この記事では「STORM(ストーム)のゲーミングPC PG-PDR412」をレビューします!
ゲーミングPCが欲しいなと思って調べるときって、ドスパラやFRONTIER、マウスコンピュータといった大手BTOメーカーで探しがちですよね。
でも今ってそこまで有名じゃないマイナーなBTOメーカーでも、しっかりしたゲーミングPCを発売してるんです!
そこでこの記事ではSTORMのゲーミングPC、PG-PDR412を紹介します。
ただ単にゲームをして使い心地をレビューするだけでなく、
- ベンチマーク
- 3DMark
- 実際にゲームをプレイしたときの平均フレームレート
を検証ツールで測定し、客観的データを集めました!
そのうえで「どのくらい快適にゲームが遊べるのか?」がきちんと把握できるよう記事にまとめています。
「いい感じのゲーミングPCを探してるんだけど・・・」という方は、ぜひとも参考にしてみてください!
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- コスパの良いゲーミングPCを探してる人
PG-PDR412の仕様とスペック
まずはPG-PDR412の仕様とスペックを紹介します!
PG-PDR412の仕様とスペック
ケース | 左側面強化ガラスウィンドウ,前面メッシュパネル,120mmFANx3 |
ケースカラー | ブラック/ホワイト |
ケースサイズ | 高さ460mm 奥行450mm 幅200mm |
OS | Windows11 Home 64bit |
CPU | Intel Core i7-12700(12コア/20スレッド 2.1GHz PBP65W) |
CPUクーラー | 120mmFAN搭載サイドフロー型空冷式クーラー |
CPUサーマルグリス | Arctic Silver 5 |
マザーボード | B660 Micro-ATX DDR4 (有線LAN、メモリ4枚まで) |
メモリ | crucial 16GB(8GBx2) DDR4-3200(※カスタマイズで最大64GBまで増設可) |
グラフィックボード | RTX 3080 10GB |
SSD | NVMeSSD 1TB(※カスタマイズで2TBまで増設可) |
HDD | なし(※カスタマイズで4TBまで増設可) |
ドライブ | なし |
電源 | 850W 80PLUS GOLD電源 |
LAN | 有線 |
価格 | 262,000円(税込) |
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PG-PDR412のケースデザイン
次に外観をチェックしていきます!
通気性重視のミドルタワー型PCケース
PG-PDR412で使用しているケースは、MetallicGearのNE520A。
ミドルタワー型のPCケースです。
ケースサイズは、高さ460mm 奥行450mm 幅200mmです。
全体はこんな感じ。
ケースのサイドパネルは強化ガラスで、中が透けてオシャレなデザインです。
全面パネルはメッシュ構造になっているので吸気に優れ、通気性はバッチリです。
トップはこんな感じで熱排出の通気口が大きく取られていますよ。
ケースにはDRGB SKIRON ファンが前に2機、後ろに1機搭載されています。
大手BTOメーカー(スパラのガレリアやマウスコンピューターのG-Tuneなど)だと、コスパを意識した大量生産の専用ケースを使用するのが一般的。
しかしSTORMはデバイスメーカーのケースを採用しているので、デザイン性がいいですね!
インターフェイスについて
前面のインターフェイスは、つぎのような配置になっています。
USB Type-C端子はありませんが、USB Type-A端子が2個搭載されているので「最低限の接続は可能」です。
前面のインターフェース(フロントパネル) |
---|
①電源ボタン ②LEDの色を変更 ③LED点灯パターンを変更 ④USB3.0 TypeA ⑤USB3.0 TypeA ⑥マイク入力(3.5 mm) ⑦ヘッドホン出力(3.5 mm) |
背面のインターフェイスは、つぎのような配置になっています。
高速接続が可能な「USB 3.2 Gen 1 Type A」は1個しか使えません。ゲーミング仕様のマウスとキーボードは無線で使いたいので、最低2個は搭載しておいて欲しいですね。
背面のインターフェース(リアパネル) |
---|
①VGA端子 ②PS/2端子(キーボード) ③PS/2端子(マウス) ④USB 2.0 Type A(4個) ⑤USB 3.2 Gen 2 Type-C ⑥USB 3.2 Gen 1 Type A ⑦LANポート(1G LAN) ⑧オーディオ端子(マイク入力) ⑨オーディオ端子(ライン出力) ⑩オーディオ端子(ライン入力) ⑪HDMI 2.1 ⑫Display Port 1.4 ⑬Display Port 1.4 ⑭Display Port 1.4 |
PG-PDR412の特徴
外観チェックが終わったところで、PG-PDR412の特徴を解説していきます。
同一スペック帯のゲーミングPCの中では異常にコスパが高い
まずお伝えしたいことは、PG-PDR412は異常にコスパが高いゲーミングPCであるということ!
グラフィックボードは、ハイエンドのゲームも高フレームレートで遊べちゃうGeforce RTX3080を搭載。
CPUは第12世代のCore i7-12700搭載。
この組み合わせで
税込み価格262,000円なんです!
完璧に同一スペックでの比較は出来ませんが、BTOメーカーで探すと28万円は軽く超えるくらいの相場感。
なので同スペック帯ではコスパが良いゲーミングPCです。
パーツの拡張性が無い
コスパ抜群のPG-PDR412なのですが、弱点もあります。
それはマザーボードのサイズ。
PG-PDR412はコスパは良いんですが、マザーボードのサイズがmicro-ATXなんです。
マザーボードは基板サイズが規格で
- 305×244mmのATX
- 244×244mmのmicroATX
- 170×170mmのMini-ITX
と決まっています。
PG-PDR412にはmicroATXのマザーボードが採用されています。
この時点で、ゲーミングPCに詳しい方ならピンときたかもしれません。
そうです、拡張性がないんです。
「PCに内蔵させるタイプのキャプチャーボードを使いたい!」って思っても、ほぼ不可能。
どうしてもそういうものを使いたい場合は、マザーボードを買い替えるしかないのです。
しかしその分コスパは◎。
拡張性は捨て、その分をコスパに振り切ったのがSTROMのゲーミングPC「PG-PDR412」なのです。
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PG-PDR412のゲーム性能をチェック
次に、ベンチマークを測定していきます!
まずは「3D Mark」を使った測定。
自作PC界隈で定番となっているベンチマークソフト3D Markを使って、グラフィックスの処理能力の高さを測定します。
グラボごとに3D Markのベンチマーク結果は、ネットでも見つかります。
しかしCPUとGPUの組み合わせによってベンチマークの値は変動します。
なので実際に実機で測定することが重要だと思ってます。
測定は、次の3つのモードで行います。
- DirectX11環境のベンチマークテストであるFIRE STRIKE
- DirectX12環境のベンチマークテストであるTIME SPY
- レイトレーシングの性能を測るベンチマークテストであるPort Royal
影や反射、環境光などをリアルに描写することができる機能です。
とてもリアルで美しいグラフィックスでゲームをすることができますが、非常に計算量が多くGPUにとってはめちゃくちゃ負荷の高い処理です。
前置きが長くなりましたが、それぞれ測定したベンチマークを見ていきましょう!
3DMark(FIRE STRIKE)のスコア
フルHD向けのFIRE STRIKEスコアは33996でした。
フルHD画質のゲームであれば、平均200FPS以上でプレイ可能ですね!
3DMark(TIMESPY)のスコア
DirectX 12レベルのグラフィックス機能を用いたTIMESPYのスコアは17377でした。
ゲームによって変わりますが、4K画質でのゲーミングも設定次第では快適にプレイ可能なレベルです。
3DMark(PORTROYAL)のスコア
レイトレーシングの性能を測るPORTROYALのスコアは11556でした。
スコアの分布としては上位43%に位置しており、なかなかハイスペックなゲーミングPCです。
NVIDIA DLSS機能を併用すれば4K画質でのレイトレーシングも楽しめるので、値段に見合うゲーミングPCって感じです!
実際にゲームで遊んでみた結果
ベンチマークやフレームレートを測定してかなり強めのスペックであることはわかりましたが、やはりゲームをプレイしてみないと使い心地はわからない!
ということで、実機での平均フレームレートを測定してみました。
APEXの平均フレームレートを測定
それでは実機での平均フレームレートを測定していきます。
検証するゲームは「APEX」です。
APEXは直近の代表的なFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)。
APEXが快適に遊べる=ほぼほぼどのFPSでも快適に遊べるということになります。
ではサクッと測定結果を発表します!
PG-PDR412でAPEXのベンチマークを回してみた結果
フルHD画質でカジュアルを最高設定でプレイしたときの平均フレームレートは221でした。
フルHD画質でカジュアルを低設定でプレイしたときの平均フレームレートは239でした。
結果をまとめると・・・
グラフィックの設定でほぼほぼ最高を選定しても、平均220FPS以上でAPEXをプレイできました。
かなり強めなスペックですね!
PG-PDR412の使い心地
実際にPG-PDR412でゲームをプレイしてみた使い心地ですが・・・
感想はただ一言。
それ以上でも以下でもなく、ただただ快適です!
私はFPSをプレイするときは、高いフレームレートが出せるような低設定でプレイしています。
なので、今回のPCでもフルHDで低設定にしてプレイしました。
プレイしてみた結果、フレームレートは常時200越えで超絶ヌルヌルw
プレイしていて全くストレスが無い、本当に最強のゲーミングPCでした!
ゲーミングPC「PG-PDR412」レビューまとめ
STORMのおすすめゲーミングPC「PG-PDR412」を紹介しました!
STORMのいいところとイマイチなところをまとめると・・・
STORMのいいところ | STORMのイマイチなところ |
---|---|
BTOメーカーにありがちな専用ケースを使っていないので、ゲーミング感あふれる見た目 他のBTOメーカーと比較してもコスパがいい | 知名度が低い |
こんなBTOメーカーでした。
今回実機をお借りしてレビューさせていただいたのですが、配線処理も非常にキレイで美しかったです。
さすが茨城の自社工場で組み立ててるだけありますね。
STORMには今回紹介したPG-PDR412以外にも良さそうなPCがありますので、一度公式サイトをのぞいてみてください!
ただし公式サイトを見てもらえればわかると思いますが・・・売り切れのPCが多いです。
大手BTOメーカーと比較すると、STORMは部品のキャパがそこまで多くないのかもしれません。
なので気になったPCがあったら即決しないと・・・
この前はあったのに売り切れてるぅ
ってことになるハメに。
そこだけ注意ですw
コスパ最強BTOメーカーSTORMの公式サイト、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!
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