この記事では「ゲーミングWi-Fiルーターとは?」について解説します。
- ゲーミングWi-Fiルーターって普通のと何が違うの?
- 有線接続ならルーターなんてどれでもいいんじゃない?
なんて思ってませんか?
実際、無線接続よりも優先接続の方が快適にゲームをプレイできます。
でもどのWi-Fiルーターを使うのかによってもゲームプレイがめちゃくちゃ左右されるんです!
そこでWi-Fiルーターを10台以上集めてきたゲーム周辺機器マニアであるわたしが、ゲーミングWi-Fiルーターと一般のWi-Fiルーターを比較してみて「一体なにが違うのか?」を徹底解説しました。
今回は、ASUSの最新のゲーミングWi-Fiルーターと一般的なWi-Fiルーターを使って解説レビューしています。
オンラインでゲームをプレイするすべてのゲーマーの方は、ぜひとも参考にしてみてください!
\動画でも紹介しています/
- 有線接続だけではダメな理由
- ゲーミングWi-Fi-ルーターの優れた機能
- 実際にゲームをプレイしてみた時の感想
使ったWi-Fi-ルーター
有線接続ならどんなWi-Fiルーターでもいいわけではない
ゲーミングWi-Fi-ルーターとは?の前に、まずは「有線接続だったらどんなWi-Fiルーターでもいいわけではない」という説明をさせてください。
以前わたしのYouTubeチャンネルで【ゲーマーにおすすめのネット回線は?】というアンケートを取りました。
結果はNURO光が圧倒的な人気でした。
じゃあNURO光で有線接続にしておけばWi-Fiルーターなんてどれ使っても大丈夫でしょ?と考えがちなのですが・・・
ネット回線をNURO光に変更して有線接続しても、性能の低いWi-Fiルーターを使っているとルーターがボトルネックとなり、ラグが発生しちゃうことがあるんです。
突然ですが「100m走」をイメージしてください
ダッシュしている人を無線接続とした場合、有線接続は自転車でサクサク走っていきます。
「有線接続は無線接続よりも全然速くて安定している!」
これはみなさん、いま身体中で感じているはずです。
しかし・・・
こんな感じで自転車に乗っている人が、よぼよぼのおじいちゃんとゴリゴリの若者だったらどうでしょう?
お年を召したおじいちゃんとゴリゴリ現役世代の若者がガチでチャリンコ勝負をすれば、若者の圧勝なのは当たり前です。



別におじいちゃんをディスってるわけでも若者に媚びているわけでもありませんw
ルーターの世界も一緒です。
ルーターが古かったり性能が良くない場合、我らが最強の有線接続をもってしても満足のいくネット環境は絶対に構築できません。
これが事実なんです!
たとえ有線接続だとしても、ルーターの性能によってゲームの快適さが変わるのです。
ゲーミングWi-Fiルーターとは?
とりあえずゲーミングWI-Fiルーターって、



一体何がゲーミングなの?
そんなあなたにお伝えしたい。
ゲーミングWi-Fiルーターは一般のWi-Fiルーターよりもゴリゴリに性能が高いんです!
- ゲーミングストロー
- ゲーミングマスク
- ゲーミングシューズ
などなど、「とりあえず売れるから『ゲーミング』って名前付けてるだけじゃねw」って思うことはありませんか?



ゲーミング〇〇って商品多すぎw
わたしも実際にゲーミングWi-Fiルーターを使う前は、
「どうせピカピカ光ってるだけでしょ?」
「またゲーミング商法が・・・」
ってめちゃくちゃ甘く見てました。
しかし実際にゲーミングWi-Fiルーターを使ってみると、一般のWi-Fiルーターがしょぼく見えちゃうぐらいに快適なんです。
なぜならゲーミングWi-Fiルーターには一般のWi-Fiルーターにはない機能がついているから!
そんなゲーミングWi-Fiルーターの「ここがスゴい」という機能はつぎの3つです。
それぞれの機能をサクサクっと説明していきます!
1.高いスループット
ゲーミングWi-Fiルーターのスゴい特徴1つめは「高いスループット性能」です。
ゲーマーにとっては通信速度よりも通信の安定性が一番大切です。
一般的なWi-Fiルーターは、
「5GHz帯で最高4804Mbpsの速度が出ます!」
「めちゃくちゃ速い速度が出るぞ!」
ってドヤ顔してきます。
しかし、私たちゲーマーにとってWi-Fiの速度なんてどうだっていいんです!
一番はプレイしているゲームがラグくならずに快適にプレイできるかどうか?
たったそれだけですよね。
正直、通信速度なんて上位のルーターであればほとんど一緒なので気にしなくてOK。
気にすべき項目は「スループット」です。
スループットはいわば処理能力。
たとえば、一般ルーターの代表として価格.comの注目ランキングNo1なおかつ売れ筋ランキングNo1であるNEC Aterm WX5400HP。
このルーターは、
- 5GHz帯で4804Mbps
- 2.4GHz帯は574Mbps
- 有線LAN接続で1Gbps
と、一般的なルーターとしてはかなり高性能な雰囲気ですよね?
今回レビューしたASUSの最新のゲーミングWi-Fiルーターは、5GHz帯で4804Mbpsとほぼ同様の性能です。
数値だけを見て「一般的なWi-Fiルーターでもよくね?」って一瞬でも頭をよぎった方にお伝えしたいのは安定性。
ゲーマーに必要なのは速度じゃなくて安定性です。
NECの一般的なWi-Fiルーターは実効スループットが最大1853Mbps。
対するASUSのゲーミングWi-Fiルーターは実効スループットが最大6000Mbpsです。
ゲーミングWi-Fiルーターの方が圧倒的な通信処理能力があるのは一目瞭然ですよね!?
一般的なWi-Fiルーターの王者であるNEC Aterm WX5400HPの約3倍以上の通信処理能力を持っているのが、ゲーミングWi-Fiルーターなのです。
2.ゲーミングLANポート搭載
ゲーミングWi-Fiルーターのスゴい特徴2つめは「ゲーミングLANポート搭載」です。
有線接続する場合も、ゲーミングWi-Fiルーターは非常に優秀なんです!
ゲーミングWi-Fiルーターは、一般のルーターではほぼ搭載していない「ゲーミングLANポート」を搭載しています。
実際にゲーミングWi-Fiルーターのポートを確認すると、
こんな感じで「Gaming Port」と印字されています。
ちなみにゲーミングLANポートを使用するメリットはただひとつ。
「接続したデバイスが常時最優先の高速で安定した接続になるように配慮される」ということ!
PS5だろうがスイッチだろうがPCだろうが、ゲーミングLANポートに接続した機器を最優先で処理してくれるようにゴリゴリな忖度をしてくれます。
ゲーマーにゴリゴリに寄り添ってくれるのが、ゲーミングWi-Fiルーターなのです。
3.Adaptive QoS
ゲーミングWi-Fiルーターのスゴい特徴3つめは「Adaptive QoS」です。
光回線は基本的に「ベストエフォート型」で運用されています。
まずは、



ベストエフォート型ってなんだ?
って方のためにNTTのサイトを引用しながらベストエフォート型について解説します。
ベストエフォート型とは、回線速度の指標です。
ベストエフォート(best effort)とは、日本語でいうと「最大限の努力」といった意味になります。
引用:NTT
ベストエフォートをひとことで表現すると・・・


通信速度を最大限努力します!って感じ。
だから実際には、


「最大速度が1Gbpsだとしても混雑すれば、めっちゃ遅くなっちゃうよ!ゴメンw」
というのがベストエフォート型です。



いやいやいや、ふざけんなよ!
って思うかもですが、これが現実。
そしてルーターも基本的にはベストエフォート型です。
パッケージにデカデカと数値が書いていますが、すべて理論上の最大値。
だからやっぱり、
「通信が混雑すればめっちゃ遅くなっちゃうよゴメンw」って感じなんです。
そこで、ゲーミングWi-Fiルーターです!
ゲーミングWi-Fiルーターのスゴい機能「Adaptive QoS」は、
こんな感じで簡単な設定をしておくだけで、自動的に特定の通信を優先してくれるという地味に良さげな機能です。
簡単に言うと、ゲームを優先にする設定にしておけば「帯域制御」と「優先制御」を適切に行い、ネットワークが混雑してきても安定した通信を最大限維持してくれるという感じ。
Adaptive QoSがあるおかげで、ゲーマーにとって重要な安定した通信が実現できるのです。
これがゲーミングWi-Fiルーターの凄みです!
実際にゲームをプレイしてみた!
ゲーミングWi-Fiルーターと一般的なWi-Fiルーターの違いが分かってきましたよね?
とはいえ、実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません。
なのでASUSの最新ゲーミングWi-FiルーターGT-AX6000を使って、APEXをプレイしてみました!
まずは比較のために、家にあったゲーミング向けではないごく普通の一般的なルーターを使ってAPEXをプレイ。
Ping値はだいたい、ざっくり30ぐらいで推移していました。
ちなみに動画を収録したのは平日の21:00ぐらい。
つぎはゲーミングWi-FiルーターGT-AX6000のゲーミングポートにLANケーブルを接続して、Adaptive QoSをONにした状態でAPEXをプレイしてみると・・・
Ping値はだいたいざっくり25ぐらいで推移していました。
使用環境によって変化するので一概に言い切ることはできませんが、有線接続の一般的なWi-Fiルーターと有線接続のゲーミングWi-Fiルーターを比較すると、約20%ぐらいはPing値の改善ができそう!
やっぱり無線接続じゃなくてもゲーミングWi-Fiルーターは高いスループットなので、一般的なWi-Fiルーターよりも処理能力が高いです。
なおかつ、ゲーミングLANポートやAdaptive QoSといった「帯域制御」と「優先制御」を行うことによって、ネット環境を快適にしてくれます!
やはりゲームに特化して開発されているだけあって
- ラグを減らし
- Ping値を下げ
- 高速化する
ってことにバチバチフォーカスしてます!
なので最強のネット環境が手に入るASUSの最新ゲーミングWi-FiGT-AX6000を使ってAPEXをプレイすれば簡単にチャンピオンになれちゃうーー
・・・ということで、ゲーミングWi-Fiルーターは一般的なWi-Fiルーターよりも快適にゲームができることが体感できました!
まとめ:ゲーミングWi-Fiルーターはゲームに特化した機能がついている
ゲーミングWi-Fiルーターについて解説してきました。
ゲーミングWi-Fiルーターはただゲーミングという名前を付けているわけではなく、
ゲームをプレイするゲーマーのことを考えてゲームプレイが快適になるような配慮がしっかりとされたWi-Fiルーター
でした!
たとえば今回紹介したASUSのGT-AX6000だと、
- 高いスループット
- ゲーミングLANポート搭載
- Adaptive QoS
という感じで、一般的なWi-Fiルーターよりもかなりゲームに特化した機能を搭載しています。
なのでゴリゴリのゲーマーの方にはぜひチェックしてみてください!
ただしGT-AX6000、正直価格は安くはありません。



ゲーミングWi-Fiルーター欲しいけど高いしな
って悩んでいる方は、
こちらのRT-AX3000 V2がおすすめです!
RT-AX3000 V2は一般的なWi-Fiルーターながらも、ASUSのゲーミングに特化した技術を転用して作られています。
ゲーミングWi-FiルーターのGT-AX6000と比較すると若干見劣りしますが、Adaptive QoSを搭載しており非常にコスパが高いWi-Fiルーターです。
GT-AX6000までは出せないなって方は、↓のRT-AX3000 V2をチェックしてみてください。
「有線接続してるのにラグい」なんてお悩みの方は、ぜひぜひWi-Fiルーターを見直してみてくださいね!」
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