最近のゲームは重くなってきているので、古いグラボだとカクつきやすく買い替えたくなりますよね。
しかし、処理性能に優れた最新のグラボは非常に高価な上に、サイズも大きいので換装に踏み切れない方が多いと思います。
RTX3060なら4万円台から購入できて、シングルファンモデルも販売されているので、まとまった予算を確保できない方でも簡単に取り換えられます。
4K解像度で遊ぶには力不足ですが、フルHD解像度であれば重いゲームもサクサク動かせるのも魅力です。
比較的コスパに優れたRTX3060Ti・RTX3070も用意されているので、ミドルレンジモデルのゲーミングPCを探している方は迷いがちです。
そこで今回は、RTX3060Ti・RTX3070と比較した、RTX3070Tiの性能を解説するので、PC・グラボの買い替えを検討している方は参考にしてみてください。
他のGPUと比較したRTX 3060の性能・価格は?
RTX 3060はRTX 3060 Ti・RTX 3070との性能差が大きく、4K解像度でのゲームプレイに適していませんが、価格が安く4万円程度で買えるので人気があります。
ここでは、他のRTX30シリーズやRTX 2060と比較した、RTX 3060の性能・価格の違いを詳しく解説します。
- 「RTX 3060」と「RTX 3060 Ti」の性能・価格比較
- 「RTX 3060」と「RTX 3070」の性能・価格比較
- 「RTX 3060」と「RTX 4060」の性能・価格比較
- 「RTX 3060」と「RTX 2060」の性能・価格比較
「RTX 3060」と「RTX 3060 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 3060 | RTX 3060 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 3584 | 4864 |
ベースクロック | 1320 MHz | 1410 MHz |
ブーストクロック | 1780 MHz | 1665 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 12GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14Gbps | 14Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192bit | 256bit |
メモリバス帯域幅 | 360 GB/s | 448 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 28 | 38 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 112 | 152 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 170 W | 200 W |
補助電源 | 1 x 8-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 17,137 | 20,520 |
希望小売価格 (2024年6月時点の販売価格) | $329 (42,620円~) | $399 (64,800円~) |
発売日 | 2021年2月26日 | 2020年12月2日 |
RTX 3060の上位モデルにあたるRTX 3060 Tiは、GPUメモリが8GBに抑えられているものの、メモリバス・帯域幅は3割程度大きいです。
コア数に関してもRTX 3060よりも40%ほど多く、RTX 3060 Tiの方が総合的な処理性能が高いのが分かります。
RTX 3060 Tiの方がPassMarkスコア比で20%上回り、実用上の性能も20~30%ほど改善されます。
価格に関しては、RTX 3060 Tiが品薄で6万円台まで吊り上がっていてコスパが悪いため、4万円台で購入できるRTX 3060を選びましょう。
「RTX 3060」と「RTX 3070」の性能・価格比較
項目 | RTX 3060 | RTX 3070 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 3584 | 5888 |
ベースクロック | 1320 MHz | 1500 MHz |
ブーストクロック | 1780 MHz | 1725 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 12GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14Gbps | 14Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192-bit | 256-bit |
メモリバス帯域幅 | 360 GB/s | 448 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 28 | 46 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 112 | 184 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 170 W | 220 W |
補助電源 | 1 x 8-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 17,137 | 22,456 |
希望小売価格 (2024年6月時点の販売価格) | $329 (42,620円~) | $499 (70,980円~) |
発売日 | 2021年2月26日 | 2020年10月29日 |
RTX30シリーズの上位GPUであるRTX3070では、RTX3060に比べて1.6倍以上のコア数を持ち、ベースクロックも10%程度高いのが特徴です。
ただし、TDPがRTX3060よりも50Wも大きくなり、シングルファンモデルが存在しないため、装着性が落ちるのがデメリットです。
RTX3070はRTX3060に比べてPassMarkスコアが30%ほど高くなるだけでなく、4K解像度で60fpsを達成できるため、実用面での性能が大きく変わります。
最近になりRTX 3070の価格が落ち着いた関係で、7万円程度で購入できるようになったので、4K解像度でもゲームを遊びたい方におすすめです。
「RTX 3060」と「RTX 4060」の性能・価格比較
項目 | RTX 3060 | RTX 4060 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 3584 | 3072 |
ベースクロック | 1320 MHz | 1830 MHz |
ブーストクロック | 1780 MHz | 2460 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 12GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14Gbps | 17Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192-bit | 128-bit |
メモリバス帯域幅 | 360 GB/s | 272 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 28 | 24 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 112 | 96 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 170 W | 115 W |
補助電源 | 1 x 8-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 17,137 | 20,033 |
希望小売価格 (2024年6月時点の販売価格) | $329 (42,620円~) | $299 (44,910円~) |
発売日 | 2021年2月26日 | 2023年6月29日 |
RTX 3060の後継モデルであるRTX 4060は、コア数が2割程度減らされているものの、前世代のGPUよりも1.4倍のクロック数を持ちます。
TDPが115Wと規格外に小さく、ファンが1基しかないコンパクトなモデルも存在するので、細長いスリムタワー型PCにも取り付けられます。
しかし、メモリバスが128-bitしかなく、メモリバス帯域幅も272 GB/sに抑えられているため、RTX 3060に対する性能の優位性が分かりづらいです。
総合的な性能の差をPassMarkスコアに換算してみると、RTX 4060はRTX 3060に比べて17%高い処理性能を持ち、RTX 3060 Tiに迫るスコアを叩き出しています。
価格もRTX 3060とあまり変わらず、4万円台前半で入手できるため、安くて高性能なグラボを求めている方におすすめです。
「RTX 3060」と「RTX 2060」の性能・価格比較
項目 | RTX 3060 | RTX 2060 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Turing |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 3584 | 1920 |
ベースクロック | 1320 MHz | 1365 MHz |
ブーストクロック | 1780 MHz | 1680 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 12GB | GDDR6 6GB |
メモリクロック | 14Gbps | 14Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192-bit | 192-bit |
メモリバス帯域幅 | 360 GB/s | 336 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 28 | 30 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 112 | 240 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 170 W | 160 W |
補助電源 | 1 x 8-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 17,137 | 14,078 |
希望小売価格 (2024年6月時点の販売価格) | $329 (42,620円~) | $349 (43,703円~) |
発売日 | 2021年2月26日 | 2019年1月15日 |
RTX 3060の型落ちモデルであるRTX 2060では、GPUメモリ・CUDAコア数・Tensorコア数が半分程度に抑えられています。
PassMarkスコアで処理能力の差を比較してみたところ、RTX 3060の方が20%程度スコアが高くなり、実用上のフレームレートに関しても2割ほど大きくなります。
標準価格はRTX3060の方が20ドル安いですが、実売価格に大きな差はなく、現在でも細々と販売され続けています。
GeForce RTX 3060の特徴
GeForce RTX 3060は、コスパに優れていて4~5万円程度で購入できる上に、フルHD解像度なら快適にゲームを遊べるのが魅力です。
今回は、GeForceのミドルレンジGPUである、RTX 3060の特徴について詳しく解説します。
- RTX 2060 SUPERと同等の処理性能を持つ
- 4万円程度で購入できるのでコスパが非常にいい
- 下位モデルなのにも関わらず12GBのGPUメモリを持つ
- TDPが170Wに抑えられていてシングルファンモデルも存在する
- 仮想通貨のマイニング速度に制限がかけられている
RTX 2060 SUPERと同等の処理性能を持つ
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 4070 | 25,727 |
RTX 4060 Ti | 22,405 |
RTX 4060 | 20,033 |
RTX 3080 12GB | 26,789 |
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 3060 Ti | 20,520 |
RTX 3060 | 17,137 |
RTX 3050 | 12,698 |
RTX 2080 Ti | 21,900 |
RTX 2080 SUPER | 19,558 |
RTX 2070 SUPER | 18,236 |
RTX 2060 SUPER | 16,609 |
RTX 2060 | 14,078 |
上位機種であるRTX 3060Ti・RTX 3070に比べると、明らかに性能が落ちますが、RTX 2060 SUPERと同等の処理性能を持ちます。
DLSS機能に対応しているものの、4K解像度ではゲームを快適にプレイできないため、実用上の使い勝手に大きな差が出てきます。
FPSゲームも設定を抑えなければ144fpsを達成できないので、画質も重視する方はRTX3070以上のGPUを選んだ方がいいです。
4万円程度で購入できるのでコスパが非常にいい
GPUモデル | 価格 |
---|---|
RTX 4070 | $599 グラボの販売価格:87,980円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 4060 Ti(8GB) | $399 グラボの販売価格:57,980円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 4060 | $299 グラボの販売価格:44,910円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 3080 | $699 グラボの販売価格:98,802円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 3070 Ti | $599 グラボの販売価格:65,480円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 3070 | $499 グラボの販売価格:70,980円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 3060 Ti | $399 グラボの販売価格:64,800円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX 3060 | $329 グラボの販売価格:42,620円~ (※2024年6月時点の価格) |
RTX3060はゲーミングPCで17万円、グラボで4万円台というリーズナブルな価格で販売されているため、RTX 3060 Tiと同様に人気があります。
昨年は半導体不足・仮想通貨バブル・円高等の要因により、価格が高騰していた時期が続いていましたが、最近になって販売価格が落ち着いてきました。
また、RTX40シリーズの新製品が発売されたため、30シリーズのグラボの価格は下落傾向にあります。
RTX 3060で最も安い製品は4万円台前半で購入でき、RTX3080に比べて2/5程度の価格で手に入るので、コスパを重視する方におすすめです。
下位モデルなのにも関わらず12GBのGPUメモリを持つ
GPUモデル | GPUメモリ |
---|---|
RTX 3080 12GB | GDDR6X 12GB |
RTX 3080 | GDDR6X 10GB |
RTX 3070 Ti | GDDR6X 8GB |
RTX 3070 | GDDR6 8GB |
RTX 3060 Ti | GDDR6 8GB |
RTX 3060 | GDDR6 12GB |
RTX 3060 8GB | GDDR6 8GB |
RTX 3050 | GDDR6 8GB |
RTX 2080 Ti | GDDR6 11GB |
RTX 2080 SUPER | GDDR6 8GB |
RTX 2070 SUPER | GDDR6 8GB |
RTX 2060 SUPER | GDDR6 8GB |
RTX 2060 | GDDR6 6GB |
一般的なRTX 3060搭載グラボでは、上位モデルであるRTX 3060 Ti・RTX3070に対して、4GBも多い12GBのGDDR6メモリが内蔵されています。
メモリ容量は高解像度でゲームをプレイする時に役立ちますが、4K解像度で遊ぶにはスペック不足なため、ゲーミング用途では性能を活かしきれません。
メモリ容量を8GBに抑えて、価格を安くしたモデルも販売されているので、コスパを重視する方は4万円で買える8GBモデルがおすすめです。
TDPが170Wに抑えられていてシングルファンモデルも存在する
製品名 | モデル | 寸法 |
---|---|---|
TUF-RTX3060-O12G-V2-GAMING | トリプルファンモデル | 301×143×54 mm |
DUAL-RTX3060-O12G-V2 | デュアルファンモデル | 200×123×38 mm |
PH-RTX3060-12G-V2 | シングルファンモデル | 177×128×51 mm |
RTX30シリーズの中級GPUである、GeForce RTX 3060はTDPが170Wに抑えられているため、600Wの電源があれば安定して動かせます。
放熱量も小さく、ファンが1個しか付いていないシングルファンモデルのグラボや、セミファンレスモデルの製品も存在します。
シングルファン・デュアルファンモデルは、トリプルファンモデルに比べてコンパクトなので、ミニタワーPCを利用している方におすすめです。
仮想通貨のマイニング速度に制限がかけられている
GPU | ハッシュレート (Bitcoin) |
---|---|
RTX 3080 | 86.41 MH/s |
RTX 3080 Ti | 56.67 MH/s |
RTX 3070 | 51.10 MH/s |
RTX 3060 Ti | 51.23 MH/s |
RTX 2080 Ti | 50.35 MH/s |
RTX 2080 SUPER | 44.54 MH/s |
RTX 3060(制限前) | 38.41 MH/s |
RTX 2060 SUPER | 37.87 MH/s |
RTX 2070 SUPER | 37.49 MH/s |
RTX 2060 | 27.70 MH/s |
RTX 3070 Ti | 37.81 MH/s |
RTX 3060(制限後) | 21.78 MH/s |
ビットコイン等の仮想通貨バブルにより、マイニングを行う人の間でグラボが買い占められる現象が発生し、GPUの値段が高騰しました。
そのため、RTX3060以上のグラボでは、仮想通貨の生成に関わる演算速度である、ハッシュレートが制限されたモデルが販売されるようになりました。
制限がかけられていないRTX3060と比べると、半分程度のレートしか出せないので、マイニングを効率よく行えません。
仮想通貨の取引を行う方は、ハッシュレートに制限がかけられたLHRモデルを選ばないようにしましょう。
12GBのGPUメモリが役立つ場面は?
GPUメモリは演算データを保持するのに役立つので、容量が大きいと4K動画等の重いデータを処理するのに役立ちます。
しかし、RTX 3060ではGPUがボトルネックになり、一般的なオンラインゲームでは4K解像度で60fpsを下回るため、ゲーミング用途ではほとんど役に立ちません。
VRAMの要求量が激しいVRChat等では、上位のGPUよりもフレームレートが高くなるので、VRゲームで活用できるケースがあります。
また、4K動画編集は高いフレームレートが要求されないことから、YouTube動画の編集等のクリエイティブな用途では、12GBの大容量GPUメモリが役立ちます。
3DMarkのベンチマーク性能比較
GPUの性能をベンチマークできる3DMarkでは、ゲームで活用されるDirectXの処理能力を計測できる、Time SpyやFire Strikeが用意されています。
今回は、他のRTX20・30シリーズのGPUと比較しながら、RTX 3060のベンチマーク性能を解説するので、モデルごとのスペックの違いが気になる方はぜひ確認してみてください。
Time Spy(DirectX12用ベンチマークソフト)
DirectX12に対する性能評価を行えるTime Spyには、通常版とExtremeの2種類のベンチマークモードが存在します。
今回は、2種類のベンチマークモードにおける、各GPUモデルのスコアをまとめてみました。
RTX 3060では、RTX 2060よりも15~20%ほど高いスコアが出ていますが、RTX 3060 Tiの3/4程度の性能しかないことが分かります。
GPUモデル | スコア (Time Spy) | スコア (Time Spy Extreme) |
---|---|---|
RTX 4070 | 17,817 | 8,522 |
RTX 4060 Ti | 13,473 | 6,257 |
RTX 4060 | 11,385 | 5,435 |
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
RTX 3050 | 6,140 | 2,798 |
RTX 2080 Ti | 13,872 | 6,574 |
RTX 2080 SUPER | 11,315 | 5,293 |
RTX 2070 SUPER | 9,583 | 4,741 |
RTX 2060 SUPER | 8,482 | 4,042 |
RTX 2060 | 7,302 | 3,320 |
Fire Strike(DirectX11用ベンチマークソフト)
DirectX11に関するグラフィック性能を計測できるFire Strikeでは、通常版・Extreme・Ultraの3つの測定モードが存在します。
今回は、通常版(フルHD解像度)とUltra(4K解像度)の2種類のモードで、各GPUのベンチマークスコアをまとめてみました。
Time Spyのスコアよりもさらに差が広がり、RTX 3060とRTX 3060 Tiの2つのGPUの間で、約40%もの差が生じました。
GPUモデル | スコア (Fire Strike) | スコア (Fire Strike Ultra) |
---|---|---|
RTX 4070 | 43,443 | 10,025 |
RTX 4060 Ti | 33,788 | 7,295 |
RTX 4060 | 26,723 | 6,042 |
RTX 3080 | 39,257 | 10,911 |
RTX 3070 Ti | 36,372 | 9,156 |
RTX 3070 | 31,020 | 8,573 |
RTX 3060 Ti | 29,121 | 7,309 |
RTX 3060 | 21,379 | 5,187 |
RTX 3050 | 15,824 | 3,592 |
RTX 2080 Ti | 34,316 | 7,718 |
RTX 2080 SUPER | 29.230 | 6,701 |
RTX 2070 SUPER | 25,684 | 5,963 |
RTX 2060 SUPER | 22,618 | 5,238 |
RTX 2060 | 16,670 | 4,305 |
各ゲームのベンチマーク性能比較
今回は、他のRTX20・30シリーズのGPUと比較した、RTX3060のベンチマーク性能をゲームごとに比較しました。
RTX 3060 Ti・RTX 3070等の上位モデルとの性能差が気になる方は、ぜひ確認してみてください。
- フォートナイト(DirectX11)
- Apex Legends
- モンスターハンターライズ
- VALORANT
- Forza Horizon5
- サイバーパンク2077
- ファイナルファンタジー14
- アサシンクリードヴァルハラ
フォートナイト(DirectX11)
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 172fps | 110fps | 74fps |
RTX 3070 Ti | 152fps | 100fps | 62fps |
RTX 3070 | 145fps | 98fps | 58fps |
RTX 3060 Ti | 127fps | 87fps | 48fps |
RTX 3060 | 102fps | 83fps | 37fps |
RTX 3050 Ti | 78fps | 56fps | 25fps |
RTX 2080 Ti | 136fps | 95fps | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 118fps | 89fps | 46fps |
RTX 2070 SUPER | 109fps | 85fps | 41fps |
RTX 2060 SUPER | 95fps | 77fps | 35fps |
RTX 2060 | 85fps | 70fps | 28fps |
バトルロワイヤルゲームとして有名なフォートナイト(DirectX11)では、RTX3060だと100fps程度しか出せず、快適にプレイできるものの戦績に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
以下の競技用で使われる設定にしたり、DirectXをパフォーマンスモードにしたりすると、フレームレートを稼げますが画質が落ちます。
- 解像度:フルHD
- クオリティプリセット:低
- 3D解像度:100%
- 描画距離:最高(最も遠い)
映像の美しさを維持したまま遊びたい方は、RTX3070以上のモデルを選びましょう。
Apex Legends
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 200fps | 190fps | 113fps |
RTX 3070 Ti | 180fps | 142fps | 87fps |
RTX 3070 | 174fps | 130fps | 78fps |
RTX 3060 Ti | 157fps | 124fps | 74fps |
RTX 3060 | 122fps | 89fps | 50fps |
RTX 3050 | 89fps | 63fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 166fps | 132fps | 75fps |
RTX 2080 SUPER | 162fps | 121fps | 72fps |
RTX 2070 SUPER | 134fps | 100fps | 63fps |
RTX 2060 SUPER | 123fps | 92fps | 52fps |
RTX 2060 | 120fps | 91fps | 48fps |
人気FPSゲームであるApex Legendでも、フォートナイトと同様にRTX 3060では144fpsを下回るため、キルレートが下がる可能性があります。
フルHD・低設定にすれば144fpsを安定して出せるようになりますが、4K解像度・最高設定にすると50fpsしか出ないので快適に遊びづらいです。
高い画質で快適にApex Legendをプレイしたい方は、RTX 3060 Tiを搭載したグラボやゲーミングPCを選びましょう。
モンスターハンターライズ
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 214fps | 208fps | 156fps |
RTX 3070 Ti | 212fps | 206fps | 136fps |
RTX 3070 | 210fps | 200fps | 125fps |
RTX 3060 Ti | 209fps | 184fps | 107fps |
RTX 3060 | 200fps | 150fps | 80fps |
RTX 3050 | 146fps | 108fps | 61fps |
2021年3月に発売されたモンスターハンターライズは、最新作なのにも関わらず比較的負荷が軽く、RTX3060でも4K解像度で80fps程度のフレームレートを出せます。
しかし、旧作のモンスターハンターワールド:アイスボーンでは、4K解像度で30fpsしか出せず快適にゲームをプレイできません。
モンスターハンターシリーズ全般を遊びたい方は、アイスボーンの4K解像度でも60fpsを出せる、RTX3070がおすすめです。
VALORANT
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 3080 | 638fps | 352fps |
RTX 3070 Ti | 623fps | 272fps |
RTX 3070 | 593fps | 243fps |
RTX 3060 Ti | 512fps | 184fps |
RTX 3060 | 414fps | 140fps |
RTX 3050 | 302fps | 98fps |
RTX 2080 Ti | 534fps | 233fps |
RTX 2080 SUPER | 486fps | 176fps |
RTX 2070 SUPER | 440fps | 155fps |
RTX 2060 SUPER | 387fps | 132fps |
RTX 2060 | 339fps | 112fps |
比較的軽量なシューティングゲームであるVALORANTでは、RTX3060なら4K解像度でも144fpsに近いフレームレートが得られます。
フルHDにすると400fps以上まで上がるので快適に遊べますが、4K解像度・最高設定で144fpsにこだわる方は、RTX 3060 Tiを選んだ方がいいです。
Forza Horizon 5
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 130fps | 117fps | 91fps |
RTX 3070 Ti | 106fps | 91fps | 67fps |
RTX 3070 | 101fps | 88fps | 64fps |
RTX 3060 Ti | 82fps | 72fps | 53fps |
RTX 3060 | 72fps | 61fps | 43fps |
RTX 3050 | 54fps | 46fps | 31fps |
RTX 2080 Ti | 99fps | 85fps | 66fps |
RTX 2080 SUPER | 86fps | 74fps | 57fps |
RTX 2070 SUPER | 75fps | 63fps | 52fps |
RTX 2060 SUPER | 63fps | 55fps | 44fps |
RTX 2060 | 56fps | 51fps | 39fps |
レーシングゲームであるForza Horizonでは、21:9のアスペクト比を持つウルトラワイドモニターが使われる場合が多いです。
RTX3060だと4K解像度で40fps程度しか出ないため、3840×1600のモニターで快適に遊ぶのは難しいです。
WQHDまで落とすと60fpsを実現できるので、2560×1080の解像度であればForza Horizonを楽しめます。
高画質設定でForza Horizonをプレイしたい方は、RTX 3060 Ti以上のGPUを選びましょう。
サイバーパンク2077
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4080 | 180fps | 147fps | 72fps |
RTX 4070 Ti | 175fps | 118fps | 56fps |
RTX 4070 | 143fps | 81fps | 36fps |
RTX 3090 | 134fps | 90fps | 46fps |
RTX 3080 | 120fps | 80fps | 40fps |
RTX 3070 Ti | 103fps | 67fps | 32fps |
RTX 3070 | 96fps | 62fps | 30fps |
RTX 3060 Ti | 83fps | 53fps | 25fps |
RTX 3060 | 66fps | 41fps | 18fps |
RTX 3050 | 48fps | 29fps | 12fps |
RTX 2080 Ti | 94fps | 66fps | 35fps |
RTX 2080 SUPER | 79fps | 52fps | 25fps |
RTX 2070 SUPER | 70fps | 47fps | 23fps |
RTX 2060 SUPER | 65fps | 41fps | 19fps |
RTX 2060 | 59fps | 32fps | 16fps |
超重量級のオープンワールドRPGゲームであるサイバーパンク2077は、フルHD解像度ならRTX 3060でもなんとか60fpsを出せます。
しかし、WQHDまで画質を上げると40fpsまで落ち、4K解像度に至ってはたったの18fpsしか出せません。
上位機種であるRTX 3070でも30fpsしか出せず、AI画像処理技術であるDLSSを活用しても、RTX 3080でないと60fpsに届きません。
4K解像度で遊ぶのは諦めて、フルHD・WQHD解像度でサイバーパンク2077をプレイした方がいいです。
ファイナルファンタジー14
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 206fps | 164fps | 110fps |
RTX 3080 | 192fps | 151fps | 97fps |
RTX 3070 Ti | 181fps | 144fps | 85fps |
RTX 3070 | 170fps | 143fps | 75fps |
RTX 3060 Ti | 165fps | 128fps | 67fps |
RTX 3060 | 148fps | 100fps | 48fps |
RTX 3050 | 114fps | 71fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 168fps | 134fps | 76fps |
RTX 2080 SUPER | 154fps | 121fps | 64fps |
RTX 2070 SUPER | 132fps | 104fps | 55fps |
RTX 2060 SUPER | 124fps | 98fps | 48fps |
RTX 2060 | 119fps | 87fps | 42fps |
人気MMORPGゲームであるファイナルファンタジー14は、最新作であるFF15に比べて負荷が軽いのが特徴です。
RTX 3060の場合は、WQHD解像度までは100fps以上のフレームレートを達成できるので、カクつきを感じずに遊べます。
しかし、4K解像度になると50fpsまで落ちるので、最高画質でプレイしたい方はRTX 3060 TiやRTX 3070がおすすめです。
アサシンクリードヴァルハラ
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 110fps | 89fps | 60fps |
RTX 3070 Ti | 102fps | 82fps | 51fps |
RTX 3070 | 96fps | 75fps | 48fps |
RTX 3060 Ti | 87fps | 68fps | 41fps |
RTX 3060 | 72fps | 56fps | 34fps |
RTX 3050 | 57fps | 42fps | 24fps |
RTX 2080 Ti | 80fps | 69fps | 47fps |
RTX 2080 SUPER | 82fps | 60fps | 43fps |
RTX 2070 SUPER | 75fps | 52fps | 39fps |
RTX 2060 SUPER | 72fps | 44fps | 34fps |
RTX 2060 | 62fps | 41fps | 28fps |
2020年に販売されたRPGゲームであるアサシンクリードヴァルハラは、オンラインゲームの中で負荷が重く、RTX 3060だと4K解像度にすると34fpsまで落ちてしまいます。
フレームレートを上げるDLSSも基本的には対応していないので、4K解像度で60fpsを実現するためにはRTX 3080が必要です。
お金をかけないと最高画質で快適にプレイするのが難しいので、解像度をフルHDまで落として対応しましょう。
RTX 3060搭載のおすすめゲーミングPC
ツクモのミニタワーゲーミングPCであり、通常モデルよりも洗練されたデザインに仕上がっているのが特徴です。
コスパに優れたIntel Core i5-14400FとRTX 3060(12GB)が搭載されている上に、価格が17万円台前半とリーズナブルなため、画像生成AI向けのゲーミングPCを安く手に入れたい方におすすめです。
ストレージ容量も1TBあるので、Apexやフォートナイトを含めた多種多様なゲームを入れられるのも魅力です。
商品名 (メーカー名) | G-GEAR Aim GB5J-C241/B (ツクモ) |
おすすめ度 | |
価格 | 171,300円 |
CPU | Intel Core i5-14400F |
GPU | GeForce RTX 3060 (標準構成はRTX 4060) |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
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RTX 3060搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルは?
フルHD解像度向けのRTX 3060搭載ゲーミングPCの代わりとなる、おすすめモデルはRTX 4060とRTX 4060 Tiの2つが挙げられます。
ここでは、上記のモデルのGPUを搭載した、ゲーミングPCの特徴について詳しく解説するので、代わりとなる製品を探している方は参考にしてみてください。
優れた省電力性を持ち小型ゲーミングPCも存在するRTX 4060
RTX 3060の次世代モデルであるRTX 4060は、処理性能自体は大きく変わりませんが、TDPが110Wしかなく驚異的な省電力性を持つのが特徴です。
非常に小さなシングルファンタイプのグラボも用意されているため、上の製品のような小型ゲーミングPCも販売されています。
価格も15万円程度とお手頃なため、安くてコンパクトなゲーミングPCを求めている方におすすめです。
フルHD解像度ならFPSゲームも快適に遊べるRTX 4060 Ti
RTX 4060(無印)の上位モデルであるRTX 4060 Tiは、メモリバスが128bitと狭いのがデメリットですが、フルHD解像度ならFPSゲームも快適に遊べます。
上の写真のようなかっこいい外観を持つ製品でも、RTX 4060 Tiモデルならば20万円程度で手に入るため、おしゃれで高性能なゲーミングPCを安く購入したい方におすすめです。
TDPがRTX 3060 Tiに比べて40Wも小さい160Wに抑えられていて、消費電力が小さいので電気代を抑えられるのも魅力です。
RTX 3060搭載グラボを販売しているおすすめメーカー
以下の4社のメーカーから、コスパ・機能性に優れたRTX 3060搭載グラボが販売されています。
今回は、各人気メーカーのRTX 3060搭載グラボの特徴を詳しく解説します。
静音性が高く4K動画編集も快適に行えるMSI
MSIのデュアルファンモデルのRTX 3060グラボは、静穏性と安定性の高さで定評があり、Amazonランキングでも上位に踊り出ています。
冷却性能に優れた「トルクスファン 3.0」が2基搭載されていて、OC仕様なのにも関わらず非常に静かなので、4K動画編集を行う方に最適です。
ディスプレイ同期技術「G-SYNC」にも対応していて、画面の遅延やラグが発生しづらいのもメリットです。
シングルファンモデルのグラボを販売しているASUS
台湾の大手PCパーツメーカーであるASUSでは、白色の外観が特徴的な、DUAL-RTX3060-O8G-WHITEという最新グラボを販売しています。
メモリ容量が8GBと小さくAI画像生成には不向きなものの、幅が177mmと非常にコンパクトなため、小型ゲーミングPCを自作したい方におすすめです。
販売価格は55,000円程度と高めなので、購入費用を抑えたい方は4万円台後半で手に入るDUAL-RTX3060-O12G-V2を選びましょう。
3万円台で買えるセミファンレスモデルを扱う玄人志向
玄人志向のRTX3060搭載グラボは、3万円台で購入できるのにも関わらず、優れた安定性と静音性を持ちます。
低温になるとファンが停止するセミファンレスモデルなので、静穏性を重視する方におすすめです。
「Xtreme Tuner」と呼ばれる、ファン速度・クロック数調整ソフトに対応しているため、処理性能を高められるのも魅力です。
OCに対応していて優れた処理性能を持つGIGABYTE
GIGABYTEのRTX3060搭載グラボは比較的高価なものの、外観や機能性に優れているのが特徴です。
冷却性に優れたトリプルファンモデルで、1,837MHzまでオーバークロックを行えるので、処理性能を重視する方に向いています。
付属ソフトはありませんが、隣接するファンを逆方向に回して気流の流れを整えているため、騒音が発生しづらいのもメリットです。
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