この記事ではドスパラのゲーミングノートPC「GALLERIA XL7C-R46」を実機レビューします。
YouTubeの動画やネットの記事を見ると「ゲーミングノートPCは絶対に買うな!」という主張が多いです。
そこでこの記事では、最新ゲーミングノートPC「GALLERIA XL7C-R46」をくわしくレビューしました。
最新グラフィックボードRTX4060を搭載したゲーミングノートPCは一体どれだけ凄いのか、実際に使ってみて感じた良かった点・悪かった点をしっかりとまとめています。
忖度せず正直にレビューしましたので、ゲーミングノートPCについて嘘偽りのないガチな感想が知りたい方はぜひとも参考にしてみてください!
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GALLERIA XL7C-R46のスペック
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-13700H (最大5.0GHz/14コア/20スレッド) |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB LaptopGPU + インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx2) |
SSD | 500GB Gen4 NVMe SSD |
マザーボード | CPU内蔵チップセット搭載マザーボード メモリスロット x2 (最大 64GB) |
ディスプレイ | 144Hz 15.6インチ 非光沢フルHD液晶 (1920×1080ドット表示) |
WEBカメラ | HD画質 WEBカメラ / IR専用カメラ(Windows Hello対応) |
サイズ | 約 360(幅) x 245(奥行) x20(高さ 最薄部)mm |
重量 | 約2.2kg |
実売価格 | 179,980円(※動画作成時) |
今回紹介するゲーミングノートPC「GALLERIA XL7C-R46」は、CPUがCore i7-13700H、GPUがGeForce RTX 4060 8GBとなっています。
CPUの性能としては、前の世代のCore i7-12700Hと比較すると約10%以上も性能が高くなっています。
グラフィックボードは、最新世代のRTX4060を搭載。
RTX4060 Tiはあんまり評判が良くないので、ノートPCに搭載されたRTX4060はどんな使い心地なのかがめちゃくちゃ気になりました。
そこで、まずはサクッとベンチマークを測定しました!
フルHD向けのFIRE STRIKEスコアは「26275」。
フルHD画質のゲームであれば、平均144fps以上でプレイすることが可能です。
DirectX 12レベルのグラフィックス機能を用いたTIMESPYのスコアは「10416」。
こちらもフルHD画質のゲームであれば、平均144fps以上でプレイすることが可能です。
レイトレーシングの性能を測るPORTROYALのスコアは「5881」。
RTX4060は最新のDLSS3に対応しているので、DLSSを活用することでレイトレに対応したゲームもストレスなく高いフレームレートでプレイすることが可能です。
このように、ベンチマークを測定する限りはそこそこ使えそうな予感。
実際に使ってみるのが楽しみです!
さらに詳しいスペックが知りたい方は、公式サイトをぜひチェックしてみてください!
GALLERIA XL7C-R46の付属品&外観チェック
では開封をして、付属品と外観をチェックしていきます!
GALLERIA XL7C-R46の付属品
まずは付属品のチェックから。
同梱物はほとんどなく、ゲーミングノートPC本体とACアダプターのみ。
デスクトップPCの場合は余計なケーブル類や付属品が多く同梱されていますが、ゲーミングノートPCはものすごくシンプルな構成でした!
GALLERIA XL7C-R46の外観チェック
次に外観をチェックしていきます。
初めてGALLERIA XL7C-R46を見た時の印象は「意外とスッキリした筐体」です。
ゲーミングPCってギラギラしたイメージがあるんですが、このGALLERIAのゲーミングノートは全く派手さがありません。
一般的な事務作業PCとして使っても、全く違和感がない見た目ですね!
PCの重さは約2.2kg。
持ち運びできなくはないですが、電源アダプタもセットと考えるとカバンに入れたときのずっしり感は凄いです。
とはいえ、デスクトップPCを持ち運ぶことはほぼ不可能。
なので「ゲームができて持ち運ぶことが現実的に可能」というのは、ゲーミングノートPCの大きなメリットですね。
右側面のインターフェース |
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①SDカードスロット ②3.2Gen1 Type-A |
左側面のインターフェース |
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③セキュリティスロット ④USB2.0 Type-A ⑤マイク入力/マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 |
背面のインターフェース |
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⑥mini DP1.4a 端子 ⑦3.2Gen2 Type-C(※Type-CはUSB data only) ⑧HDMI 2.1 端子 ⑨有線LAN端子 ⑩電源端子 |
インターフェース周りは、多くもなく少なくもなくという感じ。
個人的にはType Cのケーブルを多用するので、USB TypeCの端子が1つしかないのはちょっと物足りなさを感じました。
必要に応じてUSBハブを準備すると良いかも
本体裏面には、ゴツいファンが2つ搭載されています。
また裏面だけではなく、左右の側面と背面に排熱用のメッシュ構造が採用されています。
これは良い感じに排熱してくれそうな予感!
PCを開くと、リフレッシュレート144Hzに対応した15.6インチのモニターが鎮座してます。
HD画質ながらWEBカメラも搭載されているので、ちょっとしたWEB会議で使うことも可能。
キーボードのキーストロークは約1.6mm。
メカニカル仕様ではないので、打鍵感はボチボチです。
テンキーまで搭載されたフルサイズのキーボードなのですが、ノートPCの幅に合わせてられています。
通常のテンキーは4列の配列ですが、ギュギュっと押し込められて3列の配列になってましたw
普段使っているゲーミングキーボードと比較すると打ちにくいのですが、ノートPCなので仕方ないですね。
GALLERIA XL7C-R46の特徴【「買ってはいけない」を深堀り!】
次は、GALLERIA XL7C-R46の特徴について解説します。
ただ特徴を見ていっても面白くないので、なぜ「ゲーミングPCはやめとけ」と言われるのかを深掘りしてみます!
ゲーミングノートPCを買ってはいけない理由として、実際に挙げられている主な項目は以下の6つです。
ネットの記事は、そもそもゲーミングノートPC持ってるのかすら疑問に思うものが多いです。
だからこそ最新のゲーミングノートPCを使ってみた私が、GALLERIA XL7C-R46の特徴を解説しながら買ってはいけない理由をそれぞれ検証していきます!
1:カスタマイズできない
買ってはいけない理由その1「カスタマイズできない」について検証します。
ゲーミングノートPCはカスタマイズできないから買ってはいけない、という記事をよく見かけます。
GALLERIA XL7C-R46は、カスタマイズ不可です。
なんですが・・・
自己責任で多少のカスタマイズは可能です!
今回レビューしているGALLERIA XL7C-R46は、購入時点でのカスタマイズ性は皆無です。
実際にドスパラのサイトで商品の購入画面を見てもらえば分かりますが、CPUやGPUはもちろんメモリの容量すらも選ぶことができません。
しかし底面カバーを開くことで、メモリの交換とSSDの増設が可能(M.2 SSDの空きポートアリ)なんです!
あくまで自己責任とはなりますが、カスタマイズ自体は可能なのです。
2:バッテリー時間が短い
買ってはいけない理由その2「バッテリー時間が短い」について検証します。
ゲーミングノートPCはバッテリー時間が短いから買ってはいけない、という記事をよく見かけます。
それについて実際に最新のゲーミングノートPCを使ったわたしが、バシッと答えましょう。
バッテリー時間が短いんじゃなくて「バッテリーに繋がないとほぼ使い物にならない」んです。
今回レビューしているGALLERIA XL7C-R46はリフレッシュレート144Hzの液晶を搭載しており、フレームレート144fpsでゲームがプレイ可能です。
なので、APEXを144fps付近でプレイできるように細かい設定を行いました!
電源に繋いだ状態であれば、本当に144fps付近でゴリゴリゲームができます。
しかし電源ケーブルを抜いてみるとどうなるか?
電源ケーブルを抜いて内蔵バッテリーで駆動させると、フレームレートが一気に低下するんです。
実測値だと、144fpsが100fps以下まで一気に低下しました。
この結果から言えることは、ゲーミングノートPCはそもそもバッテリー駆動でゲームをプレイしてはいけないということ。
常に電源に接続した状態じゃないと、100%の性能が発揮できないのです。
バッテリーが短いとかじゃなくて、電源接続はMUSTです!
3:コスパが悪い
買ってはいけない理由その3「コスパが悪い」について検証します。
よく「ゲーミングノートPCはコスパが悪い」と聞きますが、ある意味間違っています!
たとえば、今回レビューしているGALLERIA XL7C-R46の実売価格は179,980円です。
某BTOメーカーで、ほぼ同じ価格帯のデスクトップPCを見つけました。
- 搭載しているメモリ容量やSSD容量は全く同じ
- 実売価格179,800円
これとGALLERIA XL7C-R46を、ざっくり比較していきます!
まずはCPUを比較します。
GALLERIA XL7C-R46と某BTOメーカーのゲーミングPCの性能をPassMarkで比較してみたものが、上記のグラフです。
GALLERIA XL7C-R46は、最新の13世代CPUであるCore i7 13700Hを搭載しています。
某BTOゲーミングPCも、最新の13世代CPUであるCore i5 13400Fを搭載しています。
どちらも最新世代のCPUなのですが、GALLERIA XL7C-R46の方がグレードが高く、PassMarkのベンチマークも高い値となっています。
次はGPUを比較します。
こちらも実際に搭載されているパーツをベンチマークの数値で性能比較しましたが、ゲーミングノートPC(GALLERIA XL7C-R46)の方が優秀です!
金額としてはどちらも17万円台で、ほとんど差はありません。
一般的に「同じ金額であればゲーミングノートPCよりもデスクトップのゲーミングPCの方が高いスペックになる」と言われます。
しかし実際に調べてみると、意外とゲーミングノートPCもそこそこのコスパで構成されているんですよ!
4:ディスプレイが小さい
買ってはいけない理由その4「ディスプレイが小さい」について検証します。
- ゲーミングノートPCはディスプレイが小さい
- 16インチの画面でゲームをプレイすると不利になる
こんな風に言われていますが、これはプレイするゲームによります。
FPSをプレイするプロゲーマーは、大画面のモニターを使いません。
多くのプロゲーマーは、PCデスクに座ったときに視線をあまり動かさずに全画面を把握できる24インチのモニターを使用しています。
なので、FPSをプレイするだけならノートPCの液晶サイズでもギリ問題ありません。
しかしRPGやアクションゲームなど映像美も楽しめるジャンルだと、小さい液晶モニターでは楽しさが半減してしまいます。
なので「絶対に大画面でゲームをプレイしたい」という方には、ゲーミングノートPCはあまりおすすめできません。
5:通常のノートPCと比べて重い
買ってはいけない理由その5「通常のノートPCと比べて重い」について検証します。
ゲーミングノートPCは、通常のノートPCと比べると重いのは事実です。
でもノートPC本体がめちゃくちゃ重いというよりは、ACアダプターが大きいんです!
一般のノートPCなら65WぐらいのACアダプターでOKなのですが、ゲーミングノートPCのワット数は200W超え。
一般的なデスクトップPCの電源が500W以上ということを考えると、ゲーミングなのに200Wで収まっていること自体は凄いんです。
しかしノートPCとして考えると、やはり重いと感じるのは分かります。
なのでゲーミングノートPCの購入を検討している方は、しっかりとノートPC本体の重さとACアダプターのサイズ感も分かった上で検討してみてください!
6:発熱しやすい
買ってはいけない理由その6「発熱しやすい」について検証します。
「ゲーミングノートPCは発熱しやすいから買ってはいけない」という記事をよく見ます。
これは実際に使ってみて分かりました。
ゲーミングノートPCって、めっちゃ発熱します!
特に負荷を掛ける使い方をせずにゲームをプレイしているだけで、CPUは100℃まで発熱しました。
そして、ファンは常時フル回転状態。
あれ?雨降ってきた?
こんな錯覚をするレベルで、ファンが動いています。
騒音計で測定してみると、だいたい73dbぐらいありました!
騒音の目安としてはかなりうるさい部類に入り、1mの距離で常時ヤカンが沸騰しているぐらいの騒音レベルになっています。
普通にうるさいですw
GALLERIA XL7C-R46を使って実際にゲームをプレイしてみた!
世の中で言われている「ゲーミングノートPCは〇〇だから買ってはいけない」という理由と一緒に、GALLERIA XL7C-R46を実際に使ってみた使用感をレビューしてきました。
とはいえ、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません。
なのでGALLERIA XL7C-R46を使って、ガッツリAPEXをプレイしてみました!
まず一言で使ってみた感想をまとめると「ノートPCで快適にゲームできちゃいましたw」です。
PS5よりも薄い筐体の機械なのに、出力できる最大フレームレートはPS5の最大120fpsを上回る144fps。
実際に長時間プレイしてみても、144fps付近のフレームレートが安定して出ています。
平均フレームレートを測定しても143fpsが出ているので、まったくストレスないゲームプレイが可能。
ちなみに外部モニターに接続してOBSを起動しながらAPEXのプレイ映像を録画してみましたが、普通に映像収録できました。
録画しながらプレイしても特にカクツキなどがなく、楽しくプレイできるのが驚きでした!
あと、直近のRPGで激重と言われているCyberPunk2077のベンチマークを走らせてみましたが、最高設定で平均55fps。
DLSSを有効にした最高設定だと、平均81fpsでした。
CyberPunk2077は平均60fps以上あれば快適にプレイできると言われているので、かなり優秀な結果になっていますね!
1つ気になったのは、キーボードの打鍵感です。
メカニカル仕様じゃないので使えなくはないですが、普段ゲーミングキーボードに慣れているので使いにくさは感じました。
とはいえ、GALLERIA XL7C-R46があればどこでもゲームができるのは大きな魅力。
電源とネットワーク環境がある場所なら、日本中どこにでも持ち運びが可能。
電源を付ければ、難しいセッティング不要ですぐにゲームが始められちゃいますね!
まとめ:普通にゲームができます!
GALLERIA XL7C-R46を使ってみた使用感をまとめました。
実際に使ってみると「ゲーミングノートPCについて書かれているネットの記事の情報って嘘すぎるだろw」っていうことも分かったので、しっかり自分で試してみないと本当の使用感は分からないとあらためて感じました!
GALLERIA XL7C-R46を実際に使ってみて感じた良かった点と悪かった点は、以下のとおりです。
良かった点 | 悪かった点 |
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日本中どこにでも気軽に持ち運べるゲーミングPC 普通にゲームができる | デスクトップPCは超えられない |
良かった点
良かった点 |
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日本中どこにでも気軽に持ち運べるゲーミングPC 普通にゲームができる |
日本中どこにでも気軽に持ち運べるゲーミングPC
すべてのゲーマーの方に、ゲーミングノートPCをメイン機としておすすめすることはできません。
しかし「ゲーミングPCを持ち運びたい」「デスクトップPCを設置するスペースがない」という方にはおすすめです!
動画編集などの作業もバリバリこなせます!
例えば出張が多いサラリーマンの方で、出張先でもゲームや動画編集がしたいという環境だとめちゃくちゃ重宝しますね。
普通にゲームができる
ゲーミングノートPCなのであたりまえですが、普通にゲームができます!
実際に使うまでは、全く期待していませんでしたw
こんな薄っぺらいPCで、PS5を超えるフレームレートでゲームができるとは思いもしませんでした。
悪かった点
悪かった点 |
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デスクトップPCは超えられない |
GALLERIA XL7C-R46を実際に使ってみて感じた悪かった点は、デスクトップPCは超えられないところです。
ほとんど外出しない方や、デスクトップPCは設置するスペースが十分にある方にはゲーミングノートPCは全くおすすめできません。
なぜなら、ゲーミングノートPCはデスクトップPCを超えられないから。
拡張性があるといってもマザボやCPUの交換はできないし、デスクトップPCよりも非常に高い発熱があります。
長期間使用していないので、耐久性は未確認です。
なのでゲーミングノートPCの利便性に価値を見出した方にのみおすすめします!
とりあえず7時間ぐらいぶっ通しでAPEXをプレイしたんですが、フリーズするとか何か不都合が発生することは一切ありませんでした!
ゲーミングノートPCならではの「持ち運びが簡単」「省スペースで使える」といった機能に価値を見出せる人は、ぜひ公式サイトで詳細をチェックしてみてくださいね!
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
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