この記事では最新ゲーミングノートPCを使い「ゲーミングノートPCのメリットとデメリット」を解説します。
ゲーム周辺機器に対して廃課金プレイヤーのわたし。
ずっと「PCでゲームをプレイするならデスクトップPC一択でしょ?」と思っていました。
YouTubeの動画やネットの記事を見ても、
- 絶対に買うな!
- コスパが悪い!
- おすすめしない!
と、まるで「ゲーミングノートPCに親でも殺されたんか?」ってぐらいの勢いですw
わたしのYouTubeチャンネルでも「ゲーミングPC買うならどっち?」というアンケートを取ってみました。
3,000人以上の方にご回答いただいたところ、デスクトップPCが90%・ノートPCが10%と圧倒的な結果に。
しかし本当にゲーミングノートPCは使えないのか?
そこでこの記事では、生まれてから今までゲーミングノートPCを使ったことがないゲーム周辺機器マニアのわたしが、最新のゲーミングノートPCを使ってみて感じたメリット・デメリットを詳しくまとめました。
人生初ゲーミングノートPCですw
ちなみに、正直な感想を3行でサクッとまとめると
- 全てのゲーマーにおすすめできるわけではない
- しかし、ある一部の方には重宝される
- そして…普通にゲームが出来て草!!
になります。
ゲーミングノートPCについて嘘偽りのないガチな感想が知りたい方は、ぜひとも参考にしてみてください!
\動画でも紹介しています/
- ゲーミングノートPCが気になっている人
- ゲーミングノートPCのメリット・デメリットを知りたい人
検証に使ったゲーミングPCはこれ
ゲーミングPCのデメリットを深堀り解説!
ネットの記事を見ると「ゲーミングPCはやめとけ」と書かれているものが多いです。
でも、
「そもそもゲーミングノートPC持ってんの?」
「ただネットの情報を集めて記事書いてんじゃない?」
と感じるものが多い!
しかし、実際に最新ゲーミングノートPCを使ってみた私は断言します。
最近のノートPCは、意外とデメリットが改善されてるのもある!!
そこでゲーミングノートPCに親を殺された人たちがしきりに唱えている呪文「絶対にゲーミングノートPCはやめとけ!」を深堀りします。
買ってはいけない理由として実際に挙げられている主な項目はこちら↓です。
これらを実際に最新のゲーミングノートPCを使いながら検証していきます!
今回検証に使うゲーミングノートPCはHPの「OMEN 16 (AMD) アドバンスモデルS1」です。
メーカー | HP |
---|---|
型式 | 16-c0163AX |
価格.comでの最安価格 | 17万5千円 |
CPU | 第4世代 AMD Ryzen 7 5800H |
GPU | Radeon RX 6600M |
性能としては、GeForce RTX 3050 TiとRTX3060の中間ぐらいです。
1080pの解像度については、
RTX 3060の方がRX 6600Mを平均7%程度上回る性能を発揮しています。
性能としてはRTX3060より低いと言えども、軽いゲームだとRTX 3060とほぼ同等レベルのプレイが可能!
ノートPCなのに、安い価格帯のデスクトップゲーミングPCを駆逐する性能レベルです。
このOMEN16を使って、買ってはいけない理由を深堀りしていきます!
買ってはいけない理由その1:カスタマイズできない
ゲーミングノートPCはカスタマイズできないから買ってはいけない
という記事をよく見かけます。
こういった記事を書いている人に聞きたい!
あなた、最新のゲーミングノートPC持ってます?
だって見てください!
新品のノートPCの裏蓋を外しちゃってますw
そう、OMEN16はノートPCなのにカスタマイズが可能なんです!
今回レビューしているOMEN16は購入したら512GBのSSDは標準搭載していますが、M.2 SSDの空きポートがあるのでSSDの増設が可能。
メモリは8GBが2枚、デュアルチャネルの構成で搭載されています。
これを16GBのメモリ2枚に換装して、合計32GBのデュアルチャネルとして使用することも可能。
こんな感じで、簡単なカスタマイズならできちゃうんです!
ただし裏蓋を外してカスタマイズするとメーカーの保障対象外となりますので、あらかじめご了承願います!
あくまで自己責任でカスタマイズしてください。
買ってはいけない理由その2:バッテリー時間が短い
ゲーミングノートPCはバッテリー時間が短いから買ってはいけない
という記事もよく見ます。
これについても、記事を書いた人に聞いてみたい。
本当にゲーミングノートPC使ったことあります?
実際に最新のゲーミングノートPCを使ったわたしがバシッと答えましょう。
バッテリー時間が短いんじゃない。
「バッテリーに繋がないとほぼ使い物にならない」んです!
今回レビューしているOMEN16は、144FPSまで対応しているゲーミングノートPCです。
なので、APEXを144FPS付近でプレイできるように細かい設定を行いました。
電源に繋いだ状態であれば、本当に144FPS付近でゴリゴリゲームができます。
しかし電源ケーブルを引っこ抜いて内蔵バッテリーで駆動させると、フレームレートが一気に低下するんです。
実測値だと、144FPSが60FPS以下まで低下しました。
この結果から言えることは、常に電源に接続した状態じゃないと100%の性能が発揮できないってこと。
ゲーミングノートPCはそもそもバッテリー駆動でゲームをプレイしてはいけません!
バッテリーが短いとかじゃなくて、電源接続はマストってことですね。
買ってはいけない理由その3:コスパが悪い
ゲーミングノートPCはコスパが悪い
ってよく聞きますが、これはある意味間違っています。
ノートPCに搭載している部品はデスクトップ用とは根本的に異なることは、広く知られています。
そして、同じパーツでも品質は落ちます。
具体的な例を挙げると、
デスクトップPC向けのグラボであるNvidia Geforce RTX 3070Tiと、
ノートPC向けのグラボであるNvidia Geforce RTX 3070 Ti Mobile。
それぞれのベンチマーク性能を比較すると、
このようになります。
同じRTX3070Tiなのに、ノートPC用のパーツはデスクトップ用のパーツよりも4,600ぐらいスコアが低いです。
同じパーツでも、ノートPCの方が性能が低いのは事実です。
しかし、実際に販売されているゲーミングデスクトップPCとゲーミングノートPCを比較すると、意外とゲーミングノートPCの方がコスパが良かったりするんです!
OMEN16と某BTOショップのデスクトップPCを比較してみます。
OMEN16は、実売価格が17.5万円。
BTOショップのデスクトップPCは144FPSが表示できるモニター分、安いモデルをざっくり選定しました。
実売価格は約15万円になっています。
で、本題はここからです。
CPUのベンチマークを比較すると、
- OMEN16が21,189
- BTOのデスクトップPCが14,536
ゲーミングノートPCの方が優秀な値になっています!
つぎはGPU。
こちらも実際に搭載されているパーツをベンチマークの数値で性能比較しましたが、ゲーミングノートPCの方が優秀です!
BTOで値段が安めでコスパが良さげなゲーミングデスクトップPCを買ったぞー!って場合でも、コスパが悪いとされるゲーミングノートPC以下の性能しかないんです。
一体いつから、ゲーミングノートPCはコスパが悪いと俺たちは錯覚していた??
何事も実際に確かめてみないとわかりませんね。
買ってはいけない理由その4:ディスプレイが小さい
ゲーミングノートPCはディスプレイが小さい
16インチの画面でゲームをプレイすると不利になる
と言われていますが、こういった記事は・・・ゴミですねw
実際にゲーミングノートPCを使ってゲームをプレイしたことがない方が記事を書いているとしか思えません。
わたしは普段、ゲームに最適なBenQのXL2546Kを使ってゲームをプレイしています。
でも今回の16.1インチの画面サイズでゲームをプレイしても、
「うわー、めっちゃくちゃゲームしにくい」
「こりゃあ・・・ダメだ」
とはなりませんでした。
そりゃ16.1インチよりも25.4インチのサイズ感の方が、ゲームがしやすいのは当たり前です。
しかし、画面が小さいから絶対にゲーミングノートPCは買ってはいけないっていう理由付けがイマイチよく分かりませんw
買ってはいけない理由その5:通常のノートPCと比べて重い
ゲーミングノートPCは重すぎる
確かにゲーミングノートPCは通常のノートPCと比べると重いのは事実です。
ただ15インチのノートPCは2kgぐらいあるし、OMEN16の重さは約2.3kgなので、まぁ軽くはないけどめちゃくちゃ重いって感じではありません。
ゲーミングノートPCが重いのって、ノートPC本体がめちゃくちゃ重いんじゃなくてACアダプターがデカいんです。
一般のノートPCなら、65WぐらいのACアダプターでOKです。
しかし、ゲーミングノートPCのワット数は200W超え。
だからACアダプターもその分デカくなってしまうのです。
一般的なデスクトップPCの電源が500W以上ということを考えると、ゲーミングなのに200Wで収まっていること自体は凄いんですが、ノートPCとして考えるとやはり重い
と感じるのは分かります。
ゲーミングノートPCの購入を検討している方は、しっかりとノートPC本体の重さとACアダプターのサイズ感も分かった上で検討してみてください。
ACアダプターは鈍器ですw
買ってはいけない理由その6:発熱しやすい
ゲーミングノートPCは発熱しやすいから買ってはいけない
という記事、よく見ます。
これは実際に使ってみて分かりました。
ゲーミングノートPCはめっちゃ発熱しますw
FF15のベンチマークソフトを起動させているときに、最高でCPUが90℃超えまで発熱しました。
そして、APEXをゴリゴリ遊んでいたときはもっと凄い。
「あれ?雨降ってきた?」って錯覚するレベルでファンが動いています。
普通にうるさいですw
発熱はガチですw
実際にOMEN16でAPEXをプレイしてみた
世の中で言われている「ゲーミングノートPCは〇〇だから買ってはいけない」という理由と一緒に、OMEN16を実際に使ってみた使用感をレビューしてきました。
とはいえ、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません。
なのでOMEN16のゲーミングノートPCを使って、ガッツリAPEXをプレイしてみました!
まず生まれて初めてゲーミングノートPCを使ってみた感想は、
「ノートPCでゲームできるんだw」
PS5よりも薄い筐体の機械なのに、出力できる最大フレームレートはPS5の最大120FPSを上回る144FPS。
しかも、実際に長時間プレイしてみても144FPS付近のフレームレートが安定して出ています!
ちなみに、
- 外部モニターに接続してOBSを起動しながらAPEXをプレイ
- APEXのプレイ映像を録画
ってこともやってみましたが・・・
これはさすがにゲーミングノートPCだと難しかったです。
録画しながらプレイしても特にカクツキなどがなく楽しくプレイできるんですが、収録した映像はカクカクしちゃっているので厳しいです。
なのでゲーム配信などがしたい方は、ゲーミングノートPCではなくデスクトップPC一択なのは間違いないかと。
とはいえ、ゲームをプレイすること自体はゲーミングノートPCでも問題なくできるので、かなりビビりました!
キーボードの打鍵感はメカニカル仕様じゃないので違和感がありますが、使えなくはないです。
OMEN16があれば、電源とネットワーク環境がある場所なら日本中どこにでも持ち運びが可能だし、電源を付ければ難しいセッティング不要ですぐにゲームが始められちゃいますね!
まとめ:ゲーミングノートPCの利便性に価値を見出した方にはおすすめ!
ということで、今までゲーミングノートPCを使ったことがないゲーム周辺機器マニアのわたしが実際にOMEN16を使ってみた使用感をもとに買ってはいけない理由を検証しました。
実際に使ってみて分かったのは「ネット記事の情報って嘘すぎるだろw」。
しっかり自分で試してみないと本当の使用感は分からないなと、あらためて感じました。
最後にOMEN16を実際に使ってみて感じた、ゲーミングノートPCのメリットとデメリットをまとめます。
ゲーミングノートPCのメリット
日本中どこでも気軽に持ち運べる
すべてのゲーマーの方に、ゲーミングノートPCをメイン機としておすすめします!とは言えません。
でも、
- ゲーミングPCを持ち運びたい
- デスクトップPCを設置するスペースがない
という方にはおすすめです!
具体的には動画編集などの作業もバリバリこなせるので、例えば出張が多いサラリーマンの方で「出張先でもゲームや動画編集がしたい」という環境だとめちゃくちゃ重宝しますよ。
普通にゲームができる
ゲーミングノートPCなのであたりまえですが、普通にゲームができます。
実際に使うまでは、全く期待をしていませんでした。
だってノートPCですよ?
でも問題なくゲームができます!
こんな薄っぺらいPCでPS5を超えるフレームレートでゲームができるなんて、思いもしませんでした。
ゲーミングノートPCのデメリット
デスクトップPCは超えられない
「ほとんど外出しません」
「デスクトップPCを設置するスペースは余裕であります」
という人には、ゲーミングノートPCは全くおすすめできません。
なぜなら、ゲーミングノートPCはデスクトップPCを超えられないから。
拡張性があるといっても、マザボやCPUの交換はできないし、デスクトップPCよりも非常に高い発熱があります。
また、長期使用していないので耐久性は未確認です。
なので「ゲーミングノートPCの利便性に価値を見出した方にのみおすすめします!」って感じです。
とりあえずOMEN16を使って7時間ぐらいぶっ通しでAPEXをプレイしたんですが、フリーズするとか何か不都合が発生することは一切ありませんでした。
冷却ファンの爆音にはビビりましたが、普通にゲームができることが分かりました!
ゲーミングノートPCならではの
- 持ち運びが簡単
- 省スペースで使える
といった機能に価値を見出せる人は、ぜひともOMEN16をチェックしてみてくださいね!
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