自作ゲーミングPCユーザーの中には、RTX 20シリーズの上位モデルである、RTX 2080に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
RTX 2080はミドルレンジGPUであるRTX 3060を上回る処理能力を持つので、フルHDなら重いゲームでも快適に遊べます。
しかし、新型のRTX 3080に比べて性能に対するコスパが悪いため、現在では廃盤になり中古品しか販売されていません。
今回は、フラッグシップモデルであるRTX 2080 Tiや、新型のRTX 3080等のGPUと比較した、RTX 2080の性能を解説していきます。
RTX 2080の代わりとなるGPUモデルも紹介するので、新品のグラボを求めている方は参考にしてみてください。
他のGPUと比較したRTX 2080の性能・価格は?
RTX 2080はRTX 3080モデルの型落ちモデルですが、実用的な性能は高く、フルHD解像度であれば快適にゲームを遊べるのが特徴です。
今回は、RTX 2080Ti・RTX 3080等と比較した、RTX 2080の性能・価格について詳しく解説します。
- 「RTX 2080」と「RTX 2080 Ti」の性能・価格比較
- 「RTX 2080」と「RTX 3080」の性能・価格比較
- 「RTX 2080」と「RTX 3060 Ti」の性能・価格比較
- 「RTX 2080」と「GTX 1080」の性能・価格比較
「RTX 2080」と「RTX 2080 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 2080 | RTX 2080 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Turing | Turing |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 2944 | 4352 |
ベースクロック | 1515 MHz | 1350 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1545 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6 11GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256-bit | 352-bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 616 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 68 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 368 | 544 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 215 W | 250 W |
補助電源 | 8-pin + 6-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 18,809 | 21,900 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (完売) | $999 (192,150円~) |
発売日 | 2018/9/20 | 2018/9/20 |
フラッグシップモデルであるRTX 2080 Tiは、RTX 2080に比べて約1.4~1.5倍のコア数・メモリ性能を持ちます。
PassMarkスコアを比較してみたところ、RTX 2080 TiはRTX 2080に比べて15%ほどスコアが高いことが分かります。
どちらも廃盤になっていて価格コム上では扱いがありませんが、RTX 2080 Tiであれば19万円台で新品が手に入ります。
しかし、非常に高価でコスパが悪いので、次に紹介するRTX 3080を選んだ方がいいです。
「RTX 2080」と「RTX 3080」の性能・価格比較
項目 | RTX 2080 | RTX 3080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Turing | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 2944 | 8704 |
ベースクロック | 1515 MHz | 1440 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1710 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6X 10GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 19 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256-bit | 320-bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 760 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 68 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 368 | 272 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 215 W | 320 W |
補助電源 | 8-pin + 6-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 18,809 | 25,392 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (完売) | $699 (98,802円~) |
発売日 | 2018/9/20 | 2020/9/17 |
後継モデルであるRTX 3080は、RTX 2080に比べて約3倍のCUDAコアを持ち、メモリ関連の性能に関しても2~6割ほど優れています。
ただし、TDPが320Wと大きく、トリプルファンモデルしか存在しないので、装着しづらいのがデメリットです。
新型GPUであるRTX 3080の方が35%もPassMarkスコアが高く、4K解像度の実用性能にいたっては50%以上の差があります。
グラボ本体の価格は9万円以上しますが、RTX 2080 Tiよりも圧倒的にコスパに優れているので、4K解像度でゲームをプレイしたい方におすすめです。
「RTX 2080」と「RTX 3060 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 2080 | RTX 3060 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Turing | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 2944 | 4864 |
ベースクロック | 1515 MHz | 1410 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1665 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 14Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256-bit | 256-bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 448 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 38 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 368 | 152 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 215 W | 200 W |
補助電源 | 8-pin + 6-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 18,809 | 20,520 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (完売) | $399 (51,770円~) |
発売日 | 2018/9/20 | 2020/12/2 |
RTX 2080を上回る性能を持つと言われているRTX 3060 Tiは、約1.6倍のCUDAコア数を持つのにも関わらず、消費電力が200Wに抑えられているのが特徴です。
RTX 3060 Tiの方がRTX 2080よりも1割ほどスコアが高く、実用性能に関してもRTX 3060 Tiの方が5~10%程度優れています。
RTX 3060 Tiなら5万円台で新品が購入できて、RTX 3080よりもコスパに優れているので、まとまった予算を確保できない方におすすめです。
「RTX 2080」と「GTX 1080」の性能・価格比較
項目 | RTX 2080 | GTX 1080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Turing | Pascal |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 2944 | 2560 |
ベースクロック | 1515 MHz | 1607 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1733 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR5X 8GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 10 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256-bit | 256-bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 320 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 無 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 368 | 無 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 215 W | 180W |
補助電源 | 8-pin + 6-pin | 8-pin |
PassMarkスコア | 18,809 | 15,466 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $699 (完売) | $599 (完売) |
発売日 | 2018/9/20 | 2016/5/27 |
RTX 2080の型落ちモデルであるGTX 1080は、コアクロック以外は全般的に性能が低く、レイトレーシングに対応していないのが特徴です。
RTX 2080とGTX 1080の性能差は、RTX 3080と比較した場合よりも小さく、2割強程度しかスコアの差がありませんでした。
どちらも廃盤状態になっていて、2023年11月時点でGTX 1080も新品のグラボが売り切れてしまいました。
GeForce RTX 2080の特徴
GeForce RTX 2080は旧世代のGPUでありながら、重量級のゲームを軽々と動かせる処理性能を持ちますが、新品が販売されていないのが特徴です。
今回は、RTX 20シリーズの上位GPUである、RTX 2080の特徴を詳しく解説します。
- RTX3060を上回る処理性能を持つので快適に遊べる
- レイトレーシング・DLSS機能が搭載されている
- 最上位モデルに比べて消費電力が少ない
- RTX2080を搭載した新品は販売されていない
- 中古品のグラボであっても6万円以上かかる
RTX3060を上回る処理性能を持つので快適に遊べる
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 3060 Ti | 20,520 |
RTX 3060 | 17,137 |
RTX 3050 | 12,698 |
RTX 2080 Ti | 21,900 |
RTX 2080 SUPER | 19,558 |
RTX 2080 | 18,809 |
RTX 2070 SUPER | 18,236 |
RTX 2060 SUPER | 16,609 |
RTX 2060 | 14,078 |
GTX 1660 SUPER | 12,807 |
GTX 1650 | 7,838 |
型落ちのGPUであるRTX 2080は、RTX 3080に比べると処理性能が落ちますが、RTX 3060を上回るPassMarkスコアを持ちます。
4K解像度でゲームを行うのは難しいですが、フルHD・WQHD解像度であれば快適に遊べるのが魅力です。
レイトレーシング・DLSS機能が搭載されている
RTX 2080を含むRTX 20シリーズの製品では、レイトレーシング・DLSS機能に対応していて、画質やフレームレートの改善を行えるのが特徴です。
レイトレーシングは光の反射や影の描写を行う機能であり、有効化すると画質は向上しますが、フレームレートが下がります。
DLSSは人工知能により深層学習を行った上で、画像処理を行う機能であり、活用するとフレームレートを改善できます。
最上位モデルに比べて消費電力が少ない
GPUモデル | TDP |
---|---|
RTX 3080 | 320W |
RTX 3070 Ti | 290W |
RTX 3070 | 220W |
RTX 3060 Ti | 200W |
RTX 2080 Ti | 250W |
RTX 2080 SUPER | 250W |
RTX 2080 | 215W |
RTX 2070 SUPER | 215W |
RTX 2060 SUPER | 175W |
RTX 2060 | 160W |
GTX 1080 | 180W |
RTX 2080は、フラッグシップモデルにあたるRTX 2080 Tiに比べてTDPが35W小さいため、そこまで強い電源を搭載しなくても使えるのがメリットです。
RTX30・40シリーズの製品は全体的に消費電力が大きく、RTX 3080だとTDPが320Wもあるので、RTX 2080の代わりとなる新品グラボを探している方はRTX 3060 Tiがおすすめです。
RTX2080を搭載した新品は販売されていない
RTX 2080は完全に廃盤状態になっていて、ゲーミングPC・グラフィックボードのどちらも新品が販売されていない状態です。
そのため、RTX 2080搭載ゲーミングPCにこだわる方は、メルカリ・ヤフオク等で中古の製品を購入することになります。
中古品のグラボであれば3万円台で購入できる
RTX 2080の中古品のグラボであれば、ネットショップで3万円台前半から購入できるので、保証内容を考慮しなければコスパがいいです。
ヤフオク・メルカリを活用すればさらに安くなり、3万円程度で購入できるため、パーツの交換に慣れている自作PCユーザーの方には向いています。
上位モデルのRTX 2080 SUPER・Tiとの性能差は?
RTX 20シリーズのフラッグシップモデルである、RTX 2080 Tiの性能が気になる方も多いですよね。
そこで今回は、RTX 2080の上位モデルである、RTX 2080 SUPER・Tiとの性能差を分かりやすくまとめてみました。
RTX 2080とRTX 2080 SUPERの性能の差は比較的小さく、PassMarkスコアで4%程度の差しかありませんでした。
しかし、RTX 2080 Tiになると一気に差が大きくなり、RTX 2080に対して約16%高いスコアが出ているのが分かります。
3DMarkのベンチマーク性能比較
3DMarkのベンチマークソフトウェアを利用すると、各項目のグラフィック性能を計測できます。
今回は、DirectX関連のベンチマークテストを行える、Time SpyとFire Strikeを活用して、他のGPUモデルと比較したRTX 2080の性能を解説します。
Time Spy(DirectX12用ベンチマークソフト)
Time SpyはDirectX 12に対応したベンチマークソフトウェアであり、通常版(WQHD解像度)とExtreme版(4K解像度)の2種類の測定モードがあります。
各モードのベンチマーク結果は以下のとおりで、RTX 2080はRTX 3060よりも2割程度高いスコアを持ちますが、RTX 3060 Tiに比べて10%程度劣ります。
GPUモデル | スコア (Time Spy) | スコア (Time Spy Extreme) |
---|---|---|
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
RTX 3050 | 6,140 | 2,798 |
RTX 2080 Ti | 13,872 | 6,574 |
RTX 2080 SUPER | 11,315 | 5,293 |
RTX 2080 | 10,558 | 4,940 |
RTX 2070 SUPER | 9,583 | 4,741 |
RTX 2060 SUPER | 8,482 | 4,042 |
RTX 2060 | 7,302 | 3,320 |
GTX 1660 SUPER | 6,107 | 2,772 |
GTX 1650 | 3,715 | 1,584 |
Fire Strike(DirectX11用ベンチマークソフト)
Fire Strikeは、DirectX 11に対応したベンチマークソフトウェアであり、通常版・Extreme版・Ultra版の3種類の計測モードが存在します。
今回は、通常版(フルHD解像度)とUltra版(4K解像度)における、各GPUモデルのスコアをまとめてみました。
スコアの差が大きくなりましたが、Time Spyの時と同様に、RTX 2080はRTX 3060とRTX 3060Tiの中間の性能を持つことが分かります。
GPUモデル | スコア (Fire Strike) | スコア (Fire Strike Ultra) |
---|---|---|
RTX 3080 | 39,257 | 10,911 |
RTX 3070 Ti | 36,372 | 9,156 |
RTX 3070 | 31,020 | 8,573 |
RTX 3060 Ti | 29,121 | 7,309 |
RTX 3060 | 21,379 | 5,187 |
RTX 3050 | 15,824 | 3,592 |
RTX 2080 Ti | 34,316 | 7,718 |
RTX 2080 SUPER | 29.230 | 6,701 |
RTX 2080 | 25,989 | 6,187 |
RTX 2070 SUPER | 25,684 | 5,963 |
RTX 2060 SUPER | 22,618 | 5,238 |
RTX 2060 | 16,670 | 4,305 |
GTX 1660 SUPER | 15,911 | 3,157 |
GTX 1650 | 10,249 | 1,769 |
各ゲームのベンチマーク性能比較
今回は、他のGPUモデルと比較した、RTX2080のグラフィック性能をゲームごとにまとめてみました。
RTX 20シリーズの上位GPUの処理性能を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- Apex Legends
- VALORANT
- モンスターハンターワールド:アイスボーン
- フォートナイト(DirectX11)
- PUBG
- ファイナルファンタジー14
- ファイナルファンタジー15
- レインボーシックスシージ
Apex Legends
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 200fps | 190fps | 113fps |
RTX 3070 Ti | 180fps | 142fps | 87fps |
RTX 3070 | 174fps | 130fps | 78fps |
RTX 3060 Ti | 157fps | 124fps | 74fps |
RTX 3060 | 122fps | 89fps | 50fps |
RTX 3050 | 89fps | 63fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 166fps | 132fps | 75fps |
RTX 2080 SUPER | 162fps | 121fps | 72fps |
RTX 2080 | 153fps | 114fps | 68fps |
RTX 2070 SUPER | 134fps | 100fps | 63fps |
RTX 2060 SUPER | 123fps | 92fps | 52fps |
RTX 2060 | 107fps | 77fps | 43fps |
GTX 1660 SUPER | 77fps | 54fps | 35fps |
GTX 1650 | 56fps | 39fps | 23fps |
FPSゲームとして人気の高いApex Legendsは、RTX 2080であればフルHD解像度で144fpsを達成できるので、問題なく遊べます。
ただし、現在は手に入りづらくなっているため、同等の性能を持つRTX 3060 Ti搭載のゲーミングPCを選んだ方がいいです。
VALORANT
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 3080 | 638fps | 352fps |
RTX 3070 Ti | 623fps | 272fps |
RTX 3070 | 593fps | 243fps |
RTX 3060 Ti | 512fps | 184fps |
RTX 3060 | 414fps | 140fps |
RTX 3050 | 302fps | 98fps |
RTX 2080 Ti | 534fps | 233fps |
RTX 2080 SUPER | 487fps | 176fps |
RTX 2080 | 475fps | 169fps |
RTX 2070 SUPER | 440fps | 155fps |
RTX 2060 SUPER | 387fps | 132fps |
RTX 2060 | 339fps | 112fps |
GTX 1660 SUPER | 285fps | 98fps |
GTX 1650 | 191fps | 53fps |
軽量なシューティングゲームであるVALORANTでは、フルHD・4K解像度のどちらも144fpsを上回るのが分かります。
エントリークラスのGPUでも144fpsを達成できるため、4K解像度にこだわらない方はGTX 1650・GTX 1660 SUPERでも十分です。
モンスターハンターワールド:アイスボーン
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 149fps | 147fps | 84fps |
RTX 3070 Ti | 132fps | 128fps | 72fps |
RTX 3070 | 122fps | 113fps | 63fps |
RTX 3060 Ti | 106fps | 100fps | 54fps |
RTX 3060 | 85fps | 70fps | 33fps |
RTX 3050 | 57fps | 38fps | 19fps |
RTX 2080 Ti | 120fps | 79fps | 43fps |
RTX 2080 SUPER | 100fps | 75fps | 34fps |
RTX 2080 | 90fps | 69fps | 31fps |
RTX 2070 SUPER | 82fps | 55fps | 28fps |
RTX 2060 SUPER | 70fps | 46fps | 23fps |
RTX 2060 | 62fps | 41fps | 20fps |
GTX 1660 SUPER | 51fps | 32fps | 16fps |
GTX 1650 | 30fps | 29fps | 測定不能 |
有名アクションゲームであるモンスターハンターワールドは比較的負荷が重く、フルHD解像度・WQHD解像度は60fpsを上回るものの、4K解像度になると30fps程度まで落ち込みます。
モンスターハンターワールドを4K解像度で快適にプレイしたい方は、新型モデルであるRTX 3080を選びましょう。
フォートナイト(DirectX11)
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 172fps | 110fps | 74fps |
RTX 3070 Ti | 152fps | 100fps | 62fps |
RTX 3070 | 145fps | 98fps | 58fps |
RTX 3060 Ti | 127fps | 87fps | 48fps |
RTX 3060 | 102fps | 83fps | 37fps |
RTX 3050 | 78fps | 56fps | 25fps |
RTX 2080 Ti | 136fps | 95fps | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 118fps | 89fps | 46fps |
RTX 2080 | 115fps | 90fps | 45fps |
RTX 2070 SUPER | 109fps | 85fps | 41fps |
RTX 2060 SUPER | 95fps | 77fps | 35fps |
RTX 2060 | 86fps | 57fps | 28fps |
GTX 1660 SUPER | 71fps | 46fps | 23fps |
GTX 1650 | 44fps | 28fps | 19fps |
人気バトルロワイヤルゲームであるフォートナイトは、フルHD解像度では100fpsを超えるので快適に遊べるものの、小さな遅延が生じるので戦績に影響を及ぼします。
レンダリングモードを「パフォーマンスモード」に設定して軽量化するか、RTX 3070以上のGPUを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
PUBG
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 201fps | 152fps | 88fps |
RTX 3070 Ti | 162fps | 122fps | 74fps |
RTX 3070 | 154fps | 116fps | 67fps |
RTX 3060 Ti | 119fps | 92fps | 52fps |
RTX 3060 | 105fps | 79fps | 45fps |
RTX 3050 | 77fps | 59fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 123fps | 94fps | 53fps |
RTX 2080 SUPER | 116fps | 89fps | 50fps |
RTX 2080 | 113fps | 86fps | 49fps |
RTX 2070 SUPER | 108fps | 81fps | 46fps |
RTX 2060 SUPER | 105fps | 73fps | 43fps |
RTX 2060 | 93fps | 67fps | 39fps |
GTX 1660 SUPER | 76fps | 58fps | 33fps |
GTX 1650 | 40fps | 30fps | 17fps |
約100人のプレイヤーが戦い合うPUBGは、フォートナイトの場合とほぼ同様の結果になり、撃ち負ける場合があるのでドン勝(どんかつ)を狙いづらくなります。
戦績を重視するヘビーゲーマーの方は、設定を落として対応するか、RTX 3070搭載のゲーミングPCを用意しておきましょう。
ファイナルファンタジー14
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 192fps | 151fps | 97fps |
RTX 3070 Ti | 181fps | 144fps | 85fps |
RTX 3070 | 170fps | 143fps | 75fps |
RTX 3060 Ti | 165fps | 128fps | 67fps |
RTX 3060 | 148fps | 100fps | 48fps |
RTX 3050 | 114fps | 71fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 168fps | 134fps | 76fps |
RTX 2080 SUPER | 154fps | 121fps | 64fps |
RTX 2080 | 131fps | 108fps | 59fps |
RTX 2070 SUPER | 132fps | 104fps | 55fps |
RTX 2060 SUPER | 121fps | 92fps | 47fps |
RTX 2060 | 116fps | 83fps | 41fps |
GTX 1660 SUPER | 111fps | 59fps | 33fps |
GTX 1650 | 63fps | 38fps | 19fps |
人気MMORPGゲームであるファイナルファンタジー14は、フルHD・WQHDでは60fpsを大きく上回るので、快適にゲームを遊べます。
ただし、4K解像度だとぎりぎり60fpsに到達しないため、RTX 2080 SUPER・TiやRTX 3060 Tiを選んだ方がいいです。
ファイナルファンタジー15
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 135fps | 116fps | 75fps |
RTX 3070 Ti | 133fps | 104fps | 63fps |
RTX 3070 | 127fps | 98fps | 59fps |
RTX 3060 Ti | 114fps | 87fps | 51fps |
RTX 3060 | 89fps | 67fps | 38fps |
RTX 3050 | 66fps | 48fps | 33fps |
RTX 2080 Ti | 129fps | 95fps | 60fps |
RTX 2080 SUPER | 114fps | 86fps | 50fps |
RTX 2080 | 109fps | 83fps | 47fps |
RTX 2070 SUPER | 103fps | 74fps | 44fps |
RTX 2060 SUPER | 89fps | 64fps | 37fps |
RTX 2060 | 79fps | 57fps | 32fps |
GTX 1660 SUPER | 66fps | 47fps | 32fps |
GTX 1650 | 39fps | 38fps | 24fps |
FFシリーズの新作であるファイナルファンタジー15は、前作よりも負荷が大きく、4K解像度になると47fpsまで落ち込みました。
ファイナルファンタジー15を最高画質でプレイする方は、60fps程度のフレームレートを出せる、RTX 2080 Ti・RTX 3070を選んだ方がいいです。
レインボーシックスシージ
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 527fps | 318fps | 188fps |
RTX 3070 Ti | 476fps | 256fps | 159fps |
RTX 3070 | 438fps | 244fps | 145fps |
RTX 3060 Ti | 385fps | 206fps | 120fps |
RTX 3060 | 307fps | 169fps | 93fps |
RTX 3050 | 232fps | 129fps | 68fps |
RTX 2080 Ti | 429fps | 219fps | 136fps |
RTX 2080 SUPER | 365fps | 200fps | 120fps |
RTX 2080 | 351fps | 187fps | 116fps |
RTX 2070 SUPER | 323fps | 175fps | 103fps |
RTX 2060 SUPER | 283fps | 150fps | 87fps |
RTX 2060 | 252fps | 139fps | 73fps |
GTX 1660 SUPER | 257fps | 126fps | 58fps |
GTX 1650 | 166fps | 77fps | 36fps |
フランスのFPSゲームであるレインボーシックスシージは、比較的負荷が軽く、フルHD・WQHD解像度で144fpsを大きく上回りました。
レインボーシックスシージだけをプレイする方は、RTX 2080搭載ゲーミングPCでも十分に対応できます。
RTX 2080搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルは?
RTX 2080は2023年時点でも問題なく使えますが、中古のゲーミングPCしか販売されていないので、保証がほとんど効かないのが大きなデメリットです。
そこで今回は、RTX 2080よりも高性能で、コストパフォーマンスにも優れたおすすめのGPUモデルを紹介します。
- RTX 3080並の処理性能を持ち省電力性にも優れたRTX 4070
- RTX 2080より高性能でコスパにも優れたRTX 3060 Ti
- RTX 3060 TiとRTX 4070の中間の性能を持つRTX 4060 Ti
RTX 3080並の処理性能を持ち省電力性にも優れたRTX 4070
RTX 3080並の処理能力を持つRTX 4070は、デフォルトの状態では高解像度に弱いものの、最新の画像処理技術であるDLSS3.0を活用すれば4K解像度も快適に遊べます。
TDPが200WとRTX 3080に比べて圧倒的に低く、小型のPCケースにも難なく装着できるため、ミニタワーゲーミングPCを求めている方におすすめです。
RTX 4070搭載ゲーミングPCは20万円台前半で購入できるので、RTX 3080よりもコスパに優れているのも魅力です。
RTX 2080より高性能でコスパにも優れたRTX 3060 Ti
RTX30シリーズのミドルレンジGPUであるRTX 3060 Tiは、RTX 2080より高性能なのにも関わらず、5万円台で購入できるコスパの高さが魅力です。
4K解像度は設定を落とさないと快適に遊ぶのが難しいものの、10万円台後半でRTX 3060 Ti搭載ゲーミングPCが買えるので、まとまった予算を確保できない方に向いています。
RTX 3060 TiとRTX 4070の中間の性能を持つRTX 4060 Ti
RTX 3070並のスコアを持つRTX 4060 Tiは、RTX 3060 TiとRTX 4070の中間の性能を持ち、Apexやフォートナイトで144fpsを実現できます。
しかし、WQHD解像度や4K解像度に弱く、サイバーパンクやFF15等の重量級のゲームでは、RTX 3060 Tiを下回るフレームレートしか出せません。
グラボ本体の価格はRTX 3060 Tiよりも少し高価ですが、ゲーミングPCは10万円台後半で購入できるため、フルHDでFPSゲームを快適に遊びたい方に向いています。
RTX 2080搭載のおすすめグラボ(中古品)
RTX 2080搭載グラボは中古品しか販売されていませんが、MSIのVD6723なら状態のいい商品が6万円台から入手できます。
見た目がかっこいい上に、虹色に光るLEDライティング機能が付いているので、外観を重視する方におすすめです。
アフターバーナーと呼ばれる専用ソフトが付属していて、GPUのオーバークロックや、ファンの回転数の調整も行えます。
巨大なヒートシンクに加えて、3つのファンを備えた「TRI-FROZRクーラー」が搭載されているため、熱暴走を起こしにくく壊れづらいのも魅力です。
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