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9000シリーズのRyzen7搭載ゲーミングPCの性能・価格は?BTOパソコンのモデル別に徹底比較

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2024年6月からIntel製CPUの不具合が話題となり、Core i7の代わりとなるCPUを求めている方も多いと思います。

そこで今回は、Core i7に引けを取らない性能を持つ、9000シリーズのRyzen7の特徴について、他のモデルと比べながら詳しく解説します。

Intel製CPUから乗り換える方に向けて、9000シリーズのRyzen7を搭載した、ゲーミングPCのおすすめモデルを紹介します。

Ryzen 7(9000シリーズ)でありがちな、よくある質問に対しても回答していくので、CPU選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

Ryzen7(9000シリーズ)の特徴

Ryzen5(9000シリーズ)と同じく8月10日に発売された、Ryzen7(9000シリーズ)は8コア16スレッド構成のCPUで、省電力性に優れたZen 5プロセス(4nm)が採用されています。

ここでは、Ryzen7(9000シリーズ)に関するスペック・特徴について、Intel製CPUから乗り換える方でも分かるように簡潔に解説していきます。

Ryzen7(9000シリーズ)の価格・性能

デスクトップ用
CPUモデル一覧
Ryzen 7 9700XRyzen 7 9800X
希望小売価格
(販売価格)
$359
(58,480円)
$479
(86,799円)
アーキテクチャZen 5Zen 5
ソケットAM5AM5
コア数/スレッド数8/168/16
ベース/最大クロック3.8/5.5GHz4.7/5.2GHz
L3キャッシュ32MB96MB
最大消費電力(PL2)88W162W
内蔵GPURadeon GraphicsRadeon Graphics
発売日2024年8月10日2024年11月15日
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表

9000番台のRyzen 7シリーズのCPUは、非常に微細なZen5プロセス(4nm)が搭載されていて、Zen4プロセスよりも省電力性・処理性能に優れているのが特徴です。

Ryzen 7 7700XのTDP(熱設計電力)が105Wなのに対し、最新モデルであるRyzen 7 9700Xでは65Wまで抑えられています。

不具合問題で話題となった、第13・14世代のIntel製のCPUに比べるとクロック変動幅は小さいものの、平常時とブースト時で1.5倍近い差があります。

Ryzen7(7000シリーズ)との処理性能の違いが気になる方は、「Ryzen 7(7000シリーズ)とRyzen 7(9000シリーズ)の比較」をチェックしましょう。

一方で、最新世代のIntel Core i7とどちらが優れているのか知りたい方は、「第14世代Core i7シリーズとRyzen 7(9000シリーズ)の比較」の見出しを読み進めてみましょう。

モデル内のグレード

2024年の8月上旬に新しく発売されたRyzen7(9000シリーズ)は、スペックの高さで定評のあるRyzen 7 9700Xと、ゲーミング性能に特化したRyzen 7 9800X3Dが販売されています。

文字意味こんな人におすすめ
X高性能版高フレームレートでゲームをガンガン動かしたい
3D3D V-Cache搭載ゲームプレイ中に生じるカクつきを抑えたい
CPUの型番の最後に付く接尾辞(文字)の意味

Ryzen 7 9700Xは、7700Xの陰に埋もれた8700Gに比べるとグラフィック性能は低いものの、Ryzen7000シリーズと同様に内蔵GPUが搭載されています。

TDPは65Wに抑えられている関係で、空冷クーラーでも熱暴走の問題が起きづらいものの、他のRyzenシリーズのX付きモデルと同様に付属クーラーは無いので注意しましょう。

Ryzen 7 9800X3Dは消費電力が120Wまで上がっていますが、96MBもの3D V-Cacheが搭載されているため、ゲームプレイ時の安定感が段違いに優れています。

Intelの不具合問題の件もあり、安定して動くRyzen 7 9800X3Dの人気が急騰していて、2024年12月時点では品薄状態になっています。

Ryzen 7 9700XはCore i7-13700を超える処理性能を持つ

Ryzen 7 9700Xのベンチマーク結果は以下のとおりで、1世代前のハイスペックCPUであるCore i7-13700を超えるスコアを叩き出しました。

CPU性能比較(PassMarkスコア)
AMD Ryzen 7 9700X
37249
AMD Ryzen 7 9800X3D
40216
Intel Core i7-13700
37110
Intel Core i5-14600K
39235
Intel Core i7-14700
44050

実用的なゲーミング性能についても、Core i7-13700(F)を上回る数値を出していて、Apexを240fps張り付きで遊べるスペックを持ち合わせています。

販売価格は発売時点で70,800円と、Core i7-13700(F)に比べて1万円ほど高価ですが、不具合問題の影響で人気が高まり品薄状態になっています。

第13・14世代のCore i7は基本的に延長保証が付くようになりましたが、不具合が気になる方はRyzen 7 9700Xを選ぶのがおすすめです。

数値:平均fps(QHD Ultra)コアクロック
(ベース/最大)
VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 7 9700X3.80 GHz/5.50 GHz705291420333216
Core i7-13700(F)2.10 GHz/5.20 GHz725250459331196
Core i7-13700K(F)3.40 GHz/5.40 GHz877287528414225
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs 第13世代 Core i7シリーズ)

Ryzen 7(9000シリーズ)と現行GPUの相性早見表

最新のハイスペックCPUである、Ryzen 7(9000シリーズ)と相性が良いGPUがどんなものか知りたい方も多いですよね。

Ryzen 7 9700Xと組み合わせた場合は、WQHD解像度以下であればRTX 4070、4K解像度であればRTX 4070 SUPER~RTX 4070 Tiが最適なGPUとなります。

Ryzen 7 9700Xとの相性フルHD解像度
(1080×1920)
WQHD解像度
(1440×2560)
4K解像度
(2160×3840)
RTX4090✕(CPU不足)×(CPU▲45%)×(CPU▲30%)
RTX 4080 SUPER
(RTX4080)
×(CPU▲45%)×(CPU▲35%)△(CPU▲20%)
RTX 4070 Ti SUPER×(CPU▲30%)△(CPU▲20%)〇(CPU▲10%)
RTX 4070 Ti△(CPU▲25%)〇(CPU▲15%)◎(CPU▲5%)
RTX 4070 SUPER△(CPU▲20%)〇(CPU▲10%)
RTX 4070〇(CPU▲15%)〇(GPU▲10%)
RTX 4060 Ti◎(GPU▲5%)△(GPU▲20%)✕(GPU不足)
RTX 4060△(GPU▲20%)×(GPU▲35%)✕(GPU不足)
RTX 3060×(GPU▲30%)×(GPU▲45%)✕(GPU不足)
RTX 3050✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
GTX 1650✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
Ryzen 7 9700Xと現行GPUの相性早見表

相性表を流し読みしただけでは、GPUとCPUの相性の関係性が分かりづらいですが、

GPUとCPUのボトルネックの関係性

高解像度:GPUの負荷が高く、GPUがボトルネックになりやすい

低解像度:GPUの負荷が低く、CPUがボトルネックになりやすい

といった関係を持つことが、くまなく表を見渡してみると理解できます。

他CPUとのベンチマーク結果・ゲーミング性能の比較

ここでは、Ryzenシリーズ・Coreシリーズのハイスペックモデルと比較した、Ryzen 7(9000シリーズ)のスペックを詳しく解説します。

最新世帯のRyzen CPUがどれくらい進化しているか気になる方は、ぜひ続きの内容を読み進めてみましょう。

比較対象となるRyzenシリーズ・Core iシリーズのCPU一覧表

Ryzen 7 9700Xと比較対象になる、Intel・AMD製CPUの他のモデルのスペックを比較表にしてまとめてみましたが、一見しただけでは性能の違いが分かりづらいですよね。

各CPUモデルのスペック・価格の一覧表(クリックすると開きます)
スクロールできます
Ryzen 7 9700XRyzen 7 9800X3DCore i7-14700Core i7-14700KCore i5-14400Core i5-14500Core i5-14600KRyzen 7 7800X3DRyzen 7 7700XRyzen 7 7700Ryzen 5 9600XRyzen 9 9950XRyzen 9 9900X
メーカーAMDAMDIntelIntelIntelIntelIntelAMDAMDAMDAMDAMDAMD
アーキテクチャZen 5Zen 5Raptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshZen 4Zen 4Zen 4Zen 5Zen 5Zen 5
プロセス4nm4nm10nm10nm10nm10nm10nm5nm5nm5nm4nm4nm4nm
ソケットAM5AM5LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700AM5AM5AM5AM5AM5AM5
総合コア数
(Pコア+Eコア)
88202010141488861612
Eコア数1212488
スレッド数16162828162020161616123224
ベース/最大クロック(P)3.8/5.5GHz4.7/5.2GHz2.1/5.3GHz3.4/5.5GHz2.5/4.7GHz2.6/5.0GHz3.5/5.3GHz4.2/5.0GHz4.5/5.4GHz3.8/5.3GHz3.9/5.4GHz4.3/5.7GHz4.4/5.6GHz
ベース/最大クロック(E)1.5/4.2GHz2.5/4.3GHz1.8/3.5GHz1.8/3.7GHz2.6/4.0GHz
L3キャッシュ32MB96MB33MB33MB20MB24MB24MB96MB32MB32MB32MB64MB64MB
PassMarkスコア37249402164906153678265693250739307343863607134598305106705253978
TDP(PL1)65W120W65W125W65W65W125W120W105W65W65W170W120W
最大消費電力(PL2)88W162W219W253W148W154W181W162W142W88W88W230W162W
内蔵GPURadeon GraphicsRadeon GraphicsIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Radeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon Graphics
対応メモリ128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB
メモリ周波数上限DDR5:5600MHzDDR5:5600MHzDDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5600MHzDDR5:5600MHzDDR5:5600MHz
PCI-Express5.05.05.05.05.05.05.05.05.05.05.05.05.0
希望小売価格$359$479$384$409$221$232$319$449$399$329$279$649$499
発売時期2024年8月10日2024年11月15日2024年1月9日2023年10月17日2024年1月9日2024年1月9日2022年10月20日2023年4月14日2022年8月30日2023年1月13日2024年8月10日2024年8月23日2024年8月23日
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表

そこで、競合モデルの処理性能の差が一目で分かるように、Cinebench R23のベンチマーク結果(シングル・マルチスレッド)をグラフにしてみました。

世間一般的には、「intelはシングルスレッド、AMDはマルチスレッド性能が高い」というイメージを持たれています。

シングルスレッドのスコアを比べてみたところ、Intel Core i9 14900には引けを取るものの、Intel Core i7 14700K並のスコアが出ました。
(Ryzen 7 9800X3Dに関しては、シングルコア性能がRyzen 7 9700Xよりも低く、60位前後まで落ち込みました。)

実際のゲーミング性能はマルチスレッド性能により決まるので、Cinebench R23(マルチコア)の測定も行ってみました。

コア数が8コアと比較的少ない関係で、シングルスレッドの時より順位が落ちただけでなく、なぜかRyzen 7 7700Xよりも低いスコアを叩き出してしまいました。

それでも、Core i5 14400(F)を大きく上回る性能を持つので、Intel製CPUの代替品としては有用なことが分かりました。

第14世代Core i7シリーズとRyzen7(9000シリーズ)の比較

Ryzen7(9000シリーズ)の競合CPUとなる、第14世代のCore i7シリーズとの性能の違いを比較してみました。

GPUはボトルネックがほとんど生じないRTX4090と仮定して、計測してみたら以下の表のような結果が出てきました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs 第14世代Core i7シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 7 9800X3D762306458334227
Ryzen 7 9700X705291420333216
Core i7-14700(F)937306562440241
Core i7-14700K(F)1000326600469257
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs 第14世代Intel Core i7シリーズ)

AMDの新型モデルであるRyzen 7 9700Xは8コアしかない関係で、20コア28スレッド構成のCore i7-14700(F)を大きく下回る結果となりました。

最近になってIntel製CPUに延長保証が付くようになったため、どうしても不具合問題を避けたい方以外は、安くて高性能なCore i7-14700(F)を選んだ方がいいです。

第14世代Core i5シリーズとRyzen7(9000シリーズ)の比較

先ほど紹介した、Core i7-14700(F)・14700K(F)と同じ測定方法で、第14世代Core i5シリーズとの比較を行いました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs 第14世代Intel Core i5シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 7 9800X3D762306458334227
Ryzen 7 9700X705291420333216
Core i5-14400(F)475166292221142
Core i5-14500603208382382177
Core i5-14600K(F)709245450325192
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs 第14世代Intel Core i5シリーズ)

Core i5-14400(F)に比べて1.5倍近いフレームレートの差が付き、上位モデルと比べてもRyzen 7 9700Xの方が優れていることが分かります。

FPSゲームをヌルヌル映像で楽しみたい方は、240fps以上のフレームレートを出せるRyzen7(9000シリーズ)を選びましょう。

Ryzen7(7000シリーズ)とRyzen7(9000シリーズ)の比較

次に、Ryzen7(9000シリーズ)の型落ちモデルである、Ryzen7(7000シリーズ)とのスペックの差を理解するために、再び表にしてまとめてみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs AMD Ryzen 7 7000シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 7 9800X3D762306458334227
Ryzen 7 9700X705291420333216
Ryzen 7 7800X3D663220398290171
Ryzen 7 7700X570193342270147
Ryzen 7 7700553187332262143
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs AMD Ryzen 7 7000シリーズ)

1世代前のRyzen7(7000シリーズ)よりも、最新世代のRyzen 7 9700Xの方が高いフレームレートを出せていることが分かります。

しかし、価格の面においてはRyzen7(7000シリーズ)の方が安いので、コスパを重視する方はRyzen 7 7700X等の型落ちモデルを選ぶのがおすすめです。

Ryzen5(9000シリーズ)とRyzen7(9000シリーズ)の比較

その次に、Ryzen7(9000シリーズ)と同じ時期に発売された、Ryzen5(9000シリーズ)とも比べてみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs AMD Ryzen 5 9000シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 7 9800X3D762306458334227
Ryzen 7 9700X705291420333216
Ryzen 5 9600X470194280222162
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs AMD Ryzen 5 9000シリーズ)

上位モデルであるRyzen7(9000シリーズ)の方が、Ryzen5(9000シリーズ)よりも明らかに高い処理性能を持つことが分かりました。

価格も15,000円程度しか違わないため、コスパの面においてもRyzen5(9000シリーズ)の方が優れています。

Ryzen9(9000シリーズ)とRyzen7(9000シリーズ)の比較

最後に、最新世代のフラッグシップモデルである、Ryzen9(9000シリーズ)がどれくらい優れているのか比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs AMD Ryzen 9 9000シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Ryzen 7 9800X3D762306458334227
Ryzen 7 9700X705291420333216
Ryzen 9 9950X1455493873568375
Ryzen 9 9900X940318563444242
各CPUモデルのフレームレート一覧表(AMD Ryzen 7 9000シリーズ vs AMD Ryzen 9 9000シリーズ)

最上位モデルであるRyzen 9 9950Xでは、Ryzen 7 9700Xに対して2倍以上のフレームレートの差が付きました。

不具合を起こした14900Kにも負けない性能を持つので、IntelのハイエンドCPUの代替品を求めている方は、Ryzen9(9000シリーズ)がおすすめです。

他CPUとの比較まとめ

各CPUモデルのベンチマーク結果(Apex Legends)

今回紹介した、Ryzen・CoreシリーズのApexのフレームレートをCPUごとに比較してみたところ、上のグラフのとおりになりました。

Ryzen9(9000シリーズ)の圧倒的なフレームレートの高さが目立ちますが、Ryzen 7 9700Xでも300fpsに近い値を出せるので、実用性能上はほとんど変わりません。

ハイエンドCPUであるRyzen9(9000シリーズ)を選ぶのが理想ですが、CPUだけで10万円以上かかってしまうため、価格を抑えたい方はRyzen7(9000シリーズ)が最適な選択肢となります。

不具合が起きづらいハイスペックゲーミングPCを求めている方に向けて、Ryzen7(9000シリーズ)を搭載したゲーム用パソコンを紹介していきます。

おすすめの9000シリーズのRyzen7搭載ゲーミングPC5選

ドスパラやパソコン工房を含むさまざまなBTOメーカーから、Ryzen 7 9700Xを搭載したモデルが販売されています。

9000シリーズのRyzen7を搭載したゲーミングPCの中で、コスパに優れたおすすめモデルを5つ紹介するので、高性能なゲーム用パソコンを求めている方は参考にしてみてください。

ZEFT R59DD(パソコンショップセブン)

パソコンショップセブンのZEFTシリーズのゲーミングPCで、ハイスペックPCパーツである、RTX 4070とRyzen 7 9700Xが採用されています。

デフォルトの状態でもデザイン性に優れていますが、PCケースを「NZXT H6 Flow White」にカスタムすると更にかっこよくなるので、ゲーミングPCのデザインにこだわる方におすすめです。

本体価格が税込356,180円と比較的安価なため、AMD製CPU搭載の高性能ゲーミングPCをお得に購入したい方にもおすすめできます。

おすすめ度
価格(税込)249,480円
CPUAMD Ryzen 7 9700X
GPUGeForce RTX 4070
メモリDDR5-5600 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD
ZEFT R59DD(パソコンショップセブン)の性能表

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ZEFT R59DD(パソコンショップセブン)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
202fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
159fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
96fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
75fps
(▲5%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
55fps
(▲2%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
30fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
490fps
(▲5%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
402fps
(▲2%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
350fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

CPUが高性能なおかげでフレームレートの減少量が少なく、WQHD・4K解像度においてはほとんどボトルネックが生じませんでした。

しかし、あと2万円かければ4K解像度でも快適に遊べるRTX 4070 SUPER搭載モデルに仕上げられるので、予算に余裕がある方はGPUのアップグレードを行いましょう。

FRGHLB650/R977(フロンティア)

フロンティアのGHLシリーズのゲーミングPCで、RTX 4070 SUPERとRyzen 7 9700Xを搭載しているので、4K解像度でも問題なくゲームを動かせます。

メモリに関しても32GBのものが採用されているため、20万円台で何でもできるゲーミングPCを手に入れたい方におすすめです。

透明なサイドパネルと光るケースファンが使われていて、おしゃれに仕上がっているのも魅力です。

おすすめ度
価格(税込)289,800円
CPUAMD Ryzen 7 9700X
GPUGeForce RTX 4070 SUPER
メモリDDR5-5600 32GB
ストレージSSD:1TB NVMe
HDD:無
電源850W 80PLUS GOLD
FRGHLB650/R977(フロンティア)の性能表

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FRGHLB650/R977(フロンティア)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
252fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
245fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
148fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
86fps
(▲8%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
61fps
(▲4%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
34fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
528fps
(▲8%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
443fps
(▲4%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
402fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

RTX 4070搭載モデルに比べてフレームレートが上がり、超重量級のサイバーパンク2077(DLSS無)を除いて、4K解像度でも60fpsを実現できるようになりました。

GPUとCPUの組み合わせのバランスも悪くはないので、ヘビーゲーマーの方でも満足できるスペックに仕上がっています。

NEXTGEAR JG-A7G7A(マウスコンピューター)

RTX 4070 Ti SUPERを搭載した、マウスコンピューターのNEXTGEARシリーズのゲーミングPCで、最新のAMD製CPUであるRyzen 7 9700Xが使われています。

本体価格は329,800円と比較的高価ですが、標準で3年保証が付いているため、CPUの不具合が心配な方におすすめです。

標準構成ではメモリ容量が16GBに抑えられているので、動画配信も行いたい方は32GBにアップグレードしておきましょう。

おすすめ度
価格(税込)319,800円
CPUAMD Ryzen 7 9700X
GPUGeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリDDR5-5600 16GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS BRONZE
NEXTGEAR JG-A7G7A(マウスコンピューター)の性能表

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NEXTGEAR JG-A7G7A(マウスコンピューター)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
275fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
267fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
163fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
101fps
(▲9%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
75fps
(▲5%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
45fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
564fps
(▲9%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
475fps
(▲5%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
428fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

GPUの方が強く若干ボトルネックが目立っていますが、4K解像度においてはフレームレートに悪影響がなく、RTX 4070 SUPER搭載モデルよりもワンランク処理性能が高まりました。

ただし、価格が32万円前後と高価なため、コスパを重視する方は20万円台後半で手に入る、RTX 4070 SUPER搭載モデルがおすすめです。

GALLERIA XA7R-R47TS 9800X3D搭載(ドスパラ)

ドスパラのXシリーズの最新モデルで、ハイエンドなRTX 4070 Ti SUPERとRyzen 7 9800X3Dが搭載されています。

CPU自体が品薄状態なのにも関わらず、他のガレリアPCと同様に翌日出荷されるので、Ryzen 7 9800X3Dを搭載したゲーミングPCを求めている方におすすめです。

価格は38万円台後半と割高なため、AMD製CPUを搭載したゲーム用パソコンを安く手に入れたい方は、他のモデルを選びましょう。

おすすめ度
価格(税込)387,979円
CPUAMD Ryzen 7 9800X3D
GPUGeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリDDR5-4800 16GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD
GALLERIA XA7R-R47TS 9800X3D搭載(ドスパラ)の性能表

\圧倒的な知名度No1メーカー/

早くて安いゲーミングPC多数

GALLERIA XA7R-R47TS 9800X3D搭載(ドスパラ)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
277fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
269fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
163fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
108fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
80fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
45fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
617fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
500fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
428fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

高性能なCPUを搭載したおかげで、Ryzen 7 9700X搭載モデルと比較して、フレームレートの減少量が少なくなりました。

しかし、30万円台後半と割高で、価格に見合ったスペックの向上は得られないため、コスパを求める方はRyzen 7 9700X搭載モデルで十分です。

LEVEL-R6B6-LCR98D-VTX(パソコン工房)


RTX 4080 SUPERとRyzen 7 9800X3Dを搭載した、パソコン工房のRGB BuildシリーズのハイエンドゲーミングPCとなります。

価格は43万円台と高価ですが、不具合問題を気にせずに4Kゲーミングを楽しめるため、長時間ゲームをプレイするヘビーゲーマーの方に向いています。

グラデーションカラーに光るLEDケースファンが搭載されていて、デザイン性に優れているのも魅力です。

おすすめ度
価格(税込)439,800円
CPUAMD Ryzen 7 9800X3D
GPUGeForce RTX 4080 SUPER
メモリDDR5-4800 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源1000W 80PLUS PLATINUM
LEVEL-R6B6-LCR98D-VTX(パソコン工房)の性能表

\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/

コスパが最大の強み

LEVEL-R6B6-LCR98D-VTX(パソコン工房)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
282fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
278fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
177fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
123fps
(▲3%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
90fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
50fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
625fps
(▲3%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
511fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
437fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

最新のゲーム特化型CPUであるRyzen 7 9800X3Dであれば、ハイエンドGPUであるRTX 4080 SUPERであっても、大きなボトルネックが生じずに快適に動かせました。

価格は40万円台と高価ですが、ハイスペックなK付きモデルのIntel製CPUは不具合問題が生じやすいため、高品質なハイエンドゲーミングPCを求めている方にはおすすめできます。

おすすめの9000シリーズのRyzen7搭載ゲーミングPC比較表

スクロールできます
商品名ZEFT R59DD
(パソコンショップセブン)
FRGHLB650/R977
(フロンティア)
NEXTGEAR JG-A7G7A
(マウスコンピューター)
GALLERIA XA7R-R47TS 9800X3D搭載(ドスパラ)
LEVEL-R6B6-LCR98D-VTX(パソコン工房)
価格(税込)249,480円289,800円319,800円387,979円439,800円
CPUAMD Ryzen 7 9700XAMD Ryzen 7 9700XAMD Ryzen 7 9700XAMD Ryzen 7 9800X3DAMD Ryzen 7 9800X3D
GPUGeForce RTX 4070GeForce RTX 4070 SUPERGeForce RTX 4070 Ti SUPERGeForce RTX 4070 Ti SUPERGeForce RTX 4080 SUPER
メモリDDR5-5600 32GBDDR5-5600 32GBDDR5-5600 16GBDDR5-4800 16GBDDR5-4800 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
SSD:1TB NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD850W 80PLUS GOLD750W 80PLUS BRONZE750W 80PLUS GOLD1000W 80PLUS PLATINUM
公式サイトパソコンショップセブン公式サイトFRONTIER公式サイトマウスコンピューター公式サイトドスパラ公式サイトパソコン工房公式サイト
※商品価格は購入時期・オプションにより変動する場合があります。

9000シリーズのRyzen7搭載ゲーミングPCに関するよくある質問

今回は、Ryzen 7 9700Xを含めた9000シリーズのRyzen7に関する、よくある質問をQ&A形式で詳しく答えていきます。

Ryzen 7 5700X・7700X搭載モデルと迷っている方は、ぜひ該当する部分をチェックしてみましょう。

質問①:Ryzen 7 9700Xは7700Xに比べてどのくらいゲーム性能が上がるの?

質問①:Ryzen 7 9700Xは7700Xに比べてどのくらいゲーム性能が上がるの?

Ryzen 7 7700Xに比べて進化はしているものの、ゲーミング性能の向上幅は10%と小さく、まだまだCore i7-14700(F)には遠く及びません。

質問②:なぜ前世代のRyzen7 8700Gはほとんど販売されなかったの?

質問②:なぜ前世代のRyzen7 8700Gはほとんど販売されなかったの?

価格自体は5万円台とCore i7シリーズに比べて安いものの、Ryzen 7 7700Xに比べて10%以上PassMarkスコアが低いので、新しく買い替える人がほとんど出ませんでした。

質問③:7000シリーズのRyzen7に比べてどのくらい価格が上がるの?

質問③:7000シリーズのRyzen7に比べてどのくらい価格が上がるの?

前世代のRyzen 7 7700Xが48,000円程度で購入できることから、7000シリーズのRyzen7に比べて10,000円ほど価格が高くなります。

質問④:コスパの高さで定評がある5700Xに比べてどれだけ割高になるの?

質問④:コスパの高さで定評がある5700Xに比べてどれだけ割高になるの?

型落ちモデルであるRyzen 7 5700Xは2万円台前半で購入でき、スペック/価格比で換算すると2倍近い差が生じているので、コスパを重視する方は5700Xを選びましょう。

質問⑤:Ryzen7 9700XはCore i7-14700Fよりも人気が出るの?

質問⑤:Ryzen7 9700XはCore i7-14700Fよりも人気が出るの?

Intel製CPUの不具合問題により、相対的にAMDのブランド力が上がったため、Ryzen7 9700Xの方が人気が出るようになりました。
(価格コムでもRyzen7 9800X3D・Ryzen7 9700Xが人気1位・2位に躍り出ています。)

Core i7の代替品を求めている方は9000シリーズのRyzen 7がおすすめ!

過去のRyzen 7シリーズは長らくCore i5に毛が生えた程度の性能でしたが、9000シリーズになり13700Fを超える性能が出たため、Core i7の代替品として使えるようになりました。

価格に関しても1万円程度しか違わないため、Core i7の代替品を求めている方は、不具合が生じづらい9000シリーズのRyzen 7がおすすめです。

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