この記事では「オーバーウォッチ2(Overwatch2)のおすすめゲーミングPC」を5つ紹介します。
オーバーウォッチ2は2016年より発売されている「オーバーウォッチ」の続編となります。前作までは買い切り形式での販売となっていましたが、オーバーウォッチ2への移行に伴い基本無料でプレイ可能となりました。またPC版だけでなく、PS4やPS5、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機でも遊ぶことが可能です。
単純に遊ぶだけであれば家庭用ゲーム機でも良いのですが、eSports向けの競技性の高いゲームでもあるため、仕様端末の処理能力が高い方が有利。そのため高性能なゲーミングPCでのプレイが推奨されます。
「オーバーウォッチ2で勝ちたい!」という要望に応えてくれる、おすすめのゲーミングPCを紹介します。
オーバーウォッチ2におすすめのゲーミングPC5選
オーバーウォッチ2は家庭用ゲーム機でもプレイ可能ですが、応答速度が重視されるFPSタイトルでもあるだけに、高いフレームレートであるほど有利。家庭用ゲーム機での動作に関しては、Nintendo Switchでは30fps、PS4で60fps、PS5のパフォーマンスモードで120fpsが上限となっています。
一方のゲーミングPCに関してのフレームレートはほぼ無制限に等しく、適切なGPUとゲーム内設定をすることで300fps以上を出すことも可能です。
本タイトルが応答速度重視のFPSタイトルであることを考慮すれば、必要とされるゲーミングPCは「フルHD画質で144fps以上のフレームレートを安定出力できる事」が条件となります。
オーバーウォッチ2は動作が軽いゲームということもあり、15万円前後のゲーミングPCであれば、フルHD/144fps以上での出力が可能です。
ゲーミングPC | ゲーミング性能 | ポイント | 価格(税込) | GPU | CPU | メモリ | SSD |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LEVEL-M7P5-R56X-DEX | チェック | 高コスパのミドルクラス | 144,800円 | RX 7600 | Ryzen 5 5600X | 16GB | 500GB |
G-GEAR GA5J-C230/B3 | チェック | 最新世代CPU搭載のミドルクラス | 152,800円~ | RTX 3060 他 | Core i5-13400F | 16GB | 1TB |
GALLERIA ZA7R-R46T 7800X3D搭載 | チェック | ゲーミングCPU搭載のミドルクラス | 279,980円 | RTX 4060 Ti | Ryzen 7 7800X3D | 16GB | 1TB |
PG-KS47 | チェック | 見栄え重視のアッパーミドルクラス | 285,000円 | RTX 4070 | Core i7-13700 | 32GB | 1TB |
G-Tune FZ-I7G70 | チェック | 360㎜の大型水冷CPUクーラー搭載 | 339,900円 | RTX 4070 | Core i7-13700KF | 32GB | 1TB |
パソコン工房 LEVEL-M7P5-R56X-DEX
おすすめ度 | |
価格 | 144,800円 |
CPU | AMD Ryzen 5 5600X |
GPU | AMD Radeon RX 7600 8GB GDDR6 |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) |
SSD | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
導入コストを安く抑えたい!という方におすすめとなるのが、パソコン工房のLEVEL-M7P5-R56X-DEXとなります。
CPUはZNE3世代の6コア12スレッドのRyzen 5 5600X、組み合わせられているGPUは最新世代のRadeon RX 7600となっています。
CPUが一世代前のモデルとなっていますが、ゲーミング性能は十分。フルHDゲーミングに最適な組み合わせとなっています。
\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/
コスパが最大の強み
ゲーミング性能
オーバーウォッチ2 (シミュレーション値) | |
---|---|
フルHD(低設定) | 平均 350fps |
フルHD(最高設定) | 平均 120fps |
WQHD(低設定) | 平均 300fps |
WQHD(最高設定) | 平均 100fps |
- ゲーム性能総評
-
コスパ重視のミドルクラスゲーミングPCとして最適。
CPUとGPUが共にAMD製で、FSRが利用できるオーバーウォッチ環境にも適している。
ただしマザーボードのソケットが古く、microATX規格なので拡張性が低い
低設定でのフレームレートは300fpsを超えるという、驚異的な数値に。フルHD低設定では400fpsを超えるシーンもあり、この描画速度を表示しきれるモニターは極一部のモデルに限られてきます。
300Hz以上の高リフレッシュレートモニターを用意する方が勇気が要るかも…
多くのFPSゲーマーは画質よりもフレームレートを重視するので、低設定でプレイする方が多いです。またアップスケーリング機能のFSRが利用可能なので、AMD環境である方がその恩恵を受けやすい傾向にあります。
欠点としてはCPUのソケットがAM4なので、現行のZEN4世代以降とは互換性が無く、マザーボードもmicro ATX規格であるため拡張性に乏しいところです。
\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/
コスパが最大の強み
ツクモ G-GEAR GA5J-C230/B3
おすすめ度 | |
価格 | 152,800円~ |
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | NVIDIA GeForce RTX3060 他 |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
SSD | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
電源 | CWT製 定格750W 80PLUS GOLD対応 |
より幅広いミドルクラス帯での選択肢が欲しい方は、ツクモのG-GEAR GA5J-C230/B3がおすすめです。
CPUは10コア16スレッドのCore i5-13400Fを搭載し、シングル・マルチスレッドの性能に優れています。
GPUはRTX3060からRTX4070まで選択することが可能。15~20万円程の価格帯から、予算に合わせて選ぶことができます。
\ヤマダ電機グループのBTOメーカー/
幅広い選択肢から選べる
ゲーミング性能
オーバーウォッチ2 (シミュレーション値) | |
---|---|
フルHD(低設定) | 平均 350 fps |
フルHD(最高設定) | 平均 120 fps |
WQHD(低設定) | 平均 300fps |
WQHD(最高設定) | 平均 100fps |
- ゲーム性能総評
-
ゲーミングPCとしての構成バランスが良い。
ケース、マザーボードもATX規格で拡張性に優れる。
ミドルクラスのRTX4060シリーズの評価が微妙かも…。
こちらも300fps以上のフレームレートが叩き出されるので、オーバーウォッチ2をプレイするのには十分すぎるスペックを持っています。GPUを複数モデルから選ぶことができますが、いずれの構成にしてもバランスよく仕上げられています。
でもRTX4060シリーズは評価が微妙って聞いたんだけど…
RTX4060シリーズ辺りはGPUとしてのパワーアップが少なく、なおかつ新型ということでコストパフォーマンス的にはイマイチという評価をするユーザーも多いです。
ただ、RTX4000シリーズはより進化したDLSS3とレイトレーシング機能があるので、今後これらに対応したゲームタイトルが増えれば評価が変わる可能性は高いです。特にDLSS3ではフレーム生成機能が使えるので、従来のDLSSよりも高いフレームレートを出すことができます。
\ヤマダ電機グループのBTOメーカー/
幅広い選択肢から選べる
ドスパラ GALLERIA ZA7R-R46T 7800X3D搭載
おすすめ度 | |
価格 | 279,980円 |
CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR5-4800) |
SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4) |
電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) |
ゲーム配信も視野に入れるのであれば、強力なCPUコアが8コア以上あるCPUがあると安心です。
ドスパラのGALLERIA ZA7R-R46Tは8コア16スレッドのRyzen7 7800X3Dを搭載。またこのCPUは通常のRyzenとは異なり、3D V-Cacheを採用したL3キャッシュ増量モデルです。
L3キャッシュの容量が増えると、メインメモリへのアクセス頻度が減ることで遅延が大幅に低減されます。特にメモリ速度の影響が出やすいフルHD~WQHD環境での効果は大きく、メモリ依存度の高いゲームほど効果が高くなります。
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
ゲーミング性能
オーバーウォッチ2 (シミュレーション値) | |
---|---|
フルHD(低設定) | 平均 400 fps |
フルHD(最高設定) | 平均 160 fps |
WQHD(低設定) | 平均 350fps |
WQHD(最高設定) | 平均 120fps |
- ゲーム性能総評
-
ゲーム性能に特化した「ゲーミングCPU」という強み。
空冷CPUクーラーでも運用可能で扱い易い。
ミドルクラスのゲーミングPCとしては割高感が強い。
CPU的にはもっと強力なGPUを搭載しても問題ありません。通常モデルよりも消費電力が抑えられているのですが、それによって空冷CPUクーラーでも運用可能で扱い易いとも言えます。
まさにPCゲーマーのためのCPU!
ただハイエンドGPUにも対応可能なCPUを搭載していながら、RTX4060TiというミドルクラスGPUと組み合わせるのは、少々勿体ない気がします。ミドルクラスGPUを搭載したゲーミングPC…と考えると、やや割高感も強い印象です。
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
ストーム PG-KS47
おすすめ度 | |
価格 | 285,000円 |
CPU | Intel Core i7-13700 |
GPU | NVDIA GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | crucial 32GB(16GBx2) DDR4-3200/PC4-25600 |
SSD | 高速NVMe SSD 1TB |
電源 | 850W 80PLUS GOLD電源 |
「ゲーミングPCは見栄えも重要でしょ!」と考える方には、ストームのPG-KS47がおすすめ。
サイドパネルだけでなくフロント部も強化ガラス製となっており、正面からもLEDライティングを楽しむ事が出来ます。またケースだけでなく、中のパーツに関しても白を基調としているというのもポイント。
もちろん見た目だけでなく、ゲーミングPCとしての性能も高く、13世代Core i7とRTX4070との組み合わせにより、4Kゲーミングも可能な性能となっています
\見た目にも楽しいPCが豊富/
ホワイトカラーのゲーミングPC多数
ゲーミング性能
オーバーウォッチ2 (シミュレーション値) | |
---|---|
WQHD(低設定) | 平均 500 fps |
WQHD(最高設定) | 平均 200 fps |
4K(低設定) | 平均 200fps |
4K(最高設定) | 平均 100fps |
- ゲーム性能総評
-
白を基調とした見栄えの良さが特徴。
フルHD環境では、オーバースペックになるほどの高性能。
強化ガラスを多用している分、重量があり取り扱いに注意が必要。
オーバーウォッチ2に限らず、フルHD環境でプレイするにはオーバースペックの性能。フレームレートの変動が激しいゲームであれば、その余力によってフレームレートの安定化させるのに効果を発揮します。
あとやはり見た目の良さは、昨今のゲーミングPCに求められる要素の一つ。水冷CPUクーラーのヘッド部には、CPU温度などを表示する小型モニターもあります。
ただ強化ガラスを多用したPCは重たくて、運搬時の取り扱いには注意が必要ですね。
強化ガラスは強い衝撃や圧力を加えると割れることがあります。また強度を確保するために分厚くなっていますので、スチールパネルに比べると重量も増します。運搬時には割れによる破損を予防する意味でも、重たいガラスパネルはケースから外して分割すると良いでしょう。
\見た目にも楽しいPCが豊富/
ホワイトカラーのゲーミングPC多数
マウスコンピューター G-Tune FZ-I7G70
おすすめ度 | |
価格 | 339,900円 |
CPU | Intel Core i7-13700KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)DDR5-4800 |
SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
電源 | 750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】 |
強力なCPUを運用したいと考えている方には、マウスコンピューターのG-Tune FZ-I7G70がおすすめです。
CPUはCore i7-13700KFとなっており、通常モデルよりも動作クロックするが引き上げられています。そしてそのCPUを冷却するために、360㎜の大型ラジエーターを搭載した簡易水冷CPUクーラーも採用したことで、排熱処理もスムーズに行えます。
またオプションから強化ガラスのサイドパネルとLEDライティングなどの追加も可能なので、見た目重視の方にもおすすめできます。
\購入後のサポートが最大の魅力/
1年間無償保証&24時間365日サポート
ゲーミング性能
オーバーウォッチ2 (シミュレーション値) | |
---|---|
WQHD(低設定) | 平均 500 fps |
WQHD(最高設定) | 平均 200 fps |
4K(低設定) | 平均 200fps |
4K(最高設定) | 平均 100fps |
- ゲーム性能総評
-
高クロックのCPUを冷やし切れる、大型ラジエーター採用のCPUクーラー。
ゲーミングPCとしての性能も高い。
排熱処理の効率が良い分、室温が上がりやすい。
ゲーミング性能としてはストームのPG-KS47と同等以上。こちらは黒基調のデザインになるので、見た目としては対照的です。
水冷CPUクーラーは確かに良く冷えるんですが、その分排熱も多くなるので、夏場はエアコン必須です。
パソコンにおける消費電力のほとんどは熱に変わります。360㎜のラジエーターによる冷却効果は高いですが、逆に言えばそれだけの冷却機構が必要なほど高温になるということです。高クロック動作のCore i7-13700KFは通常モデルよりも、消費電力が多くて高温になります。
そしてCPUクーラーが吸収した熱はPCケースの外へと排熱していくので、パソコンを使う部屋の温度は高くなり、夏場になるとエアコンがないと作業ができないほど。また部屋の空気自体が冷えていない事には、パソコンから発生する熱を逃がす場所が無くなるので、パソコンそのものへのダメージにも繋がります。
\購入後のサポートが最大の魅力/
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PCでオーバーウォッチ2をプレイするメリット
家庭用ゲーム機でもオーバーウォッチ2はプレイ可能。ただ単純にプレイするだけなら家庭用ゲーム機でも十分なのですが、競技として勝つことを目的とすると、ゲーミングPCの処理能力の高さが活きてきます。
フレームレートの上限値が高い
冒頭でも述べた通り、PS5のパフォーマンスモードにて120fps出すのが家庭用ゲーム機での限界となっています。
それに対して今回紹介したゲーミングPCであれば、フルHDで300fps以上を出すことが可能です。「フレームレートが高くても人間の目が追い付かないのでは?」と考える方もいますが、フレームレートが高ければ確実に表示や入力による遅延は少なくなります。
ゲーミングPCなら高画質描画!操作もスムーズ!
ゲーミングPCはその高い処理能力による高画質描画も可能です。また視野角調整など、表示に関わる設定を全て使いこなせるというのもメリットです。
またPCゲームはマウス+キーボードでの操作が前提となっていますが、オーバーウォッチ2ではゲームパッドでの入力にも対応しています。ただし、オーバーウォッチ2にはエイムアシストなどの補助機能は無いので、マウス+キーボード操作の方が撃ち合いでは有利になります。
オーバーウォッチ2を遊ぶためのPCの選び方
今回5つのゲーミングPCを紹介しましたが、「自分の好みとは違う」「もっと使用するパーツを吟味したい」といった要望もある方も居られるかと思います。
そういった方は他のBTOパソコンを探す、あるいは自作PCやPCショップの組立代行サービスなどを利用すると良いでしょう。
ただ、その場合はオーバーウォッチ2を快適にプレイできるPCスペックを、ユーザー自身で把握する必要があります。パソコンは家庭用ゲーム機と異なり、各パーツの組み合わせが無限に存在し、その組み合わせによって処理能力が異なってくるためです。
では、オーバーウォッチ2をプレイするパソコンに求められるスペックとはなんなのか?これに関しては、公式ページからPCスペック表を確認することができます。
必要スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
CPU | Intel Corei3 AMD Phenom X3 8650 | Intel Core i7 AMD Ryzen 5 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX600シリーズ AMD Radeon HD7000シリーズ | NVIDIA GeForce GTX 1060/ GeForce GTX 1650 AMD R9 380/AMD RX 6400 |
メモリ | 6 GB RAM | 8 GB RAM |
ストレージ | 50 GB以上のハードディスクスペース | 50 GB以上のハードディスクスペース |
必要スペックに関してはゲームが起動する最低限の条件となるので、快適プレイする上での参考にはなりません。よって推奨スペックを参考にします。
推奨スペックでは比較的新しい世代でのパーツに言及していますので、これを上回る性能を持ったパーツでの構成を考えてみましょう。
CPUの選び方
唯一CPUに関しては、具体的な世代や品番などが記載されていません。ただRyzen 5でも可とする表記になっているので、おそらく4コア8スレッド以上のCPUが推奨となっていると思われます。6コア12スレッド以上であれば、推奨スペックを超えることができます。
インテルの13世代Core i5であれば、大小合わせて10コア以上のCPUになります。ゲーム配信も視野に入れるのであればCore i7-13700辺りがおすすめです。
AMDのCPUならば、3D V-Cacheを搭載した「Ryzen 7 7800X3D」「Ryzen 9 7900X3D」「Ryzen 9 7950X3D」の3モデルがおすすめです。いずれも空冷CPUクーラーで対応可能なので扱い易く、L3キャッシュ容量で有利になるゲームタイトルでは、通常モデルよりも高いフレームレートが出せます。
予算の都合が合わない場合は、一世代前となる12世代Core i5やZEN3世代のRyzen 5などを検討しても良いでしょう。旧式になったとはいえ、まだまだ現役で使える性能を持っています。
GPUの選び方
GPUとしてはスペック表以上のモデルを選べば良いということが分かっています。またゲーム内設定を下げることで120fps以上での動作も確認できています。
スペック表のGPUはエントリークラス相当なのですが、何故「おすすめゲーミングPC5選の中には、エントリークラスのGPUを搭載したモデルが含まれていないのか?」というと、ゲーミングPCとしてはかなり性能が低い部類になり、コストパフォーマンス的にもおすすめできないと判断したため。
オーバーウォッチ2以外のPCゲームもたくさんあるので、ゲーミングPCを手に入れたのであれば様々なゲームを楽しまなければ勿体ない。しかしエントリークラスGPU搭載のゲーミングPCでは、快適にプレイできる環境が限られてしまう…となると、結局パーツのアップグレードの必要性が高まり、中長期的に見れば手間と費用がかかってしまうのです。
では具体的におすすめのGPUは?となると、これはモニター解像度に合わせたGPUとなります。
フルHDであれば「RTX3060シリーズ」「RX6600シリーズ」「RX7600」など。WQHDなら「RTX4060 Ti」「RTX3070」「RX6700XT」などがあります。
CPUにCore i7やRyzen7を選んでいる場合は、もうワンランク上の「RTX4070」などの4K対応GPUも選択肢として加えても良いでしょう。
電源ユニットの選び方
フルHD対応GPUであれば600W、WQHDであれば750Wまでの電源ユニットで対応可能です。
パソコン全体の消費電力としては300~500W程度になりますが、電源ユニットは容量の50~80%の領域で運用するのが効率が良いため、実際の消費電力の1.5~2倍の電源容量にして余裕を持たせておくのがおすすめです。
メモリ・ストレージの選び方
オーバーウォッチ2は比較的動作が軽いゲームですが、それでもメモリは16GB以上を積んでおいた方が良いでしょう。これは現在のゲーミングPCにおける標準的な容量です。
ストレージに関してはSSDが推奨されます。ゲームのロード時間短縮などの効果が期待でき、その他のパソコン全体の動作も早くなりストレス無く作業ができます。
可能であればSSDはOSの入ったCドライブとは別で、もう1台Dドライブ用として用意し、Dドライブ内にゲームデータなどを保存しておくのがおすすめです。近年のゲームデータは非常に容量が大きいですし、SSDは容量が一杯になってくると動作が遅くなってきます。OSなどのパソコン全体の動作に関わる部分から切り離すことで、快適な動作を確保することができます。
まとめ
オーバーウォッチ2は家庭用ゲーム機でもプレイ可能なタイトルですが、フレームレートでの優劣がハッキリ出るゲームでもあります。なので家庭用ゲーム機におけるフレームレート上限の存在というのは、それだけで勝利から遠のくことになります。
一方でPCゲームとして見れば動作が軽いゲームとも言え、必要なスペックを持ったゲーミングPCを用意するのは比較的容易です。適切なGPUを搭載していれば高いフレームレートが出ますので、その描画速度に合わせた高リフレッシュレートのゲーミングモニターの導入も考えなければなりません。
性能が統一された家庭用ゲーム機とは異なり、パソコンは処理能力の違いが出やすく、周辺機器なども含めたPC環境も考慮するとその差はより大きくなります。勝利することを強く意識するのであれば、PCスペックを始めとしたPC環境の構築が重要となります。
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