高性能なグラボを搭載したゲーミングPCを購入するなら、4K解像度でのゲームプレイや動画編集作業を行えるものが欲しいですよね。
そんな方におすすめなのが、動画編集で使えるNVEncエンコーダーを2基搭載していて、4Kレイトレでも快適にゲームを遊べるRTX 4070 Tiです。
なんでもできる汎用性の高さが魅力的ですが、価格が高くゲーミングPCのモデルによっては30万円を超えるため、慎重に選ばないと後悔する可能性があります。
そこで今回は、3080・4080等と性能・価格の比較を行った上で、RTX 4070 Tiを搭載したおすすめゲーミングPCを紹介します。
各ゲームの4K解像度における、RTX 4070 Tiのベンチマーク性能も解説していくので、高性能なハイエンドゲーミングPCに興味がある方は参考にしてみてください。
他のGPUと比較したRTX 4070 Tiの性能・価格は?
今回は、グラフィック性能の高さで定評がある、RTX 4070 Tiの性能・価格を3080・4080等の他のGPUと比較しながら詳しく解説します。
4K解像度に対応したハイエンドGPUに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 「RTX 4070 Ti」と「RTX 3080」の性能・価格比較
- 「RTX 4070 Ti」と「RTX 4080」の性能・価格比較
- 「RTX 4070 Ti」と「RTX 4070」の性能・価格比較
- 「RTX 4070 Ti」と「RTX 3070 Ti」の性能・価格比較
「RTX 4070 Ti」と「RTX 3080」の性能・価格比較
項目 | RTX 4070 Ti | RTX 3080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 7680 | 8704 |
ベースクロック | 2310 MHz | 1440 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 1710 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 10GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 19 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192 bit | 320 bit |
メモリバス帯域幅 | 504 GB/s | 760 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 60 | 68 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 240 | 272 |
TDP (※消費電力の最大値の目安) | 285 W | 320W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 31,770 | 25,392 |
希望小売価格 (2023年11月時点の販売価格) | $799 (113,780円~) | $699 (118,602円~) |
発売日 | 2023/1/5 | 2020/9/17 |
RTX 4070 TiはRTX 3080よりも15%程度コア数が少ないものの、1.5倍以上のGPUクロック数を持つのが特徴です。
メモリ容量はRTX 3080よりも2GB大きいものの、メモリバス帯域幅が504 GB/sと狭いので、4K解像度の性能に関しては懸念が残ります。
しかし、実際にベンチーマークテストを行ってみると、RTX 3080よりも23%高いPassMarkスコアを叩き出し、4K解像度の実用性能に関してもRTX 4070 Tiの方が優れています。
価格はRTX 3080の方が3万円程度安いものの、DLSS3.0には対応していないため、4K解像度で快適にゲームを遊びたい方はRTX 4070 Tiを選んだ方がいいです。
「RTX 4070 Ti」と「RTX 4080」の性能・価格比較
項目 | RTX 4070 Ti | RTX 4080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 7680 | 9728 |
ベースクロック | 2310 MHz | 2205 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 2505 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 16GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 22.4 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 504 GB/s | 716.8 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 60 | 76 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 240 | 304 |
TDP | 285 W | 320W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 31,770 | 34,639 |
希望小売価格 (2023年11月時点の販売価格) | $799 (113,780円~) | $1199 (172,500円~) |
発売日 | 2023/1/5 | 2022/11/16 |
NVIDIAのハイエンドGPUであるRTX 4080は、クロックを除くすべての項目において、RTX 4070 Tiの約1.3倍のスペックを持つのが特徴です。
PassMarkスコアにおける性能差は12%程度にとどまりましたが、重量級のゲームとして有名なサイバーパンク2077の4K解像度では、約3割のフレームレート差がしっかり出ます。
しかし、RTX 4080のグラボ本体の価格が16万円台と高価なため、快適性にこだわらない方はRTX 4070 Tiを選ぶのがおすすめです。
「RTX 4070 Ti」と「RTX 4070 Ti SUPER」の性能・価格比較
項目 | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti SUPER |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 7680 | 8448 |
ベースクロック | 2310 MHz | 2340 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 2610 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 16GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 21Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 504 GB/s | 672 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 60 | 66 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 240 | 264 |
TDP | 285 W | 285W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 31,770 | 32,736 |
希望小売価格 (2023年6月時点の販売価格) | $799 (113,780円~) | $799 (136,980円~) |
発売日 | 2023/1/5 | 2024/1/24 |
RTX 4070 Tiの後継モデルであるRTX 4070 Ti SUPERは、16GBのGPUメモリが搭載されているだけでなく、CUDAコア数も1割ほど増やされています。
PassMarkスコア・フレームレートの差はそこまで大きくなく、旧モデルであるRTX 4070 Tiと比べて5%ほどしか改善されていません。
価格はRTX 4070 Ti SUPERの方が2万円近く高価なので、グラボ単体で購入するならコスパに優れたRTX 4070 Tiを選んだ方がいいです。
「RTX 4070 Ti」と「RTX 4070 SUPER」の性能・価格比較
項目 | RTX 4070 Ti | RTX 4070 SUPER |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 7680 | 7168 |
ベースクロック | 2310 MHz | 1980 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 2475 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 12GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 22.4 Gbps |
メモリバス (※1回の転送で運べるデータ量) | 192 bit | 192 bit |
メモリバス帯域幅 | 504 GB/s | 504 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 60 | 56 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 240 | 224 |
TDP | 285 W | 220W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 31,770 | 30,646 |
希望小売価格 (2023年11月時点の販売価格) | $799 (113,780円~) | $599 (98,980円~) |
発売日 | 2023/1/5 | 2024/1/18 |
RTX 4070 Tiの下位GPUにあたるRTX 4070 SUPERは、CUDAコア数が5%・ベースクロックの値が15%ほど小さいです。
しかし、消費電力の目安となるTDPが220Wに抑えられていて、デュアルファンモデルも存在するので、ミニタワーゲーミングPCにも搭載できます。
各GPU間の性能差は5%程度と小さく、価格もRTX 4070 SUPERの方が1.5万円ほど安いので、コスパ最強のGPUを求めている方はRTX 4070 SUPERがおすすめです。
「RTX 4070 Ti」と「RTX 4070」の性能・価格比較
項目 | RTX 4070 Ti | RTX 4070 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 7680 | 5888 |
ベースクロック | 2310 MHz | 1920 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 2475 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 12GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 21Gbps |
メモリバス | 192 bit | 192 bit |
メモリバス帯域幅 (※1回の転送で運べるデータ量) | 504 GB/s | 504 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 60 | 46 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 240 | 184 |
TDP | 285 W | 200W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 1 x 8-pin |
PassMarkスコア | 31,770 | 25,727 |
希望小売価格 (2023年11月時点の販売価格) | $799 (113,780円~) | $599 (86,900円~) |
発売日 | 2023/1/5 | 2023/4/13 |
RTX 4070 Tiの下位モデルにあたるRTX 4070では、メモリの性能はほとんど変わらないものの、CUDAコア数が3/4程度に抑えられています。
また、GPUのクロック数も全体的に低く、ベースクロックに関してはRTX 4070 Tiよりも20%程度低いです。
PassMarkスコアもRTX 4070 Tiに比べて2割ほど低く、4K解像度の実用性能では30%程度まで差が広がります。
価格に関してはRTX 4070の方が3万円ほど安いので、予算的な問題でRTX 4070 Tiに手が届かない方におすすめです。
「RTX 4070 Ti」と「RTX 3070 Ti」の性能・価格比較
項目 | RTX 4070 Ti | RTX3070Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ampere |
CUDAコア数 (※CPUのコア数に相当) | 7680 | 6144 |
ベースクロック | 2310 MHz | 1580 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 1770 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 8GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 19 Gbps |
メモリバス | 192 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 (※1回の転送で運べるデータ量) | 504 GB/s | 608 GB/s |
RTコア数 (※レイトレ用のGPUコア数) | 60 | 48 |
Tensorコア数 (※行列演算用のGPUコア数) | 240 | 192 |
TDP | 285 W | 290W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 2 x 8-pin |
PassMarkスコア | 31,770 | 23,757 |
希望小売価格 (2023年11月時点の販売価格) | $799 (113,780円~) | $599 (65,480円~) |
発売日 | 2023/1/5 | 2023/4/13 |
RTX 4070 Tiの型落ちGPUであるRTX 3070 Tiは、2/3程度のクロック数とメモリ容量しかなく、コア数に関しても2割ほど少ないです。
しかし、256 bitのメモリバスが確保されていて、608 GB/sという広めのメモリバス帯域幅を持ちます。
RTX 4070 Tiと比べると、PassMarkスコアが3/4程度しかなく、4K解像度のフレームレートに至っては1.5倍近い差が付きます。
しかし、RTX 4070 Tiの6割程度の価格で購入できるため、安くて高性能なグラボを求めている方におすすめです。
GeForce RTX 4070 Tiの特徴・用途
最新のハイエンドGPUであるGeForce RTX 4070 Tiは、グラフィック性能が非常に高く4K解像度でのゲームプレイも余裕で行えるのが魅力です。
GeForce RTX 4070 Tiの特徴・最適な用途について詳しく解説していくので、購入を検討している方はチェックしてみましょう。
- RTX 3090 Tiよりもスコアが高く4K解像度も余裕で遊べる
- RTX 3070 Tiよりも実用上の消費電力が低く省電力性が高い
- RTX 4070に比べて大きくミニタワーPCケースに装着しづらい
- グラボの価格が12万円程度と高価だがコスパは悪くない
RTX 3090 Tiよりもスコアが高く4K解像度も余裕で遊べる
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 4090 | 39,455 |
RTX 4080 SUPER | 34,673 |
RTX 4080 | 34,639 |
RTX 4070 Ti SUPER | 32,736 |
RTX 4070 Ti | 31,770 |
RTX 4070 SUPER | 30,646 |
RTX 4070 | 26,395 |
RTX 4060 Ti | 22,405 |
RTX 4060 | 20,033 |
RTX 3090 Ti | 29,821 |
RTX 3080 Ti | 27,406 |
RTX 3090 | 26,873 |
RTX 3080 12GB | 26,789 |
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 2080 Ti | 21,895 |
RTX 4070 Tiは、RTX 3000シリーズのフラッグシップモデルである、RTX 3090 Tiよりも高いPassMarkスコアを持ちます。
素の実用性能に関してはRTX 3090 Tiの方が優れていますが、DLSS3.0に対応しているため、サイバーパンク2077の4Kレイトレも60fps以上で遊べるのが魅力です。
Apex等のFPSゲームを行うにはオーバースペック気味ですが、負荷が重いフォートナイトのDirectX 12モードも快適に遊べます。
RTX 3070 Tiよりも実用上の消費電力が低く省電力性が高い
GPUモデル | PassMarkスコア | TDP | スコア / TDP |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 39,455 | 450W | 87.7 |
RTX 4080 SUPER | 34,673 | 320W | 108.4 |
RTX 4080 | 34,639 | 320W | 108.2 |
RTX 4070 Ti SUPER | 32,736 | 285W | 114.9 |
RTX 4070 Ti | 31,770 | 285W | 111.5 |
RTX 4070 SUPER | 30,646 | 220W | 139.3 |
RTX 4070 | 26,395 | 200W | 132.0 |
RTX 4060 Ti | 22,405 | 160W | 140.0 |
RTX 4060 | 20,033 | 115W | 174.2 |
RTX 3090 Ti | 29,821 | 450W | 66.3 |
RTX 3090 | 26,873 | 350W | 76.8 |
RTX 3080 Ti | 27,406 | 350W | 78.3 |
RTX 3080 | 25,392 | 320W | 79.4 |
RTX 3070 Ti | 23,757 | 290W | 81.9 |
RTX 3070 | 22,456 | 220W | 102.0 |
RTX 3060 Ti | 20,520 | 200W | 102.6 |
RTX 4070 TiのTDPは285Wと比較的大きく、型落ちモデルであるRTX 3070 TiのTDPと5Wしか変わりません。
しかし、実用上の電力は270W程度に落ち着いていて、RTX 3070 Tiよりも20Wほど小さな数値を叩き出します。
PassMarkスコアに関してもRTX 4070 Tiの方が30%以上優れているので、RTX 3070 Tiの方が圧倒的に省電力性が高いです。
RTX 4070に比べて大きくミニタワーPCケースに装着しづらい
商品名 | 寸法 |
---|---|
GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OC (デュアルファンモデル) | 242 × 125 × 43 mm |
GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 3X 12G OC (トリプルファンモデル) | 308 × 123 × 52 mm |
消費電力が大きいRTX 4070 Tiは、RTX 4070と異なり2連ファンモデルの製品が存在せず、3連ファンのグラフィックボードしか販売されていません。
RTX 4070搭載モデルに比べて幅が60mm以上広くなり、30cm以上の長さを持つので、ミニタワーPCケースには装着しづらいです。
大きなグラボを搭載できるミドル・フルタワーPCケースを選ぶか、コンパクトなRTX 4070のデュアルファンモデルの製品を選びましょう。
グラボの価格が11万円台高価だがコスパは悪くない
GPUモデル | PassMarkスコア | グラボ価格(価格コム) ※2024年6月時点の価格 | PassMarkスコア/グラボ価格 |
---|---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 34,673 | 167,580円~ | 0.207 |
RTX 4080 | 34,639 | 172,500円~ | 0.201 |
RTX 4070 Ti SUPER | 32,736 | 136,980円~ | 0.239 |
RTX 4070 Ti | 31,770 | 113,780円~ | 0.279 |
RTX 4070 SUPER | 30,646 | 99,980円~ | 0.307 |
RTX 4070 | 26,395 | 87,980円~ | 0.300 |
RTX 3080 | 25,392 | 118,602円~ | 0.214 |
RTX 3070 Ti | 23,757 | 65,480円~ | 0.363 |
RTX 4070 Tiは最新の高性能GPUなだけあって、グラボ本体の価格が11万円台と高価であり、予算に余裕がある方でないと手を出しづらいです。
しかし、RTX 4080とRTX 4070の中間のコストパフォーマンスを持ち、RTX 4080に比べると費用対効果は高いです。
RTX 4070と異なり高解像度でもカクつきづらいので、4K解像度で遊びたい方は奮発してRTX 4070 Tiを選びましょう。
RTX 4080 12GBがRTX 4070 Tiにリネームされた理由は?
項目 | GeForce RTX 4080 12GB (RTX 4070 Tiとして正式販売) | GeForce RTX 4080 16GB |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
CUDAコア数 | 7680 | 9728 |
ベースクロック | 2310 MHz | 2205 MHz |
ブーストクロック | 2610 MHz | 2505 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 12GB | GDDR6X 16GB |
メモリクロック | 21.2 Gbps | 22.4 Gbps |
メモリバス | 192 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 504 GB/s | 716.8 GB/s |
RTコア数 | 60 | 76 |
Tensorコア数 | 240 | 304 |
TDP | 285 W | 320W |
補助電源 | 2 x 8-pin | 2 x 8-pin |
希望小売価格 | $899 (RTX 4080 12GB発表時) | $1199 |
発売日 | 2023/1/5 | 2022/11/16 |
RTX 4070 Tiとして正式発売される前は、RTX 4080 16GBの下位モデルとして、RTX 4080 12GBが発表されました。
GPUの名称からメモリ容量だけ異なるイメージがありますが、CUDAコア数まで異なるため、物議をかもして発売中止になりました。
RTX 4080 12GBのリネーム版としてRTX 4070 Tiが正式発売され、今では4K解像度でもゲームを快適に遊べるグラフィック性能の高さで定評があります。
3DMarkのベンチマーク性能比較
3DMarkのDirectX12用のベンチマークソフトであるTime Spyや、DirectX11の描写機能を利用したFire Strikeを活用すると、グラボのグラフィック性能の測定を行えます。
今回は、RTX 4070 Tiを含めた、各グラボのベンチマーク結果を比較していくので、ぜひ参考にしてみてください。
Time Spy(DirectX12用ベンチマークソフト)
GPUモデル | スコア (Time Spy) | スコア (Time Spy Extreme) |
---|---|---|
RTX 4090 | 29,405 | 15,893 |
RTX 4080 SUPER | 25,492 | 12,794 |
RTX 4080 | 25,320 | 12,679 |
RTX 4070 Ti SUPER | 22,165 | 10,818 |
RTX 4070 Ti | 21,075 | 10,177 |
RTX 4070 SUPER | 19,942 | 9,435 |
RTX 4070 | 17,817 | 8,522 |
RTX 4060 Ti | 13,473 | 6,257 |
RTX 4060 | 11,385 | 5,435 |
RTX 3090 | 18,560 | 8,826 |
RTX 3080 Ti | 18,637 | 8,853 |
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
DirectX12の描写機能を利用したTime Spyには、WQHD解像度で測定する通常版に加えて、4K解像度で計測するExtremeモードの2種類が存在します。
通常版・Extremeモードのどちらにおいても、RTX 4070 TiはRTX 3080に比べて2割程度高いスコアになりました。
Fire Strike(DirectX11用ベンチマークソフト)
GPUモデル | スコア (Fire Strike) | スコア (Fire Strike Ultra) |
---|---|---|
RTX 4090 | 74,307 | 24,525 |
RTX 4080 SUPER | 67,579 | 16,733 |
RTX 4080 | 66,311 | 16,521 |
RTX 4070 Ti SUPER | 55,487 | 14,022 |
RTX 4070 Ti | 54,305 | 13,310 |
RTX 4070 SUPER | 50,293 | 12,293 |
RTX 4070 | 43,443 | 10,025 |
RTX 4060 Ti | 33,788 | 7,295 |
RTX 3060 Ti | 26,723 | 6,042 |
RTX 3090 | 47,773 | 12,617 |
RTX 3080 Ti | 46,771 | 12,479 |
RTX 3080 | 39,257 | 10,911 |
RTX 3070 Ti | 36,372 | 9,156 |
RTX 3070 | 31,020 | 8,573 |
RTX 3060 Ti | 29,121 | 7,309 |
RTX 3060 | 21,379 | 5,187 |
DirectX11用のベンチマークソフトであるFire Strikeには、通常版(フルHD解像度)・Extreme(WQHD解像度)・Ultra(4K解像度)の、3種類の計測方法が存在します。
Time Spyの場合と同様に、RTX 4070 Tiの方がRTX 3080よりも20~25%程度高いスコアが出ることが分かります。
各ゲームのベンチマーク性能比較
今回は、他のGPUモデルと比較しながら、RTX 4070 Tiの各ゲームのグラフィック性能を詳しく解説していきます。
RTX 4070 Tiの4K解像度におけるゲーミング性能が気になる方は、ぜひチェックしてみましょう。
- Apex Legends
- サイバーパンク2077
- エルデンリング
- フォートナイト(DirectX12)
- Forza Horizon5
- ファイナルファンタジー14
- ファイナルファンタジー15
- Overwatch2
Apex Legends
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 287 fps | 279 fps | 213 fps |
RTX 4080 SUPER | 284 fps | 278 fps | 177 fps |
RTX 4080 | 283 fps | 278 fps | 171 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 280 fps | 269 fps | 163 fps |
RTX 4070 Ti | 275 fps | 263 fps | 159 fps |
RTX 4070 SUPER | 256 fps | 247 fps | 148 fps |
RTX 4070 | 205 fps | 159 fps | 96 fps |
RTX 4060 Ti | 162 fps | 123 fps | 71 fps |
RTX 4060 | 155 fps | 116 fps | 68 fps |
RTX 3090 | 270 fps | 207 fps | 128 fps |
RTX 3080 Ti | 265 fps | 201fps | 122 fps |
RTX 3080 | 211 fps | 190 fps | 113 fps |
RTX 3070 Ti | 180 fps | 142 fps | 87 fps |
FPSゲームとして人気のあるApex Legendsは負荷が比較的軽く、RTX 4070 Tiなら4K解像度の最高画質でも144fpsを実現できます。
フルHD解像度の最高画質であれば240fpsを確保でき、低設定まで落とすと上限フレームレート(300fps)に張り付きます。
競技用途でない限りオーバースペック気味になるので、Apexを快適に行うだけならRTX 4060・RTX 3060 Tiあれば十分です。
サイバーパンク2077
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 185fps | 167fps | 86fps |
RTX 4080 SUPER | 181fps | 149fps | 74fps |
RTX 4080 | 180fps | 147fps | 72fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 175fps | 129fps | 61fps |
RTX 4070 Ti | 175fps | 118fps | 56fps |
RTX 4070 SUPER | 158fps | 104fps | 48fps |
RTX 4070 | 143fps | 81fps | 36fps |
RTX 3090 | 163fps | 109fps | 55fps |
RTX 3080 Ti | 160fps | 107fps | 54fps |
RTX 3080 | 146fps | 96fps | 47fps |
RTX 3070 Ti | 127fps | 83fps | 40fps |
ナイトシティと呼ばれる未来的な都市を舞台としたサイバーパンク2077は、負荷の重い重量級のRPGゲームとして広く知られています。
DLSSオフの状態でゲームをプレイすると、RTX 4080かRTX 4090でない限り4K解像度で60fpsを実現できません。
しかし、負荷を軽減するDLSS3.0に対応しているため、DLSS機能をオンにすれば、RTX 4070 Tiでも4Kレイトレ設定で60fps以上のフレームレートを出せます。
エルデンリング
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 209 fps | 165 fps | 94 fps |
RTX 4080 SUPER | 182 fps | 143 fps | 81 fps |
RTX 4080 | 181 fps | 143 fps | 81 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 178 fps | 140 fps | 79 fps |
RTX 4070 Ti | 174 fps | 137 fps | 78 fps |
RTX 4070 SUPER | 165 fps | 128 fps | 74 fps |
RTX 4070 | 145 fps | 114 fps | 65 fps |
RTX 4060 Ti | 99 fps | 79 fps | 45 fps |
RTX 4060 | 90 fps | 71 fps | 41 fps |
RTX 3090 | 139 fps | 92 fps | 63 fps |
RTX 3080 Ti | 137 fps | 91 fps | 62 fps |
RTX 3080 | 133 fps | 105 fps | 60 fps |
RTX 3070 Ti | 109 fps | 86 fps | 49 fps |
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムのような世界観を持つ、オープンワールド系RPGであるエルデンリングは、初期の上限フレームレートが60fpsに設定されているのが特徴です。
「Unlock the framerate」と呼ばれるMODをインストールすると、フレームレート上限が解放されて快適に遊べるようになります。
ゲームの負荷は比較的重いものの、RTX 3080以上あれば4K解像度で60fpsを実現できるので、RTX 4070 Tiであれば快適に遊べます。
フォートナイト(DirectX12)
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 148 fps | 112 fps | 67 fps |
RTX 4080 SUPER | 126 fps | 90 fps | 50 fps |
RTX 4080 | 126 fps | 90 fps | 50 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 110 fps | 80 fps | 45 fps |
RTX 4070 Ti | 105 fps | 73 fps | 40 fps |
RTX 4070 SUPER | 93 fps | 64 fps | 34 fps |
RTX 4070 | 80 fps | 56 fps | 30 fps |
RTX 3090 | 93 fps | 67 fps | 39 fps |
RTX 3080 Ti | 92 fps | 66 fps | 39 fps |
RTX 3080 | 86 fps | 60 fps | 34 fps |
RTX 3070 Ti | 71 fps | 50 fps | 28 fps |
バトルロワイヤル系FPSゲームであるフォートナイトは、設定次第で大きくフレームレートが変わるのが特徴です。
RTX 4070 Tiであれば、激重なDirectX12モードでもフルHD解像度で100fpsを実現できるため、戦績を気にしないカジュアルプレイであれば快適に遊べます。
最高設定で安定して144fpsを実現しようとすると、RTX 4090が必要になるので、ビクロイを目指す方はDirectX11モードに設定しましょう。
Forza Horizon5
GPUモデル | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 4090 | 232 fps | 184 fps |
RTX 4080 SUPER | 196 fps | 151 fps |
RTX 4080 | 196 fps | 150 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 172 fps | 134 fps |
RTX 4070 Ti | 166 fps | 124 fps |
RTX 4070 SUPER | 143 fps | 111 fps |
RTX 4070 | 141 fps | 105 fps |
RTX 3090 | 137 fps | 104 fps |
RTX 3080 Ti | 127 fps | 99 fps |
RTX 3080 | 117 fps | 91 fps |
RTX 3070 Ti | 101 fps | 73 fps |
オープンワールドレースゲームとして有名なForza Horizon5は、RTX 4070 Tiだと4Kモニターでも120fpsを実現できます。
ウルトラワイドモニターで使われる、WQHD+(3840 x 1600)解像度だともっとフレームレートが高くなり、オーバースペック気味になります。
競技性はあるものの100fps以上あれば快適に遊べるので、Forza Horizon5をプレイするだけならRTX 4070がおすすめです。
ファイナルファンタジー14
GPUモデル | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 4090 | 262 fps | 188 fps |
RTX 4080 SUPER | 237 fps | 145 fps |
RTX 4080 | 235 fps | 144 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 218 fps | 124 fps |
RTX 4070 Ti | 202 fps | 111 fps |
RTX 4070 SUPER | 198 fps | 102 fps |
RTX 4070 | 168 fps | 98 fps |
RTX 3090 | 168 fps | 110 fps |
RTX 3080 Ti | 167 fps | 108 fps |
RTX 3080 | 157 fps | 97 fps |
RTX 3070 Ti | 141 fps | 82 fps |
日本製のMMORPGゲームであるファイナルファンタジー14は、RTX 4070 Tiだと4K解像度でも100fpsを上回り非常に快適に遊べます。
WQHD解像度だと200fpsを超えて完全にオーバースペックになるので、4K解像度にこだわらない方はRTX 3060 Tiでも十分です。
ファイナルファンタジー15
GPUモデル | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|
RTX 4090 | 214 fps | 154 fps |
RTX 4080 SUPER | 194 fps | 120 fps |
RTX 4080 | 189 fps | 115 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 169 fps | 101 fps |
RTX 4070 Ti | 157 fps | 89 fps |
RTX 4070 SUPER | 149 fps | 84 fps |
RTX 4070 | 131 fps | 73 fps |
RTX 3090 | 133 fps | 85 fps |
RTX 3080 Ti | 131 fps | 82 fps |
RTX 3080 | 116 fps | 75 fps |
RTX 3070 Ti | 104 fps | 63 fps |
FF14の続編であるファイナルファンタジー15は、比較的負荷が重いものの、RTX 4070 Tiなら4K解像度でも90fps程度で動かせるのでとても快適に遊べます。
競技性自体は高くなく60fps以上あれば問題なくプレイできるので、ファイナルファンタジー用のゲーミングPCを求めている方はRTX 4070がおすすめです。
Overwatch2
GPUモデル | フレームレート (フルHD解像度) | フレームレート (WQHD解像度) | フレームレート (4K解像度) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 460 fps | 361 fps | 239 fps |
RTX 4080 SUPER | 412 fps | 320 fps | 208 fps |
RTX 4080 | 410 fps | 318 fps | 207 fps |
RTX 4070 Ti SUPER | 397 fps | 307 fps | 199 fps |
RTX 4070 Ti | 384 fps | 296 fps | 191 fps |
RTX 4070 SUPER | 342 fps | 261 fps | 166 fps |
RTX 4070 | 311 fps | 235 fps | 147 fps |
RTX 4060 Ti | 271 fps | 202 fps | 125 fps |
RTX 4060 | 232 fps | 171 fps | 103 fps |
RTX 3090 | 332 fps | 252 fps | 159 fps |
RTX 3080 Ti | 328 fps | 249 fps | 157 fps |
RTX 3080 | 320 fps | 243 fps | 153 fps |
RTX 3070 Ti | 271 fps | 203 fps | 125 fps |
チーム制アクションFPSゲームであるOverwatch2は、RTX 4070 Tiであれば4K解像度でも200fps近いフレームレートを出せます。
Overwatch2を行うだけなら、4K解像度でもGPUの性能を持て余してしまうので、一段階下のRTX 4070を選んだ方がいいです。
レイトレーシング・DLSSを有効化した時のフレームレートの変化
NVIDIAのAI画像処理技術であるDLSSを活用すると、アップスケーリングして解像度を高めても、高いフレームレートを維持できます。
一方で、レイトレーシングは光の描写に関する演算処理が追加されるため、有効化すると負荷が重くなりフレームレートが大幅に落ちます。
超重量級のゲームであるサイバーパンク2077では、RTX 4070 Tiでもレイトレーシングをかけると23fpsまで落ちますが、DLSS3.0を有効化すると4Kレイトレでも60fpsを実現可能です。
GPUモデル | 4K解像度 | 4K解像度+レイトレ (DLSSオフ) | 4K解像度+レイトレ (DLSS2.0有効化) | 4K解像度+レイトレ (DLSS3.0有効化) |
---|---|---|---|---|
RTX 4090 | 86fps | 42fps | 93fps | 138fps |
RTX 4080 | 72fps | 30fps | 69fps | 98fps |
RTX 4070 Ti | 56fps | 23fps | 54fps | 75fps |
RTX 4070 | 36fps | 16fps | 40fps | 58fps |
RTX 3090 | 55fps | 21fps | 48fps | 非対応 |
RTX 3080 Ti | 54fps | 20fps | 48fps | 非対応 |
RTX 3080 | 47fps | 20fps | 43fps | 非対応 |
RTX 3070 Ti | 40fps | 20fps | 34fps | 非対応 |
RTX 4070 Ti搭載のおすすめゲーミングPC2選
ここでは、RTX 4070 Tiを搭載したゲーミングPCの中で、特にコスパとグラフィック性能に優れたおすすめ商品を2つ紹介します。
各メーカーのおすすめゲーミングPCの特徴を詳しく解説するので、商品選びで迷った方はぜひ参考にしてみてください。
LEVEL-R779-147F-UL1X(パソコン工房)
パソコン工房のミニタワーゲーミングPCであり、ハイエンドなRTX 4070 TiとCore i7-14700Fが搭載されています。
大容量な2TB SSDと32GBメモリが搭載されているのにも関わらず、30万円未満で購入できるため、なんでもできるゲーミングPCを安く購入したい方におすすめです。
7月2日までの期間限定セール(先取りボーナスセール)の対象商品なので、気になる方は忘れないうちに注文しておきましょう。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 299,800円 |
CPU | Intel Core i7-14700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE |
\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/
コスパが最大の強み
GALLERIA XA7C-R47T(ドスパラ)
ドスパラのRTX 4070 Ti搭載モデルのゲーミングPCで、最新世代のCore i7-14700Fが使われているので、構成のバランスがよく重いゲームも快適にプレイできます。
1TBの大容量ストレージが搭載されているため、さまざまなゲームタイトルを遊びたいヘビーゲーマーの方におすすめです。
前面上側にUSBポートが搭載されたコンソールパネルが付いているので、ゲーミング周辺機器を接続しやすいのもメリットです。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 299,979円 |
CPU | Intel Core i7-14700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
RTX 4070 Ti搭載のゲーミングPC性能比較表一覧
商品名 | LEVEL-R779-147F-UL1X (パソコン工房) | GALLERIA XA7C-R47T (ドスパラ) |
価格(税込) | 299,800円 | 299,979円 |
CPU | Intel Core i7-14700F | Intel Core i7-14700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:2TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE | 750W 80PLUS GOLD |
公式サイト | パソコン工房公式サイト | ドスパラ公式サイト |
RTX 4070 Ti搭載ゲーミングPCの代わりとなるおすすめモデルは?
2023年1月に発売されたRTX 4070 Tiは、RTX 4070 Ti SUPERが売り出されてから廃番となり、RTX 4070 Tiを搭載したゲーミングPCをほとんど見かけなくなりました。
ここでは、RTX 4070 Ti搭載ゲーミングPCを探している方に向けて、おすすめの代替モデルを2つ紹介します。
RTX 4070 Tiよりもグラフィック性能に優れたRTX 4070 Ti SUPER
RTX 4070 Tiのマイナーチェンジモデルである、RTX 4070 Ti SUPERはグラフィック性能に優れていて、重量級の最新ゲームも最高画質でサクサク動かせます。
GPU単体の価格は14万円前後・ゲーミングPC本体では30万円台前半~と高価ですが、4K解像度でゲームをガッツリ行いたい方におすすめです。
RTX 4070 Tiに近い性能を持ち10万円程度で買えるRTX 4070 SUPER
RTX 4070 SUPERは、上位モデルであるRTX 4070 Tiに比べると見劣りするものの、5%ほどしかゲーミング性能が変わりません。
RTX 4070 Tiに比べて価格がリーズナブルで、グラボ単品で10万円前後・ゲーミングPC本体で20万円台後半で入手可能なため、コスパ最強のハイスペックPCを求めている方におすすめです。
RTX 4070 Ti搭載グラボを販売しているおすすめメーカー
以下の3社のパソコン部品メーカーから、高性能で安価なRTX 4070 Ti搭載グラボが販売されています。
各メーカーのRTX 4070 Ti搭載グラボの特徴を詳しく解説するので、ハイエンド自作パソコンの組み立てに興味のある方は確認してみましょう。
優れた静音性と動作安定性で定評のあるASUS
ASUSのTUF-RTX4070TI-12G-GAMINGは、MSIのRTX 4070 Ti搭載モデルに比べて価格コムの評判がよく、静穏性と動作安定性の項目において満点に近い評価を得ています。
販売価格も13万円程度と比較的リーズナブルなため、安くて高品質なグラフィックボードを求めている方におすすめです。
ただし、グラボの厚みが3.25スロット(6.5mm)もあるので、小型のPCケースには取り付けづらいのがデメリットです。
オーバークロックに対応していて処理性能に優れたZOTAC
ZOTACのTrinity OC ZT-D40710J-10Pは、空気力学に基づいた流線型のデザインに設計されていて、優れた冷却性能を持ちます。
ASUSと同程度の価格で買えるのにも関わらず、オーバークロックに対応しているため、グラフィック性能を重視する方におすすめです。
「IceStorm 2.0」と呼ばれる静穏性に優れたファンが付いているので、騒音が発生しづらいのも魅力です。
11万円台で購入できる価格の安さが魅力的なPalit
PalitのNED407T019K9シリーズの製品は、ドスパラの公式サイトでしか販売されていませんが、価格が安く11万円台で購入できるのが特徴です。
特に、2023年6月にリニューアルされた、NED407T019K9-1043Jは11万円前半で買えるため、コスパに優れたRTX 4070 Ti搭載グラボを求めている方におすすめです。
他のメーカーのグラフィックボードに比べて、本体サイズが一回り大きいため、PCケースの内部寸法を確認してから購入しましょう。
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