この記事では「ノートPCにおすすめのゲーミングキャプチャーボード ASUS FHD120」をレビューします。
YouTubeでゲーム実況や解説をするには、ゲーム映像を録画する必要があります。
その時に便利なのが「外付けキャプチャーボード」。
でもどんなものを選べばいいのかイマイチわかりませんよね。
特に初めてだと、安いものを選びがち。
そこでこの記事ではYouTube登録者数8万人以上のわたしが、PS4やスイッチ、スマホのゲーム映像をめちゃくちゃ簡単に録画できるASUSの外付けキャプチャーボードを紹介します。
- ゲーム実況やゲーム解説やってみたい
- ゲーム映像をサクッとPCに取り込みたい
という方は、ぜひとも参考にしてみてください!
\Youtubeでも動画レビューしています/
安いキャプチャーボードは性能もしょぼい
ASUS FHD120のレビューに入る前に、まずはキャプチャーボードの値段と性能について説明させてください。
結論から言うと、激安キャプチャーボードは性能もそれなりです。
めちゃくちゃ後悔しました
大手ゲーミングデバイスメーカーのキャプチャーボードって、値段が高いんですよね。
だから初めてキャプチャーボードを買う方は、Amazonで安いキャプチャーボードを選びがちです。
わたしもこんな感じの激安キャプチャーボードを、3台ぐらい購入してます。
でも、おすすめはしないです。
こちらの比較映像を見てみてください
PS5でプレイしたAPEXのゲーム映像を、5000円の激安キャプチャーボードとASUSのキャプチャーボード「FHD120」で録画したものを並べています。
どっちが激安キャプチャーボードで録画した映像か分かりますか?
正解は、右の映像が激安キャプチャーボードを使ったものです。
左がASUSのFHD120。
録画で使っているPCは同じゲーミングノートPCなのに、激安キャプボで録画した映像とASUSのキャプボでは映像の見え方がガッツリ変わるんです!
右の映像はコントラストが強すぎるし、彩度も強い印象。
IPSパネルのゲーミングモニターで見ているゲーム映像とは、まったく印象が異なる映像になっています。
でもASUSのキャプチャーボードだと、ほぼほぼプレイ映像をそのまま録画できます!
キャプチャーボードが違うだけで、HDMIケーブルやPCなど収録機材は全く一緒。
なのに映像の見え方だけでなく、映像品質もレベチです。
それからもうひとつ大きな違いが。
激安キャプチャーボードはコマ落ちするんです!
ASUSはコマ送りしてもなめらかな映像なのですが、激安キャプチャーボードはカクカクした映像になってしまいます。
ちなみに今回プレイしたPS5版のAPEXは、フレームレートが60fpsの設定です
スイッチのフレームレートも最大60fpsです。
ということで激安キャプチャーボードでは、カクカクした色味がおかしいゲーム映像しか録画できないのです。
どのメーカーのキャプチャーボードも、比較的高めの値段設定です。
だからキャプチャーボードを使ったことがない方は、
安いキャプボ使えばいいじゃんw
って思いがち。
だからこそ、キャプチャーボードには価格によって性能差があることを覚えておいてください。
ASUS FHD120の付属品チェック
それではいよいよASUS FHD120をレビューしていきます!
まずはサクッと開封をして付属品を紹介します。
FHD120の付属はこちら。
キャプチャーボード本体、
オーディオケーブル、
Type-C to Type-A ケーブル、
HDMI 2.0 ケーブル、
Type-A to Type-C USBアダプター、
取説類です。
必要最低限のケーブル類が同梱されていますので、開封したら最短5分でゲーム映像を収録できます。
そのぐらいセッティングが簡単!
ちなみに一般的なキャプチャーボードには、内蔵型と外付け型の2タイプあります。
キャプチャーボードを初めて買う方は、内蔵型よりも外付け型の方がおすすめ。
外付け型ならケーブルを挿し込むだけで使えるし、デスクトップPCはもちろんノートPCでもMacbookProでも使えます。
PCI Expressスロットの空き確認もしなくてOK。
外付け型を選べば、めちゃくちゃ手軽にキャプチャーボードを使うことができますよ。
ASUS FHD120の特徴
次にFHD120の特徴についてみていきましょう!
FHD120の特徴は以下の3つです。
それぞれの特徴を、サクッと説明していきます。
特徴1:圧倒的に遅延が少ない
1つめの特徴は「圧倒的に遅延が少ない」です。
一般的に外付けのキャプチャーボードは、内蔵型のキャプチャーボードと比べると遅延が発生しやすいと言われています。
なのでFHD120も、
そこそこ遅延あるんでしょ?
と、あまり期待はしていませんでした。
でも実際に使ってみたらかなり遅延が抑えられていて、ゲームによってはOBSの画面を見ながらプレイすることもできちゃいます!
実際のプレイ画面と激安キャプチャーボードの録画画面を比較してみたところ、スロー映像にしなくても目視でかなり遅延しているのが分かりました。
しかしFHD120のキャプチャー映像は、目視では遅延を感じませんでした。
内蔵型のキャプチャーボードであればこのレベルの性能は当たり前ですが、FHD120は外付けキャプチャーボードとしてはかなり低遅延の部類に入りますね!
FPSやアクション以外のゲームRPGなどの遅延が許容できるゲームであれば、OBSの画面だけを見てゲームをプレイすることも可能なくらいです。
特徴2:地味に便利な機能を搭載
2つめの特徴は「地味に便利な機能を搭載」です。
ASUS FHD120は、外付けならではの便利機能を搭載しています。
それが「ライティングエフェクト」。
わたしみたいなキャプボ初心者には、ライティングエフェクトがめっちゃ便利!
こんな感じで、キャプチャーボードの状況に応じて色が変化してくれます。
PS4やPS5と接続した際に「はっ?映像映らないんだけど」ってときはライティングが赤色点滅しているはず。
これは著作権保護のHDCP機能がオンになっているってことをお知らせしています!
なのでPS4やPS5の設定画面で、HDCPをオフにすればOK。
こういったところで、初心者に優しい製品設計がされています。
あとは、
- ほぼすべてのゲーム実況者が使用していると言っても過言ではない配信ソフトウェア「OBS Studioの認証」を取得
- USBクラスのビデオサポートが適用されており、デスクトップPCやノートPCでも専用ドライバなしで簡単に接続できる
など。
一言でまとめると初心者にめちゃくちゃ配慮されたキャプチャーボードになります。
特徴3:コスパがいい
3つめの特徴は「コスパがいい」です。
性能が高いキャプチャーボードは激安のキャプボと違い、その分値段も高い傾向。
しかし、ASUSのFHD120はコスパがそこそこいいんです!
ASUSのFHD120は、最大録画解像度が1080p/120fpsです。
これと同等レベルのキャプチャーボードを競合ブランドのAVerMediaで探してみると「GC553」が該当します。
記事執筆時点の実売価格を比べたところ、
FHD120が25,502円、
GC553が28,900円でした。
同等レベルのキャプチャーボードなのにASUS FHD120の方が3,000円以上安いので、結構コスパはいいかと思います。
確かに5,000円ぐらいの激安キャプボと比較すると、高いと感じるかもしれません。
しかし高品質な性能のキャプチャーボード界隈では、ASUSのFHD120はそこそこコスパ良く入手できる製品ですね!
ASUS FHD120を使って実際にゲームをプレイしてみた!
ASUS FHD120は遅延がなく、初心者にもやさしい便利機能搭載のキャプチャーボードです。
とはいえ、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません!
なのでASUSのキャプチャーボードFHD120を使って、APEXをプレイしてみました。
まず外付け型のキャプチャーボードなので、セッティングがめちゃくちゃラクです。
内蔵型だとPCI Expressスロットに取り付けてもろもろセッティングが必要なんですが、外付け型のキャプチャーボードだと
ケーブルを3本繋げばOK。
めちゃくちゃ簡単ですw
実際にFHD120でゲーム映像を収録してみましたが、映像がコマ落ちせずになおかつキレイに録画できました。
ちなみにASUS FHD120は、映像だけじゃなく音声もバッチリ収録可能。
キャプチャーボード本体のイヤホンマークの端子にヘッドセットを接続すれば、映像と一緒に音声も録音できます。
またコントローラーマークの端子とPS4やPS5のコントローラーを接続すると、パーティーチャットの音声も録音可能です。
ASUSの専用ソフトウェアでゲーム音・ボイスチャット音声・パーティーチャットそれぞれの音量が調節できるのも◎。
こういった専用ソフトウェアは激安の中華製キャプチャーボードでは99%対応していないので、かなりありがたいですね!
ASUSの外付けキャプチャーボードFHD120を使えば、初心者の方でも簡単にきれいなゲーム画面を録画できますよ。
まとめ:コスパ良し、性能良し、初心者対応良しのキャプボでした!
ASUSの外付け型キャプチャーボードFHD120をレビューしました。
実際に使ってみて感じた「良かった点」と「悪かった点」は以下のとおりです。
良かった点 | 悪かった点 |
---|---|
そこそこコスパがいい 初心者に優しい製品設計 | 録画できる解像度は1080pまで |
FHD120の良かった点
良かった点 |
---|
そこそこコスパがいい 初心者に優しい製品設計 |
FHD120の良かった点は、そこそこコスパがいいところです。
同性能の外付けキャプチャーボードと比較しても、FHD120はそこそこコスパが良かったです。
もちろん中華製の激安キャプチャーボードと比較すると高く感じるかもしれませんが、性能に妥協できない方にはおすすめです!
それから初心者に優しい製品設計も良かった点です。
- 製品セッティング
- ライティングでの状態示唆
- OBSとの接続
など、初心者の方にとても優しい製品設計になっています。
ゴリゴリのキャプボマスターみたいな人にはスペック的に響かないかもですが、初めてキャプボを買う方の入門用にはすごくおすすめだと思います!
FHD120の良かった点
悪かった点 |
---|
録画できる解像度は1080pまで |
FHD120の悪かった点は、録画できる解像度は1080pまでというところです。
これは悪い点というか製品コンセプトになっちゃいますが・・・
FHD120はあくまでもフルHD画質でのゲーム映像を録画したい方向けの製品なので、4Kなどの高画質で録画したい方向けの製品ではありません。
とはいえ、これは「悪い点はどこかな?」と探してふり絞ってあげたくらいの感じ。
なので、外付けキャプチャーボードとしては非常に良さげだと思います。
ゲーム実況や解説に興味があってやってみようかな?と思っている方は、ぜひASUSのキャプチャーボードFHD120をチェックしてみてください!
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