この記事では「黒い砂漠におすすめのゲーミングPC」を5つ紹介します。
黒い砂漠は韓国のPearl Abyssが開発したオープンワールドMMORPGです。日本では2015年よりサービスが開始されており、欧米でも「Black Desert Online」の名称でサービスが行われています。
依然として最高品質では高いGPU性能が要求される一方、サービス開始より7年ほど経過したことで相対的に要求スペックが低くなり、より遊びやすくなっています。家庭用ゲーム機でのクロスプレイなども実装されていますが、ゲーミングPCがあれば更に快適に遊ぶことが可能です。
「黒い砂漠を快適にプレイしたい！」という要望に応えてくれる、おすすめゲーミングPCを紹介します。
黒い砂漠におすすめのゲーミングPC5選
黒い砂漠は高いグラフィックとアクション性が魅力のゲームタイトルです。なので、映像のクオリティと滑らかさを両立するために高いGPU性能が要求されます。グラフィック品質を向上させる大きなアップデートも複数回入っているので、最高品質でのプレイは現実的ではないとも言われます。
ただサービス開始当初からある従来設定も残されており、GPU負荷を軽減させるAMD FSRなどのアップスケーリング技術も実装。そしてPCパーツの性能向上によって、相対的に要求スペックは下がっています。
以上を踏まえつつ今回紹介するのは「フルHD画質で75fps以上を安定出力できる事」を条件に紹介。具体的には16万円以上のミドルクラスゲーミングPCがあれば、フルHD/75fps以上の出力が可能です。
| ゲーミングPC | ゲーミング性能 | ポイント | 価格（税込） | GPU | CPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
LEVEL-M76M-134F-SLX | チェック | コスパ重視のミドルクラスゲーミングPC | 162,800円 | RTX 4060 Ti | Core i5-13400F | 16GB | 500GB |
| LEVEL-M77M-137F-SLX | チェック | 最新世代Core i7搭載のミドルクラスゲーミングPC | 189,800円 | RTX 4060 Ti | Core i7-13700F | 16GB | 500GB |
GALLERIA XA7C-R47 | チェック | 最新世代Core i7を搭載した推奨PC | 239,980円 | RTX 4070 | Core i7-13700F | 16GB | 1TB |
FRGAG-B760/SG6/NTK | チェック | 4Kにも対応可能なアッパーミドルクラスゲーミングPC | 289,800円 | RTX 4070 Ti | Core i7-13700F | 32GB | 1TB |
G-GEAR GA7A-F231/XB | チェック | ゲーミングCPUを搭載し幅広いラインナップ | 276,800円～ | RTX 4060Ti 他 | Ryzen 7 7800X3D | 32GB | 1TB |
パソコン工房 LEVEL-M76M-134F-SLX
| おすすめ度 | |
| 価格 | 162,800 円 |
| CPU | Intel Core i5-13400F |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti |
| メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) |
| SSD | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
| 電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
導入コストを安く抑えたいというかたにおすすめなのが、パソコン工房のLEVEL-M76M-134F-SLXです。
CPUにインテル第13世代のCore i5-13400Fを搭載。このCPUは大小合わせて10コアのCPUコアを持つハイブリッド構造となっており、データ処理に必要な負荷によって使用するCPUコアを使い分けしています。
GPUにはRTX4060Tiを搭載しており、フルHD環境で高いフレームレートが期待できます。
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コスパが最大の強み
ゲーミング性能
| 黒い砂漠 （シミュレーション値） | |
|---|---|
 | |
| フルHD（中テクスチャ 品質：高 ） | 平均 140fps |
| フルHD（高テクスチャ 品質：リマスター ） | 平均 95fps |
| WQHD（中テクスチャ 品質：高） | 平均 120fps |
- ゲーム性能総評
-
フルHD画質であれば十分に遊べるスペックです。
設定を下げればWQHDでのプレイも可能。
PCケースとマザーボードがmicroATX規格で拡張性が低い所が難点
テクスチャ品質を変えることでGPU負荷が変わるのですが、現在の黒い砂漠では幅広い設定が可能となっています。またシミュレーションではプレイヤーやNPCが密集する町ではなく、郊外の戦闘が発生するフィールドでのフレームレートを参照しています。
RTX4060Tiは主にフルHDに適したGPUとなっていますが、設定を下げればWQHD画質でも対応可能です。
この時点で黒い砂漠を遊ぶには十分と言える水準になります。FSRを有効にすれば更にフレームレートが伸びるはずです。
このPCの欠点は、microATX規格のPCケースとマザーボードです。筐体が小さく拡張性が低いので、キャプチャーカードなどはUSB接続タイプを主に選ぶことになります。
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コスパが最大の強み
パソコン工房 LEVEL-M77M-137F-SLX
| おすすめ度 | |
| 価格 | 189,800 円 |
| CPU | Intel Core i7-13700F |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti |
| メモリ | 16GB(8GB×2) DDR5-4800 DIMM (PC5-38400) |
| SSD | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
| 電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
CPUの性能を強化したいという方には、パソコン工房のLEVEL-M77M-137F-SLXがおすすめです。
こちらは先に紹介したLEVEL-M76M-134F-SLXから、CPUがCore i7-13700Fに変更されたモデルとなります。
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コスパが最大の強み
ゲーミング性能
| 黒い砂漠 （シミュレーション値） | |
|---|---|
| |
| フルHD（中テクスチャ 品質：高 ） | 平均 140fps |
| フルHD（高テクスチャ 品質：リマスター ） | 平均 95fps |
| WQHD（中テクスチャ 品質：高） | 平均 120fps |
- ゲーム性能総評
-
基本的なゲーム性能としてはLEVEL-M76M-134F-SLXと同じです。
PCケースやマザーボードの大きさなども同じです。
CPUに余力があるので、ゲーム配信などに向いています。
基本的なゲーム性能はLEVEL-M76M-134F-SLXと同じです。通常プレイでの黒い砂漠はGPUの使用率が高く、CPUは基本的に余力を残した状態となります。
逆に言えばGPUはゲームデータ以外の処理を行う余裕が無いので、ゲーム配信をするときにGPUでのエンコードが難しくなります。
そこで余力が残っているCPUを活用できるのが、このモデルの特徴となります。
もちろんゲーム内設定を下げることでGPU負荷を減らすこともできますが、配信映像のクオリティを維持するならCPUもしくはGPUの強化は必須です。
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コスパが最大の強み
ドスパラ GALLERIA XA7C-R47
| おすすめ度 | |
| 価格 | 239,980円 |
| CPU | Intel Core i7-13700F |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 |
| メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) |
| SSD | 1TB NVMe SSD |
| 電源 | 650W 電源 (80PLUS BRONZE) |
CPUとGPUを強化し、よりバランスの取れたアッパーミドルクラスのゲーミングPCであれば、ドスパラのGALLERIA XA7C-R47がおすすめです。
CPUはインテル第13世代のCore i7-13700F、GPUはWQHD対応のRTX4070を搭載しています。
ゲーミング性能
| 黒い砂漠 （シミュレーション値） | |
|---|---|
| |
| フルHD（高テクスチャ 品質：リマスター ） | 平均 140fps |
| WQHD（高テクスチャ 品質：リマスター ） | 平均 120fps |
| WQHD（中テクスチャ 品質：ウルトラ） | 平均 60fps |
- ゲーム性能総評
-
CPUとGPUが高いレベルでバランス良い構成となっています。
画質設定を落とせば4Kでのプレイも可能です。
逆に4Kモニターが無ければオーバースペックとなります
GPUの性能としてはWQHDから軽めの4Kまで処理できる性能となります。
この性能をもってしても、プレイヤーやNPCの多い市街地ではフレームレートは落ちます。ただしこれはゲームサーバーの処理能力などの影響もありますので、個人でどうにかできる問題ではありません。
オブジェクトが多いほどゲームサーバー側の負荷や扱うデータ量も増えるので、その分処理を遅らせてフレームレートを下げるしかないのです。
PCケースなどもATX規格の大きなものとなっていますので、拡張性が高く、長く使い続けたい人にもおすすめです。
フロンティア FRGAG-B760/SG6/NTK
| おすすめ度 | |
| 価格 | 289,800円 |
| CPU | Intel Core i7-13700F |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti |
| メモリ | 32GB (16GB x2) PC4-25600 (DDR4-3200) |
| SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
| 電源 | 850W ATX電源 80PLUS GOLD |
4Kゲーミングを視野に入れている人には、フロンティアのFRGAG-B760/SG6/NTKがおすすめです。
CPUはインテルのCore i7-13700F、GPUが4Kゲーミング対応のRTX4070Tiを搭載しています。
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ゲーミング性能
| 黒い砂漠 （シミュレーション値） | |
|---|---|
| |
| WQHD（高テクスチャ 品質：リマスター ） | 平均 120fps |
| 4K（高テクスチャ 品質：リマスター） | 平均 100fps |
| 4K（高テクスチャ 品質：ウルトラ ） | 平均 45fps |
| 4K（高テクスチャ 品質：ウルトラ FSR ON） | 平均 100fps |
- ゲーム性能総評
-
4Kゲーミングも可能なGPUで、高フレームレートが出しやすいです。
ヘビー級とされる4Kウルトラ設定でも、FSRを使えば実用的なフレームレートが出ます。
このスペックを活かすにはモニターなどの周辺機器もハイスペックな物が必要です。
4KウルトラのみFSRを有効にしたデータも記載しています。4KであってもFSRによるフレームレート上昇の効果が分かるかと思います。
このゲーミングPCを必要とする人は、PCゲーマーの中でもヘビーゲーマーに分類される人です。黒い砂漠における4Kウルトラ設定、あるいはフルHDでの300fps以上の高フレームレートを目指す人に限られるでしょう。
黒い砂漠を最高クラスの環境でプレイしたい！
これ以上のスペックを持つRTX4080やRTX4090という選択肢も確かにあるのですが、それだけハイスペックなゲーミングPCを体感できる周辺機器を揃えるのも大変です。おすすめできるゲーミングPCのスペックとしてはRTX4070Tiがギリギリのラインだと思います。
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ツクモ G-GEAR GA7A-F231/XB
| おすすめ度 | |
| 価格 | 276,800円～ |
| CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D |
| GPU | RTX 4060Ti 他 |
| メモリ | 32GB (16GBx2枚) DDR5-4800 |
| SSD | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe Gen4接続) |
| 電源 | CWT製 定格750W 80PLUS GOLD対応 |
とにかくゲーム性能特化したモデルが欲しいという方は、ツクモのG-GEAR GA7A-F231/XBがおすすめです。
ゲーミングCPUとも言われる、L3キャッシュ増量モデルのAMDのRyzen 7 7800X3Dを搭載。GPUはRTX4060TiからRTX4070Tiまで選ぶことができます。
ゲーミング性能
| 黒い砂漠 （シミュレーション値） | |
|---|---|
| |
| フルHD（中テクスチャ 品質：高 ） | 平均 175fps |
| フルHD（高テクスチャ 品質：リマスター ） | 平均 120fps |
| WQHD（中テクスチャ 品質：高） | 平均 120fps |
- ゲーム性能総評
-
GPUの性能を引き出せるCPU性能。
同じGPUでもワンランク分の差が出ることも。
価格は高くても、長く使い続けたい人におすすめです。
シミュレーションではRTX4060Tiを使って算出していますが、黒い砂漠では通常モデルのCPUより10～20％ほど高いフレームレートが出やすいです。
全てのゲームにおいて有効というわけではありませんが、CPUの内部メモリであるL3キャッシュが多いことで、物理的に遠いメインメモリへのアクセス頻度が減らせます。これにより低遅延での処理が可能となり、ゲームにおいてはフレームレートの差となって表れてくるのです。
ゲーミングCPUの名は伊達じゃない！
またAMDはAM5ソケットの2026年までサポートするとアナウンスしています。次世代のRyzen CPUに換装する事もできますので、パーツを入れ替えつつ長期運用したい方にもおすすめです。
PCで黒い砂漠をプレイするメリット
サービス開始当初はPC版でのみプレイ可能だった黒い砂漠ですが、2023年時点ではPS5やモバイル端末などでもプレイ可能となっています。
そういった端末に比べると、ゲーミングPCは非常に高価な物に思えてくるのですが、その価格に見合うだけの価値・メリットがあります。
ゲーミングPCなら高画質描画！操作もスムーズ！
ゲーミングPC、PS5やPS4、モバイルと、黒い砂漠をプレイできる端末は大きく分けて3つあります。この中でゲーミングPCは最もGPUの処理能力を追求することができます。
GPUの処理能力が高い分、高画質かつ高フレームレートでのプレイが可能です。それに対してPS5は画質設定を落とした上で120fpsが上限ですし、PS4はそもそも処理能力が不足しています。モバイル版も端末の処理性能にもよりますが、高フレームレートでのプレイは難しいです。
操作に関してもゲーミングPCであればキーボード+マウス操作だけでなく、ゲームパッドやフットペダルなどの幅広い入力機器に対応できます。
高フレームレートなら入力遅延が少なく高火力化できる
アクションゲームとしてみれば60fps以上あれば十分とされることが多いのです。
しかし黒い砂漠では一部のスキルは高フレームレートである程、攻撃モーションが速くなります。これはスキル発動から終了までの時間が短いと同時に、次のスキル発動までの待ち時間、入力遅延なども少ないということになります。
低フレームレートだと処理落ちが目立つ一方で、200fpsを超える高フレームレートだと高速でコンボがつながる状態となるので、PvPなどのコンテンツでは優劣がはっきりと表れてきます。
モバイル版はクロスプレイ非対応
PC版とPS4版はクロスプレイに対応していますが、モバイル版は独立したゲームタイトルという扱いで、クロスプレイに非対応です。
よってモバイル端末ではPC版と同じサーバでプレイできません。しかしゲーミングPCは逆にAndroid端末のエミュレータを使う事でモバイル版をプレイする事は可能です。
コンテンツ実装が早いのはPC版
元々PC版からスタートしたゲームタイトルということもあり、開発ベースはPC版となっています。そのため各コンテンツの実装もPC版が早くなっています。
特に新キャラ実装など戦力バランスが大きく変わるアップデートにおいて、PC版よりも実装が遅れるPS4版では戦術的に不利となります。
黒い砂漠を遊ぶためのPCの選び方
ここまで5つのゲーミングPCを紹介しましたが、中には「自分の好みと違う」「使うパーツにこだわってみたい」という方も居られるかと思います。
そういった方には他のBTOパソコンを探す、あるいは自作PCやPCショップでの組立代行サービスを利用すると良いでしょう。
| 必要スペック | 推奨スペック | リマスター | ウルトラモード | |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Intel Core i3 | Intel Core i5 | Intel Core i7-8700 | Intel Core i7-8700K |
| GPU | GTS 250 GeForce 9800 GTX Radeon HD 3870 X2 | NVIDIA GTX 970 AMD RX 480 | GeForce GTX1070 8GB | GeForce GTX1080ti 11GB |
| メモリ | 4GB RAM | 8GB RAM | 16GB RAM | 32GB RAM |
| ストレージ | 60GB以上 | 60GB以上 | 60GB以上 | 60GB以上 |
その上で確認しておきたい黒い砂漠の動作環境ですが、現在であればリマスター環境を想定すると良いと思います。それ以前の必要・推奨スペックは、記載内容が古いのであまり参考になりません。
実際に構成を考える場合は、プレイするモニターの解像度を参考にGPUを決め、次いでGPUの性能を引き出せるCPUを選択する～という流れで考えるとスムーズに決まっていきます。それを踏まえて「これからパソコンを組む」という場合の、PCパーツ構成を考えてみましょう。
CPUの選び方
CPUに関してはGPUとのバランスを考えて上で決まりますが、インテル製かAMD製かでおすすめCPUが異なります。
まずインテル製CPUの場合ならミドルクラスの「Core i5-13400」辺りがゲーム用途でのおすすめCPUの基準になります。ゲームに加えて同時配信や録画もしたい、あるいは動画編集などの用途でも使いたいという場合には「Core i7-13700」辺りを選ぶと良いでしょう。
AMD製CPUの場合でも基本的に選び方としては、用途に合わせてミドルクラス以上を選択するという傾向は変わりありません。ただゲーミングPCということを考慮するのであれば、L3キャッシュが増量された「Ryzen 7 7800X3D」「Ryzen 9 7900X3D」「Ryzen 9 7950X3D」の3モデルの中から選ぶのがおすすめです。
GPUの選び方
GPUに関してはモニター解像度を基準に選ぶと良いでしょう。
フルHD画質であれば「RTX4060」「RTX4060Ti」「RX7600」辺りになります。同様にWQHDなら「RTX4070」「RX7700XT」、4Kなら「RTX4070Ti」「RX7800XT」となっていきます。
以前までの黒い砂漠であれば、高フレームレートを出すためにワンランク上のGPUを求められていました。それがFSR実装によって、画質の低下を抑えつつ高フレームレートが出しやすくなりました。
これによりGPUへの要求スペックのハードルは下がりましたので、それを描画する高リフレッシュレートのゲーミングモニターへ予算を割り振ることができます。
電源ユニットの選び方
電源ユニットは主にGPUによって左右されます。フルHD対応のミドルクラスGPUであれば500W程度、WQHD～4Kに対応したアッパーミドルクラスでも750W程度の電源ユニットで対応可能です。
実際のパソコンの消費電力としては300～500W程度に収まるのですが、電源ユニットは容量の50～80％までの領域で使用すると変換効率が良くて発熱も少なくなります。
そのため実際の消費電力の1.5~2倍の容量をもつ電源ユニットを選んで余裕を持たせておくのがおすすめです。
メモリ・ストレージの選び方
メインメモリはリマスター品質で16GBとなっています。実際にはGPU内のVRAM容量にもよってメインメモリの使用率は左右されるのですが、ミドルクラスGPUであれば8GBほど搭載しているので、16GBのメインメモリがあれば大丈夫だと思います。
ただしウルトラモード品質にするとハイエンドGPUを搭載しても15GB以上のメインメモリを使用するので、32GB以上が推奨となっています。
ストレージに関してはSSDがおすすめです。ゲームを始めとしたパソコン全体の動作が軽快になり、待ち時間が短縮されてストレス無く作業を進めることができます。
また可能であればSSDはOS用とゲーム用で、物理的に2台に分けて搭載するのがおすすめです。これはSSDの容量が一杯になると動作が遅くなるためで、容量の大きなゲームデータとOSを切り離し、パソコン全体の快適動作を確保するのが目的です。
まとめ
黒い砂漠はサービス開始より長い年月が経っていますが、その長いサービス期間中にも常にグラフィック品質を高められたことで、現在の基準でもそのクオリティの高さは健在です。
GPUに求められる要求スペックの上限値は確かに高くなりましたが、従来設定も残されていますし、FSRによるGPU負荷軽減と高フレームレートが出せるオプション設定も追加されました。加えてPCパーツの性能も向上したことで、サービス当初よりも比較的安価なゲーミングPCで快適にプレイできます。
家庭用ゲーム機やモバイル端末でも遊ぶことができるようになったゲームタイトルではありますが、機能面での制限などもあるため、やはりゲーミングPCで遊ぶのがおすすめです。特にPvPコンテンツを意識しているのであれば、使用端末の処理能力による優劣は出やすくなります。
また開発元であるPearl Abyssは「紅の砂漠」という、新作オープンワールドアドベンチャーゲームをリリース予定としています。こちらにも興味がある方は高性能なゲーミングPCによるゲーム環境構築をおすすめします。
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