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STORM(ストーム)のゲーミングPC「PG-DQ12T」のレビュー

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この記事では「STORMのゲーミングPC PG-DQ12T」をレビューします!

ゲーミングPC欲しいな・・・と思って調べるときって、

  • ドスパラ
  • FRONTIER
  • マウスコンピューター

といった大手BTOメーカーに目が行きがちですよね。

しかし、今はそこまで有名ではないいわゆるマイナーなBTOメーカーでも、しっかりと良い感じのゲーミングPCを発売しています!

そこでこの記事ではSTORMのゲーミングPC PG-DQ12Tを実機レビューします。

ただゲームをして「うーん、良い感じw」っていうレビューではなく、

  • ベンチマーク
  • 3DMark
  • 実際にゲームをプレイしたときの平均フレームレート

を検証ツールで測定し、PC PG-DQ12Tを買ったらどのくらい快適にゲームが遊べるのかがしっかりと把握できるようにまとめました。

ゲーミングPCが欲しい
コスパの良いゲーミングPCを探してる

という方は、ぜひとも参考にしてみてください!

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メーカー様より実機をお借りしてレビューしております!

目次

PG-DQ12Tの仕様とスペック

まずはPG-DQ12Tの仕様とスペックを紹介します!

PG-DQ12Tの仕様とスペック

ケース左側面強化ガラスウィンドウ,120mmFANx4(Optical内蔵ドライブは搭載出来ません)
ケースカラーブラック/ホワイト
ケースサイズ高さ450mm 奥行430mm 幅215mm
OSWindows 11 Home 64bit DSP プリインストール ※OSメディア(DVD)付属
CPUIntel Core i5-12400(6コア/12スレッド 2.5GHz 18MB PBP65W UHD Graphics 730)
CPUクーラー120mmFAN搭載サイドフロー型空冷式クーラー 
CPUサーマルグリスArctic Silver 5
マザーボードB660 Micro-ATX DDR4 (有線LAN、メモリ4枚まで) 
メモリcrucial 16GB(8GBx2) DDR4-3200(※カスタマイズで最大64GBまで増設可)
グラフィックボードGeForce RTX 3060Ti 8GB 
SSDNVMeSSD 500GB(※カスタマイズで2TBまで増設可)
HDDなし(※カスタマイズで4TBまで増設可)
ドライブなし(※カスタマイズで設置可)
電源850W 80PLUS GOLD電源 
LAN有線
価格176,800円(税込)

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PG-DQ12Tのレビュー

次に外観をチェックしていきます!

通気性重視のミドルタワー型PCケース

PG-DQ12Tで使用しているケースは、MSIのGUNGNIR 110R。

ミドルタワー型のPCケースです。

ケースサイズは、高さ450mm 奥行430mm 幅215mmです。

強化ガラスで中が透けて見える、オシャレなケースです。

トップはこんな感じ。

天井部には、ホコリが入るのを防止する「マグネット式大型ダストフィルター」がついていますよ。

ケースには、アドレサブルRGBファンが4機標準で付属してます。

しっかりと前面に3機・背面に1機取り付けられていました。

ドスパラのガレリアやマウスコンピューターのG-Tuneといった大手BTOメーカーの場合、コスパを意識した大量生産の専用ケースが一般的です。

それに比べ、STORMはデバイスメーカーのケースを採用しているので、見た目が良いですね。

インターフェイスについて

前面のインターフェイスを見ていきます。

前面のインターフェース(フロントパネル)
①電源ボタン
②リセットスイッチ
③アクセスLED
④USB3.2Gen2TypeC
⑤USB3.2Gen1TypeA
⑥USB3.2Gen1TypeA
⑦Mic IN
⑧Audio OUT
⑨LED Control

背面のインターフェイスを見ていきます。

背面のインターフェース(リアパネル)
①VGA端子
②PS/2端子(キーボード)
③PS/2端子(マウス)
④USB 2.0 Type A(4個)
⑤USB 3.2 Gen 2 Type-C
⑥USB 3.2 Gen 1 Type A
⑦LANポート(1G LAN)
⑧オーディオ端子(マイク入力)
⑨オーディオ端子(ライン出力)
⑩オーディオ端子(ライン入力)
⑪HDMI 2.1
⑫Display Port 1.4
⑬Display Port 1.4
⑭Display Port 1.4

PG-DQ12Tの特徴

外観チェックが終わったところで、PG-PDR412の特徴を解説していきます。

同一スペック帯のゲーミングPCの中では異常にコスパが高い

まずお伝えしたいことは、PG-DQ12Tは異常にコスパが高いゲーミングPCであるということ!

税込み価格176,800円と20万円以下の価格設定なのに・・・

グラフィックボードはGeforce RTX3060Tiを搭載しています。

CPUは第12世代のCore i5-12400を搭載。

この組み合わせで20万円以下って、実はかなり安いです!

私は毎月約1700台のゲーミングPCデータを記録しているんですが、この記事を書いている時点の価格調査だと

  • マウスコンピューターのG-Tune
  • パソコン工房のLevel ∞

でも同様の組み合わせを見つけました。

しかし、いずれも20万円オーバー

コスパだけで考えると、STORMのゲーミングPCはかなりお得です!

パーツの拡張性が無い

コスパ抜群のPG-DQ12Tなのですが、弱点もあります。

それはマザーボードのサイズ。

PG-DG12Tはコスパは良いんですが、マザーボードのサイズがmicro-ATXなんです。

補足説明

マザーボードは基板サイズが規格で

  • 305×244mmのATX
  • 244×244mmのmicroATX
  • 170×170mmのMini-ITX

と決まっています。

このゲーミングPCにはmicroATXのマザーボードが採用されています。

この時点で、ゲーミングPCに詳しい方ならピンときたかもしれません。

そうです、拡張性がないんです。

マザーボードの仕様としては、

  • PCIe 4.0×16 スロットが1つ
  • PCIe 3.0×1 スロットが2つ

搭載されています。

しかし見て分かる通り、PCIe 4.0×16 スロットにグラフィックボードが接続されており、PCIe 3.0×1 スロットの1つは完全にふさがってしまっています

もうひとつもギリギリ見えていますが、使用するデバイスによっては物理的に接続が難しい状態。

だから「PCに内蔵させるタイプのキャプチャーボードを使いたい!」って思っても、ほぼ不可能なんです。

どうしても使用したい場合は、マザーボードを買い替えるしかありません。

って感じで拡張性に関しては完全に捨て、その分コスパに振り切ったゲーミングPCが「PG-DG12T」なのです。

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PG-DQ12Tのゲーム性能をチェック

次にベンチマークを測定していきます!

まずは自作PC界隈で定番となっているベンチマークソフト「3D Mark」を使って、グラフィックスの処理能力の高さを測定します。

ネットで調べると、グラボごとに3D Markのベンチマーク結果が見つかります。

しかしCPUとGPUの組み合わせによってベンチマークの値は変動しますので、実際に実機で測定することが重要だと思ってます。

測定するモードは次の3つ。

  • DirectX11環境のベンチマークテストであるFIRE STRIKE
  • DirectX12環境のベンチマークテストであるTIME SPY
  • レイトレーシングの性能を測るベンチマークテストであるPort Royal
レイトレーシングとは

影や反射、環境光などをリアルに描写することができる機能です。

めちゃくちゃリアルで美しいグラフィックスでゲームが遊べますが、非常に計算量が多くGPUにとってはめちゃくちゃ負荷の高い処理です。

前置きが長くなりましたが、それぞれ測定したベンチマークを見ていきましょう!

3DMark(FIRE STRIKE)のスコア

フルHD向けのFIRE STRIKEスコアは20961でした。

フルHD画質のゲームであれば、平均144FPS以上でプレイ可能です。

3DMark(TIMESPY)のスコア

DirectX 12レベルのグラフィックス機能を用いたTIMESPYのスコアは11021でした。

ゲームによっても変わりますが、WQHDの画質だと平均144FPS以上でのプレイは難しいです。

3DMark(PORTROYAL)のスコア

レイトレーシングの性能を測るPORTROYALのスコアは6804でした。

NVIDIA DLSS機能を併用すればプレイ出来ないことはありませんが、快適なプレイ環境を目指すのであればスペック不足感はありますね。

実際にゲームで遊んでみた結果

PG-DQ12Tの使い心地を知るため、実際にゲームをプレイしてみました!

以下はその際の平均フレームレートを測定した結果です。

CyberPunk2077」と「APEX」の平均フレームレートを測定

それでは実機での平均フレームレートを測定していきます。

検証するゲームは「CyberPunk2077」と「APEX」です。

CyberPunk2077は、最近のRPGでは最強レベルで重いといわれているゲームです。

APEXに関しては直近の代表的なFPSですので、APEXが快適に遊べればほぼほぼどのFPSでも快適に遊べます。

ってことで、サクッと結果を発表します!

PG-DQ12TでCyberPunk2077のベンチマークを回してみた結果

CyberPunk2077
(ベンチマークモードで実測した値)
フルHD平均 51.30 fps
WQHD平均 39.44 fps
4K平均 27.42 fps

4K画質設定でCyberPunk2077のベンチマークを回した結果、平均フレームレートは27でした。

かなりきついです。

WQHD設定だと、平均フレームレートは39でした。

そこそこ遊べそうな感じはします。

フルHD設定だと、平均フレームレートは51でした。

激重RPGでもプレイはできるけど、快適にプレイするためにはフルHD設定は必須ですね!

APEXの平均フレームレートを測定してみた結果

APEX Legends
(カジュアルモードでの実測値)
フルHD(低設定)平均 216 fps
フルHD(最高設定)平均 179.4 fps

フルHD画質でカジュアルを最高設定でプレイしたときの平均フレームレートは179.4でした。

フルHD画質でカジュアルを低設定でプレイしたときの平均フレームレートは216でした。

結果をまとめると・・・

激重RPGでも、フルHDまで落とせば50FPSくらいでプレイすることは可能でした。

そして、APEXであれば最高設定でも180FPSぐらいに張り付いたヌルヌル環境でプレイが可能という結果でした。

税込み価格176,800円と20万円以下の価格で見た目もそこそこ良さげなので、コスパはかなり高いと思います!

これだけでスグにゲームが出来ます

慣れれば10分くらいでセットアップできちゃいますよ!

PG-DQ12Tの使い心地

実際にPG-DQ12Tでゲームをプレイしてみた使い心地ですが・・・

感想はただ一言。

非常に快適です

それ以上でもそれ以下でもなく、

ただただ快適w」。

私はFPSをプレイするときは、高いフレームレートが出せるような低設定でプレイしています。

なので、今回のPCでもフルHDで低設定にしてプレイしてます。

フレームレートは常時200越えで、超絶ヌルヌル

プレイしていて全くストレスが無いので、マジで最強ですw

4Kやレイトレーシングといった高スペックが求められるようなゲームには不向きですが、現行の主要なゲームは快適に遊べそうです!

ゲーミングPC「PG-DQ12T」レビューまとめ

STORMのおすすめゲーミングPC「PG-DQ12T」を紹介しました!

STORMは、

  • BTOメーカーにありがちな専用ケースを使っておらず、ゲーミング感あふれる見た目が良さげ
  • 他のBTOメーカーと比較してもコスパが良さげ

ただし・・・

  • 知名度が低い

そんなBTOメーカーです。

今回実機をお借りしてレビューさせていただきましたが、配線処理も非常にキレイで美しかったです。

さすが茨城の自社工場で組み立ててるだけありますね。

STORMには今回紹介したPC以外にも良さげなPCがありますので、一度公式サイトをのぞいてみてください!

ただし公式サイトを見てもらえればわかると思いますが、売り切れのPCが多いです

大手BTOメーカーと比較すると、STORMは部品のキャパがそこまで多くないのかもしれません。

なので気になったPCがあれば即決しないと、

この前はあったのに売り切れてる

ってことがちょくちょくあるので要注意ですw

コスパ最強BTOメーカーSTORMの公式サイト、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!

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見ため最高!デザイン性の高いBTO

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