この記事では「BenQのゲーミングプロジェクター X3000i」をレビューします!
X3000iの記事執筆時点での実売価格は、351,515円です。
そこらへんのゲーミングPCよりも高いです。
こんな高額なプロジェクター、サクッと買えませんw
しかし今回BenQさんからお借りして、レビューする機会をいただきました!
ということで、ゲーム周辺機器オタクのわたしが大卒の初任給よりも高いゲーミングプロジェクターを実際に使ってみたらどんだけ感動するのか?をレビューします。
良かった点や悪かった点もまとめて紹介するので、興味がある方はぜひとも参考にしてみてください!
\Youtubeでも動画レビューしています/
BenQ X3000iのファーストインプレッション
まずはBenQ X3000iのファーストインプレッションから!
このプロジェクター、かなり重いです!
製品重さは約6.6kg。
製品を開封していてガチで「よいしょ」って言葉が自然に出ちゃうぐらいに重いです。
そして大きさも過去一でデカいw
わたしは今までに何台ものプロジェクターをレビューしてきたんですが、いずれも小型なサイズでした。
なので、BenQ X3000iのデカさと重量感重さにはビビりました!
持ち運び性能はほぼ皆無ですので、しっかりと設置場所を決めて据え置き型のプロジェクターとしての使い方がベストですね。
ちなみに、付属品は意外とあっさりしてました。
操作用リモコン、
リモコン用の単三電池2個、
電源ケーブル、
AndroidTV用のドングル、
取説類。
以上です。
付属品はあっさりしているし難しい組み立てなどもないので、開封したら10分ぐらいで使い始められる手軽さですね!
BenQ X3000iの外観チェック
次はプロジェクターの外観を見ていきましょう!
接続インターフェースは、本体背面にまとめられています。
背面のインターフェース |
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①HDMI端子 ②HDMI端子(e-ARC対応) ③USB-TypeAポート ④SPDIF ⑤RS232端子 ⑥Audio端子 |
HDMI端子が2つあるのですが、そのうち1つは「e-ARC対応」となっています。
ちなみに、
「e-ARC対応」って何?
という方に、サクッと説明します。
ARCはAudio Return Channel(オーディー・リターン・チャンネル)と言われる、HDMIケーブル1本でテレビの映像と音声を出力できる機能です。
一般的にテレビの映像と音声を出力する場合は、HDMIケーブルと光デジタルケーブルが必要です。
でもARCに対応していると、光デジタルケーブルが不要に。
なので、HDMIでテレビとプロジェクターを接続すればOKなんです!
X3000に搭載されているe-ARCは、ARCの上位版。
ARCで接続するよりも、高品質な音声を出力できるようになっているっぽいです!
これ以上説明していくとダルすぎると思いますので、省略しますw
あとは、
USB-TypeAポート、
デジタル音声信号を入力するSPDIF、
RS232端子(これはプロジェクターのFW更新用なので映像出力としては使えません)、
イヤホンを接続できるAudio端子があります。
PCからゲーム機まで幅広く接続可能なインターフェースを搭載していますね。
あと本体側面に操作スイッチが搭載されています。
プロジェクターの操作自体は、付属のリモコンがあるので困ることはありません。
でも本体にも操作スイッチがあると、ちょっとした操作はリモコンを使わずにできるので便利そうですね。
ちなみに、ズームとピント合わせは完全なる手動操作となっております。
今時点では深く触れませんが、結構エグイですw
BenQ X3000iの特徴について
外観チェックが終わったので、「X3000i」の特徴について見ていきましょう!
X3000iの主な特徴は次の3つです。
それぞれの特徴をサクッと紹介します!
特徴1:没入感を高める映像美が楽しめる
1つめの特徴は「没入感を高める映像美が楽しめる」です。
X3000iは、4K UHDの画質で映像出力が可能です!
わたしのYouTube動画は、1080pのフルHDでアップロードされています。
解像度は1920×1080です。
まぁそこそこの画質で見れているはず。
それが4K UHDになると、フルHDの画質が4倍されますw
ちょっと何言ってるかよく分からないかもですが、1080p映像で表示できる解像度が4倍の密度で表示されることになります。
だから簡単にまとめると、
映像がめっちゃキレイ
そしてDCI-P3 カバー率100%なので、プロジェクターとはいえ豊富な色表現が可能。
とりあえず映像の専門家じゃない私から言えることはただひとつ。
めっちゃ映像がキレイなんです!
特徴2:ゲーミングに特化した機能を搭載
2つめの特徴は「ゲーミングに特化した機能を搭載」です。
X3000iはゲーミングプロジェクターの名前の通り、ゲームに特化した機能をたくさん搭載しています!
まずはゲームモードが豊富。
RPG・FPS・SPGと、3つのゲームモードを搭載しています。
プレイするゲームに応じて臨場感やプレイのしやすさを最大限に発揮できるように、映像やサウンドを微調整してくれます。
そしてゲームをプレイする上で非常に重要な項目「ラグ」についてもしっかり対策されています!
まずはこちらの表を見てみてください。
X3000iは最大240Hzの映像出力まで対応していて、なおかつ入力遅延は最小で4.2msとなっています。
ゲームをプレイしていて「めちゃくちゃラグい」って感じるといわれる32msを大幅に下回っており、ほとんどラグさを感じずにゲームがプレイできます!
スペック的には「プロジェクターでゲームできんの?」と不信感を持つ人々を駆逐するぐらいに、素晴らしい内容になっていますね。
特徴3:5Wのスピーカーを2基搭載した迫力のサウンド
3つめの特徴は「5Wのスピーカーを2基搭載した迫力のサウンド」です。
プロジェクターの機能としてはまったく気にしていなかったので逆にビビったのが、サウンド機能です。
このプロジェクターって、実は5Wのステレオスピーカーを2基搭載しているんです!
って言っても、普通の人だとピンときませんよね?
わたしはオーディオの専門家ではないので、まったくピンときていませんでしたw
5W??なにそれ?美味しいの?
ってレベル。
そんなわたしでも実際にサウンドを聞いてみると、ガチでビビるぐらいに迫力があります!
学校とかで使う、スピーカー付きのプロジェクターを思い浮かべてください。
そのプロジェクターの2900倍以上はサウンド性能が向上しています!
そのぐらいに、ガツンと響くバーチャルサラウンドサウンドが楽しめちゃいます。
BenQ X3000iを使って実際にゲームをプレイしてみた!
すごいプロジェクターであることは間違いないのですが、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません!
なのでPC版のAPEXを今回のプロジェクターX3000iに接続して、実際にプレイしてみました!
ちなみにわたしのPC環境だと、APEXのフレームレートは240FPSで動いています。
ゴリゴリのヌルヌル環境ですw
まずは部屋の電気を付けた状態だと、こんな感じの見え方になります。
プロジェクターのスペックとしては3000ANSIルーメンなので、比較的明るい部屋でも視聴可能と言われています。
しかし個人的には、昼間の明るい部屋でのプレイは厳しい印象。
なので、しっかりと電気を消して部屋を暗くして使用することをおすすめします。
ちなみにX3000iの入力遅延は先ほどもお見せしましたが、次の表のようになっています。
1080p/240FPSで動作させているので、入力遅延は4.2msとなっています。
遅延は人それぞれ感じ方が変わるので一概に断定することは難しいですが、4.2msであればほとんどラグさは感じられないレベルです。
実際にプレイしてみても全くその通りで「ラグ過ぎてプレイできねぇ」ってことはなく、普通に遊べます!
ただし、画面が大きすぎてプレイはしにくいw
グルングルンと視点を移動させるので、段々と画面酔いをしそうになってきますw
やっぱり大画面のプロジェクターでゲームをするならば、オープンワールドRPGなどがピッタリですね!
PS5のエルデンリングもX3000iを使ってプレイしましたが、かなり没入感が高かったです。
サウンド性能も素晴らしい!
暗闇の部屋でプレイしているってこともあって「ゲームへの熱中度が過去最高レベル」でした。
まとめ:感動するゲーミングプロジェクターでした
BenQの最新ゲーミングプロジェクター X3000iをレビューしてきました!
実売価格35万円超えと気軽に手が出しにくいのですが、実際に使ってみるとあまりの映像美に、
プロジェクターですか、これ?
と、非常に大きな感動を得ることができました。
BenQの最新ゲーミングプロジェクター「X3000i」を実際に使ってみて良かった点・悪かった点を以下にまとめました。
良かった点 | 悪かった点 |
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プロジェクターでゲームをするなら最高のデバイス サウンド性能が意外とすごくて映画も捗る | 東映環境の準備が面倒くさい |
良かった点
良かった点 |
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プロジェクターでゲームをするなら最高のデバイス サウンド性能が意外とすごくて映画も捗る |
X3000iの良かった点は、プロジェクターでゲームをするなら最高のデバイスであるところです。
プロジェクターなんかでゲームできるの?
と不安に思う方を完全論破できるぐらいの性能を持った、ゲーミングプロジェクターでした。
また、サウンド性能が意外と凄くて映画も捗るところも良かった点です。
ゲーミングプロジェクターなのでゲーム以外には不向きか?というとそんなことはなくて、迫力あるサウンド性能なので映画やドラマもバッチリOK。
AndroidTVが使えるので、YouTubeやAmazon PrimeAmazon PrimeNetflixなどを活用すればエンタメデバイスとしても大活躍しそうです!
悪かった点
悪かった点 |
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東映環境の準備が面倒くさい |
X3000iの悪かった点は、投影環境の準備が面倒くさいところです。
持ち運び性能が無いので仕方がないのかもしれませんが、プロジェクターの調節が結構めんどくさいです。
他社のプロジェクターだと自動で障害物の回避や台形補正をしてくれるといった、プロジェクターの映像投影をめちゃくちゃ簡単にする機能が盛り込まれています。
しかし、X3000iの場合は、
- ズームやピント合わせはマニュアル設定
- 映像の調整も2Dキーストーンで縦と横の調整のみ
といった、かゆいところに手が届いてない感がありました。
まぁ設置しちゃえばそうそう動かさないのでそんな機能は搭載していないのかもしれませんが、めんどくさがり屋のわたしにしたらちょっとマイナスポイントでした。
とはいえゲーミングプロジェクターとしては国内最高レベルの品質です!
- キレッキレの映像で大迫力のゲームがプレイしたい
- 超絶キレイな4k映像で映画がみたい
といったおうち時間を充実させるデバイスとしては、異次元レベルの素晴らしさでした。
実売価格が35万円なので、
なんか良さげだから買ってみよう!
とはなかなか行かない価格ではありますが、自宅にあればQOLは爆上がりですね!
興味がある方は、ぜひ↓から製品情報をチェックしてみてくださいね!
P.S.このまま借りパクしておこうかと一瞬でも頭をよぎってしまったので、BenQの担当者の方にぶっ飛ばされる前に早めに梱包して返却しようと思いますw
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