オンライン・VRゲームを行うなら高性能なGPUが欲しいものの、最新グラボは消費電力・サイズが大きく、価格も高価なので導入しづらいですよね。
そんな方におすすめなのが、価格と性能のバランスが取れていて、消費電力・サイズの比較的小さなRTX3070です。
RTX3070Ti以上のグラボにはない、デュアルファンモデルの製品が存在するので、小型ゲーミングPCにも換装できます。
コスパと処理性能に優れた、RTX3060Ti・RTX3080とよく比較されるため、GPU選びで迷いがちです。
今回は、RTX3080・RTX3060Ti等のRTX30シリーズの製品と比較した、RTX 3070の特徴やおすすめ製品を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
他のGPUと比較したRTX 3070の性能・価格は?
RTX30シリーズのミドルレンジモデルである、RTX3070シリーズはコスパ・処理性能・汎用性に優れることから、高い人気を誇ります。
ここでは、価格帯や処理性能が近いRTX3080・RTX3060Tiと比較しながら、RTX3070の性能・価格を解説していきます。
- 「RTX 3070」と「RTX 3080」の性能・価格比較
- 「RTX 3070」と「RTX 3060 Ti」の性能・価格比較
- 「RTX 3070」と「RTX 4070」の性能・価格比較
- 「RTX 3070」と「RTX 4060 Ti」の性能・価格比較
「RTX 3070」と「RTX 3080」の性能・価格比較
項目 | RTX 3070 | RTX 3080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 5888 | 8704 |
ベースクロック | 1500 MHz | 1440 MHz |
ブーストクロック | 1725 MHz | 1710 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6X 10GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 19 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256 bit | 320 bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 760 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 68 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 184 | 272 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 220 W | 320 W |
補助電源 | 1 x 12-pin | 2x 8-pin |
PassMarkスコア | 22,456 | 25,392 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $499 (59,800円~) | $699 (98,802円~) |
発売日 | 2020/10/29 | 2020/9/17 |
RTX3080では、RTX3070と比較して約1.5倍のコア数を持つだけでなく、GDDR6X規格の高性能メモリが搭載されているのが特徴です。
しかし、コア数が多い分消費電力も1.5倍近くかかり、トリプルファンモデルしか存在しないので、装着性・汎用性には劣ります。
PassMarkスコアに換算すると意外と差が小さく、15%程度の性能差しかないように見えますが、実用性能は20~25%ほど異なります。
2024年7月時点では、RTX 3080よりもRTX 3070の方が圧倒的に価格が安いため、4K解像度にこだわらない方はRTX 3070を選んだ方がいいです。
「RTX 3070」と「RTX 3060 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 3070 | RTX 3060 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 5888 | 4864 |
ベースクロック | 1500 MHz | 1410 MHz |
ブーストクロック | 1725 MHz | 1665 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 448 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 38 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 184 | 152 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 220 W | 200 W |
補助電源 | 1 x 12-pin | 1 x 12-pin |
PassMarkスコア | 22,456 | 20,520 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $499 (59,800円~) | $399 (51,770円~) |
発売日 | 2020/10/29 | 2020/12/2 |
RTX 3070の下位GPUである、RTX 3060 Tiはコア数が8割程度に抑えられていて、クロック数も5%ほど低く設計されています。
メモリの性能はRTX 3070と変わらず、TDPの面に関しても実用上は大きな差がありません。
上位機種であるRTX 3070の方が、RTX 3060 Tiよりも10%程度PassMarkスコアが高くなり、実用上のフレームレートも10~15%程度改善されます。
しかし、RTX 3070よりもRTX 3060 Tiの方が8,000円ほど安いので、安くて高性能なゲーミングPCを求めている方は、RTX 3060 Tiを選ぶのがおすすめです。
「RTX 3070」と「RTX 4070」の性能・価格比較
項目 | RTX 3070 | RTX 4070 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 5888 | 5888 |
ベースクロック | 1500 MHz | 1920 MHz |
ブーストクロック | 1725 MHz | 2475 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6X 12GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 21Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256 bit | 192 bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 504 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 46 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 184 | 184 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 220 W | 200 W |
補助電源 | 1 x 12-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 22,456 | 25,727 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $499 (59,800円~) | $599 (86,900円~) |
発売日 | 2020/10/29 | 2023/4/13 |
RTX 3070の後継モデルであるRTX 4070は、旧世代のGPUとコア数が変わらないものの、約1.4倍のクロック数を誇る新型のGPUコアとメモリを搭載しています。
また、GDDR6Xを使っているのにも関わらず、省電力性に優れた次世代アーキテクチャによりTDPが200Wに抑えられ、補助電源が8ピン1つで済むのが特徴です。
PassMarkスコア比では2割程度のスコア差となり、RTX 3080と同程度の数値を出しましたが、4K解像度(DLSS無)の実用フレームレートは劣る傾向にあります。
ただし、DLSS3.0に対応しているので、DLSS機能をかけられるゲームであれば、4K解像度でも快適にプレイ可能です。
実売価格に関してもRTX 3080よりも1万円ほど安いので、総合的なコスパはRTX 4070の方が優れています。
「RTX 3070」と「RTX 4060 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 3070 | RTX 4060 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 5888 | 4352 |
ベースクロック | 1500 MHz | 2310 MHz |
ブーストクロック | 1725 MHz | 2535 MHz |
GPUメモリ | GDDR6 8GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14 Gbps | 18 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 256 bit | 128 bit |
メモリバス帯域幅 | 448 GB/s | 288 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 46 | 34 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 184 | 136 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 220 W | 160 W |
補助電源 | 1 x 12-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 22,456 | 22,405 |
希望小売価格 (2024年7月時点の販売価格) | $499 (59,800円~) | $399 (59,660円~) |
発売日 | 2020/10/29 | 2023/5/24 |
RTX 3070並の性能を持つと言われるRTX 4060 Tiは、ベースクロックは1.5倍速いものの、コア数は3/4程度に抑えられています。
さらに、メモリバスが128 bitしかない上に、RTX 4070と異なりGDDR6Xメモリが使われていないため、帯域幅もRTX 3070の2/3程度と狭いです。
RTX 4060 TiはRTX 3070と同等のPassMarkスコアを持ちますが、メモリバス帯域幅を削りすぎているので、実用上の性能に疑問が残ります。
2024年7月時点では、RTX 4060 Tiとの販売価格の差がほとんどないため、汎用性に優れたRTX 3070を選んだ方がいいです。
GeForce RTX 3070の特徴・用途
今回は、NvidiaのミドルレンジGPUである、GeForce RTX 3070の特徴や最適な用途を詳しく解説します。他のRTX30シリーズのGPUと迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- コスパがよくグラボ単体なら6万円程度で購入できる
- 4K解像度でも遊べるが安定性はRTX 2080 Tiより低い
- TDPが220Wと比較的小さく省電力性も高い
- デュアルファンモデルが存在するのでミニタワーPCにも搭載しやすい
コスパがよくグラボ単体なら6万円程度で購入できる
GPUごとの価格の違いを理解しやすくするために、RTX30・40シリーズの各モデルの値段を比較表にしてまとめてみました。
GPUモデル | 価格 |
---|---|
RTX 4090 | $1599 グラボの販売価格:299,800円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 4080 | $1199 グラボの販売価格:159,799円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 4070 Ti | $799 グラボの販売価格:109,800円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 4070 | $599 グラボの販売価格:86,900円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 4060 Ti | $399 グラボの販売価格:59,660円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 4060 | $299 グラボの販売価格:44,800円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 3080 | $699 グラボの販売価格:98,802円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 3070 Ti | $599 グラボの販売価格:65,480円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 3070 | $499 グラボの販売価格:59,800円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX 3060 Ti | $399 グラボの販売価格:51,770円~ (※2024年7月時点の価格) |
RTX4070(RTX3080)よりも高性能なGPUは軒並み8万円以上かかるのに対し、RTX3070は6万円程度で購入できるのが特徴です。
最近では、RTX 3060 Tiと同様にリーズナブルな値段で買えようになり、60fpsであれば4K解像度にも対応できるのでコスパが非常に優れています。
4K解像度でも遊べるが安定性はRTX 2080 Tiより低い
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 4070 | 26,395 |
RTX 4060 Ti | 22,405 |
RTX 4060 | 20,033 |
RTX 3090 | 26,873 |
RTX 3080 Ti | 27,406 |
RTX 3080 12GB | 26,789 |
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 3060 Ti | 20,520 |
RTX 3060 | 17,137 |
RTX 3050 | 12,698 |
RTX2080 Ti | 21,900 |
RTX2080 SUPER | 19,558 |
RTX2070 SUPER | 18,236 |
RTX 3070はRTX 2080 Tiと同等以上のPassMarkスコアを持ち、平均フレームレートもRTX20シリーズの製品を上回る場合が多いです。
しかし、コア数が少ないぶん動作の安定性には欠け、最低フレームレートはRTX 2080 Tiよりも低くなる傾向にあります。
DLSSと呼ばれる画像処理技術を活用すれば、4K解像度でも遊べますが、最高画質でプレイしたい方はコア数の多いRTX3080を選んだ方がいいです。
フルHD解像度であれば、フォートナイトやApex Legendsで144Hzを出せるため、FPSゲームを快適に遊びたい方に最適なGPUといえます。
TDPが220Wと比較的小さく省電力性も高い
RTX20・30シリーズの各GPUモデルにおける、PassMarkスコアとTDPを比較してみました。
GPUモデル | PassMarkスコア | TDP | スコア / TDP |
---|---|---|---|
RTX 4070 | 25,727 | 200W | 128.6 |
RTX 4060 Ti | 22,405 | 160W | 140.0 |
RTX 4060 | 20,033 | 115W | 174.2 |
RTX 3090 Ti | 29,821 | 450W | 66.3 |
RTX 3090 | 26,873 | 350W | 76.8 |
RTX 3080 Ti | 27,406 | 350W | 78.3 |
RTX 3080 | 25,392 | 320W | 79.4 |
RTX 3070 Ti | 23,757 | 290W | 81.9 |
RTX 3070 | 22,456 | 220W | 102.0 |
RTX 3060 Ti | 20,520 | 200W | 102.6 |
RTX 3060 | 17,137 | 170W | 100.8 |
RTX 2080 Ti | 21,895 | 250W | 87.6 |
RTX 2080 SUPER | 19,558 | 250W | 78.2 |
RTX 2070 SUPER | 18,236 | 215W | 84.7 |
高性能なGPUは消費電力が高くなる傾向にありますが、RTX3070は3080よりも100WもTDPが低く、220Wで動かせるのがメリットです。
RTX3080の方が15%ほど処理性能が高いですが、省電力性が高くRTX30シリーズの中ではトップクラスのワットパフォーマンスを持ちます。デュアルファンモデルが存在するのでミニタワーPCにも搭載しやすい
RTX3070は上位のGPUと比較して放熱量が小さく、ファンを3つ搭載しなくても動かせるため、デュアルファンモデルが存在します。
RTX3070Ti以上のGPUでは、グラボの幅が軒並み30cm以上あるのに対し、RTX3070なら27cm程度に収まるのでミニタワーPCにも搭載しやすいです。
デュアル・トリプルファンモデルのグラボの寸法の違いは?
デュアルファン・トリプルファンモデルの寸法の違いを、具体的にイメージできるように、ファンの個数によるグラボのサイズの違いを比較してみました。
モデル | 製品名 | 寸法 |
---|---|---|
デュアルファン | ASUS DUAL-RTX3070-O8G | 267 × 135 × 52 mm |
トリプルファン | ASUS TUF-RTX3070-O8G-V2-GAMING | 300 × 140 × 53 mm |
同じGPU・メーカーのグラフィックボードであっても、ファンの個数が1つ異なると、幅が30mm以上異なることが分かります。
グラボの幅が広いと中型以上のPCケースにしか装着できなくなるので、ミニ・スリムタワーのPCに取り付けたい場合は、デュアルファンモデルを選びましょう。
3DMarkのベンチマーク性能比較
3DMarkでは、グラフィック性能を計測するさまざまなベンチマークテストがあり、GPUの処理能力を把握するのに役立ちます。
特にTime SpyとFire Strikeは、DirectX関連の性能を計測できるので、ゲーマーの間で使われる場合が多いです。
今回は、RTX20・30シリーズの他のGPUと比較した、RTX 3070のベンチマーク性能(Time Spy・Fire Strike)を解説します。
Time Spy(DirectX12用ベンチマークソフト)
最新の動画処理アプリケーションである、DirectX12のグラフィック性能の計測を行えるTime Spyは、通常版とExtremeの2種類の測定モードがあります。
各GPUモデルのTime Spy関連のスコアをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
GPUモデル | スコア (Time Spy) | スコア (Time Spy Extreme) |
---|---|---|
RTX 4070 | 17,817 | 8,522 |
RTX 4060 Ti | 13,473 | 6,257 |
RTX 4060 | 11,385 | 5,435 |
RTX 3090 | 18,560 | 8,826 |
RTX 3080 Ti | 18,637 | 8,853 |
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
RTX 3050 | 6,140 | 2,798 |
RTX 2080 Ti | 13,872 | 6,574 |
RTX 2080 SUPER | 11,315 | 5,293 |
RTX 2070 SUPER | 9,583 | 4,741 |
Fire Strike(DirectX11用ベンチマークソフト)
DirectX11用のベンチマークソフトであるFire Strikeでは、フルHD解像度(通常版)・WQHD解像度(Extreme)・4K解像度(Ultra)の、3種類の測定モードが存在します。
通常版とUltraモードにおける、各GPUのグラフィック性能の比較表をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
GPUモデル | スコア (Fire Strike) | スコア (Fire Strike Ultra) |
---|---|---|
RTX 4070 | 43,443 | 10,025 |
RTX 4060 Ti | 33,788 | 7,295 |
RTX 4060 | 26,723 | 6,042 |
RTX 3090 | 47,773 | 12,617 |
RTX 3080 Ti | 46,771 | 12,479 |
RTX 3080 | 39,257 | 10,911 |
RTX 3070 Ti | 36,372 | 9,156 |
RTX 3070 | 31,020 | 8,573 |
RTX 3060 Ti | 29,121 | 7,309 |
RTX 3060 | 21,379 | 5,187 |
RTX 3050 | 15,824 | 3,592 |
RTX 2080 Ti | 34,316 | 7,718 |
RTX 2080 SUPER | 29.230 | 6,701 |
RTX 2070 SUPER | 25,684 | 5,963 |
各ゲームのベンチマーク性能比較
今回は、RTX3080や3060Ti等のGPUと比較した、RTX3070の各ゲームの解像度ごとのベンチマーク性能をまとめてみました。
RTX3070で快適に遊べるか不安に感じている方は、ぜひお気に入りのゲームのベンチマーク結果を参照してみてください。
- ApexLegends
- サイバーパンク2077
- モンスターハンターライズ
- Valorant
- フォートナイト(DirectX11)
- Escape from Tarkov
- ファイナルファンタジー14
- ファイナルファンタジー15
Apex Legends
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 262fps | 225fps | 144fps |
RTX 3080 | 200fps | 190fps | 113fps |
RTX 3070 Ti | 180fps | 142fps | 87fps |
RTX 3070 | 174fps | 130fps | 78fps |
RTX 3060 Ti | 157fps | 124fps | 74fps |
RTX 3060 | 122fps | 89fps | 50fps |
RTX 3050 | 89fps | 63fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 166fps | 132fps | 75fps |
RTX 2080 SUPER | 162fps | 121fps | 72fps |
RTX 2070 SUPER | 134fps | 100fps | 63fps |
人気FPSゲームであるApexLegendsは、RTX3060Ti以上のGPUであれば、フルHD解像度で144fpsを実現できます。
ただし、RTX3060だと120fps程度しか出ず戦績に影響が出る場合があるので、RTX3070かRTX3060 Tiがおすすめです。
RTX3090以上のGPUであれば、最高画質でも144Hzを叩き出せるため、4K解像度でも快適にプレイできます。
サイバーパンク2077
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 185fps | 167fps | 86fps |
RTX 4080 | 180fps | 147fps | 72fps |
RTX 4070 Ti | 175fps | 118fps | 56fps |
RTX 4070 | 143fps | 81fps | 36fps |
RTX 4060 Ti | 118fps | 73fps | 33fps |
RTX 4060 | 91fps | 53fps | 23fps |
RTX 3090 | 134fps | 90fps | 46fps |
RTX 3080 | 120fps | 80fps | 40fps |
RTX 3070 Ti | 103fps | 67fps | 32fps |
RTX 3070 | 96fps | 62fps | 30fps |
RTX 3060 Ti | 83fps | 53fps | 25fps |
RTX 3060 | 66fps | 41fps | 18fps |
RTX 3050 | 48fps | 29fps | 12fps |
RTX 2080 Ti | 94fps | 66fps | 35fps |
RTX 2080 SUPER | 79fps | 52fps | 25fps |
RTX 2070 SUPER | 70fps | 47fps | 23fps |
負荷の重いオープンワールドRPGゲームとして有名なサイバーパンク2077は、4K解像度だとRTX30シリーズでは60fpsすら出せません。
DLSS技術を活用して軽量化を行っても、RTX3080でないと最高画質で60fpsを実現できず、カクつきを感じやすいです。
サイバーパンクを遊ぶ機会がある方は、RTX3080以上のGPUを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
モンスターハンターライズ
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 220fps | 220fps | 173fps |
RTX 3080 | 214fps | 208fps | 156fps |
RTX 3070 Ti | 212fps | 206fps | 136fps |
RTX 3070 | 210fps | 200fps | 125fps |
RTX 3060 Ti | 209fps | 184fps | 107fps |
RTX 3060 | 200fps | 150fps | 80fps |
RTX 3050 | 146fps | 108fps | 61fps |
2022年に販売された、最新アクションRPGゲームであるモンスターハンターライズは、アイスボーンに比べて負荷が軽いのが特徴です。
RTX30シリーズの下位機種である3050でも、4K解像度で60fpsを達成できるので、ミドルレンジゲーミングPCであれば快適に遊べます。
ただし、負荷の重いアイスボーンでは、RTX3060以下だと最高画質で60fpsを実現できません。
モンスターハンターワールド:アイスボーンも遊ぶ方は、RTX3070以上のGPUを選んだ方がいいです。
VALORANT
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 3090 | 646fps | 369fps |
RTX 3080 | 638fps | 352fps |
RTX 3070 Ti | 623fps | 272fps |
RTX 3070 | 593fps | 243fps |
RTX 3060 Ti | 512fps | 184fps |
RTX 3060 | 414fps | 140fps |
RTX 3050 | 302fps | 98fps |
RTX 2080 Ti | 534fps | 233fps |
RTX 2080 SUPER | 486fps | 176fps |
RTX 2070 SUPER | 440fps | 155fps |
負荷の軽い射撃ゲームであるVALORANTでは、表に示されたGPUであればフルHD解像度で300fpsを達成可能です。
4K解像度になると少し負荷が重くなり、RTX3060だとぎりぎり144Hzを達成できないため、まれにラグが生じる場合があります。
最高画質でVALORANTを快適に遊びたい方は、RTX3060Ti以上のGPUを搭載した製品を選ぶのがおすすめです。
フォートナイト(DirectX11)
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 180fps | 114fps | 82fps |
RTX 3080 | 172fps | 110fps | 74fps |
RTX 3070 Ti | 152fps | 100fps | 62fps |
RTX 3070 | 145fps | 98fps | 58fps |
RTX 3060 Ti | 127fps | 87fps | 48fps |
RTX 3060 | 102fps | 83fps | 37fps |
RTX 3050 | 78fps | 56fps | 25fps |
RTX 2080 Ti | 136fps | 95fps | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 118fps | 89fps | 46fps |
RTX 2070 SUPER | 109fps | 85fps | 41fps |
バトルロワイヤルゲームとして有名なフォートナイトは、フルHD・最高設定・DirectX11モードだと、RTX3070で144fpsを達成します。
設定を落とせば軽くなりfpsを稼げるので、RTX3060未満でも問題ありませんが、画質を高めて快適に遊びたい方はRTX3070搭載のゲーミングPCがおすすめです。
DirectX12モードにすると非常に重くなり、RTX30シリーズだとフルHD・最高設定でも100fpsを下回るため、戦績に悪い影響を及ぼします。
Escape from Tarkov
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 135fps | 121fps | 66fps |
RTX 3070 Ti | 134fps | 105fps | 57fps |
RTX 3070 | 134fps | 94fps | 50fps |
RTX 3060 Ti | 128fps | 84fps | 39fps |
RTX 3060 | 94fps | 63fps | 32fps |
RTX 3050 | 64fps | 38fps | 19fps |
RTX 2080 Ti | 120fps | 104fps | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 116fps | 95fps | 49fps |
RTX 2070 SUPER | 110fps | 74fps | 38fps |
Battlestate Gamesが開発した、「Escape from Tarkov」は上限フレームレートが144fpsに設定されているのが特徴です。
RTX3070以上の性能を持つGPUであれば、フルHD・最高設定で上限(144fps)に張り付くため、RTX3070で十分です。
ただし、最高画質になると大きくフレームレートが落ち、RTX3070では60fpsを下回るので、4K解像度で遊びたい方はRTX3080を選ぶ必要があります。
ファイナルファンタジー14
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 206fps | 164fps | 110fps |
RTX 3080 | 192fps | 151fps | 97fps |
RTX 3070 Ti | 181fps | 144fps | 85fps |
RTX 3070 | 170fps | 143fps | 75fps |
RTX 3060 Ti | 165fps | 128fps | 67fps |
RTX 3060 | 148fps | 100fps | 48fps |
RTX 3050 | 114fps | 71fps | 34fps |
RTX 2080 Ti | 168fps | 134fps | 76fps |
RTX 2080 SUPER | 154fps | 121fps | 64fps |
RTX 2070 SUPER | 132fps | 104fps | 55fps |
人気MMORPGであるファイナルファンタジー14は、FF15に比べて負荷が軽く、4K解像度でもRTX 3060 Tiで60fpsを実現できます。
そのため、ファイナルファンタジー14だけをプレイする方は、RTX 3060 Tiを搭載したグラボ・ゲーミングPCで十分です。
ファイナルファンタジー15
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 158fps | 133fps | 85fps |
RTX 3080 | 135fps | 116fps | 75fps |
RTX 3070 Ti | 133fps | 104fps | 63fps |
RTX 3070 | 127fps | 98fps | 59fps |
RTX 3060 Ti | 114fps | 87fps | 51fps |
RTX 3060 | 89fps | 67fps | 38fps |
RTX 3050 | 66fps | 48fps | 33fps |
RTX 2080 Ti | 129fps | 95fps | 60fps |
RTX 2080 SUPER | 114fps | 86fps | 50fps |
RTX 2070 SUPER | 103fps | 74fps | 36fps |
FFシリーズの中で最も新しい、ファイナルファンタジー15は比較的負荷が重く、RTX3070でないと4K解像度で60fpsを大きく下回ります。
ファイナルファンタジー15も快適に遊びたい方は、RTX3070以上のGPUを搭載した製品を選びましょう。
RTX 3070搭載のおすすめゲーミングPC
RTX 3070とCore i5-13400Fを搭載した、PC-TECHのゲーミングPCであり、Amazon限定で販売されています。
光るゲーミングPCが20万円程度で購入できるため、かっこいいミドルレンジPCをお手頃な価格で手に入れたい方におすすめです。
既製品なのでカスタマイズは行えませんが、4万円追加すればCore i7-13700Fと32GBメモリを搭載したモデルを手に入れられます。
おすすめ度 | |
商品名 (メーカー名) | ゲーミングデスクトップパソコン (PC-TECH) |
価格 | 199,999円 |
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
RTX3070搭載のおすすめゲーミングノートPC2選
以下の2社のパソコンメーカーから、RTX3070を搭載した高性能ゲーミングノートPCが販売されています。
今回は、各メーカーのRTX3070搭載ゲーミングノートPCのスペック・特徴を解説するので、製品選びで後悔したくない方は参考にしてみてください。
TUF Dash F15 FX517ZR(ASUS)
ASUSの廉価ゲーミングノートPCであるTUF Dashシリーズの製品で、耐久性の高さと価格のお手頃さで定評があります。
CPUは第12世代のCore i5と少し弱いものの、他の構成や携帯性には問題が見られないので、コスパと汎用性に優れたゲーミングノートPCを求めている方におすすめです。
SSDの容量が500GBに抑えられているため、本格的にゲームを行う方は外付けのUSBメモリ・HDDを用意しておきましょう。
おすすめ度 | |
価格 | 190,000円 |
CPU | Intel Core i5-12450H |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:512GB NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 約7.5時間 |
画面サイズ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | フルHD(1920 × 1080) |
重量 | 2.00kg |
本体サイズ | 355 × 252 ×20.7 mm |
RZ09-0409BJA3-R3J1(Razer)
RazerのBlade 15シリーズのゲーミングノートPCであり、高性能なディスプレイが搭載されているのが特徴です。
360HzのフルHDモデルは品薄状態になりましたが、WQHD(165Hz)はまだ販売されているので、解像度を重視する方に向いています。
他のPCパーツの構成や携帯性に関しても大きな問題が存在しないので、場所を選ばずに快適にゲームをプレイできます。
おすすめ度 | |
価格 | 182,800円 |
CPU | Intel Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 約7時間 |
画面サイズ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 165Hz |
解像度 | WQHD(2560 × 1440) |
重量 | 2.01kg |
本体サイズ | 355 × 235 × 17.0 mm |
RTX3070搭載のゲーミングノートPC性能比較表一覧
商品名 | TUF Dash F15 FX517ZR (ASUS) | RZ09-0409BJA3-R3J1 (Razer) |
価格 | 190,000円 | 182,800円 |
CPU | Intel Core i5-12450H | Intel Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX 3070 | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:512GB NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 約7.5時間 | 約7時間 |
画面サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz | 165Hz |
解像度 | フルHD(1920 × 1080) | WQHD(2560 × 1440) |
重量 | 2.00kg | 2.01kg |
本体サイズ | 355 × 252 ×20.7 mm | 355 × 235 × 17.0 mm |
公式サイト | Amazon | Amazon |
RTX 3070搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルは?
次世代のGPUであるRTX 4070が販売されたため、廃番となりRTX 3070を搭載したゲーミングPCが新しく販売されなくなりました。
ここでは、RTX 3070搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルを紹介するので、高性能でリーズナブルなゲーミングPCを求めている方は確認してみてください。
20万円台前半で買えて4K解像度にも対応したRTX 4070
RTX 4070を使ったゲーミングPCは、在庫処理セール前のRTX 3070搭載モデルと同様に、20万円台前半とリーズナブルな価格に設定されています。
4K解像度が弱めなものの、RTX 3070よりも全体的にフレームレートが上がっているため、サイバーパンク等の重量級のゲームも楽しみたい方におすすめです。
DLSS3.0にも対応していて、設定を有効にするとフレームレートが大幅に上がり、WQHD・4K解像度でも快適に遊べるようになります。
以下の記事でRTX 4070搭載ゲーミングPCを紹介しているので、高解像度で遊べる製品を求めている方はぜひチェックしてみてください。
RTX 3070と同等のPassMarkスコアを持つRTX 4060 Ti
RTX 4060 Tiを搭載したゲーミングPCは、RTX 3070と同等のPassMarkスコアを持ち、フォートナイトやApex等のFPSゲームを快適に動かせます。
しかし、メモリバスが128bitしかなく、WQHD・4K解像度になると一気にフレームレートが下がるので、フルHD以外の解像度では快適に遊びづらいのが欠点です。
RTX 4070搭載モデルに比べて大幅に安く、10万円台後半でゲーミングPCが手に入りますが、2023年7月時点ではRTX 3070を選んだ方がいいです。
RTX 3070搭載グラボを販売しているおすすめメーカー
以下の3つの大手パソコン部品メーカーから、高品質なRTX 3070搭載グラボが販売されています。
ここでは、各メーカーのRTX 3070搭載グラボの特徴を解説するので、ゲーミングPCのGPUを換装する予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
OC対応デュアルファンモデルが販売されているASUS
ファンが2個しかないデュアルファンモデルは、コンパクトで装着しやすいものの、冷却性能が低いので発熱量の大きなOCモデルは少ないです。
TUF-RTX3070-O8G-GAMINGでは、トリプルファンモデルであるもののオーバークロックにも対応していて、OCモードにすると1845MHzまでクロック数を高められます。
LHR版であれば価格も8万円程度とリーズナブルなため、安くて高性能なグラボを求めている方におすすめです。
優れた安定性とコスパが魅力的なZOTAC
ZOTACのRTX3070搭載グラボであるVD7778は、コスパに優れているだけでなく、コンパクトでMini-ITXケースにも収まるのが特徴です。
補助電源を接続しづらいのがデメリットですが、動作の安定性自体には問題がなく、快適にゲームを行えます。
オーバークロックに対応したモデルなので、ソフトを活用すれば処理性能を高められるのも魅力です。
サイズが小さくミニタワーPCにも装着しやすいMSI
シンプルな外観を持つMSIのデュアルファンモデルの製品は、品質と汎用性の高さで定評があります。
他のRTX3070搭載グラボに比べてコンパクトで、幅が232mmしかないので、ミニタワーPCにも装着しやすいです。
高性能な「トルクスファン3.0」や大型のヒートシンクを搭載していて、冷却性能にも優れているため、熱暴走を起こしづらいのもメリットです。
最近は品薄状態になり価格が14万円台まで高騰しているので、コンパクトなグラボにこだわらない方は、デザイン性に優れたVD7857を選びましょう。
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