、Core i9-14900Kを凌ぐ性能が出ました。

2024年3月に販売されたCore i9-14900KSにはわずかに劣るものの、依然としてトップクラスの性能を持つことには変わりありません。

表はあくまで「CPUがフル稼働したとき」の数値なので、性能をフルに活かせるように、強力なCPUクーラーも用意しましょう。

Ryzen 9 7950X3Dであれば、Core i9-14900Kよりかは発熱量が小さいため、240mmの水冷CPUクーラーで十分です。

Ryzen9(7000シリーズ)と現行GPUの相性早見表

AMDのハイエンドCPUとして販売されている、Ryzen9(7000シリーズ)がどんなGPUと合うか気になる方が多いですよね。

CPUモデル・解像度により相性が変わりますが、Ryzen9 7950XならWQHD以下の解像度はRTX 4070 SUPER~RTX 4080 SUPER、4K解像度であればRTX 4090が最適な選択肢となります。

7950Xとの相性フルHD解像度
(1080×1920)
WQHD解像度
(1440×2560)
4K解像度
(2160×3840)
RTX4090△(CPU▲20%)〇(CPU▲10%)
RTX 4080 SUPER
(RTX4080)
〇(CPU▲15%)◎(CPU▲5%)〇(GPU▲10%)
RTX 4070 Ti SUPER〇(CPU▲10%)〇(GPU▲15%)
RTX 4070 Ti〇(GPU▲10%)△(GPU▲25%)
RTX 4070 SUPER◎(GPU▲5%)〇(GPU▲15%)×(GPU▲30%)
RTX 4070〇(GPU▲10%)△(GPU▲25%)×(GPU▲40%)
RTX 4060 Ti
(RTX 3070)
×(GPU▲35%)×(GPU▲50%)✕(GPU不足)
RTX 3060 Ti✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
RTX 3060✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
RTX 3050
(GTX 1660 SUPER)
✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
GTX 1650✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
Ryzen9 7950Xと現行GPUの相性早見表

CPUとGPUの相性表は一見すると複雑で理解しづらく見えますが、

GPUとCPUのボトルネックの関係性

高解像度:GPUの負荷が高く、GPUがボトルネックになりやすい

低解像度:GPUの負荷が低く、CPUがボトルネックになりやすい

以上の関係性を持つことが、表をよくみてみると理解できます。

他CPUとのベンチマーク結果・ゲーミング性能の比較

今回は、ハイスペックCPUであるCore i9・Ryzen 9・Ryzen 7シリーズと比較しながら、Ryzen 9(7000シリーズ)のゲーミング性能を解説します。

AMDのハイエンドCPUであるRyzen 9(7000シリーズ)のスペックが気になる方は、続きの内容を読み進めてみてください。

比較対象となるRyzenシリーズ・Core iシリーズのCPU一覧表

ここでは、比較対象となるRyzen・Core iシリーズのCPUのスペックの違いを比べていきますが、以下の表(クリックすると表示されます)に目を通しただけでは、性能の違いが分かりづらいですよね。

各CPUモデルのスペック・価格の一覧表
スクロールできます
Ryzen 9 7950XRyzen 9 7950X3DRyzen 9 7900Ryzen 9 7900XRyzen 9 7900X3DCore i9-14900Core i9-14900KRyzen 9 5950XRyzen 9 5900XRyzen 7 7800X3DRyzen 7 7700XRyzen 7 7700
メーカーAMDAMDAMDAMDAMDIntelIntelAMDAMDAMDAMDAMD
アーキテクチャZen 4Zen 4Zen 4Zen 4Zen 4Raptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshZen 3Zen 3Zen 4Zen 4Zen 4
プロセス5nm5nm5nm5nm5nm10nm10nm7nm7nm5nm5nm5nm
ソケットAM5AM5AM5AM5AM5LGA1700LGA1700AM4AM4AM5AM5AM5
総合コア数
(Pコア+Eコア)
161612121224241612888
Eコア数1616
スレッド数323224242432323224161616
ベース/最大クロック(P)4.5/5.7GHz4.2/5.7GHz3.7/5.4 GHz4.7/5.6GHz4.4/5.6GHz2.0/5.8GHz3.2/6.0GHz3.4/4.9GHz3.7/4.8GHz4.2/5.0GHz4.5/5.4GHz3.8/5.3GHz
ベース/最大クロック(E)1.5/4.3GHz2.4/4.4GHz
L3キャッシュ64MB128MB64MB64MB128MB36MB36MB64MB64MB96MB32MB32MB
PassMarkスコア630286258648847519965040753140610644571439193343863607134598
TDP(PL1)170W120W65W170W120W65 W125 W105W105W120W105W65W
最大消費電力(PL2)230W162W88W230W162W219 W253 W142W142W162W142W88W
内蔵GPURadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Radeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon Graphics
対応メモリ128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB
メモリ周波数上限DDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR4:3200MHzDDR4:3200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHz
PCI-Express5.05.05.05.05.05.05.04.04.05.05.05.0
希望小売価格$599$699$429$549$599$549$589$799$799$449$399$329
発売時期2022年9月30日2023年1月6日 2023年1月13日2022年8月30日2023年3月3日2024年1月9日2023年10月17日2020年10月9日2020年11月6日2023年4月14日2022年8月30日2023年1月13日
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表

そこで、他のCPUとのゲーミング性能の違いが一目で分かるように、ベンチマーク結果(Cinebench R23 シングルコア)をグラフ化して比べてみました。

「intelはシングルスレッド、AMDはマルチスレッド性能が高い」と言われる場合が多いです。

シングルスレッドで比較してみたところ、確かにRyzen9(7000シリーズ)は第14世代のIntel CPUに比べるとスコアが低いです。

各CPUのシングルスレッドのベンチマーク結果(クリックで出典のTOPCPUへ飛びます)

しかし、ゲーミング性能に関わるのはマルチスレッド性能となるので、気を取り直してCinebench R23のマルチスレッド性能を比較してみましょう。

各CPUのマルチスレッドのベンチマーク結果(クリックで出典のTOPCPUへ飛びます)

一見するとCore i9-14900KがRyzen 9 7950X3Dよりも高性能なように見えますが、Core i9-14900KFは7950Xよりスコアが低いので、ほぼ同等の性能を持つことが分かります。

第14世代Core i9シリーズとRyzen9(7000シリーズ)の比較

Ryzen9(7000シリーズ)のライバルとなる、第14世代Core i9シリーズとのゲーミング性能の違いを比較してみましょう。

GPUは最大限のフレームレートを出せるRTX4090と仮定した上で、第14世代Core i9 14900シリーズのCPUと比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs Intel Core 9 14900シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 9 7950X3D1353458812517348
Ryzen 9 7950X1323448794517341
Ryzen 9 7900X3D947314568414244
Ryzen 9 7900X854289512403220
Ryzen 9 7900811275486383209
Core i9-14900(F)1009329606473260
Core i9-14900K(F)1160361696520299
Core i9-14900KS1412461848615364
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs Intel Core 9 14900シリーズ)

Ryzen 9 7900シリーズは第14世代Core i9 14900シリーズに比べて劣りますが、Ryzen 9 7950XシリーズはCore i9-14900Kよりも高いフレームレートを叩き出しました。

しかし、第14世代Core i9シリーズのスペシャルモデルである、Core i9-14900KSには及びませんでした。

ゲーミングモニターは240Hz以下のモデルが一般的なため、下位モデルと上位モデルでは体感的な性能がほとんど変わりません。

そのため、Ryzen9(7000シリーズ)を使えば、最高クラスのゲーム体験を味わえます。

Ryzen9(9000シリーズ)とRyzen9(7000シリーズ)の比較

第14世代Core i9 14900シリーズと同様の比較方法で、最新モデルであるRyzen 9(9000シリーズ)との性能差を比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs AMD Ryzen 9 9000シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 9 7950X3D1353458812517348
Ryzen 9 7950X1323448794517341
Ryzen 9 7900X3D947314568414244
Ryzen 9 7900X854289512403220
Ryzen 9 7900811275486383209
Ryzen 9 9950X1455493873568375
Ryzen 9 9900X940318563444242
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 9 9000シリーズ vs AMD Ryzen 9 7000シリーズ)

前世代に比べて性能は改善したものの、上昇幅が10%弱程度と小さく、実用性能に関してはほとんど違いが見られませんでした。

Intel製のハイエンドCPUに代わるものを求めているだけであれば、7万円台で買えるRyzen 9 7950Xを選んだ方がいいです。

Ryzen9(5000シリーズ)とRyzen9(7000シリーズ)の比較

Ryzen 9(7000シリーズ)の型落ちモデルである、Ryzen 9(5000シリーズ)のゲーミング性能についても、比較表を作って比べてみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs AMD Ryzen 9 5000シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 9 7950X3D1353458812517348
Ryzen 9 7950X1323448794517341
Ryzen 9 7900X3D947314568414244
Ryzen 9 7900X854289512403220
Ryzen 9 7900811275486383209
Ryzen 9 5950X953322565372246
Ryzen 9 5900X641217384302184
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs AMD Ryzen 9 5000シリーズ)

CPUの性能を最大限引き出せる構成(RTX 4090を搭載した状態)で計測したところ、1.5倍近いフレームレートの差が生じました。

映像の滑らかさを追求する方は、第14世代Core i9 14900シリーズと同等の性能を持つ、Ryzen9(7000シリーズ)のCPUを選びましょう。

Ryzen7(7000シリーズ)とRyzen9(7000シリーズ)の比較

最後に、Ryzen 7000シリーズのハイスペックCPUである、Ryzen7(7000シリーズ)と比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs AMD Ryzen 7 7000シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 9 7950X3D1353458812517348
Ryzen 9 7950X1323448794517341
Ryzen 9 7900X3D947314568414244
Ryzen 9 7900X854289512403220
Ryzen 9 7900811275486383209
Ryzen 7 7800X3D663220398290171
Ryzen 7 7700X570193342270147
Ryzen 7 7700553187332262143
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 9 7000シリーズ vs AMD Ryzen 7 7000シリーズ)

Ryzen9(7000シリーズ)とのスペック差が圧倒的に大きく、7900X・7950Xシリーズの半分程度の数値しか出ませんでした。

Ryzen7とRyzen9で3万円しか違わないため、コスパを重視する場合でもRyzen9(7000シリーズ)を選んだ方がいいです。

ただし、ハイエンドCPUであるRyzen9(7000シリーズ)の性能をフルに活かすためには、強力なグラボと水冷CPUクーラーが必要になります。

CPUに3万円の追加費用をかけても、必ずしもフレームレートが大幅に上がる訳ではない点に注意しましょう。

他CPUとの比較まとめ

各CPUモデルのベンチマーク結果(Apex Legends)

今回比較したAMD・Intel製CPUの、Apex Legendsでの性能一覧は上のグラフのとおりになります。

Core i9-14900KSやRyzen 9 7950X(3D)の圧倒的な性能が目につきますが、Apex自体はフレームレートの上限が300fpsに設定されているため、映像の滑らかさはほとんど変わりません。

高い処理性能を持つハイエンドCPUは、最上級モデルに近づくほど爆熱になるイメージがありますが、Ryzen 9 7950X3DはCore i9-14900Kに比べて発熱しづらいです。

しかし、販売価格は8~10万円程度と高価なため、短絡・静電気による故障のリスクがある自作PCの組み立てをためらう方も多いですよね。

そこで、自作パソコンの組み立てに踏み切れない方に向けて、7000シリーズのRyzen9を搭載した、ハイエンドゲーミングPCのおすすめモデルを紹介していきます。

おすすめの7000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPC4選

以下のBTOメーカーから、ハイエンドCPUである7000シリーズのRyzen9を搭載したゲーミングPCが販売されています。

7000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPCのおすすめ商品を4つ紹介するので、モンスターゲーミングPCに興味がある方はチェックしてみましょう。

LEVEL-M7A6-LCR79Z-TT1X(パソコン工房)

パソコン工房のRyzen 9 7950X3D搭載ゲーミングPCで、GPUをRTX 4070 SUPERに抑えて34万円台という価格を実現しています。

グラデーションカラーに光るLEDケースファンが搭載されているため、かっこいいゲーミングPCを求めている方におすすめです。

しかし、あと5,000円ほど予算を追加すれば、RTX 4070 Ti SUPERを搭載したモデルを選べるので、コスパを重視する方は他の製品を選びましょう。

おすすめ度
価格(税込)349,800円
CPUAMD Ryzen 9 7950X3D
GPUGeForce RTX 4070 SUPER
メモリDDR5-4800 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS BRONZE
LEVEL-M7A6-LCR79Z-TT1X(パソコン工房)の性能表

\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/

コスパが最大の強み

LEVEL-M7A6-LCR79Z-TT1X(パソコン工房)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
257fps
(0%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
247fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
148fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
94fps
(0%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
64fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
34fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
572fps
(0%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
461fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
402fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

ハイエンドCPUを使っているのでボトルネックは生じませんが、GPUがRTX 4070 SUPERなので4K最高設定にするとカクつく場合があります。

4K解像度でもゲームを快適に遊びたい方は、RTX 4070 Ti SUPER以上のGPUを搭載したゲーミングPCを選びましょう。

ZEFT R44BH(パソコンショップセブン)

パソコンショップセブンのZEFTシリーズのミニタワーゲーミングPCで、ハイエンドPCパーツであるRTX 4070 Ti SUPERとRyzen9 7950Xが搭載されています。

32GBメモリと合計3TBの容量を持つSDDが使われているため、ゲームの実況中継を行いたい方におすすめです。

販売価格は税込みで439,780円と割高なので、コスパを重視する方は別のゲーミングPCを選びましょう。

おすすめ度
価格(税込)439,780円
CPUAMD Ryzen9 7950X
GPUGeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリDDR5-5600 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 + 2TB NVMe
HDD:無
電源850W 80PLUS GOLD
ZEFT R44BH(パソコンショップセブン)の性能表

\豊富すぎるパーツ選びが最大の魅力/

中級者向け!フルカスタマイズBTOメーカー

ZEFT R44BH(パソコンショップセブン)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
277fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
269fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
163fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
108fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
80fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
45fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
617fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
500fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
428fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

GPUがRTX 4070 Ti SUPERになったことで、4K解像度でも60fps以上のフレームレートを出せるようになりました。

メモリも32GBのものが搭載されているため、パルワールド等の最新のオープンワールドゲームも問題なく快適に遊べます。

GALLERIA XA9R-R48S 7900搭載(ドスパラ)

ドスパラのRyzen9 7900搭載モデルのゲーミングPCであり、ハイエンドGPUであるRTX 4080 SUPERが使われています。

本体価格が364,980円と構成の割に安価なので、コスパに優れたハイエンドゲーミングPCを求めている方におすすめです。

ただし、メモリ容量が16GBに抑えられているため、なんでもこなせるゲーミングPCに仕上げたい方は32GBにアップグレードしましょう。

おすすめ度
価格(税込)455,980円
CPUAMD Ryzen9 7900
GPUGeForce RTX 4080 SUPER
メモリDDR5-4800 16GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源850W 80PLUS GOLD
GALLERIA XA9R-R48S 7900搭載(ドスパラ)の性能表

\圧倒的な知名度No1メーカー/

早くて安いゲーミングPC多数

GALLERIA XA9R-R48S 7900搭載(ドスパラ)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
280fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
275fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
177fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
117fps
(▲8%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
86fps
(▲4%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
50fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
594fps
(▲8%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
491fps
(▲4%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
437fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

CPUのスペックが少し弱いものの、GPUがRTX 4080 SUPERになったことで、ゲーミング性能がワンランク上がりました。

RTX 4090にすると本体価格が跳ね上がるので、ゲーミング性能にこだわらない方は、RTX 4080 SUPER・32GBメモリの構成で十分です。

DAIV FM-A9G8S(マウスコンピューター)

マウスコンピューターのDAIVシリーズのゲーミングPCで、RTX 4080 SUPERとRyzen 9 7900Xが搭載されています。

32GBメモリと2TBの大容量ストレージが標準搭載されているため、4K解像度での動画編集に興味がある方におすすめです。

価格が469,800円とドスパラのXA9R-R48Sに比べてさらに高価なため、気軽に購入しづらいのがデメリットです。

おすすめ度
価格(税込)469,800円
CPUAMD Ryzen 9 7900X
GPUGeForce RTX 4080 SUPER
メモリDDR5-5200 32GB
ストレージSSD:2TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源1000W 80PLUS PLATINUM
DAIV FM-A9G8S(マウスコンピューター)の性能表

\購入後のサポートが最大の魅力/

3年間無償保証&24時間365日サポート

DAIV FM-A9G8S(マウスコンピューター)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
280fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
275fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
177fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
118fps
(▲7%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
87fps
(▲3%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
50fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
600fps
(▲7%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
496fps
(▲3%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
437fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

CPUのスペックがRyzen 9 7900Xになったことで、ボトルネックが少し改善されたものの、4K解像度のフレームレートは変わりませんでした。

価格が2万円以上上がっていますが、3年保証が付いていて長く使えるスペックに仕上がっているので、マウスコンピューターの製品の方がコスパに優れています。

おすすめの7000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPC比較表

スクロールできます
商品名LEVEL-M7A6-LCR79Z-TT1X(パソコン工房)
ZEFT R44BH
(パソコンショップセブン)
GALLERIA XA9R-R48S
7900搭載(ドスパラ)
DAIV FM-A9G8S
(マウスコンピューター)
価格(税込)349,800円439,780円455,980円469,800円
CPUAMD Ryzen 9 7950X3DAMD Ryzen9 7950XAMD Ryzen9 7900AMD Ryzen 9 7900X
GPUGeForce RTX 4070 SUPERGeForce RTX 4070 Ti SUPERGeForce RTX 4080 SUPERGeForce RTX 4080 SUPER
メモリDDR5-4800 32GBDDR5-5600 32GBDDR5-4800 16GBDDR5-5200 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4+2TB NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
SSD:2TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS BRONZE850W 80PLUS GOLD850W 80PLUS GOLD1000W 80PLUS PLATINUM
公式サイトパソコン工房公式サイトパソコンショップセブン公式サイトドスパラ公式サイトマウスコンピューター公式サイト
※商品価格は購入時期・オプションにより変動する場合があります。

7000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPCに関するよくある質問

今回は、7000シリーズのRyzen9搭載ゲーミングPCに関連する、よくある質問をQ&A形式でいくつかまとめてみました。

AMDのハイエンドCPUである、Ryzen9(7000シリーズ)に対して疑問点・不明点がある方は、ぜひ該当する部分をチェックしてみましょう。

質問①:Ryzen9(7000シリーズ)を使うとどのくらいゲーム性能が上がるの?

Ryzen9(7000シリーズ)を使うとどのくらいゲーム性能が上がるの?

モデルによってスペックが異なりますが、Ryzen7(7000シリーズ)に比べて40%~80%も高性能です。

Ryzen7は13700Fにも劣るので、ゲーミング性能を重視する方はRyzen9(7000シリーズ)を選びましょう。

質問②:Ryzen9(7000シリーズ)を選ぶとどのくらい価格が上がる?

Ryzen9(7000シリーズ)を選ぶとどのくらい価格が上がる?

7800X3Dが8万円後半で買えるのに対し、7950X3Dが11万円前後なので、2万円以上価格が上がります。

ただし、倍近いベンチマークスコアの差が出るので、Ryzen9(7000シリーズ)の方がコスパがいいです。

質問③:Ryzen9 7950X3DはRyzen9 7950Xと何が違うの?

Ryzen9 7950X3DはRyzen9 7950Xと何が違うの?

Ryzen9 7950Xの2倍のL3キャッシュメモリを搭載しているだけでなく、TDPも120Wに抑えられています。

ベンチマーク結果では性能が変わらないように見えますが、実用性能は7950X3Dの方が高いです。

質問④:Ryzen9(7000シリーズ)より上のCPUはある?

Ryzen9(7000シリーズ)より上のCPUはある?

Ryzenのワークステーション用CPUとしてThreadripperが存在します。

上記のCPUは大きな負荷がかかるサーバーやワークステーション用に使われる場合が多いです。

単品で50万円前後(RTX 4090搭載ゲーミングPC相当)かかるので、家庭用のCPUとして使いづらいです。

質問⑤:最高クラスの性能を誇るRyzen9 7950Xはどのくらいの人が使っているの?

最高クラスの性能を誇るRyzen9 7950Xってどのくらいの人が使っているの?

2024年3月末時点のSteamの統計によると、7950Xと同じ16コアCPU利用者は全体の4.52%しかいません。

16コアCPUは他にも存在するので、ほんの一握りのユーザーしかRyzen9 7950X(3D)を使ってないと考えられます。

ゲーミング性能にこだわる方は7000シリーズのRyzen9がおすすめ!

7000シリーズのRyzen9は、第14世代Core i9 14900KSには届かないものの、7950X(3D)はトップクラスの性能を持ちます。

Ryzen7に比べて圧倒的にハイスペックなので、ゲーミング性能にこだわる方は7000シリーズのRyzen9がおすすめです。

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